「 頭 痛 」 の 漢 方 治 療










ヨ ー ロ ッ パ に 端 を 発 し た グ ロ ー バ ル リ セ ッ シ ョ ン 。 馬 耳 東 風 に 限 る 。 マ イ ン ド コ ン ト ロ ー ル に で も か か る と 、 ほ ん と う に 危 機 は 泥 沼 化 し 、 回 復 は 「 い つ の 日 」 と な る 。  ど ん な 状 況 に あ ろ う と 、“ マ イ ン ド ” を 決 定 す る の は 自 分 自 身 だ 。 悲 観 論 が 頭 を 占 め る と 、 シ ナ プ ス の 可 塑 性 に よ り “ 嫌 な ” 思 考 回 路 が 強 化 さ れ 、“ 精 神 ” ま で も が 危 機 に 曝 さ れ る 。 東 京 は 人 身 事 故 ( 自 殺 ) に よ る 電 車 の 遅 れ が 多 い 。 マ イ ン ド の 切 り 替 え が 必 要 だ 。 面 白 き こ と も な き 世 を 面 白 は 、高 杉 晋 作 の 辞 世 の 句 で あ る 。 激 動 の 時 代 と は 面 白 き も の で あ る 。 こ の よ う な 激 動 の 時 代 を 経 験 で き る こ と に 、逆 説 的 だ が 感 謝 し た い 。

【 症 例 1 】 中 年 女 性 。 数 ヶ 月 前 よ り ガ ン ガ ン す る 頭 痛 が 出 現 し た た め 心 配 に な り 近 医 受 診 。 頭 部 CT で 異 常 が な い た め 消 炎 鎮 痛 薬 が 投 与 さ れ た 。 頭 痛 は 改 善 す る が 胃 が 痛 く な る た め 、 漢 方 治 療 を 希 望 し 受 診 。 痩 せ て い る が 食 欲 良 好 。 睡 眠 ・ 起 床 も よ い 。 冷 え 性 で 、冬 は 湯 た ん ぽ や ホ カ ロ ン が 離 せ な い 。 頭 痛 時 に 顔 が 多 少 ほ て る 。 血 圧 100 / 60 。 脈 は 56 で 滑 。 舌 は 淡 紅 で 潤 、滑 苔 (+) 。 水 気 上 衝 と 考 え 、苓 桂 朮 甘 湯 エ キ ス を 投 与 。 頭 痛 時 に エ キ ス 剤 を 1 包 服 用 し た と こ ろ 、“ 気 ” が ス ー ッ と 降 り て き て 、頭 痛 が 消 失 し て し ま っ た 。

本 例 は 食 欲 は あ る が 胃 気 が 不 足 し て い る た め 、胃 に 水 飲 ( 気 ) が 生 じ 、「 心 下 」 に 停 滞 す る よ う に な っ た 。 こ の た め 胃 気 が 上 方 に 向 か え な い た め 、 腎 を 経 由 し 、 水 気 を と も な い 、 頭 に 上 衝 し 頭 痛 が 生 じ た 。

【症例2】 20 代 女 性 。 高 校 生 の 頃 か ら 頭 痛 も ち で あ っ た 。 最 近 は 頭 痛 が ひ ど く な り 、鎮 痛 薬 が 欠 か せ な い 。 頭 痛 は 頭 全 体 が ズ ー ン と 重 苦 し く な り 、月 経 前 や 天 気 が 悪 い と き に 多 い 。 頭 も ボ ー ッ と し て い る 。 肩 こ り も ひ ど い 。 体 が だ る く 浮 腫 み っ ぽ く 感 じ る 。 月 経 痛 も ひ ど い 。 食 欲 ・ 便 通 と も 良 好 だ が 、 入 眠 が 悪 い 。 漢 方 治 療 を 希 望 し て 来 院 。

血 圧 116 / 70 。 脈 は 66 、細 滑 。 舌 は 淡 紅 で 歯 痕 ( + ) 、 白 苔 も あ る 。 三 焦 不 利 ・ 水 飲 内 停 と 考 え 、 五 苓 散 エ キ ス 7.5 g を 投 与 。 2 週 間 後 、頭 痛 が 起 こ ら な く な っ た 。 体 も 軽 く な り 、 浮 腫 も 消 失 し た 。 “ 水 ” の 停 滞 ( 氾 濫 ) は 洪 水 の よ う な も の で あ る 。 “ 水 ” の “ 害 ” だ け で な く 、必 要 な 電 気 や 「 水 」 の 供 給 も 不 足 す る 。 病 理 産 物 ( 水 ) の 停 滞 だ け で な く 、 気 血 の 運 搬 も 不 足 す る た め 、 頭 は 重 苦 し く ス ッ キ リ し な い 。

【考察】 苓 桂 朮 甘 湯 の 桂 枝 ( 皮 ) は 、 清 気 ( 胃 気 )  を 上 ら せ 、 濁 気 ( 水 気 ) を 降 ろ す ( 昇 陽 降 濁 ) 。 五 苓 散 の 桂 枝 は 、 三 焦 を 通 陽 し 、利 水 ( 水 の 行 り ) を 助 け る 。 そ の 働 き の 違 い は “ 量 ” に よ る 。 ツ ム ラ の 苓 桂 朮 甘 湯 エ キ ス の 桂 皮 の 量 は 4 g 、五 苓 散 エ キ ス で は 1.5 g だ 。

「 苓 桂 朮 甘 湯 証 」 で は 、 胃 気 が 不 足 ( 下 陥 ? ) し て い る た め “ 水 気 ” が 心 下 に 停 滞 し て い る 。 こ の バ リ ア を 突 破 し 胃 気 が 上 昇 す る た め に は 、 桂 枝 は よ り 多 く の 量 を 必 要 と す る 。 「 五 苓 散 証 」 で は 、 三 焦 水 道 の 通 利 ( 通 行 ) が 停 滞 し て い る 。 少 量 の 桂 枝 で 気 ( 陽 ) を 通 し 、 利 水 剤 ( 茯 苓 ・ 白 朮 ・ 猪 苓 ・ 沢 瀉 ) の 働 き を 助 け る だ け で 十 分 で あ る 。 五 苓 散 証 で は 、 胃 気 は 不 足 し て い な い か ら だ 。


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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