逆 流 性 食 道 炎 ・ 蓄 膿 症 に 黄 連 湯



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逆 流 性 食 道 炎 で は 胃 液 が 逆 流 す る た め、胸 や け や 咽 喉 の 痛 み や 咳、 時 に は 喘 息 様 症 状  や 胸 部 不 快 感 や 狭 心 症 が 疑 わ れ る ほ ど の 胸 痛 が 出 現 す る こ と が あ る 。 ま た 耳 鼻 科 疾 患 で あ る 中 耳 炎 や ア レ ル ギ ー 性 鼻 炎 や 副 鼻 腔 炎 etc. も 発 症 す る 場 合 が あ る 。さ ら に は 近 年、 好 酸 球 性 副 鼻 腔 炎 と の 関 連 も 示 唆 さ れ て い る 。

中 年 の 女 性、 の ど の 痛、 咳、 鼻 閉 で 来 院 。 既 往 歴 と し て 5 年 前 に 蓄 膿 症 の 手 術 を 受 け て い る 。 症 状 は 10 年 前 か ら の 逆 流 性 食 道 炎 に よ る も の だ が、 PPI 阻 害 薬 を 服 用 し て い て も 症 状 の 改 善 が み ら れ な い 。 咽 喉 の 痛 み だ け で も 漢 方 で 何 と か な ら な い か と の 訴 え で 来 院 。 胃 部 が も た れ る 感 じ で 食 が す す ま な い 。 便 通 は 軟 便 傾 向 。 脈 は 細 滑 弱 。 舌 は 淡 紅 で、 全 体 が 厚 い 白 苔 に 被 わ れ る 。 腹 力 は 3/5 。 臍 傍 に 動 悸 を 触 れ、 心 下 痞 満 と 臍 下 不 仁 を 認 め る 。 黄 連 湯 + 桔 梗 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、咽 の 痛 み ・ 咳 ・ 鼻 閉 が 消 失 し、 胃 の 具 合 も 良 く な っ た 。 し ば ら く 黄 連 湯 を 服 用 す る こ と に 。

黄 連 湯 に は 半 夏 瀉 心 湯 と 同 じ く、 人 参 ・ 乾 姜 ・ 甘 草 ・ 大 棗 が 含 ま れ て い る 。 こ れ は 脾 ( 消 化 機 能 ) が 虚 弱 で 冷 え て い る こ と を 示 す 。 一 方 で 黄 連 が 半 夏 瀉 心 湯 よ り 多 く 含 ま れ、 そ し て 特 徴 的 な 違 い は、 黄 芩 が な く 桂 枝 が 含 ま れ て い る こ と で あ る 。 桂 枝 の 働 き は、 清 気 を 昇 ら せ 邪 気 を 降 ろ す ( 昇 清 降 濁 ) こ と で あ る 。

脾 が 虚 し て 痰 飲 が 産 生 さ れ て い る た め、 胃 の 正 気 ( 清 気 ) を 上 昇 さ せ る パ ワ ー が 不 足 し て い る 。 そ の た め 胃 の 正 気 が 鬱 滞 し て 化 熱 ・ 化 火 し た た め、 邪 気 ( 火 邪 ) に 転 化 し 上 逆 す る よ う に な っ た の で あ る 。 黄 連 は 火 邪 を 清 し、 胃 の 正 気 を 回 復 さ せ る 。 黄 連 は 「 壮 火 食 気 」 を 防 ぎ、 少 火 ( 正 気 ) を 回 復 さ せ る の で あ る 。 桂 枝 は 上 逆 し て い る 邪 気 を 降 し、 清 気 を 上 達 さ せ る の で あ る 。

脾 に 寒 飲、 胃 に 火 邪 が 存 在 し、 火 邪 が 上 逆 す る の で 黄 連 湯 に 特 徴 的 な 症 状 が 出 現 。 胃 痛 や 胸 や け な ど の 胃 液 の 逆 流 症 状 。 口 内 炎 。 の ぼ せ や 頭 痛 。 熱 が 心 に 上 衝 す れ ば 心 煩 ( 不 安 ・ 動 悸 や 不 眠 な ど ) も 生 じ る 。 熱 が 鼻 に 上 衝 す れ ば、 花 粉 症 が 生 じ る 。 本 例 で は 蓄 膿 症 の 手 術 を し て い る が、 黄 連 湯 が 有 効 で あ っ た 黄 連 湯 症 は 上 熱 中 寒 と いわ れ る が、 「 上 熱 中 寒 熱 」 が 正 し い 。

追 記 : 逆 流 性 食 道 炎 に は 茯 苓 飲 合 半 夏 厚 朴 湯 も 有 効 で あ る 。



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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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