う つ 病 や ノ ロ ウ イ ル ス に も 「 五 苓 散 」



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春分の日なのに7分咲き,とはドコモビルも・・・














20 代 の 女 性 、 朝 か ら 腹 痛 が 断 続 的 に 続 い て い る た め 受 診 。 数 回 嘔 吐 し 下 痢 も 6 ~ 7 回 み ら れ る 。 2 日 前 父 に 同 じ よ う な 症 状 が み ら れ 近 医 で ノ ロ ウ イ ル ス に よ る 胃 腸 炎 と 診 断 さ れ て い る 。 東 北 か ら 東 京 に 遊 び に 来 て 、 今 日 の 夜 行 バ ス で 帰 る 予 定 だ が 、 微 熱 も み ら れ る 。 咽 喉 が 乾 く が こ わ く て 朝 か ら 水 も 飲 ん で い な い 。 脈 は 64 で 細 滑 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 滑 苔 で 被 わ れ 、歯 痕 も み ら れ る 。 五 苓 散 を 1 包 投 与 。

30 分 ほ ど 経 過 し 、 腹 痛 消 失 し ム カ ム カ も 落 ち 着 き 気 分 が よ く な っ て き た 。 そ こ で さ ら に 五 苓 散 1 包 を 服 用 。 脱 水 も 認 め ら れ る た め 、補 液 も 施 行 。 症 状 が ほ と ん ど 消 失 し た た め 無 事 家 に 帰 る こ と が で き た 。 ノ ロ に 限 ら ず 急 性 胃 腸 炎 で 五 苓 散 が 著 効 す る ケ ー ス を し ば し ば 経 験 す る 。 し か し 消 化 管 に 炎 症 が 存 在 す る 場 合 、 漢 方 エ キ ス 剤 で こ の よ う に 即 効 す る も の な の で あ ろ う か ?   

ノ ロ ウ イ ル ス に よ る 胃 腸 炎 は 『 傷 寒 論 』 で い う 霍 乱 病 に 類 似 し 五 苓 散 が 奏 功 す る 。 五 苓 散 は 頭 痛 に も 有 効 な こ と は よ く 知 ら れ て い る ( む ろ ん 水 停 に よ る 場 合 ) 。 ま た 生 理 前 の 不 快 な 症 状 ( PMS ) の 頻 用 処 方 で も あ る 。 さ ら に は う つ 病 / う つ 症 状 に も 有 用 で あ る 。

20 代 の 女 性 。 最 近 寝 つ き が 悪 く 朝 起 き る の が つ ら い 。 朝 か ら 気 力 が な く 体 が だ る い の だ が 、 仕 事 が 終 わ る 夕 方 に な る と 元 気 が で て く る 。 月 経 前 に は 気 分 が 塞 ぎ こ み 頭 痛 も ひ ど い 。 口 が 乾 き や す く 夕 方 に な る と 浮 腫 み が ひ ど い 。 脈 は 60 で 細 滑 、 舌 は 淡 紅 で 薄 白 滑 苔 に 被 わ れ 、歯 痕 が み ら れ る 。 五 苓 散 を 投 与 す る と 1 週 間 も し な い う ち に 効 果 テ キ メ ン で あ っ た 。 起 床 が 楽 に な り 活 力 が で て 頭 痛 も 消 失 。

水 は 体 重 の 2/3 を 占 め 恒 常 性 を 維 持 す る た め に 欠 か せ な い も の で あ る が 、 そ れ は 体 内 を 巡 り 活 動 し て い る か ら で あ り、 水 が 動 か な い よ う に な れ ば 病 理 産 物 ( 水 飲 ・ 痰 飲 ) に 変 化 し 体 に 害 を お よ ぼ す 。 病 理 産 物 が 気 血 や 津 液 ( 生 理 的 な 水 ) の 流 通 を 邪 魔 す る か ら だ 。

堤 防 が 決 壊 し 一 面 泥 水 に 被 わ れ る 。 イ ン フ ラ は 寸 断 さ れ 家 々 は 孤 立 す る 。 日 々 の 活 動 は 停 止 し 人 び と は 不 安 に 苛 ま れ る 。 う つ 病 に で も な っ た よ う に 。 怪 病 奇 病 は 痰 に 属 す ( 張 景 岳 ) と 云 わ れ る が 、 痰 飲 ( 非 生 理 的 な 水 ・ 病 理 産 物 ) は 種 々 の 疾 患 の 原 因 に な る 。



