花 粉 症 の 漢 方 治 療


逆光を仰ぎ雪見の銀閣寺 (1/4/2015) 薄氷に頭が霞む金閣寺






2015 年 の 花 粉 症 の 予 測 は、 関 東 や 東 北 は 増 加 、近 畿 は 昨 年 並 み、 と の こ と だ 。 前 回 、 大 青 竜 湯 の 派 生 処 方 と 考 え ら れ る 続 命 湯 に つ い て 述 べ た が、 大 青 竜 湯 は 花 粉 症 に も 使 用 さ れ る 。 花 粉 症 は ア レ ル ゲ ン ( 花 粉 ) に よ り 即 時 型 の Th2 細 胞 が 活 性 化 さ れ、 炎 症 性 メ デ ィ エ ー タ ー が 放 出 さ れ る た め 、鼻 粘 膜 の 血 管 が 拡 張 ( 鼻 閉 ) し、 粘 膜 の 浮 腫 ( 鼻 汁 ) が 生 じ る 。 炎 症 が ひ ど く な る と 鼻 汁 は 粘 性 を 増 し、 さ ら に は 眼 球 ・ 眼 瞼 粘 膜 に も 炎 症 が 及 び、 目 赤 ・ 目 痒 ・ 流 涕 が 生 じ る 。

大 青 竜 湯 の 構 成 生 薬 は、 麻 黄 ・ 桂 枝 ・ 杏 仁 ・ 甘 草 ・ 石 膏 ・ 大 棗 ・生 姜 で あ る 。 麻 黄 に 含 ま れ る エ フ ェ ド リ ン や 偽 エ フ ェ ド リ ン に は 抗 炎 症 作 用 が あ り 、 ア レ ル ギ ー 反 応 に よ り 生 じ た 鼻 粘 膜 の 血 管 の 拡 張 を 即 座 に 収 縮 す る 。 桂 枝 は 鼻 粘 膜 の 気 血 の 流 通 を 促 進 す る 働 き が あ る た め、 鼻 粘 膜 の 炎 症 を 鎮 め 浮 腫 を 改 善 さ せ る 。 石 膏 に は 抗 炎 症 作 用 の ほ か に、 麻 黄 と ペ ア で 鼻 粘 膜 の 浮 腫 を 排 除 す る 働 き が あ る 。 杏 仁 は 麻 黄 と ペ ア で 粘 膜 の 表 層 を ア レ ル ゲ ン か ら 守 る 働 き が あ る 。 大 青 竜 湯 は 熱 性 で 難 治 性の 花 粉 症 に 有 効 だ が エ キ ス 剤 に は な い 。

そ こ で 越 婢 加 朮 湯 と 麻 黄 湯 を 合 方 す る 。 こ の 場 合 1 日 3 包 ず つ 服 用 す る と 麻 黄 の 量 が 11 g と な る 。 高 齢 者 や 心 疾 患 の あ る 方 は 注 意 を 要 す る 。 花 粉 症 は 朝 に 症 状 が ひ ど い た め、 1 日 2 包 が 無 難 か も 。 実 証 タ イ プ に は 著 効 す る 。 ダ メ な ら 越 婢 加 朮 湯 + 麻 杏 甘 石 湯 だ 。 冷 え て い 水 の 多 い 方 に は 小 青 竜 湯 で あ る が、 症 状 が 長 引 く と 熱 性 を 帯 び る た め 石 膏 が 必 要 と な る 。 小 青 竜 湯 + 麻 杏 甘 石 湯 と な る 。

冷 え て い て も 炎 症 が 長 引 い た り 、温 め る 小 青 竜 湯 な ど を ダ ラ ダ ラ と服 用 し て い る と、 熱 性 を 帯 び、 し ま い に は 鼻 粘 膜 が 乾 燥 し て く る こ と も 多 い 。 そ う な れ ば 辛 夷 清 肺 湯 な ど の 出 番 だ 。 花 粉 症 の 最 盛 期 に な る と こ の タ イ プ が 多 く な る 。 こ れ で も 症 状 が 改 善 し な け れ ば 麻 杏 甘 石 湯 を 合 方 す る 。 ま た 虚 証 ・ 実 証 に 関 係 な く、 朝 方 症 状 が ひ ど い 場 合 は、 麻 黄 附 子 細 辛 湯 を 頓 服 す る 。 朝 は ま だ 陽 気 が 目 覚 め て い な い の で、 麻 黄 附 子 細 辛 湯 で 正 気 を 鼓 舞 す る 必 要 が あ る 。 朝 に 頭 が ボ ー ッ と し う つ 的 な 方 に は、 葛 根 湯 加 川 芎 辛 夷 が お 薦 め だ 。 変 法 に 升 麻 葛 根 湯 が あ る 。 熱 症 が あ れ ば 黄 連 解 毒 湯 を 合 方 す る 。 冷 え を 強 く 訴 え る 方 に は、 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯 が 著 効 す る 。 胃 も た れ ・ 胸 や け ( 逆 流 性 食 道 炎 ) ・ 口 内 炎 な ど が あ れ ば 黄 連 湯



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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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