危 険 だ ら け の 過 激 な 糖 質 制 限 食 (T_T)


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原 始 の 時 代、 生 命 は ミ ト コ ン ド リ ア と 共 生 し、 効 率 的 な エ ネ ル ギ ー 産 生 シ ス テ ム を 獲 得 し た 。 そ の 後、 生 物 は 急 速 進 化 を 遂 げ、 高 等 生 物 が 誕 生 す る こ と に な っ た 。 そ の よ う な 共 進 化 関 係 が、 腸 内 フ ロ ー ラ と 宿 主 の 間 に も 存 在 す る 。 昨 今、 食 物 繊 維 を 原 料 ( エ サ ) と し て、 腸 内 細 菌 が 作 り 出 す 物 質 に、 医 学 的 関 心 が 集 ま っ て い る 。 特 に 注 目 さ れ て い る の が、 脂 肪 酸 の 代 謝 を 活 発 に し、 肥 満 を 防 ぐ 働 き が あ る 短 鎖 脂 肪 酸 で あ る 。 イ ン ス リ ン の 分 泌 を 促 進 す る、 イ ン ク レ チ ン の 分 泌 も 促 進 す る 。 イ ン ク レ チ ン の 1 つ、 GLP-1 の 受 容 体 刺 激 薬 は、 糖 尿 病 の 注 射 治 療 薬 と し て 使 用 さ れ て い る 。

し か し、 共 生 と 言 っ て も 宿 主 が 不 利 益 を 受 け る 場 合 も 多 い 。 2014 年 6 月、 順 天 大 学 と ヤ ク ル ト 中 央 研 究 所 の 共 同 研 究 グ ル ー プ が、 衝 撃 的 な 研 究 発 表 を し た 。 糖 尿 病 患 者 の 血 液 中 に 生 き た 腸 内 細 菌 が い た、 と い う の だ( 腸 内 フ ロ ー ラ 10 の 真 実, NHK ス ペ シ ャ ル 取 材 班 ) 。 正 常 者 で も ま れ に 生 き た 細 菌 が 見 つ か る が、 糖 尿 病 患 者 で は そ の 7 倍 も 多 い 。 糖 尿 病 で は 腸 の バ リ ア 機 能 が、 障 害 さ れ て い る た め だ 。 さ ら に だ、 以 前 お 話 し た LPS( エ ン ド ト キ シ ン / 内 毒 素 )の 血 中 濃 度 も、 糖 尿 病 患 者 で は 高 値 を 示 す 。 高 脂 肪 食 で LPS が 高 値 と な る の は、 よ く 知 ら れ た エ ビ デ ン ス で あ る 。 こ れ で は 大 変 な こ と が 起 こ る  そ れ は ~

過 激 な 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 だ か ら で あ る 。 こ の よ う な 食 事 を 行 っ て い る 糖 尿 病 の 方 々 は、 す で に 血 中 の LPS 濃 度 が 高 い の だ が、 そ れ に ま た ま た 大 量 の 脂 肪 を 食 す る 。 LPS の 値 は う な ぎ 上 り に 高 値 を 呈 す る 。 LPS は マ ク ロ フ ァ ー ジ や 樹 状 細 胞 の 表 面 に 存 在 す る TLR( Toll-like recepter )を 活 性 化 し、 種 々 の 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 放 出 し、 全 身 の 血 管 内 皮 細 胞 の 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 血 管 の 炎 症 は イ ン ス リ ン 抵 抗 性 を 高 め る( 糖 尿 病 の 悪 化 )だ け で な く、 虚 血 性 心 疾 患 や 脳 梗 塞 な ど の 血 管 死 の 原 因 と な る 。 高 脂 肪 食 は が ん の ハ イ リ ス ク で も あ る 。

現 代 ス ト レ ス 社 会 で は 精 神 に 変 調 を き た し や す い 。 些 細 な こ と で 不 安 に な っ た り、 落 ち 込 ん だ り、 イ ラ イ ラ し た り、 攻 撃 的 に な っ た り、 と き に は 鬱 積 し た エ ネ ル ギ ー を 爆 発 さ せ る 方 も い る 。 傷 害 事 件 に で も 発 展 す れ ば 大 変 だ 。 ク レ ー マ ー で 教 育 現 場 も 混 乱 し て い る と い う 。 こ れ に は、 昨 今 の 飽 和 脂 肪 酸 の 多 い 食 事 や ジ ャ ン ク フ ー ド が、 関 与 し て い る も の と 思 わ れ る 。 食 事 の 変 化 と と も に、 腸 内 フ ロ ー ラ も 変 化 す る 。

メ ン タ ル ヘ ル ス は 腸 内 細 菌 に コ ン ト ロ ー ル さ れ て い る と も 言 わ れ る 。 糖 尿 病 に は “ う つ ” が 高 率 に 合 併 す る 。 過 激 な 糖 質 制 限 は 精 神 面 に も 悪 影 響 を 与 え る 。 と く に 痩 せ て い る 方高 齢 者 に は、 非 常 ~~~ に 危 険 だ

行 き 過 ぎ た 糖 質 制 限 の 推 奨 は、 ビ ジ ネ ス( 宣 伝 広 告 )と 考 え た 方 が よ い 。 患 者 さ ん の た め と 言 い な が ら、 自 分 の 利 益 に 専 念 し て い る 方 も い る 。 医 師 が 実 質 的 オ ー ナ ー の ネ ッ ト 通 販 も あ る  ま さ に 利 益 誘 導 で あ る 。 過 激 な 糖 質 制 限 は 飢 餓 と 同 じ で、 痩 せ る の は 当 た り 前 。 で も 糖 代 謝 の 要 で あ る 筋 肉 が 痩 せ 衰 え て は、 糖 代 謝 は 完 全 に 崩 壊 す る 。 痩 せ て( skinny )、 風 と と も に 去 り ぬ ~~~ で は

