膝 の 痛 み も 漢 方 で 楽 々




桜咲く新宿御苑岩手の家の庭のアツモリソウ(敦盛草)(二重撮り)







7 0 代 女 性 。 以 前 か ら 無 理 を す る と 膝 の 痛 み が 出 現 。 今 回 は か ぜ を 引 い て か ら 膝 の 痛 み が 再 燃 した 。 痛 み が 持 続 す る た め 整 形 外 科 を 受 診 す る も 悪 化 。 膝 が 重 だ る く 痛 む た め、 階 段 の 昇 降 が 困 難 。 肩 こ り ・ 腰 も 重 だ る い 。 両 膝 関 節 の 腫 脹 が 著 し く、 触 れ る と 多 少 の 熱 感 が 認 め ら れ る 。 夜 中 に 下 腿 に こ む ら 返 り が よ く 起 き る 。 下 腿 に む く み が 認 め ら れ、 足 が 冷 え る 。

食 欲 は あ る が、 以 前 か ら 胃 が も た れ や す い 。 体 の 疲 れ は 自 覚 し な い 。 起 床 ・ 睡 眠 良 好 。 尿 量 正 常 。 脈 は 72、 沈 細 滑、 両 尺 無 力 。 舌 は 暗 紅、 白 苔(+) 。 防 風 6、 芍 薬 9、 蒼朮 9、 防 已 9、 薏 苡 仁 15、 厚 朴 5、 陳 皮 5、 沢 瀉 9、 黄 柏 3、 牛 膝 7、 独 活 5、 羗 活 5、 乾 姜 3、 甘 草 2 を 投 与 。 3 日 分 服 用 し 疼 痛 が 完 全 に 消 失 し た 。 7 日 分 服 用 し 中 止 。 胃 の 調 子 も 良 く な っ た 。 再 発 な し 。

処 方 は 四 妙 丸 ( 黄 柏 ・ 薏 苡 仁 ・ 蒼 朮 ・ 牛 膝 ) 加 減 。 熱 化 が 軽 い た め 清 熱 薬 ( 黄 柏 ) は 3 g と 少 量 と し た 。 風 寒 湿 邪 ( か ぜ ) で 膝 痛 が 悪 化 し た た め、 防 風 も 加 え た 。 防 風 は 皮 腠 を 開 き、 病 邪 ( 湿 ) を 皮 表 か ら 発 散 さ せ、 防 已 は 病 的 な 水 を 尿 と し て 膀 胱 か ら 排 泄 す る た め、 防 風 - 防 已 の コ ン ビ は 鬱 滞 し た 三 焦 水 道 の 流 れ を 改 善 す る 。 発 散 - 排 泄 の コ ラ ボ は、 三 焦 水 道 の 流 通 を ス ム ー ズ に す る 。 水 道 の 流 通 が よ く な る と、 体 内 の 病 的 な 水 は 排 除 さ れ る 。

脾 胃 の 機 能 障 害 で は 湿 濁 ( 病 的 な 水 )が 生 じ や す い 。 湿 濁 が 三 焦 を 下 注 ( 下 降 ) し、 膝 関 節 に 下 溜 す る と、 邪 正 ( 病 邪 - 正 気 ) 闘 争 が 生 じ、 関 節 炎 が 引 き 起 こ さ れ る 。 胃 の 湿 濁 を 除 く た め、 平 胃 散 ( 蒼 朮 ・ 厚 朴 ・ 陳 皮 ) を 加 え、 筋 の こ む ら 返 り を 抑 え、 湿 濁 を 排 除 す る た め 芍 薬 を 加 え た 。 漢 方 薬 に よ る 疼 痛 の 治 療 の 多 く は 即 効 す る 。 胃 の 機 能 障 害 が 絡 む 場 合、 平 胃 散 を 加 え る と 効 果 が 高 ま る 。 “ 四 妙 丸 ” 合 “ 平 胃 散 ” 加 減 で 3 日 で 著 効 が 得 ら れ た 。

追 伸
三 焦 と は 少 陽 に 張 り 巡 ら さ れ た ダ ク ト ( 運 搬 路 ) で あ る 。 気 ・ 津 ( 水 ) が 流 通 し、 全 身 の 組 織 や 臓 器 に 運 搬 さ れ る 。 一 方 で 流 通 が 鬱 滞 し な い よ う、 外 ( 表 ) と も 交 通 し て い る 。 「 皮 腠 」 に は、 気 津 が 皮 膚 を 衛 る た め の 働 き だ け で な く、 三 焦 ( 流 通 路 ) が 鬱 滞 し な い よ う に す る た め の、 “ は け 口 ” ( outlet ) と し て の 重 要 な 働 き も 存 在 す る 。 outlet へ の 三 焦 の 通 路 が 病 邪 ( 痰 飲 ) で 塞 が れ た 場 合 は 、解 表 薬 で 水 抜 き ( 発 汗 )す る と 、三 焦 は ス ム ー ズ に 流 れ る 。

三 焦 は 水 だ け で な く、 “ 気 ” の 流 通 路 で も あ る た め、 三 焦 の 流 れ が 鬱 滞 す る と 水 害 だ け で な く、 “ 火 事 ” も お き る 。 ガ ス 抜 き も し な け れ ば、 体 内 が 「 火 の 海 」 と な り 爆 発 す る 。 キ レ る の で あ る 。 三 焦 の 流 れ は ス ト レ ス ( 交 感 神 経 緊 張 ) で 鬱 滞 す る た め 、鬱 滞 の 改 善 に は、 胆 の 疏 泄 作 用 ( 柴 胡 剤 ) も 重 要 と な る 。火 鬱 は こ れ を 発 す 。 辛 温 の 解 表 薬 も 少 量 で あ れ ば 可 で あ る 。

た だ し 風 寒 湿 邪 に 対 す る よ う な 強 力 な 辛 温 薬 は 禁 忌 で あ る 。 麻 黄 は 石 膏 と 併 用 す れ ば、 よ り 安 全 に 火 鬱 を 発 散 で き る 。 石 膏 の 性 は 涼 ( 寒 ) で 透 表 解 肌 の 作 用 を 有 す る ( 張 錫 純 ) 。 大 青 竜 湯 の 石 膏 は 清 熱 だ け で な く、 解 表 に も 用 い て い る 。


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テーマ:膝痛、腰痛、肩こりよ、さようなら! - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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