疼 痛 の 原 因 は 浮 腫 だ っ た



安曇野から見た北アルプス安曇野から見た上捻岳






そ れ に も か か わ ら ず 日 本 人 は、 自 分 た ち は ま だ ま だ 金 持 ち だ と 錯 覚 し、 さ ら に 高 み を め ざ し て 努 力 を す る こ と も な く、 見 せ か け の 安 定 の 上 で 惰 眠 を 貧 っ た 。 そ の あ い だ に 「 稼 ぐ 力 」 を 失 っ た 日 本 の 財 政 赤 字 は 未 曾 有 の レ ベ ル に ま で 膨 ら み、 全 体 最 適 を 考 え ら れ な い 政 治 家 は ば ら 撒 き に 精 を 出 し て、 増 税 と い う 手 段 で 国 民 に 負 担 を 押 し つ け る 。 歳 出 削 減 と い う 選 択 肢 は ど こ か に 置 き 忘 れ た か の よ う に 。 絵 に 描 い た よ う な 転 落 。 残 念 な が ら、 こ れ ら は す べ て、 こ の 二 十 年 に 起 こ っ た 事 実 で あ る 。 ( フ ァ ー ス ト リ テ イ リ ン グ 社 長 柳 井 正 著 )

「 不 通 則 痛 、 通 則 不 痛 」 が 痛 み の 治 療 に 関 す る 大 原 則 で あ る 。 気 血 が 通 じ な く な る と 痛 み が 生 じ、 気 血 の 流 れ が 正 常 に な る と 痛 み は 消 失 す る 。 こ こ で い う 「 血 」 と は 陰 血 と 津 液 を 包 括 す る も の で あ る 。 「 気 は 血 の 帥、 血 は 気 の 母 」 と い わ れ る よ う に、 陰 血 や 津 液 を 全 身 に く ま な く 輸 送 す る の が 「気」 の 働 き で あ る 。 痛 み の 治 療 に は 「 血 」 自 身 の 問 題 も さ る こ と な が ら、 「 気 」 の 働 き が 大 切 と い う こ と に な る 。

過 労 や 運 動 な ど に よ る 筋 肉 や 関 節 へ の 負 担 が 局 所 の 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 炎 症 に よ り 津 液 が 血 脈 よ り 滲 出 し、 筋 肉 や 周 辺 組 織 や 関 節 内 に 貯 留 す る 。 脈 管 外 に 漏 れ 出 た 津 液 は 病 理 産 物、 す な わ ち 不 要 な 水 で あ る 。 病 理 産 物 は 周 囲 の 毛 細 血 管 や 細 静 脈 や リ ン パ 管 を 圧 迫 す る た め、 益 々 津 液 が 溢 れ 出 し 水 浸 し と な る 。

堤 防 が 決 壊 し 洪 水 が 起 き る こ と に 例 え る こ と が で き る 。 イ ン フ ラ は 寸 断 さ れ 電 気 や ガ ス や 水 道 ( 気 血 ) の 供 給 が 止 ま る 。 「 不 通 則 痛 」 と な り 疼 痛 が 発 症 す る 。 急 い で 不 要 な 水 を 排 除 し、 川 の 流 れ を 復 旧 し な け れ ば な ら な い 。 血 流 が 復 旧 す れ ば 痛 み か ら 解 放 さ れ る の だ 。

血 流 を 阻 害 し て い る 水 を 排 除 す る 生 薬 に は、 防 已、 薏 苡 仁、 茯 苓、 蒼 朮、 白 朮、 沢 瀉 な ど が あ る 。 膝 関 節 に 水 が 溜 ま っ た 場 合 に 頻 用 さ れ る 防 己 黄 耆 湯 は、 防 已 と 白 朮 に 黄 耆 を 加 え た も の で あ る 。 黄 耆 は 肺 の 働 き を 助 け る こ と に よ り、 水 の 代 謝 を 高 め る の で あ る が、 さ ら に 「 低 き を 高 き に 持 ち 上 げ る 」 こ と に よ り ( 黄 耆 の 昇 気 作 用 )、 膝 関 節 ( 下 肢 の 関 節 ) の 水 を 排 除 す る と い う 作 用 も 備 え る 。

麻 黄 は 黄 耆 と 同 じ く 肺 の 宣 散 作 用 を 高 め、 全 身 の 「気」 の 流 れ を 推 進 す る 。 「 気 は 血 の 帥 」 で あ る た め、 「 気 」 は 「 血 」 を 伴 い ( 従 え ) 全 身 を く ま な く 巡 る 。 す る と 不 要 な 水 ( 病 理 産 物 ) に 圧 迫 さ れ て い た 血 流 が 再 開 し、 筋 肉 や 関 節 へ の 「 血 」 の 供 給 も 回 復 し 疼 痛 が 改 善 す る 。

麻 杏 薏 甘 湯 は、 麻 黄 ( 肺 の 宣 散 作 用 ) と 薏 苡 仁 ( 利 水 剤 ) の シ ナ ジ ー 効 果 で 不 要 な 水 の 排 泄 を 高 め る 。 杏 仁 は 肺 の 粛 降 作 用 に よ り 水 を 尿 便 か ら 排 泄 し、 さ ら に 麻 黄 の 宣 散 作 用 を バ ッ ク ア ッ プ す る 。 麻 杏 薏 甘 湯 証 で 熱 化 を 伴 う よ う で あ れ ば、 石 膏 を 含 む 越 婢 加 朮 湯 と な る 。 石 膏 は 清 熱 薬 で あ る が、 杏 仁 と 同 様 に 粛 降 作 用 も 有 す る 。 た だ、 こ れ ら に 含 ま れ る 麻 黄 に は 動 悸 等 を 誘 発 す る 危 険 が あ る 。

薏 苡 仁 湯 は 麻 杏 薏 甘 湯 に 利 水 剤 で あ る 蒼 朮、 気 の 流 れ を 推 進 す る 桂 皮、 そ し て 陰 血 を 補 う 当 帰 と 芍 薬 を 加 え、 杏 仁 を 除 い た も の で あ る 。 不 要 な 水 プ ラ ス 陰 血 の 不 足 に よ る 痛 み に 対 処 す る 。 陰 血 と い っ て も 主 体 は 肝 血 の 不 足 で あ り、 病 後 や 産 後 や 貧 血 の 女 性 向 き と な っ て い る 。 当 帰 芍 薬 散 の 疼 痛 バ ー ジ ョ ン と い う こ と に な る 。

二 朮 湯 は 水 の 停 滞 が 長 引 き、 粘 性 を 帯 び た 「 痰 」 に 変 化 し た 場 合 の 方 剤 で あ る 。 「 痰 」 は 水 と 異 な り 組 織 に 粘 着 し、 排 除 が 難 し く な る た め 、 半 夏、 天 南 星、 羗 活 や 威 霊 仙 で 「 痰 」 を 融 解 し 取 り 除 く の で あ る 。 さ ら に、 長 期 に 水 が 停 滞 す る と 熱 化 し や す い た め 黄 芩 を 加 え、 疼 痛 が 慢 性 化 す る と 気 鬱 ( 気 滞 ) が 生 じ る た め 香 附 子 が 必 要 。

組 織 へ の 水 の 停 滞 ( 浮 腫 ) が 疼 痛 の 原 因 と な っ て い る 場 合 が 多 い 。 実 際、 余 分 な 水 ( 痰 飲 ) を 除 く 漢 方 薬 で あ る 五 苓 散 が 筋 肉 痛 や 手 足 の し び れ や 筋 肉 の 凝 り に 有 効 と の 報 告 が 多 く み ら れ る 。


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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