し ゃ っ く り ( 吃 逆 ) に 大 柴 胡 湯


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 今 年 2016 年 の 「 大 船 渡 さ ん ま 祭 り 」 は
 9 月 22 日 ( 秋 分 の 日 ) に 行 わ れ ま す 。
 会 場 は 東 京 タ ワ ー の 野 外 広 場 で す 。
 多 数 の 御 来 場 を お 待 ち し て お り ま す 。
 333 m の 高 さ の 東 京 タ ワ ー に ち な み
 3333 匹 の さ ん ま  が 振 舞 わ れ ま す 。
 三 陸 の 名 産 品 も 販 売 さ れ て い ま す 。



医 療 費 41.5 兆 円  過 去 最 高 を 更 新 。 高 齢 化 や 薬 剤 費 急 増 で 。 在 宅 医 療 の 収 益 も 厳 し く な っ て い る と の こ と で あ る 。 そ こ で 2 週 に 1 度 の 往 診 を、 毎 週 行 な っ て 欲 し い、 と の 指 示 を 受 け た こ と が あ る 。 民 主 医 療 を 声 高 に 唱 え る 連 合 会 に 属 す る 医 療 機 関 な の に 。 医 療 は 血 税 で 成 り 立 っ て い る 。 押 し 売 り 医 療 は い け な い 。 日 本 の 在 宅 医 療 は 大 橋 巨 泉 氏 の 件 で 表 面 化 し た が、 医 療 費 の 割 に 医 療 水 準 が 低 い 。 透 明 性 の 低 い 見 え に く い 医 療 で も あ る 。

高 齢 の 男 性 。 ガ ッ チ リ し た 体 格 で 降 圧 剤 を 服 用 中 。 3 日 前 か ら し ゃ っ く り が 続 い て い る 。 た ま た ま 受 診 時 は 途 切 れ て い る と の こ と 。 食 欲 良 好 。 便 通 は ほ ぼ 毎 日 あ る の だ が、 残 っ た よ う で ス ッ キ リ し な い 。 お 腹 が 張 っ て ガ ス が 多 い 。 睡 眠 は 良 好 。 温 厚 な 感 じ だ が、 訊 く と い ら い ら し や す い 。 脈 は 80 で 滑 弦 。 舌 は や や 胖 大 で 淡 紅、 白 苔 満 布 。 腹 診 で 腹 力 5/5、 全 体 に 張 っ て い る 。 心 下 痞 鞭、 両 側 に 胸 脇 苦 満 を 認 め る 。 大 柴 胡 湯 を 投 与 し、 即 日 に は 消 失 。

吃 逆 は 横 隔 膜 の 痙 攣 に よ り 発 症 す る 。 い ろ い ろ な 疾 患 に 合 併 す る 場 合 も あ る が、 多 く は 横 隔 膜 神 経 か ら の 一 時 的 な 過 剰 刺 激 に よ る 機 能 的 な も の で 自 然 軽 快 す る 。 著 者 は 肝 癌  か ら の 圧 迫 刺 激 に よ り 発 症 し た 吃 逆 の 経 験 が あ り、 治 り 難 い 場 合 は 注 意 が 必 要 で あ る 。 本 例 は 肝 鬱 に よ り 腸 管 の 蠕 動 運 動 が 不 良 に な り 腹 圧 が 亢 進 し た た め、 筋 肉 の 過 緊 張 ( 易 刺 激 性 ) に あ る 横 隔 膜 が 刺 激 さ れ、 発 症 し た も の と 思 わ れ る 。 疏 肝 解 鬱 が 必 要 と な る 。

横 隔 膜 の 筋 の 痙 攣 が 原 因 な ら、 こ む ら 返 り に 即 効 的 に 有 効 で あ る 芍 薬 甘 草 湯 が 頭 に 浮 か ぶ 。 実 際 吃 逆 に 芍 薬 甘 草 湯 が 奏 功 し た 報 告 が あ る 。 芍 薬 と 甘 草 は 大 柴 胡 湯 の 構 成 薬 に も 含 ま れ て い る 。 だ が 本 例 で は 川 上 に 肝 鬱 が 存 在 す る た め、 柴 胡 で 疏 肝 し、 枳 実 で 腹 中 に う つ 滞 す る 気 を 破 り、 黄 芩 で 肝 熱 を 清 す る 大 柴 胡 湯 が、 標 治 だ け で な く 本 治 に も 繋 が る 。 著 者 は 芍 薬 甘 草 湯 が 無 効 で 大 柴 胡 湯 が 有 効 で あ っ た こ む ら 返 り を 経 験 し て い る 。ま た、 煎 剤 の 大 柴 胡 湯 加 減 1 剤 で 治 癒 せ し め た 症 例 も 有 す る 。



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し ゃ っ く り は 火 事 だ. 漢 方 で 鎮 火 だ




金色堂毛越寺(平泉)






