バ セ ド ウ 病 は 「 火 病 」( 울 화 병 )


白トリュフのオムライス.(*^_^*)ツブ貝のカルパッチョ.





ポルチーニのソテー 2017/10/8エスカルゴ. 味はタニシそっくり





生ハム子羊. ご馳走さまでした. (@^^)/~~~






今 日 か ら 選 挙 モ ー ド に 突 入 。 こ れ ほ ど 国 民 の 注 目 を 集 め る 選 挙 は 記 憶 に な い 。 プ ロ ロ ー グ は 総 理 が 伝 家 の 宝 刀 を 抜 い た こ と に 始 ま る の だ が、 そ こ に 民 進 を 懐 柔 し た 小 池 氏 率 い る 希 望 の 党 が 参 戦 。 天 下 分 け 目 の 戦 い で あ る 。 が、 政 策 よ り 小 池 氏 の キ ャ ラ を 問 う 様 相 を 呈 し て き た 。 林 真 理 子 さ ん の 『 週 刊 文 春 』 10 月 12 日 号、 「 夜 ふ け の な わ と び 」 の タ イ ト ル が 魔 女 の た く ら み小 池 百 合 子 氏 の こ と で あ る 。 女 性 が 女 を み る 目 は 鋭 い  風 雲 急 を 告 げ る か  さ て さ て ・ ・ ・ ・

甲 状 腺 ホ ル モ ン は 生 命 活 動 を 活 性 化 し、 生 体 の 恒 常 性 を 維 持 す る よ う に 働 く 。 こ の た め ホ ル モ ン の 異 常 な 分 泌 は、 全 身 の 細 胞 の 働 き を 異 常 に 亢 進 さ せ る 。 熱 代 謝( 異 化 ) が 亢 進 し、 脈 拍 が 増 加 し、 動 悸 や 異 常 な 発 汗 が 生 じ、 急 激 な 体 重 減 少 も み ら れ る 。 交 感 神 経 の 働 き が 亢 進 す る た め、 イ ラ イ ラ し た り 落 ち 着 き が な く な り、不 安 や 抑 う つ や 不 眠 や 手 の 震 え な ど も 出 現 す る 。 自 律 神 経 失 調 症更 年 期 障 害 を 思 わ せ る 症 状 で あ る。

甲 状 腺 ホ ル モ ン は、 甲 状 腺 刺 激 ホ ル モ ン( TSH )が 受 容 体( TSH 受 容 体) に 結 合 す る こ と で 分 泌 さ れ る 。 甲 状 腺 ホ ル モ ン の 血 中 濃 度 は、 TSH( 下 垂 体 )に フ ィ ー ド バ ッ ク さ れ る た め、 甲 状 腺 ホ ル モ ン は 過 不 足 の な い 状 態 に 維 持 さ れ る 。 し か し、 自 己 抗 体( TSH 受 容 体 抗 体 )が 何 ら か の 原 因 で 産 生 さ れ る と、 TSH 受 容 体 を 刺 激 す る た め、 甲 状 腺 ホ ル モ ン が 過 剰 に 分 泌 さ れ る 。 甲 状 腺 機 能 亢 進 症(バ セ ド ウ 病)は 自 己 免 疫 疾 患 で あ る 。

★ 症 例 1 : 40 代 女 性 。 数 年 前 バ セ ド ウ 病 と な り 治 療 し 完 治 。 1 ヶ 月 前 か ら 動 悸 出 現 。 頭 痛 や 夕 方 む く み が 出 現 。 体 が 暑 い 。 イ ラ イ ラ し 怒 り っ ぽ く な っ た 。 動 悸 が 激 し く な っ た た め 受 診 。 検 査 で 軽 い バ セ ド ウ 病 と 判 明 。 漢 方 治 療 を 希 望 す る た め、 治 療 は 疏 肝 解 鬱 ・ 化 痰 清 熱 と し、 柴 胡 4、 芍 薬 7、 牡 丹 皮 7、 半 夏 6、 茯 苓 7、 栝 楼 仁 9、 枳 実 3、 黄 連 3、 山 梔 子 6、 黄 柏 3、 沢 瀉 6、 甘 草 2、 牡 蠣 8( 先 煎 )を 投 与 。 2 週 間 後、 イ ラ イ ラ 消 失 。 動 悸 減 少 。 尿 量 も 増 え む く み 消 失 。 肝 熱 の 上 衝 を 治 す べ く、 柴 胡 → 疾 黎 子 7、 牡 蠣 → 釣 藤 鈎 7(後下)、 栝 楼 仁 → 竹 茹 7 に 変 更 。 2 週 間 後、 動 悸 も 消 失 し 治 癒 。