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ノ ロ ウ イ ル ス に は 漢 方 薬 で す よ



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7 年 程 前 、 月 経 前 症 候 群 に 伴 う 頭 痛 の 原 因 と し て ア ル ド ス テ ロ ン の 可 能 性 を 述 べ た 。 ア ル ド ス テ ロ ン が 過 剰 に な れ ば 浮 腫 が 生 じ る た め 、 頭 痛 に 五 苓 散 が 有 効 な の も 頷 け る 。 五 苓 散 は 三 焦 ( 水 道 ) の 通 利 を 促 進 す る た め 、 利 尿 を つ け 水 害 を 復 旧 さ せ る 働 き が あ る 。

水 害 に よ る 症 状 ・ 疾 患 は 数 限 り な く 存 在 す る が 、 急 性 胃 腸 炎 も そ れ に あ た る 。 『 傷 寒 論 』 に 「 霍 乱 、頭 痛 、発 熱 、身 疼 痛 、熱 多 欲 飲 水 者 、五 苓 散 主 之 。 寒 多 不 用 水 者 理 中 丸 主 之 。 」 と い う 条 文 が あ る 。

霍 乱 と は 、 下 し た り 吐 い た り し て 、 発 熱 、頭 痛 、疼 痛 が み ら れ る 疾 患 を い う 。 そ の 場 合 、 熱 感 を お ぼ え 、 水 を 飲 み た が る と き は 五 苓 散 、悪 寒 し て 水 を 飲 み た が ら な い と き は 、 理 中 丸 ( 人 参 湯 ) を 与 え る 。 流 行 の ノ ロ ウ イ ル ス に よ る 胃 腸 炎 に 有 効 の よ う だ 。 た だ 傷 寒 論 の辨 厥 陰 病 脈 証 并 治 (379) に 「 嘔 而 発 熱 者 、 小 柴 胡 湯 主 之 」 と あ る 。 嘔 吐 が 著 し い 場 合 は 柴 苓 湯 ( 小 柴 胡 湯 + 五 苓 散 ) が ベ タ ー だ 。

霍 乱 病 で も 寒 性 の 場 合 は 人 参 湯 と な る 。 し か し 寒 性 が 著 し く 腎 陽 が 虧 損 さ れ る よ う な 状 況 で は 附 子 の 使 用 が 考 慮 さ れ る 。 『 傷 寒 論 』 の 「 辨 少 陰 病 脈 証 并 治 」 に 「 少 陰 病 、二 三 日 不 已 、至 四 五 日 、腹 痛 、小 便 不 利 、四 肢 沈 重 疼 痛 、自 下 利 者 、此 為 有 水 気 。 其 人 或 咳 、或 小 便 利 、或 下 利 、或 嘔 者 、 真 武 湯 主 之 」 と あ る 。 腎 陽 が 衰 え 水 を コ ン ト ロ ー ル で き な く な れ ば 、 温 陽 化 気 利 水 す る 必 要 が あ り 真 武 湯 で 治 療 す る 。 す な わ ち 寒 性 の 著 し い 下 痢 に は 人 参 湯 合 真 武 湯 だ 。

抗 生 物 質 が 原 因 と な る 下 痢 症 に 偽 膜 性 腸 炎 が あ る 。 Clostridium difficile が 原 因 で し ば し ば 西 洋 薬 に 抵 抗 す る 。 抗 生 剤 投 与 が 体 内 の 陽 気 を 奪 い 治 癒 力 を 阻 害 す る か ら で あ る 。 陽 気 を 温 め 熱 代 謝 を 鼓 舞 す る 必 要 が あ る た め 、 人 参 湯 合 真 武 湯 が し ば し ば 著 効 す る 。 人 参 湯 + 附 子 末 は 四 逆 湯 加 朮 ・ 茯 苓 の 方 意 に 近 く 、ほ ぼ 同 様 の 薬 効 と 思 わ れ る が 、 真 武 湯 に 含 ま れ る 芍 薬 は 水 の 偏 在 を 解 消 す る た め 、下 痢 症 状 も 解 決 す る た め に は 人 参 湯 合 真 武 湯 が 上 だ 。



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