60 代 の 男 性 。 し ゃ っ く り が 7 日 間 止 ま ら な い 。 40 代 か ら 高 血 圧 の 治 療 中 で あ っ た が、 9 年 前 に 心 筋 梗 塞 を 発 症 。 ワ ー フ ァ リ ン 、メ キ シ チ ー ル、 ジ ゴ キ シ ン、 ニ ト ロ ー ル に 降 圧 剤 な ど 多 剤 を 服 用 中 。 食 欲 は あ る が 、胃 も た れ や 胸 焼 け が す る 。 お 腹 が 脹 り ガ ス が 多 い 。 ゲ ッ プ も よ く 出 る 。 ゲ ッ プ が 出 な い よ う に な っ て か ら、 し ゃ っ く り が 出 る よ う に な っ た 。 足 が ほ て る 。 イ ラ イ ラ し 、怒 り っ ぽ い 。 鼾 が ひ ど い と 言 わ れ る 。

血 圧 100 / 86 。 脈 は 80 で 滑 弦 。 舌 は 暗 紅 で 大、 白 苔 (+) ・ 歯 痕 (+) 。 ス ト レ ス の た め か、 肝 気 が 過 剰 と な り ‘ 火 ’ と 化 し 上 炎 し、 横 隔 膜 を 刺 激 し て い る 。 さ ら に 過 剰 と な っ た 肝 気 が 胃 ( 消 化 管 ) に 横 逆 し、 胃 腸 に 気 滞 と 湿 熱 を 生 じ さ せ て い る 。 柴 胡 7、 芍 薬 18、 半 夏 6、 茯 苓 15、 厚 朴 4、 枳 実 6、 黄 連 5、 黄 芩 9、 車 前 子 9、 甘 草 5、 釣 藤 鈎 9 ( 後 下 )、 牡 蠣 15 ( 先 煎 ) を 投 与 。1 週 間 後、 1 剤 の 半 量 を 服 用 し た だ け で ‘ し ゃ っ く り ’ が 止 ま った 。 お 腹 も ス ッ キ リ し、 イ ラ イ ラ も 消 失 。体 も 軽 く な っ た 。 鼾 も あ ま り 聞 か れ な く な っ た 。 10 年 経 つ も 再 発 な し 。

以 前、 “ し ゃ っ く り ” に は ク ロ ナ ゼ パ ム が 著 効 す る が、 肝 癌 な ど “ 重 大 な 病 変 ” が 潜 ん で い る 危 険 性 を 指 摘 し た 。 漢 方 的 に は ‘ 冷 え ’ に よ る 報 告 が 多 い よ う で あ る が、 著 者 の 経 験 で は “ 熱 ” に よ る も の が ほ と ん ど で あ る 。 そ の 背 景 に は、 現 代 社 会 に お け る 複 雑 な 人 間 関 係 や 社 会 に 対 す る 不 満 ・ 不 安 や 怒 り が 存 在 す る 。 こ の た め 交 感 神 経 の 活 動 が 亢 進 ( 疏 泄 過 太 ) が 生 じ、 体 内 の エ ネ ル ギ ー ( 熱 ) 産 生 が 亢 進 す る ( 熱 盛 ) 。 そ れ に 伴 い 筋 の 易 刺 激 性 も 亢 進 し ‘ し ゃ っ く り ’ が 発 症 し た も の と 思 わ れ る 。

「 火 邪 」 が 迷 走 神 経 を 刺 激 す る と presynaptic hy persecretion が 生 じ、 神 経 終 末 よ り 過 剰 に ア セ チ ル コ リ ン ( Ach ) が 分 泌 さ れ る 。 さ ら に 横 隔 膜 側 の Ach 受 容 体 の 感 受 性 が 亢 進 す る postsynaptic hypersensitivity も 生 じ る 。 す な わ ち 熱 盛 で は 神 経 筋 接 合 部 の 働 き が 過 剰 に な り、 し ゃ っ く り な ど の 不 随 意 運 動 が 発 症 す る こ と に な る 。

前 回 に 続 き 愛 す べ き 「 フ ァ イ ン マ ン 教 授 」 に つ い て 。 「 フ ァ イ ン マ ン の 手 紙 」 も 読 み 出 し た ら 止 ま ら な い 。 手 紙 の た め 固 い 文 体 だ が、 そ れ だ け 噛 み し め て 味 わ え る 。 人 間 を 愛 し た 故 の 反 骨 精 神 。 痛 快 な だ け で な く 教 え ら れ る 。 日 本 人 マ ノ ・ コ ウ イ チ へ の 返 書 の 中 に、 フ ァ イ マ ン 先 生 の 科 学 に 対 す る 真 摯 な 姿 勢 が 述 べ ら れ て い る 。 感 銘 深 い 。 残 り 少 な い 人 生 。 彼 の よ う に 己 の 心 に 忠 実 に 生 き た い


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