★ 症 例 2 : 東 京 在 住 の 20 代 女 性 。 湿 疹 の 治 療 の た め 実 家 に 帰 省 。 最 近、 足、 前 腕、 背 中 の 丘 疹 が 広 が り、 掻 く と 滲 出 と 出 血 が ひ ど い 。 夏 に 海 で 溺 れ か け て か ら 焦 燥 感 や 不 安 感 が 出 現 。 過 食 傾 向 と な る 。 暑 が り で 汗 か き 。 生 理 は 不 順 で 平 均 20 日 サ イ ク ル 。 陰 虚 火 旺 と 考 え、 乾 地 黄 6、 玄 参 6、 麦 門 冬 6、 百 合 6、 天 花 粉 6、 芍 薬 6、 牡 丹 皮 6、 知 母 9、 地 骨 皮 6、 連 翹 7、 貝 母 4、 大 棗 4 を 投 与 。 2 週 間 後、 湿 疹 改 善 す る も 不 安 感 が 強 い 。 甲 状 腺 検 査 を 施 行 。 ホ ル モ ン が 高 値 の た め、 原 宿 の 伊 藤 病 院 を 紹 介 。 2 週 間 分 の 煎 じ 薬 を 持 っ て 帰 京 。 湿 疹 は ほ と ん ど 消 失 し た 。 3 年 後、 治 癒 を 確 認 済 。

症 例 1 は 病 状 初 期 の た め 肝 鬱 化 火 の 状 態 で あ っ た 。 症 例 2 で は 肝 鬱 化 火 が 進 行 し、 陰 血 が 虧 損 さ れ た 陰 虚 火 旺 の 状 態 で、 病 勢 は 血 分 ま で 及 ん で い た 。 症 例 1 で は 疏 肝 解 鬱 が 効 を 奏 した が、 症 例 2 の よ う に 陰 虚 血 熱 の 場 合 は、 疏 肝 は 熱 を 助 長 さ せ る た め 危 険 で あ り、 滋 陰 清 熱 涼 血 を 行 わ な け れ ば な ら な い 。 い ず れ に し て も バ セ ド ウ 病 は、 異 化 が 亢 進 し た 「 火 盛 」 の 状 態 で あ る 。 お 隣 の 韓 国 に は 火 病( フ ァ ビ ョ ン ) と い う 病 気 が あ る よ う だ が、 火 が 燃 え 盛 っ て い れ ば、 落 ち 着 き な く イ ラ イ ラ し 不 安 に な る 。 バ セ ド ウ 病 は 自 己 免 疫 疾 患 と は い え、 発 病 の 背 後 に は、 精 神 的 テ ン シ ョ ン が 存 在 す る よ う だ 。 ス ト レ ス 社 会精 神 衛 生 が 大 切 で あ る 。


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頻 用 処 方 「 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 」 を 使 い こ な す


京都五花街の1つ宮川町で舞子さんに遭遇 7/29「祇園祭宵山」人人で通れない 7/16










 祇 園 よ り 京 都 ら し い 宮 川 町

症 例 1 : 70 代 女 性 。 以 前 か ら 頭 が ボ ワ ー ッ と し ス ッ キ リ し な い の だ が、 2 週 間 前 か ら ひ ど く な っ た 。 表 情 が 硬 く 暗 い 。 食 欲 ・ 便 通 は 問 題 な い 。 睡 眠 は 眠 剤 を 服 用 中 。 顔 が ほ て り た り、 の ぼ せ た り し や す い 。 口 が 乾 き や す い 。 足 は 冷 え る 。 首 か ら 上 に よ く 汗 を か く 。 動 悸 は な い が、 背 中 が 時 々 ド カ ド カ す る 。 肩 こ り あ り 。 不 安 感 が あ り、 気 分 が ス ッ キ リ し な い 。 脈 は 80 で 細 滑 弱 。 舌 は 暗 紅 で 少 苔、 化 燥 。 典 型 的 な 症 状 と 考 え、 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 を 投 与 。 1 週 間 後、 頭 が ス ッ キ リ し て き た 。 の ぼ せ も 減 少 。 表 情 が 明 る く な り、 話 し 方 が 穏 や か に な っ た 。

