月 経 困 難 症 に 折 衝 飲










中 医 学 で は 疼 痛 の 原 因 を 「 不 通 則 痛 」 と 言 い、 気 血 の 流 通 が 途 絶 え る と 疼 痛 が 発 症 す る と 説 明 す る 。 治 療 法 は そ の 逆 で 「 通 則 不 痛 」 と な り、 気 血 が 正 常 に 流 通 す れ ば 痛 み は 消 失 す る 。 8/10 の ブ ロ グ で 桃 紅 四 物 湯血 府 逐 瘀 湯 の 話 を し た が、 こ れ ら は 血 の 流 通 を 改 善 す る こ と で 鎮 痛 効 果 を 現 わ す 。 血 と は い っ て も 気 ・ 血 は 不 分 離 で あ る た め、 血 が 行 れ ば 気 も、 気 が 行 れ ば 血 も、 行 る こ と に な る 。 だ か ら 血 府 逐 瘀 湯 に は 気 の 鬱 滞 を 解 消 す べ く、 柴 胡 や 枳 実 が 含 ま れ て い る 。 桃 紅 四 物 湯 に も 桂 枝 が 必 要 な の だ 。

8/27 の 桃 紅 四 物 湯 加 減 や 血 府 逐 瘀 湯 は、 婦 人 科 の 疼 痛 性 疾 患 に 使 用 さ れ る こ と が 多 い 。 で も 鎮 痛 効 果 を よ り 発 揮 さ せ る に は 折 衝 飲 を 選 択 し た 方 が ベ タ ー と 考 え る 。 折 衝 飲 の 構 成 生 薬 は、 当 帰、 芍 薬、 川 芎、 桂 枝、 桃 仁、 牡 丹 皮、 紅 花、 牛 膝、 延 胡 索 で あ る 。 桃 紅 四 物 湯 と 比 べ る と、 地 黄 が な い が、 桂 枝 ・ 牡 丹 皮 ・ 牛 膝 ・ 延 胡 索 が 加 わ る 。 血 中 の 気 剤 で あ る 桂 枝 と 活 血 化 瘀 薬 が 3 剤 も 含 ま れ る 。 特 記 す べ き は 婦 人 科 で 頻 用 さ れ る 延 胡 索 の 存 在 だ 。

延 胡 索 は ケ シ 科 の ヤ ブ ケ マ ン 属 植 物 の 塊 茎 で あ る 。 阿 片 や モ ル ヒ ネ の 原 料 と な る ケ シ ( 芥 子 ) で は な い が、 芥 子 と 類 縁 の 植 物 で あ り、 鎮 痛 効 果 は 想 像 で き よ う 。 著 者 は 子 宮 内 膜 症 の 煎 じ 薬 に よ る 治 療 に は 必 ず こ の 延 胡 索 を 用 い る 。 エ キ ス 製 剤 で 延 胡 索 を 含 む の は 唯 一 安 中 散 で あ る 。 折 衝 飲 は 保 険 エ キ ス 製 剤 に は な い の で、 四 物 湯 or 当 帰 芍 薬 散 + 桂 枝 茯 苓 丸 + 安 中 散 の 3 剤 を 処 方 す る 。 こ の 処 方 で 月 経 困 難 症 が 迅 速 に 改 善 し た 方 も 多 い 。

月 経 中 の 痛 み は 一 般 に は 温 剤 を 用 い る 。 気 血 の 巡 行 が よ く な り 「 通 則 不 痛 」 の 原 則 で 鎮 痛 さ れ る 。 安 中 散 に は 桂 枝 も 含 ま れ る 。 た だ 現 代 社 会 は ス ト レ ス に 満 ち 溢 れ る た め、 疏 泄 作 用 の あ る 柴 胡 や 香 附 子 な ど や 少 量 の 清 熱 剤 が 必 要 な 場 合 も 多 い 。 そ の 場 合 は 四 物 湯 の 代 わ り に 柴 胡 桂 枝 湯香 蘇 散 を 用 い る 。


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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