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唐 辛 子 ( カ プ サ イ シ ン ) で 片 頭 痛 を 治 す

東京駅丸の内口東京の下町「谷中ぎんざ」






塩 は 味 を 引 き 立 た せ 料 理 を 旨 く す る 。 塩 味 は 甘 味 と 同 じ 舌 の 先 で 感 じ、 う ま み と 油 味 は 奥 で 感 じ る 。 舌 先 の 味 覚 は 顔 面 ( 鼓 索 ) 神 経、 奥 は 舌 咽 神 経 が 支 配 す る 。 と こ ろ が 味 の 刺 激 が 強 す ぎ る と、 三 叉 神 経 を 刺 激 す る こ と に な る 。

唐 辛 子 の 辛 味 は カ プ サ イ シ ン 受 容 体 ( TRPV1 ) を 刺 激 す る 。 TRPV1 は 痛 み や 熱 刺 激 を 三 叉 神 経 を 通 し て 大 脳 に 伝 え る 。 ブ ー ム の 激 辛 は 味 覚 で は な く、 too hot な 痛 み 刺 激 な の だ 。 汗 を 流 し、 咳 を し、 鼻 水 を 垂 ら し な が ら 食 べ る、 マ ゾ ヒ ズ ム で あ る 。 こ れ ら は 三 叉 神 経 か ら の 刺 激 が、 迷 走 神 経 や 舌 咽 神 経 を 介 し て 生 じ る 反 射 な の だ 。

陳 さ ん の マ ー ボ 豆 腐 を、 汗 を た ら し、 咳 込 み な が ら 食 べ た 。 こ の 刺 激 が 病 み つ き に な る の で あ る 。 ヒ ト は 生 来 マ ゾ ヒ ス テ ィ ッ ク な の か? 病 み つ き は 脳 か ら 分 泌 さ れ る オ ピ オ イ ド が 原 因 ら し い 。 痛 み 刺 激 は、 大 脳 皮 質 感 覚 野 の ほ か、 扁 桃 体 に も 伝 え ら れ、 そ の 後 → 視 床 下 部 → 下 垂 体 へ と 伝 え ら れ、 β - エ ン ド ル フ ィ ン が 分 泌 さ れ る 。 β - エ ン ド ル フ ィ ン は、 鎮 痛 作 用 を 有 す る 快 感 ホ ル モ ン で あ る 。 ド ー パ ミ ン も 病 み つ き に は 関 係 す る は ず な の だ が 。

食 事 の 美 味 し さ は 味 覚 や 食 感 だ け で な く、 に お い も 関 与 す る 。 鼻 を つ ま ん で 食 事 を す る と、 美 味 し さ が が 感 じ ら れ な い 。 風 味 ( flavor ) と い う も の だ 。 flaor ( に お い ) と sovor ( 味 ) の 合 成 語 と い う 。 食 事 は 目 で 見、 に お い を か ぎ、 想 像 を た く ま し く し て 楽 し む も の だ 。 だ が こ の 嗅 覚、 ア ル ツ ハ イ マ ー 病パ ー キ ン ソ ン 病 で は 早 期 か ら 障 害 さ れ る ら し い 。 こ れ じ ゃ、 踏 ん だ り 蹴 っ た り で は あ り ま せ ん か ~~~

片 頭 痛 の 発 症 に は、 TRPV1 の 関 与 が 明 ら か に な っ て き た 。 脳 の 硬 膜 に 生 じ た 微 小 な 炎 症 が、 硬 膜 に 存 在 す る TRPV1 受 容 体 を 介 し、 三 叉 神 経 に 伝 え ら れ る た め 発 症 す る と い う 。 そ こ で TRPV1 受 容 体 の ア ン タ ゴ ニ ス ト ( 拮 抗 薬 ) が、 片 頭 痛 発 作 に 有 効 と の こ と だ 。 こ れ は 以 前 紹 介 し た、 「 立 効 散 の 片 頭 痛 に 対 す る 有 効 性 」 に 矛 盾 す る よ う に 感 じ る 。 立 効 散 の 鎮 痛 効 果 は 細 辛 に 因 る と こ ろ が 大 き い か ら だ 。 だ が 細 辛 の 主 成 分 は カ プ サ イ シ ン で あ る 。 確 か に 矛 盾 す る 。

し か し、 カ プ サ イ シ ン は TRPV1 受 容 体 を 刺 激 し 疼 痛 を 引 き 起 こ す の だ が、 一 方 で TRPV1 受 容 体 の 過 分 極 ( 不 応 期 ) を 生 じ さ せ る 。 つ ま り TRPV1 受 容 体 を 痛 み 刺 激 に 反 応 さ せ な く す る の だ 。 既 に カ プ サ イ シ ン ゲ ル の 有 効 性 を 示 す 報 告 が み ら れ る 。 細 辛 の 薬 効 も TRPV1 受 容 体 の 過 分 極 に 因 る も の と 考 え た い 。 呉 茱 萸 は 漢 方 用 生 薬 中、 最 強 の TRPV1 活 性 化 能 を 示 す と い う 。 呉 茱 萸 湯 が 片 頭 痛 に 有 効 な の も 頷 け る 。

Korean red pepper に は AMPK や PPAR-γ を 活 性 化 す る 働 き も あ る 。 こ れ ら は 筋 肉 内 に お い て、 イ ン ス リ ン と は 異 な る 経 路 で、 血 糖 を 筋 肉 内 に 取 り 込 み、 エ ネ ル ギ ー と し て 利 用 す る 。 イ ン ス リ ン を 必 要 と せ ず 糖 を 利 用 で き る 。 唐 辛 子 に は 肥 満 や 糖 尿 病 を 予 防 す る 効 果 が 存 在 す る こ と に な る 。 た だ 筋 ト レ に は こ れ 以 上 の 効 果 が あ る こ と も お 忘 れ な く 。 穀 類 ( で き れ ば 未 精 製 ) を 摂 取 し、 運 動 を 行 い、 筋 肉 を 鍛 え る 。 過 激 な 糖 質 制 限 は 生 命 を 縮 め ま す よ ~

