ア ト ピ ー が ツ ル ツ ル に (@^^)/~~~


一乗寺の圓光寺IMG_1992






東 京 や 京 都 の 漢 方 専 門 医 療 機 関 を 見 聞 し、 非 常 に 残 念 に 思 っ た こ と が あ る 。そ れ は ア ト ピ ー の 診 療 に つ い て で あ る 。 治 療 の 主 役 が ス テ ロ イ ド で、 漢 方 薬 は 脇 役 に す ぎ な い こ と が 多 か っ た こ と だ 。 増 悪 時 の 一 時 的 な 使 用 な ら 理 解 も で き る が、 漢 方 治 療 を 看 板 に 掲 げ な が ら、 治 療 の 主 体 が ス テ ロ イ ド と は 。 な か に は ス テ ロ イ ド を タ ッ プ リ 使 用 す る よ う 指 導 し て い た と こ ろ も あ っ た 。 ス テ ロ イ ド 離 脱 を 目 指 し て 訪 れ る 患 者 さ ん は 多 い の だ が、 そ れ で は 詐 欺 で は な い か 。 日 本 の 漢 方 医 療 の 暗 部 を 知 っ た 思 い が す る 。

30 代 の 男 性 。 生 後 直 ぐ よ り ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 で あ っ た が、 軽 い た め か 放 置 し て い た 。 し か し 会 社 に 入 社 し た こ ろ よ り 悪 化 し た た め 皮 膚 科 を 受 診 し ス テ ロ イ ド 軟 膏 の 使 用 を 開 始 。 当 初 は 改 善 が 認 め ら れ て い た が、 そ の 後 は 症 状 が 一 進 一 退 の た め、 半 年 前 か ら ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 中 止 し、 顔 に は 保 湿 剤 を 使 用 し て い た 。 受 診 時、 顔 や 首 は 赤 く ( 紅 皮 様 皮 膚 炎 化 )、 局 所 的 に ジ ク ジ ク 滲 出 が 認 め ら れ た 。 四 肢 や 体 は 暗 褐 色 調 で ガ サ ガ サ し、 散 在 性 に 発 疹 や 糜 爛 が 見 ら れ た 。 脈 は 80 で 滑 弦、 両 尺 弱 。 舌 は 暗 紅 で 白 苔 (+)。

食 欲 や 便 通 は 良 好 。 神 経 質 で 緊 張 し や す い 。 の ぼ せ や す く、 暑 い 所 で は 顔 か ら 滲 出 が 生 じ る 。 口 渇 や 口 粘 が 認 め ら れ、 冷 た い も の を 欲 す る 。 疲 れ や す く 寝 汗 が 出 る 。 湿 熱 型 の ア ト ピ ー で、 瘀 血 を 伴 い、 多 少 気 の 不 足 が み ら れ る 。 蒺 藜 子 7、 芍 薬 7、 牡 丹 皮 7、桃 仁 5、 白 朮 9、 薏 苡 仁 20、 枳 実 3、 夏 枯 草 7、 連 翹 9、黄 耆 9、生 甘 草 3 ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 4 週 間 後 、多 少 顔 の 赤 み が 和 ら ぎ 痒 み が 減 少 。 前 方 に 金 銀 花 9 を 加 味 。 4 週 間 後、 顔 の 赤 み ・ 滲 出 ・ 痒 み が 著 明 に 改 善 。 お 風 呂 に 入 っ て も、 の ぼ せ な く な っ た 。 さ ら に 釣 藤 鈎 9 を 追 加 。

そ の 後 も 加 減 方 で 順 調 に 改 善 し、 肌 が 白 く ツ ル ツ ル と な り 正 常 化 し た た め、 治 療 を 1 年 4 ヶ 月 で 中 止 し た 。 2 年 経 過 す る も 再 発 は な い 。 治 療 は 清 熱 化 痰 ・ 袪 風 熱 ・ 活 血 化 瘀 で あ る 。 特 記 す る べ き こ と は、 の ぼ せ た り 緊 張 し た り す る こ と が な く な り、 自 分 に 自 信 が も て る よ う に な っ た こ と だ 。 長 年 の 悩 み で あ っ た ア ト ピ ー か ら 解 放 さ れ た こ と に も よ ろ う が、 全 身 性 の 皮 膚 炎 を 原 因 と す る 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン の 精 神 状 態 へ の 関 与 も 考 え な く て は な ら な い 。 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン は 大 脳 辺 縁 系 ( 扁 桃 体 ) に 作 用 し 不 安 感抑 う つ 症 状 を 引 き 起 こ す か ら で あ る 。

「 病 は 気 か ら 」 と 言 わ れ る が、 こ の 気 の 流 通 を 促 進 す る 作 用 が 漢 方 薬 の 本 領 で あ る 。 漢 方 薬 は 身 体 と 心 の 両 面 ( 心 身 一 如 ) を ケ ア す る こ と が で き る 。 漢 方 薬 は 自 然 治 癒 に 近 い 治 療 効 果 を 現 す こ と が で き る 。 現 代 ま で 数 千 年 も の 間 脈 々 と 受 け 継 が れ て き た 所 以 で あ る 。 我 々 に は こ の 世 界 的 文 化 遺 産 を 発 展 ・ 継 承 し て い く べ き 責 任 が あ る 。


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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