花 粉 症 の 漢 方 治 療

花 粉 症 と い え ば 小 青 竜 湯 と の オ ウ ム 返 し 。 小 青 竜 湯麻 黄 附 子 細 辛 湯山 本 巌 先 生 が 推 奨 し た の で あ る が、 あ く ま で も 頓 服 で あ る 。 初 期 の 水 鼻 や く し ゃ み に は 有 効 か も し れ な い が そ の 後 は、 後 の 祭 り と な る の で は あ る ま い か 。

「 宋 板 傷 寒 論 」 と 「 宋 以 前 傷 寒 論 」 は か な り 異 な る と い う 。 も っ と も 異 な る 点 は 、寒 邪 の 侵 襲 後 の 邪 の 変 化 で あ る 。 宋 代 以 降 に な る と 、寒 邪 が 体 内 で “ 熱 化 ” し や す く な っ た 。 こ れ は 病 邪 の 性 質 の 変 化 + 生 活 環 境 の 変 化 に 起 因 す る 。 衣 食 住 の 改 善 で 邪 正 闘 争 が 熱 性 を 呈 す る よ う に な っ た 。

現 代 は 当 時 と 比 べ も の に な ら な い ほ ど 生 活 が 豊 か で あ る 。 傷 寒 の 邪 が 侵 入 し て も、 す ぐ に 熱 化 を 始 め る こ と が 多 い 。 ( 勿 論 す べ て で は な い、寒 性 が 増 強 す る も の も あ る )。 朝 に は 悪 寒 が み ら れ て も、 夕 に は 暑 さ を 感 じ る 。 暑 さ と 寒 さ を 繰 り 返 す 少 陽 病 期 を 経 て、 熱 化 が 極 ま る と 高 熱 ・ 発 汗 ・ 口 渇 を 呈 す る 陽 明 病 期 に 進 む 。

闘 病 反 応 で 「 気 」 の 産 生 が 盛 ん に な る と 火 ( 熱 ) に 転 化 す る 。 生 理 的 ( 有 益 ) な 「 気 」 も、 過 剰 に な る と 生 体 に 有 害 と な る 。 有 害 な 火( 気 ) を 壮 火 と い い、 有 益 な 火 を 少 火 と い う 。 「 黄 帝 内 経 」 に 壮 火 食 気 、少 火 生 気 と あ る 。 熱 性 が 強 け れ ば 越 婢 加 朮 湯 が 有 効 。

少 陽 病 で は 「 口 苦 ・ 咽 乾 ・ 目 眩 」 を 認 め る ( 傷 寒 論 の 定 義 )。 口 が 苦 く 感 じ た り 、咽 口 が 乾 い た り、 ク ラ ク ラ 感 じ た り す る 。 こ れ は 表 と 裏 の 間 の 少 陽 三 焦 で 邪 と 正 気 が 闘 争 す る た め、“ 気 ” の 流 通 が 停 滞 し、 邪 が 熱 化 し 上 昇 す る た め に 生 じ る 。 気 が 停 滞 す る と 寒 感 、熱 邪 が 放 散 さ れ る と 熱 感 を 覚 え る 。 こ の た め “ 往 来 寒 熱 ” が 生 じ る 。

鼻 口 か ら 肺 に い た る 病 変 も 傷 寒 論 で は 太 陽 病 期 と す る 。 し か し 鼻 ・ 口 の 粘 膜 や 結 膜 に は 表 皮 が な い ( 裸 の 肌 ) た め、 花 粉 症 は 半 表 半 裏 で あ る 少 陽 の 病 変 と も 考 え ら れ る 。

小 児 で は ( 少 陽 ) 三 焦 の 機 能 が 十 分 に 発 達 し て い な い 。 一 方 、三 焦 の 流 通 に は ( 少 陽 ) 胆 の 疏 泄 作 用 が 必 要 で あ る 。 ス ト レ ス 社 会 で は 疏 泄 作 用 が 失 調 ( 低 下 ) し や す い 。 老 い も 若 き も 通 年 性 の 花 粉 症 に は 柴 胡 剤 が 必 要 と な り そ う だ 。 そ の 場 合 に は 柴 胡 桂 枝 湯 が 有 効 な 場 合 が 多 い 。

花 粉 症 で 熱 性 が つ よ い と、 い ず れ 陰 が 損 傷 ( 傷 陰 ) さ れ る 。 こ れ に は 辛 夷 清 肺 湯荊 芥 連 翹 湯 を 投 与 す る こ と が 多 い 。 熱 ( 火 ) が 著 し い 場 合 に は 桔 梗 石 膏 を 加 え る 。 胃 が も た れ 胃 液 が 逆 流 す る 場 合 は 黄 連 湯 を 考 慮 す る 。 熱 盛 著 し い の は 陽 明 病 で あ り 、葛 根 黄 連 黄 芩 湯 も 考 慮 す る 。 エ キ ス 剤 で は 升 麻 葛 根 湯 + 黄 連 解 毒 湯 と な ろ う か 。


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テーマ:花粉症 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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