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が ん 治 療 「 血 痺 」 を 治 す


銀座東芝ビル東芝ビルの跡地に Tokyu Plaza Ginza






地 方 の 夜 の 街 は 静 寂 に 包 ま れ て い る 。 こ れ で も 4 ∼ 5 年 前 ま で は、 建 設 ( 土 建 ) 業 者 で に ぎ わ っ て い た 。 親 睦 ゴ ル フ や 視 察 旅 行 と 称 す る 勉 強 会、 帰 っ て 来 て か ら は 反 省 会、 で あ る 。 こ れ が お 決 ま り の ド ン ち ゃ ん 騒 ぎ で、 ほ か の 客 へ の 配 慮 な ど 微 塵 も な か っ た 。 お 互 い に 接 待 費 ( 経 費 ) で 落 と し て い る の で、 ふ と こ ろ を 気 に す る 必 要 も な か っ た 。

ど れ ほ ど の 公 共 事 業 費 が、 尿 と と も に 消 え 去 っ た こ と か 。 し か し そ れ は、 遠 い 過 去 の お 話 。 カ ウ ン タ ー に は 中 年 夫 婦 が い る だ け 。 垂 れ 流 し は 急 速 に 収 束 し た 。 キ リ ギ リ ス は 消 え 往 き、 夜 の 街 は 不 況 の 闇 に 飲 み こ ま れ て い る 。 あ ち こ ち か ら 恨 み 節 が 聞 か れ て 来 る が、 周 り の だ れ も 憐 れ む 者 は い な い 。 誰 も が 自 業 自 得 と 冷 淡 に 囁 き 合 っ て い る 。 こ れ は 小 泉 政 権 時 の 妻 の 実 家 が あ る 大 船 渡 市 の お 店 で の こ と 。

60 代 男 性 。 1 年 前 に 膵 臓 癌 が 発 見 さ れ る も 手 術 不 能 の た め、 抗 が ん 剤 の 点 滴 を 受 け て い る 。 体 重 が 20 kg も 減 少 し る い 痩 が 著 し く、 食 欲 も 低 下 し て き た た め 漢 方 治 療 も 希 望 し 受 診 。 血 圧 90 / 60 。 脈 は 78、 細 滑、 按 じ て 無 力 。 舌 は 暗 紅、 潤、 白 苔 が 目 立 つ 。 胃 部 が 痞 え る 感 じ で 食 欲 が な い 。 左 腹 部 が と き ど き 痛 く な る 。 便 は 軟 ら か い 。 睡 眠 は 良 い が 起 床 が つ ら い 。 体 が だ る く 冷 え る 。 黄 疸 は み ら れ な い 。

脾 陽 虚、 血 脈 瘀 阻、 気 鬱 ( 気 滞 ) と 弁 証 し、 六 君 子 湯 エ キ ス 剤 5 g、 安 中 散 5 g、 香 蘇 散 5 g を 投 与 す る 。 2 週 間 後、 顔 色 が 明 る く な っ て き た 。 胃 も ス ッ キ リ し て 食 欲 も 出 て き た 。 痛 み も あ ま り 起 こ ら な い 。 初 診 4 週 後、 体 の だ る さ も 楽 に な っ て き た 。 初 診 8 週 後、 体 重 が 2 kg 増 え た 。 そ の 後 も 経 過 観 察 中 で あ る が、 今 の と こ ろ 痛 み の コ ン ト ロ ー ル も 良 好 で あ る 。

が ん が あ る 程 度 進 行 す る と、 気 が 虧 損 す る た め、 闘 病 力 が 低 下 す る 。 そ の た め、 血 の 推 進 力 ( 気 は 血 の 帥 ) は 低 下 し、 血 流 は 鬱 滞 す る 。 す る と 「 不 通 則 痛 」 と い う こ と で、 疼 痛 が 出 現 す る 。 気 の 産 生 を 高 め る た め 六 君 子 湯 を 用 い た 。 安 中 散 は 体 内 を 温 め 血 流 を 改 善 す る 。 さ ら に 構 成 生 薬 の 延 胡 索 は、 ケ シ 科 の 植 物 で あ り、 ( ケ シ で は な い が ) 鎮 痛 作 用 を 有 す る 。 香 蘇 散 に は 気 を 疎 通 す る 働 き が あ る た め、 気 血 の 流 れ を 促 進 す る 。 柴 胡 剤 は 疏 散 作 用 が 強 く、 気 を 損 耗 す る 危 険 が あ る た め、 本 例 で は マ イ ル ド な 香 蘇 散 を 使 用 し た 。

が ん の 治 療 の 主 役 は 現 代 医 学 で あ る 。 漢 方 の 役 割 は 生 体 の 抗 病 能 力 の 増 強、 鎮 痛 の 補 助 作 用 で あ る 。 エ ネ ル ギ ー 代 謝 を 活 発 に し 免 疫 力 を 高 め る 。 鎮 痛 は 「 通 則 不 痛 」 の 原 則 に 則 り、 活 血 化 瘀 を 行 う 。 近 代 の 名 医 張 錫 純 は 「 虚 労 を 治 す と き に は、 血 が 痺 し て 行 ら な く な る の を 防 ぐ べ き 」 と 述 べ て い る 。 が ん で は 生 体 が 虚 し て い る 場 合 が 多 い た め、 活 血 化 瘀 ( 血 流 促 進 ) は 闘 病 に 有 益 に 働 く 。 た だ 活 血 化 瘀 、 と く に 虚 し て い る 場 合 は、 気 を 損 耗 す る 危 険 が あ る こ と を 忘 れ て は な ら な い 。


