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火 は 血 を 妄 迫 し (ToT)/~~~


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症 例 は 50 代 の 女 性 。 数 年 前 か ら 高 血 圧 を 指 摘 さ れ る も 放 置 。 2 ヶ 月 前 に、 ご 主 人 を 病 気 で 亡 く し て い る 。 そ の た め 不 安 感 が 出 現 し、う つ 的 と な っ た 。 1 ヶ 月 前 よ り 耳 閉 感 と 腰 か ら 下 肢 に か け て つ れ る 感 じ が 出 現 。 整 形 外 科 を 受 診 し、 鎮 痙 薬 と 安 定 剤 を 服 用 し て い る 。 床 に 入 る と 胸 が ド カ ド カ し て 眠 れ な い 。 の ぼ せ る 。 顔 貌 は 抑 う つ 状 。

漢 方 治 療 を 希 望 し 来 院 。 血 圧 190 / 110 。 脈 は 100、 細 滑 弦、 左 尺 無 力 。 舌 は 暗 紅、 薄 白 苔、 全 体 に 化 燥 。 陰 虚 陽 亢 と 考 え、 玄 参 5、 山 茱 萸 6、 芍 薬 6、 牡 丹 皮 6、 麦 門 冬 6、 百 合 6、 知 母 9、 黄 柏 4、 茯 苓 6、 遠 志 4、 蓮 肉 5、 酸 棗 仁 15 ( す べ て 保 険 適 応 ) を 投 与 す る 。

1 週 間 後、 う そ の よ う に 明 る い 顔 に な っ た 。 初 診 時 よ り 安 定 剤 は 中 止 し て い る が、 不 安 感 や う つ 状 態 が よ く な っ た 。 動 悸 も な く 眠 れ る 。 驚 い た こ と に 下 肢 の つ れ る 感 じ も な く な っ た 。 血 圧 は 160 / 90 。 脈 は 84、 沈 細 。 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 初 診 3 週 間 後、 耳 閉 感 が ま だ 少 し あ る が、 他 の 症 状 は 消 失 。 血 圧 132 / 90、 脈 も 80 と 改 善 。 前 方 の 玄 参、 蓮 肉 を 中 止 し、 乾 地 黄 7、 黄 耆 4 を 加 え る 。 体 調 は 元 通 り に な っ た 。

女 性 は 月 経 や 分 娩 ・授 乳 が あ る た め、 男 性 に 比 べ 陰 血( 体 の 構 成 物 質 )が 不 足 が ち と な る 。 加 齢 と と も に 陰 血 は さ ら に 不 足 す る よ う に な る 。 そ の た め、 閉 経 は 陰 血 の 損 耗 を 防 ぐ と い う 意 味 で は 合 目 的 で あ る 。 し か し 年 齢 と と も に 基 礎 代 謝 は 低 下 す る 。 女 性 は 閉 経 後 も 男 性 に 比 し、 陰 血 不 足 に 起 因 す る 疾 患 の ハ イ リ ス ク な の で あ る 。

体 の 構 成 成 分 が 不 足 す る( 痩 せ る )と、 代 償 機 転 が 働 き、 血 肉 の 素 を 吸 収 し、 そ の 素 材 を 用 い、 体 の 修 復 が 行 わ れ る 。 こ の た め 体 内 の 熱 産 生( 代 謝 )が 亢 進 す る 。 こ れ が 陰 虚 内 熱 の 本 態 で あ る 。 こ の 熱 産 生 が 異 常 に 亢 進 し た、 病 的 状 態 を 陰 虚 陽 亢 と 規 定 す る 。 熱( 火 )が 上 昇 し を 衝 く と 動 悸 が 出 現 し た り、 血 圧 が 上 昇 す る 。 ま た 心( 陰 )に 鎮 座 す る 「 神 」 が 不 寧 と な る と( 神 不 守 舎 )、 不 安 ・ い ら い ら ・ 焦 燥 感 や 不 眠 が 出 現 す る 。

火 を 鎮 火 す る た め に は 黄 柏 や 知 母 が 必 要 に な る( 標 治 )。 し か し 熱( 火 )の 産 生 は 陰 血 が 不 足 し た 結 果 で あ る た め、 滋 陰 養 血 を 主 と し、 清 熱 を 従 と す る( 滋 陰 清 熱 ) 。 こ れ を 本 治 と い う 。 “ 臭 い も の に は 蓋 ” 式 の 治 療 で は い け な い 。


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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