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「 う つ 」 に 有 効 な 「 葛 根 湯 」 & 「 八 味 地 黄 丸 」 類 似 性 と 違 い


星野リゾート 界 熱海 縁側に三毛猫が食事時にやって来るとは. clever cat!





星野リゾート 界 熱海 別館(洋館)2017/11/5旧・蓬莱旅館別館(洋館)から本館(和式)を望む






寺 澤 捷 年 氏 が 冨 山 医 科 薬 科 大 の 教 授 だ っ た 当 時、 学 生 へ の 講 義 で、 「 試 験 の た め の 徹 夜 明 け で、 頭 が さ え な いよ う な と き は 葛 根 湯 」 と 服 用 を 奨 め た と い う 。 今 回 は そ れ に 関 連 し た 話 で あ る 。 鼻 炎 の 息 子 の 母 が 来 院 。 鼻 炎 は 治 っ た の だ が、 麻 黄 湯 を 服 用 し て か ら 勉 強 意 欲 が 高 ま り、 学 校 の 成 績 が 上 が っ た 。 就 い て は 薬 を 続 け さ せ た い、 と 。 脳 の 働 き が 活 性 化 さ れ た の は、 葛 根 湯麻 黄 湯 に 含 ま れ る “ 麻 黄 ” に よ る 。 麻 黄 に は エ フ ェ ド リ ン や プ ソ イ ド( 偽 )エ フ ェ ド リ ン な ど の 化 学 物 質 が 含 ま れ る 。

エ フ ェ ド リ ン は 報 酬 系 で あ る 中 脳 の ド ー パ ミ ン 神 経( A10 神 経 )を 活 性 化 す る 。 約 束 さ れ た 報 酬 だ け で な く、 予 測 さ れ る よ う な 場 合 に も、 労 働 や 学 習 の 意 欲 は 高 ま る 。 純 愛 な ど と い う も の は 幻 だ 。 報 酬 系 が 複 雑 に 絡 み 合 う 。 ダ イ ヤ モ ン ド に 目 が く ら む 金 色 夜 叉 の 類 の 悲 劇 は 日 常 茶 飯 事 で す 。 閑 話 休 題 。 エ フ ェ ド リ ン に は 覚 醒 作 用 も あ る 。 小 児 の 夜 尿 症 に 麻 黄 湯 が 用 い ら れ る 所 以 だ 。 学 習 意 欲 を 高 め る 葛 根 湯 は、 “ う つ ” に も 効 果 を 発 揮 す る 。

高 原 明 氏 は 「 だ る く て、 な に を す る 意 欲 も な い 」 と い う 症 状 を、 葛 根 湯 の 客 証 と 捉 え、 精 神 疾 患 の う つ 症 状 に 用 い 著 効 を 得 て い る 。 意 欲 の で な い 無 気 力 感 は、 報 酬 系 A10 神 経 の 機 能 低 下 に 起 因 す る も の と 思 わ れ る 。 抗 精 神 病 薬 の 影 響 も 見 逃 せ な い 。 久 保 田 達 也 氏 は 「 高 齢 者 の 意 識 低 下 」 に 対 す る、 葛 根 湯 の 少 量 投 与 の 有 効 性 を 報 告 し て い る 。 エ フ ェ ド リ ン の 中 枢 興 奮 作 用 や 覚 醒 作 用 に よ る も の と 思 わ れ る が、 報 酬 系 の 活 性 化 も 想 定 さ れ る 。

葛 根 湯 の 抗 う つ 作 用 に は 麻 黄 だ け で な く、 葛 根 や 桂 枝 の 脳 血 流 促 進 作 用 も 関 与 し て い る も の と 考 え る 。 抗 う つ 作 用 と 言 え ば、 八 味 地 黄 丸 も 有 名 で あ る 。 尾 崎 哲 ら に よ る と、 八 味 地 黄 丸 の 抗 う つ 作 用 は、 意 欲 低 下 と 焦 燥 感 に 著 効 す る が、 不 安 感 や 食 欲 低 下 や 睡 眠 障 害 に は 無 効 と い う 。 そ の 後 の 報 告 を み て も、 「 無 気 力 」「 易 疲 労 」「 焦 燥 感 」 に 奏 功 す る の が、 八 味 地 黄 丸 の 特 徴 の よ う で あ る 。 こ の こ と か ら、 葛 根 湯 と 八 味 地 黄 丸 が タ ー ゲ ッ ト と す る 症 状 に は、 共 通 性 が 存 在 す る こ と が 分 か る 。

そ れ は 無 気 力( 意 欲 低 下 )で あ り、 報 酬 系 を 賦 活 す る こ と で 改 善 す る 。 易 疲 労 は 気 力 低 下 の 一 面 で あ る 。 そ れ で は 八 味 地 黄 丸 の 焦 燥 感 は ど の よ う に 考 え る の か 。 こ れ は 報 酬 系 と は 関 係 の な い、 熱 性 の 症 状 で あ る 。 八 味 地 黄 丸 証 は 陰 陽 と も に 虚 し た 「 寒 証 」 を 呈 す る 。 こ の 非 常 時 を 打 破 し よ う と 生 体 は、 虚 体 に 鞭 打 ち、 交 感 神 経 の 働 き を 活 発 に し、 エ ネ ル ギ ー 代 謝 を 高 め よ う と す る 。 陽 虚 で も 熱(火)は 生 じ 得 る 。 虚 熱 / 虚 火 は 陰 虚 の 専 売 特 許 に 非 ず 。

た だ、 陽 虚 の 場 合 は 気 が 不 足 し て い る た め、 四 肢( 末 梢 循 環 )を 犠 牲 に し、 大 循 環( 重 要 臓 器 )を 優 先 し、 少 な い エ ネ ル ギ ー を 集 中 配 分 す る 。 そ の 最 た る も の が 脳( 頭 部 )で あ る 。 そ れ 故、 手 足 は 冷 え て い る の だ が、 顔 は 紅 潮 す る 。 こ れ を 虚 陽 上 浮 と い う 。 焦 燥 感 は 虚 陽 上 浮 に よ る も の だ が、 実 態 は エ ネ ル ギ ー 代 謝 を 鼓 舞 す る 交 感 神 経 の 緊 張 に あ る 。 い ら だ ち 落 ち 着 き を 欠 く よ う に な る 。 虚 寒 状 態 が 解 決 さ れ れ ば、 末 梢 循 環 が 再 開 し、 虚 熱 は 自 ず と 消 滅 す る 。

報 酬 系 の 活 性 は 葛 根 湯 で は 麻 黄 だ が、 八 味 地 黄 丸 で は 地 黄 ・ 山 茱 萸 ・ 山 薬( 滋 陰 薬 )と 考 え ら れ る 。 虚 火 の 本 で あ る 虚 寒 を 治 す の が 附 子、 牡 丹 皮 と 沢 瀉 は 清 虚 火 に 働 く 。 冷 え れ ば 虚 寒 で あ れ、 交 感 神 経 を 緊 張 さ せ、 エ ン ジ ン を フ ル 回 転 さ せ、 生 体 の 恒 常 性 を 維 持 す る よ う 働 く 。


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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