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異 病 同 治. 同 病 異 治 (;一_一)


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「 キ チ ン と し た 病 院 で 診 て も ら っ た の 」 叔 母 ・ 叔 父 や 小 姑 か ら、 嫁 が 訊 か れ る 言 葉 で あ る 。 普 段 は い な い 兄 嫁 た ち も、 こ れ に 加 担 す る 。 姑 や 舅 の 容 態 が 悪 化 で も し た ら、 嫁 の せ い と で も 言 い た げ だ 。 丸 投 げ し な が ら 八 つ 当 た り ( イ ジ メ ) 。 家 で 看 取 る と 決 め て て も、 板 ば さ み の 嫁 の と る 道 は 最 期 は 救 急 車 で 送 り 出 す 。 こ の よ う な シ ー ン を 何 度 も 見 て き た 。 国 が 声 高 に 叫 ん で も、 在 宅 介 護 は 土 台 ム リ 。 権 利 は 主 張 す る け れ ど、 痛 い こ と は 聞 こ え ま せ ん 。 こ の 国 で ま と も な 議 論 は で き ま せ ん 。

異 病 同 治 。 異 な る 病 を 同 じ 治 療 法 で 治 す こ と を い う 。 喘 息 も 腰 痛 も 湿 熱 が 原 因 で あ る 場 合 が 多 い 。 治 療 は 清 熱 化 痰 と な る 。 一 方、 同 病 異 治 と い う 言 葉 も あ る 。 喘 息 は 湿 熱 だ け で な く、 陰 虚 や 気 虚 や 瘀 血 で も 発 症 す る 。 さ ら に 黄 帝 内 経 に 「 五 臓 六 腑 皆 能 令 人 咳 非 独 肺 矣 」 と あ る よ う に、 咳 は 肺 だ け の 問 題 で は な く、 五 臓 六 腑 が 互 い に 関 連 し 合 い 発 症 し 得 る 。 異 病 同 治、 同 病 異 治 と も、 漢 方 で は 日 常 的 で あ る 。

50 代 の 男 性 。 1 ヶ 月 前 腰 痛 出 現 し 歩 け な く な る 。 整 形 外 科 で 腰 椎 ヘ ル ニ ア ( L 4-5 )と 診 断 さ れ 治 療 ( 消 炎 鎮 痛 剤 と 理 学 療 法 ) を 受 け る も 改 善 な し 。 10 日 前 よ り 夜 に 喘 鳴 を と も な う 咳 が 出 現 し て 眠 れ な い 。 現 在 糖 尿 病 で 加 療 中 。 以 前 か ら カ ゼ を 引 く と 喘 息 が 起 き や す い 。 腰 を か ば う よ う に し て や っ て 来 た 。 脈 は 80 で 滑 弦 有 力 。 舌 は 暗 紅 で 苔 が 厚 い 。

処 方 は、 麻 杏 甘 石 湯小 胸 陥 湯 加 減 と し た 。 麻 黄 5、 杏 仁 7、 芍 薬 9、 牡 丹 皮 9、 半 夏 7、 茯 苓 9、 括 楼 仁 9、 防 已 9、 枳 実 5、 生 甘 草 3、 乾 生 姜 1、 石 膏 40 ( 先 煎 ) ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 2 週 間 後、 普 通 に 歩 け る よ う に な っ た 。 咳 も 止 ま っ た が、 痰 が ま だ で る 。 杏 仁 と 半 夏 を 9 に、 石 膏 も 50 に 増 量 し、 防 已 を 厚 朴 4 に 変 更 。 2 週 間 後、 喘 息 も 完 治 し た た め 治 療 を 終 了 。 そ の 後 も 再 発 な し 。

本 例 は 肥 満 タ イ プ の 糖 尿 病 患 者 。 飲 食 の 節 制 で き ず、 定 期 的 な 運 動 も 行 わ な い 。 こ の タ イ プ に は 症 状 が な く て も、 湿 熱 が 潜 在 し て い る も の で あ る 。 湿 熱 が 顕 在 化 し、 肺 の 宣 散 粛 降 作 用 を 阻 害 す る と 喘 息 が、 腰 に 下 注 し 気 血 の 運 行 を 阻 滞 す る と 腰 痛 が 出 現 す る 。 ま た、 肺 の 宣 散 粛 降 作 用 は 横 隔 膜 の 上 下 運 動 に 比 定 さ れ る た め、 宣 散 粛 降 が 阻 害 さ れ る と、 三 焦 水 道 の 流 通 も 阻 害 さ れ、 湿 熱 を 悪 化 さ せ る こ と に な る 。

急 ぎ 宣 散 粛 降 を 回 復 さ せ、 化 痰 清 熱 す る 必 要 が あ る 。 麻 黄 は 宣 散 に、 杏 仁 ・ 石 膏 は 粛 降 に 働 く 。 半 夏 ・ 茯 苓 ・ 括 楼 仁 は 肺、 防 已 は 腰 と 肺 の 両 方 の 湿 熱 を 除 く 。 芍 薬 は 筋 の 緊 張 を 緩 め、 牡 丹 皮 は 血 中 の 熱 を 排 除 す 。 石 膏 は 気 分 の 熱 を 冷 ま す 。 治 療 が 当 を 得 て 著 効 が 得 ら れ た 。 尚、 今 回 の 喘 息 に は 整 形 で 投 与 さ れ た 消 炎 鎮 痛 薬 の 影 響 も 考 え ら れ る 。 脳 梗 塞 の 予 防 薬 と し て、 医 師 か ら 投 与 さ れ た ア ス ピ リ ン で 喘 息 発 作 が 発 症 し、 亡 く な っ た 高 齢 の 御 婦 人 を 知 っ て い る

