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「 四 逆 散 」 2 題 . 気 管 支 喘 息 と パ ニ ッ ク 障 害

そうだ京都に行こう 2017 永観堂[禅林寺]落葉の 小枝に結ぶ 水滴か「永観堂」










【 症 例 1 】 中 学 女 子 。 幼 児 期 か ら の ア ト ピ ー と 気 管 支 喘 息 。 ア ト ピ ー は ス テ ロ イ ド 軟 膏、 喘 息 も ス テ ロ イ ド 吸 入 で 安 定 し て い た 。 し か し 半 年 前、 シ ョ ッ キ ン グ な 出 来 事 に 会 い、 発 作 が 毎 晩 出 現 す る よ う に な っ た 。 多 剤 併 用 す る も 安 定 し な い た め 来 院 。 表 情 硬 く 言 葉 少 な い 。 脈 は 82 細 滑 。 舌 偏 紅、や や 胖 大、 薄 白 苔 (+) 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 あ り 。 腹 診 で 左 右 の 腹 直 筋 の 緊 張 が 目 立 つ 。 腹 力 は 充 実 。 食 欲 良 好 。 発 作 は 毎 晩 起 き る が、 日 中 も 運 動 で 誘 発 さ れ る 。 汗 は 少 な い 方 だ が、 手 掌 に は ベ ッ ト リ か く 。 緊 張 し や す い 。 肝 鬱 に よ り 痰 濁 が 産 生 さ れ、 そ れ が 肺 の 宣 散 粛 降 を 阻 害 し た 。 四 逆 散五 虎 湯 を 投 与 。 3 週 間 後 明 る い 笑 顔 で や っ て 来 た 。 あ れ か ら 発 作 は 起 き て い な い 。 経 口 薬 も 吸 入 薬 も 中 止 し た 。 ア ト ピ ー も 痒 み が な く な っ た の で、 ス テ ロ イ ド 軟 膏 も 中 止 し た 。 緊 張 感 も 大 分 楽 に な り 気 分 良 好 だ 。

喘 息 は 肺 の 宣 散 粛 降 の 失 調 に よ り 生 じ る 。 し か し 「 五 藏 六 府 は 皆、 人 を し て 咳 せ し め、 肺 独 り に 非 ず 」 と あ る よ う に、 い ろ い ろ な 原 因 で 肺 の 宣 散 粛 降 作 用 は 障 害 さ れ る( 腎 咳 ・ 肝 咳 etc ) 。 腎 の 納 気 作 用 や 肝 の 疏 泄 作 用 が 正 常 に 働 か な く な る と、 肺 の 宣 散 粛 降 が 失 調 し、 喘 息 が 発 症 す る よ う に な る 。 本 例 は 小 児 期 よ り 喘 息 が み ら れ る よ う に、 肺 の 宣 散 粛 降 が 失 調 し て い る 。 そ こ に シ ョ ッ キ ン グ な 出 来 事 が 起 き た た め、 肝( 木 )の 疏 泄 が 失 調 し、 肺( 金 )の 働 き が さ ら に 悪 化 し た た め、 喘 息 が 難 治 と な っ た( 木 剋 金 ) 。 そ こ で 四 逆 散疏 肝 解 鬱 し、 五 虎 湯 で 肺 の 宣 散 粛 降 を 助 け、 治 癒 が 得 ら れ た 。 ま た 「 肺 は 皮 毛 を 主 る 」 と 云 わ れ る よ う に、 肺 の 働 き が 改 善 し た た め、 ア ト ピ ー も 寛 解 で き た 。 長 年 の ス テ ロ イ ド 依 存 状 態 か ら 解 放 さ れ、 二 重 の 喜 び と な っ た

【 症 例 2 】 41 歳 女 性 。 1 年 ほ ど 前、 電 車 内 で 動 悸 が 出 現 し、 死 を 予 感 す る よ う な 恐 怖 に 襲 わ れ た 。 そ の 後 も 電 車 に 乗 る た び に、 同 様 の 恐 怖 感 に 見 舞 わ れ る よ う に な っ た 。 日 常 生 活で も 頻 繁 に 緊 張 感 や 不 安 感 が 現 れ る よ う に な っ た 。 心 療 内 科 で パ ニ ッ ク 障 害 と 診 断 さ れ、 抗 う つ 薬 や 安 定 剤 を 投 与 さ れ た が、 眠 気 の た め 服 薬 は 不 規 則 で あ っ た 。 脈 84 で 滑 偏 弦、 両 尺 弱 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 苔(+)、 や や 胖 大 で 歯 痕(+)。 腹 部 は 軟 で、 臍 上 悸 を 認 め る 。 食 欲 な く、 心 窩 部 が 張 る 感 じ 。 便 は 緊 張 す る と 下 痢 。 睡 眠 は 中 途 覚 醒 が 多 い 。 体 が 重 だ る い 。 イ ラ イ ラ し、 怒 り 易 い。 四 逆 散半 夏 厚 朴 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 食 欲 が で て き た 。 不 安 感 も 軽 減 し 熟 睡 で き る 。 初 診 5 週 間 後 不 安 感 は ほ と ん ど 消 失 。 薬 が な く て も 短 距 離 な ら 電 車 に 乗 れ る 。 毎 年 起 き る 花 粉 症 も 今 年 は 起 き な か っ た 再 発 な く、 安 定 し た 状 態 が 続 い て い る 。 

現 代 ス ト レ ス 社 会 で は 肝 気 が 鬱 結 し や す い 。 本 例 で は 肝 鬱 の た め 胃 の 働 き が 阻 滞 さ れ、 脾 胃 に 痰 飲 が 産 生 さ れ た 。 そ れ が 胸 膈 に 上 逆 し、 心 陽 を 壅 蔽 し た た め、 パ ニ ッ ク 障 害 が 発 症 し た 。 五 行 の 「 心 」 の 働 き は、 現 代 で い う こ こ ろ( 精 神 )の 働 き に 比 定 さ れ る 。 四 逆 散 は 肝 気 の 鬱 滞 を 疎 通 し、 脾 胃 の 働 き を 活 発 に し、 痰 飲 の 産 生 を 制 御 す る 。 半 夏 厚 朴 湯 は 心 ・ 胸 ・ 膈 に 存 在 す る 痰 濁 を 降 ろ し、 排 除 す る 。 気 を 通 暢 さ せ 正 気 の 昇 降 を ス ム ー ズ に す る 。 本 例 は 四 逆 散 と 半 夏 厚 朴 湯 の コ ラ ボ に よ り 著 効 が 得 ら れ た 。 症 例 1、 2 と も に、 肝 気 の 鬱 滞 に よ り 脾 胃 の 働 き が 阻 害 さ れ、 病 理 産 物 で あ る 痰 濁 が 産 生 さ れ た 。 症 例 1 で は 痰 濁 が 肺 の 宣 散 粛 降 を 阻 害 し 喘 息 が、 症 例 2 で は 心 の 働 き を 蒙 蔽 す る こ と で パ ニ ッ ク 障 害 が 発 症 し た 。 四 逆 散 の 腹 証 は 腹 直筋 の 緊 張 が 特 徴 的 だ が、 症 例 2 の よ う に み ら れ な い 場 合 も 以 外 に 多 い


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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