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難 治 性 「 片 頭 痛 」 の 治 療


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介 護 施 設 は 高 齢 者 で 溢 れ か え る 。 な か に は 介 助 や 介 護 を 必 要 と し な い ほ ど 元 気 な 方 も い る 。 巷 で は、 「 手 の か か ら な い 方 に は、 誘 い の 手 を 差 し 伸 べ、 救 い の 手 が 必 要 な 方 か ら は、 手 を 引 い て い る 」 と の 声 も 聞 か れ る 。 入 所 を 断 ら れ 介 護 地 獄 に 陥 っ て い る 家 庭 も 見 聞 さ れ る 。 ど ん な に 理 念 が す ば ら し い も の で あ っ て も、 評 価 は 現 場 で 下 さ れ る 。 「 戦 略 は 細 部 に 宿 る 」 と ~~~

30 代 女 性 。 思 春 期 よ り 片 頭 痛 も ち 。 半 年 前 か ら 仕 事 の ス ト レ ス の た め か 頭 痛 が 悪 化 し て き た 。 と く に 生 理 前 か ら 生 理 中 に ひ ど く な る た め 鎮 痛 剤 を 乱 用 し て し ま う 。 数 ヶ 月 前 か ら は 起 床 時 に 体 も だ る く な り 気 力 が 湧 か な い 。 今 ま で い ろ い ろ な 医 療 機 関 を 受 診 し た が 改 善 し な い 。 眠 り は 良 い 。 胃 が 弱 く も た れ や す く、 疲 れ や す い 。 手 足 が 冷 え る 。 頭 痛 は ガ ン ガ ン し、 音 や 光 で 悪 化 し、 嘔 気 を 伴 う 。 生 理 は 規 則 的 。 血 圧 正 常 。 脈 は 80、 沈 細、 按 じ て 無 力 。 舌 は 淡 紅、 白 苔 で 被 わ れ る 。

脾 胃 の 機 能 が 低 下 し て い る た め 湿 濁 が 産 生 さ れ、 清 気 を 脳 に 搬 送 す る 心 下 - 膈 - 胸 の 国 道 ① 号 線 を 塞 い で い る 。 こ の た め 気 力 が 低 下 し だ る さ を 感 じ る 。 さ ら に と き ど き 病 理 産 物 で あ る 湿 濁 が、 Route 1 を 逆 走 し 脳 に 上 逆 す る た め、 激 し い 頭 痛 が 出 現 す る 。 治 療 は 袪 湿 化 痰 ・ 昇 清 降 濁 し、 清 気 を 脳 に 上 達 さ せ 湿 濁 を 降 ろ す 。 柴 胡 3、 香 附 子 5、 細 辛 3、 川 芎 4、 羗 活 3、 半 夏 5、 茯 苓 6、 蒼 朮 6、 陳 皮 3、 黄 耆 6、遠 志 4、 生 姜 1、 生 甘 草 2 ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 2 週 間 後、 頭 痛 は 著 明 に 改 善 し、 鎮 痛 剤 を 使 用 す る こ と が な く な っ た。

湿 濁 は 半 夏 ・ 茯 苓 ・ 蒼 朮 ・ 陳 皮 で 排 除 す る 。 胃 で 産 生 さ れ る 清 気 を 脳 に 運 搬 す る の は、 柴 胡 ・ 細 辛 ・羗 活・ 黄 耆 の 働 き で あ る 。 『 神 農 本 草 経 』 に は 細 辛 の 働 き に つ い て 、「 頭 痛 脳 動 を 治 し、 九 竅 を 利 す 」 と あ る よ う に、 「 体 の 隅 々 ま で 気 を 通 し、 頭 痛 ・ 眩 暈 を 治 す こ と が で き る 」 の で あ る 。 川 芎 に つ い て は 「 風 が 脳 に 入 り 頭 痛 す る も の を 治 す 」 と あ り、 頭 痛 の 妙 薬 で あ る 。 遠 志 は 化 痰 し 清 気 を 布 達 し、 脳 を 賦 活 す る 。

本 邦 の 頭 痛 も ち は、 約 3,000 万 人 と 言 わ れ る 。 筋 緊 張 型 頭 痛 が 一 番 多 く、 次 い で 偏 頭 痛 で 約 840 万 人 が 罹 患 し て い る と 推 測 さ れ て い る 。 片 頭 痛 の 特 効 薬 で あ る ト リ プ タ ン が 使 用 さ れ る よ う に な っ た が、 効 果 が 不 十 分 な ケー ス も 多 い 。 鎮 痛 薬 を 離 せ な く な る と、 痛 み を 感 じ る 閾 値 が 低 下 し、 頭 痛 が 頻 繁 に 発 症 す る こ と に な る ( 薬 物 乱 用 頭 痛 ) 。

ト リ プ タ ン の ノ ン レ ス ポ ン ダ ー に は、 エ キ ス 製 剤 な ら、 立 効 散呉 茱 萸 湯柴 胡 桂 枝 湯 な ど。 現 代 医 学 で は、 デ パ ケ ンク ロ ル プ ロ マ ジ ン と い う 選 択 肢 が あ る  著 者 は 難 治 性 の 片 頭 痛 に 抑 肝 散釣 藤 散竹 筎 温 胆 湯 が 著 効 し た 経 験 も も つ 。


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高 脂 肪 食 ( ケ ト ン 食 ) は な ぜ 短 命 か (ToT)/~~~


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体 を 動 か す こ と の 少 な い、 飽 食 の 時 代 に 暮 ら す 現 代 人 。 健 康 維 持 に は 運 動食 事 が 大 切 と な る 。 か と 言 っ て、 イ ン ス リ ン を 肥 満 ホ ル モ ン と 断 罪 す る よ う な、 過 激 な 糖 質 制 限 食 は 厳 禁 だ 痩 せ て も 糠 喜 び す る だ け に な る 。 ヒ ト が 生 き て い く 上 で 必 要 な、 エ ネ ル ギ ー 産 生 の 場 で あ る、 筋 肉 が 痩 せ 衰 え て し ま う か ら だ 。 運 動 を せ ず 高 脂 肪 食 を 続 け る と、 膵 臓 の β 細 胞 の ア ポ ト ー シ ス が 促 進 さ れ、 廃 用 性 萎 縮 を き た す 。 糖 尿 病 の 方 な ら、 見 か け の 血 糖 値 は 改 善 し て い て も、 糖 尿 病 は 確 実 に 悪 化 し て い る 。 普 通 に 糖 質 を 食 し た だ け で、 血 糖 測 定 器 は 振 り 切 れ る

過 激 な 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 [] 。 高 脂 肪 食 は 腸 内 フ ロ ー ラ を 撹 乱 す る た め ( dysbiosis )、 腸 内 グ ラ ム 陰 性 菌 の 細 胞 壁 由 来 の リ ポ 多 糖 ( LPS = エ ン ド ト キ シ ン ) の 産 生 が 亢 進 す る 。 さ ら に 高 脂 肪 食 は 腸 管 を 傷 害 し、 透 過 性 を 亢 進 さ せ る た め ( Leaky gut )、 エ ン ド ト キ シ ン は 血 中 に 侵 入 し、 上 昇 す る 。 糖 尿 病 で は 健 常 者 に 比 べ 有 意 に 高 値 を 呈 し、 高 脂 肪 食 摂 取 後 4 時 間 で も 血 中 に 存 在 す る 。 エ ン ド ト キ シ ン は TLR4 (Toll 様 受 容 体 4 ) と 結 合 し、 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 放 出 し、 全 身 に 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 さ ら に デ オ キ シ コ ー ル 酸 を 増 加 さ せ、 細 胞 老 化 を 引 き 起 こ し、 が ん を 発 症 さ せ る 。 糖 尿 病 は “ が ん ” の ハ イ リ ス ク で あ る 。 糖 尿 病 で 高 脂 肪 食 を 続 け る と ダ ブ ル パ ン チ と な る

要 略 す る と、 糖 尿 病 の 方 が 過 激 な 糖 質 制 限 食 ( 高 脂 肪 食 ) に 嵌 っ て い る と、 糖 尿 病 は さ ら に 悪 化 ・ 進 行 す る こ と に な り、 糖 質 を 摂 取 す る と、 血 糖 が ス カ イ ロ ケ ッ ト の よ う に 上 昇 し、 昏 睡 を 来 た す リ ス ク が 高 ま る 。 こ の た め、 危 険 な ダ イ エ ッ ト か ら、 抜 け 出 す こ と が 困 難 と な り、 悪 循 環 に 陥 る 。 そ も そ も、 糖 質 制 限 食 は 糖 尿 病 患 者 が、 縄 文 人 の 食 事 に 回 帰 し よ う と、 新 縄 文 糖 尿 病 食 ( SJT 食 ) と 名 づ け ら れ た 経 緯 が あ る 。 だ が チ マ ネ 族 で 明 ら か と な っ た よ う に、 古 代 人 の 食 事 は 穀 類 中 心 ( 摂 取 カ ロ リ ー の 72 % が 炭 水 化 物 ) で あ る こ と が 判 明 し て い る 。 チ マ ネ 蔟 は、 虚 血 性 心 疾 患 や 糖 尿 病 と は、ほ と ん ど 無 縁 の 優 等 生 だ

劣 悪 な 生 活 環 境 に 暮 ら す チ マ ネ 蔟 だ が、 平 均 寿 命 は 70 歳 と い う 。 彼 ら が 食 す る 未 精 製 の 穀 類 に は、 生 体 に 有 用 な 物 質 が 多 く 含 ま れ る 。 そ の 中 で も フ ェ ル ラ 酸 は、 認 知 機 能 を 改 善 す る 働 き や 抗 が ん 作 用 や 抗 炎 症 作 用 や 美 白 効 果 や 血 糖 降 下 作 用 な ど を 有 す る 。 一 方、 高 脂 肪 食 に よ り 産 生 さ れ る LPSエ ン ド ト キ シ ン ) は、 糖 尿 病 を 悪 化 さ せ る だ け で は な い 。 健 常 人 の 血 管 内 皮 細 胞 を も 傷 つ け、 心 筋 梗 塞脳 卒 中腎 不 全 の 原 因 と な る 。 LPS、 そ の 基 と な る 高 脂 肪 食、 そ れ が 万 病 の 元 と な る  非 ア ル コ ー ル 性 脂 肪 性 肝 炎 ( NASH ) の 原 因 も エ ン ド ト キ シ ン と い わ れ る 。 高 脂 肪 食 ( ケ ト ン 食 ) の 予 後 は 不 良 で あ る こ と が、 権 威 あ る 米 国 生 理 学 会 誌 に 報 告 さ れ て い る 。 長 寿 食 は や っ ぱ り 伝 統 的 な 日 本 食 で す ね 。

[] 過 激 な 糖 質 制 限 食 は ケ ト ン 食 と ほ ぼ 同 義 と 考 え て よ い 。 そ れ は 食 事 の 可 否 を、 尿 中 や 血 中 の ケ ト ン 体 で 判 定 し て い る か ら で あ る 。

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う つ 病 の 治 療 : 柴 朴 湯 か ら 加 味 逍 遥 散 へ


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京 都 ” は よ そ 者 が 住 む と こ ろ で は な い ( お 大 尽 さ ま は 除 く )、 観 光 に 来 る と こ ろ だ、 と 述 べ た こ と が あ る 。 交 通 マ ナ ー は 最 低、 イ ン フ ラ も 不 備 。 京 町 家 の 保 存 が 叫 ば れ る が、 町 家 の 住 環 境 は 劣 悪 だ 。 “ い け ず ” が 表 す 京 都 の 気 質 。 先 日 の ヘ イ ト ス ピ ー チ も、 然 も あ り な ん  故 郷 岩 手 は い な か だ が、 ひ と は 優 し く 純 朴 だ 。 も ち ろ ん as compared の 話 で は あ る 。 国 際 観 光 都 市 の 名 に 恥 じ ぬ よ う、 た だ た だ 願 う 次 第 で あ る 。 政 治 は い ま を 生 き る 人 び と ( silent majority ) の た め に あ る 。

更 年 期 の 女 性 。 半 年 前 に ご 主 人 を 亡 く さ れ て か ら、 気 力 が 低 下 し 疲 れ や す い 。 急 に イ ラ イ ラ し た り、 不 安 に な っ た り す る 。 顔 貌 は 無 欲 状 で、 寝 つ き が 悪 く、 起 床 も つ ら い 。 体 が 熱 く な っ た り 寒 く な っ た り す る 。 時 々 の ぼ せ て 汗 が で る 。 1 週 間 前 よ り む か つ き が ひ ど く な り、 食 事 が 摂 れ な い 。 咽 喉 の 奥 が 詰 ま る 感 じ が し て 不 快 だ 。 心 下 が 痞 え て 重 苦 し い 。 口 が 渇 き ネ バ ネ バ す る 。 便 は ス ッ キ リ 出 な い 。 血 圧 は 正 常 。 脈 は 80、 沈 細 滑 。 舌 は 淡 紅、 苔 は 白 く 厚 い 。 肝 気 が 鬱 結 し た た め 痰 飲 が 生 じ、 清 気 の 昇 降 が 阻 害 さ れ て い る 。 柴 朴 湯 エ キ ス 7.5 g 投 与 。

1 週 間 後、食 欲 が 出 て き た が、 他 の 症 状 は あ ま り 変 わ ら な い 。 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 気 力 が 出 て き て、イ ラ イ ラ や 不 安 が 少 な く な っ て き た 。 便 通 も 正 常 と な っ た 。 さ ら に 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 5 日 前 に 2 年 ぶ り に 生 理 が 来 た 。 体 調 が 大 部 よ く な っ た が、 舌 が 化 燥 し 少 苔 と な っ て い る。 加 味 逍 遥 散 エ キ ス 5 g に 変 更 。 2 週 間 後、 以 前 か ら の 冷 え が な く な っ た 。 気 力 が 充 実 し、イ ラ イ ラ や 不 安 も な く な っ た 。 そ の 後 1 ヶ 月 ご と に 受 診 し、 症 状 安 定 し て い る 。

柴 朴 湯小 柴 胡 湯半 夏 厚 朴 湯 を 合 方 し た も の で あ る 。 効 能 は 喘 息 や 気 管 支 炎 や 不 安 神 経 症 と あ る が、 ス ト レ ス な ど に よ る 消 化 器 症 状 や 種々の 精 神 症 状 な ど 多 方 面 に わ た り 使 用 さ れ て い る 。 気 の 流 れ が 鬱 滞 す る と、 病 理 産 物 で あ る 痰 飲 が 産 生 さ れ、 病 理 産 物 が 障 害 と な り、 さ ら な る 気 の 鬱 滞 を 招 来 し、 病 態 が 深 刻 化 し 治 り 難 く な る 。 柴 朴 湯 の 一 方 の 構 成 方 剤 で あ る 小 柴 胡 湯 は、 少 陽 三 焦 の 気 ・ 津 の 流 れ を 疎 通 し、 気 の 鬱 滞 を 解 消 し、 清 気 を 心 ・ 脳 に 上 達 さ せ る 。

他 方、 半 夏 厚 朴 湯 に 含 ま れ る 半 夏 ・ 厚 朴 に は、 痰 飲 を 化 し 排 除 す る 働 き が あ る 。 茯 苓 は 心 ( 神 ) に 働 き 安 寧 作 用 を 現 わ す 。 蘇 葉 は 中 焦 ( 脾 胃 ) の 気 の 流 通 を 促 進 す る 。 さ ら に 胸 に 鬱 滞 す る 痰 飲 を 排 除 し、 清 気 の 上 達 を 助 け る 。 小 柴 胡 湯 と 相 俟 っ て、 清 気 の 上 達 を 強 力 に サ ポ ー ト す る 。 蘇 葉 が 含 ま れ る エ キ ス 剤 に は 香 蘇 散参 蘇 飲 が あ る 。

本 例 で は 「 痰 飲 」 が 除 去 さ れ る と と も に、 潜 在 し て い た 肝 の 陰 血 不 足 が 顕 在 化 し て き た 。 エ ン ジ ン を 動 か す に は 燃 料 が 必 要 で あ る 。 そ こ で 肝 ( エ ン ジ ン ) の 燃 料 と な る、 当 帰 ・ 芍 薬 が 含 ま れ る 加 味 逍 遥 散 に 変 更 し た 。 燥 性 の 強 い 生 薬 は 傷 陰 を 来 た す た め、 加 味 逍 遥 散 に は 半 夏 が な く、 疏 散 作 用 の あ る 柴 胡 の 量 も 少 な い 。 小 柴 胡 湯 と 比 べ る と 薬 味 が 重 く な る の だ が 。

PS : 大 勢 訪 れ る 観 光 客 の 足 で、 交 通 イ ン フ ラ が ダ メ ー ジ を 受 け る 。 観 光 客 の 落 と す マ ネ ー を、 こ の 方 面 に 当 て る べ き で は な か ろ う か 。 神 社 仏 閣 に は 是 非 協 力 を お 願 い し た い

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世 界 喘 息 デ ー . 過 去 は 変 え ら れ る (@^^)/~~~


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「 過 去 」 は 変 え る こ と が で き る が、 「 未 来 」 を 変 え る こ と は で き な い 。 過 去 と は 現 在 の 私 の こ こ ろ の 反 映 で あ る 。 過 去 と は い ま の 心 象 そ の も の で あ り、 い ま の 感 情 や 感 傷 に 左 右 さ れ る た め、 い か よ う に も 変 わ る 。 過 去 が 現 在 の 私 を 規 定 す る も の で は な く、 現 在 が 過 去 の 私 を 規 定 す る の だ 。 未 来 と は い ま の 刹 那 の 連 続 の 上 に あ る 。 い ま が 変 わ ら な け ら ば、 未 来 は 変 わ ら な い 。 過 去 を 悔 ん だ り 悩 む こ と は な い 。 い ま を 生 き、 明 る い 未 来 に 船 出 し よ う ~~~

5 月 2 日 は 世 界 喘 息 デ ー ( 5 月 の 第 1 火 曜 日 ) で あ る 。 気 管 支 喘 息 は 吸 入 ス テ ロ イ ド の 登 場 に よ り、 コ ン ト ロ ー ル が 良 好 に な り、 発 作 で 亡 く な る 方 は 減 少 し て き て い る 。 し か し 患 者 数 は む し ろ 増 加 の 一 途 に あ り、 吸 入 ス テ ロ イ ド の 恩 恵 に 浴 せ ず 苦 し ん で い る 方 も 多 い 。 そ の よ う な 方 は 是 非 漢 方 治 療 を 試 み て い た だ き た い 。 ほ と ん ど の ケ ー ス で 完 治 に 導 く こ と が で き る 。 む ろ ん 成 人 の 場 合 も 同 様 で あ る 。

60 代 の 男 性、 3 週 間 前 に か ぜ を 引 い て か ら、 ゼ ー ゼ ー ・ ヒ ュ ー ヒ ュ ー し て 苦 し い 。 近 医 受 診 し 治 療 す る も 改 善 し な い た め 来 院 。 関 節 リ ウ マ チ で メ ド ロ ー ル ( ス テ ロ イ ド 剤 ) 1 錠 服 用 中 。 痰 も 多 く 咽 喉 に か ら む 。 汗 が 出 て 身 体 が ほ て る 。 喘 鳴 が 聞 こ え る 。 脈 は 64 で 滑 。 舌 は 淡 紅、 舌 苔 は 薄 白 。 湿 熱 が 気 道 を 塞 い だ た め 喘 息 が 発 症 し た と 考 え、 麻 黄 5、 芍 薬 9、 杏 仁 9、 半 夏 7、 茯 苓 9、 栝 楼仁 9、 枳 実 4、 陳 皮 5、 桑 白 皮 9、 桔 梗 4、 生 甘 草 5、 石 膏 40 ( 先 煎 ) ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 1 週 間 後、 呼 吸 は 楽 に な っ て 来 た が、 ま だ 痰 が 咽 喉 に 付 着 し 咳 が で る。 傷 陰 ( 陰 虚 ) を 来 た し て い る 。 麻 黄、 芍 薬、 杏 仁、 陳 皮、 桑 白 皮 を 除 き、 玄 参 7、 麦 門 冬 9、 山 茱 萸 9 を 加 え る 。 1 週 間 で 完 治 し た 。

喘 息 の 原 因 を 漢 方 的 に 考 え る と、 痰 飲陰 虚 に 大 別 さ れ る 。 「 痰 飲 」 が 気 道 を 閉 塞 す る と 呼 吸 困 難 ( 喘 息 ) が 出 現 す る ( 津 液 病 ) 。 痰 飲 に は 寒 ・ 熱 の 違 い が あ り、 気 道 に 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン 等 が 多 い ( 炎 症 が 強 い ) 場 合 を 痰 熱 ( 湿 熱 )、 そ れ ほ ど で な い 場 合 を 寒 飲 と 規 定 す る 。 こ れ は 著 者 の 考 え 方 で あ り、 一 般 に は 気 が 乏 し い 場 合 は 寒 飲、 寒 飲 で も 長 び い た 場 合 や 気 が 充 実 し て い る 場 合 を 痰 熱 と 説 明 し て い る 。 一 方、 「 陰 虚 」 で は 気 道 粘 膜 が 燥 性 を 示 す た め、 気 道 粘 液 の 産 生 ・ 分 泌 が 低 下 し、 気 道 の 易 刺 激 性 ( 過 敏 性 ) が 高 ま る 。 腎 陰 を 補 わ な け れ ば な ら な い 。

本 例 は 湿 熱陰 虚 が 併 存 し て い る 状 態 で あ っ た 。 熱 が 物 質 を 乾 燥 さ せ る よ う に、 湿 熱 も 状 況 ( 体 質 ・ 年 齢 ・ 罹 病 期 間 ・ 治 療 薬 な ど ) に よ り 陰 を 傷 ( や ぶ ) る よ う な こ と に な る ( 陰 虚 ) 。 喘 息 の 治 療 で は 痰 熱 を 除 い て も、 最 後 の 段 階 で 滋 陰 を 必 要 と す る 場 合 が あ る 。 そ の よ う な と き、 腎 気 丸 の 類 が 必 要 に な る 。 で も 初 め か ら 滋 陰 薬 を 用 い る と、 湿 熱 ( 痰 熱 ) を 助 長 ( 悪 化 ) さ せ る こ と に な り、 か え っ て 喘 息 を 悪 化 さ せ る 。 熟 慮 を 要 す る 。


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