症 例 2 : 50 代 女 性 。 以 前 か ら 便 秘 傾 向 で あ っ た が、 数 日 前 か ら 下 痢 と な り、 胃 痛 も 出 現 。 胃 痛 は 以 前 か ら 時 々 み ら れ、 薬 が 効 き に く く、 治 る の に 時 間 が か か る 。 神 経 を 使 う 方 だ 。 脈 は 76 沈 細 滑 で 有 力 。 舌 は 淡 紅 で 白 薄 苔 み ら れ 潤 。 腹 診 で 心 下 痞 鞭、 心 下 支 結、 右 に 軽 い 胸 脇 苦 満 を 認 め る 。 腹 力 4/5 。 柴 胡 桂 枝 湯五 苓 散 を 投 与 。 1 週 間 後、 胃 痛 消 失 。 下 痢 も 止 ま っ た が、 便 が ス ッ キ リ 出 な い 。 の ぼ せ、 首 上 の 汗、 肩 こ り を 認 め る 。 寝 つ き が よ く な い 。 神 経 を 使 う 方 だ 。 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 便 通 が ス ッ キ リ 出 る よ う に な っ た 。 の ぼ せ や 汗 や 肩 こ り も 改 善 。 睡 眠 も 少 し は 良 く な っ て き た 。

柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 の 構 成 生 薬 は、 柴 胡、 黄 芩、栝 楼 根、 桂 皮、 牡 蛎、 甘 草、 乾 姜 で あ る 。 半 夏 が な く、 栝 楼 根 が 含 ま れ て い る 点 が、 小 柴 胡 湯 や 柴 胡 桂 枝 湯 や 大 柴 胡 湯 な ど の 「 柴 胡 剤 」 と は 異 な る 。 半 夏 の 働 き は 化 痰 で あ り、 栝 楼 根 は 生 津 で あ る 。 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 証 に は 痰 飲 が 存 在 せ ず、 津 液 が 不 足 し て い る こ と が 分 か る 。 柴 胡 と 黄 芩 は 上 記 の 柴 胡 剤 と 同 様 に み ら れ る こ と か ら、 肝( 胆 )気 が 鬱 滞 し、 少 陽 は 熱 を 帯 び て い る 。 し か し 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 に は 辛 温 の 乾 姜 も 含 ま れ る 。 中 ・ 下 焦 に は 寒 邪 も 存 在 し て い る こ と に な る 。 桂 枝 に は 清( 正 )気 を 上 達 し、 邪 気 を 降 ろ す 働 き が あ る 。

以 上 を 踏 ま え 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 を 考 察 す る と、 痰 飲 が な く 津 液 が 不 足 し て い る 体 内 環 境 に あ っ て、 肝 気 が 鬱 滞 し た た め、 気 が 火/熱 と 化 し、 邪 と な っ て 上 衝 し た 場 合 の 方 剤 と な る 。 頭 痛 ・ の ぼ せ ・ 首 上 の 発 汗 ・ 動 悸 ・ 胸 悶 ・ イ ラ イ ラ ・ 不 安 ・ 不 眠 ・ 肩 こ り な ど、 熱 性 の 症 状 が み ら れ る 。 柴 胡 は 肝 気 を 疎 泄 し、 黄 芩 は 少 陽 の 熱 を 清 し、 栝 楼 根 で 津 液 を 補 い 潤 し、 桂 枝 で 上 衝 を 降 ろ し 清 気 を 布 達 す る 。 牡 蛎 は 陰/津 を 補 い 気 の 上 昇 を 降 ろ す 。 下 半 身 は 寒 性 に 傾 く た め 乾 姜 で 温 め る 。 症 例 2 で は 上 熱 の 症 状 が 認 め ら れ た が、 胃 痛 や 便 秘 や 下 痢 は 冷 え の 症 状 で あ っ た 可 能 性 が 大 。 当 初 か ら 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 の 証 で あ っ た

柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 は 喘 息 に も 有 効 で あ る 。 多 汗 で 肥 満 の 自 律 神 経 の 女 性 に 著 効 し た 経 験 を も つ 。 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 に は 小 柴 胡 湯 や 柴 胡 桂 枝 湯 に 含 ま れ る 人 参 が な い 。 本 方 の 適 用 は、 著 者 の 経 験 で は、 世 間 で 言 わ れ る よ う な、 「 虚 証 」 の 方 は 意 外 と 少 な い よ う に 感 じ て い る 。


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「 雨 乞 い 」 に 捧 げ る : 知 母 と 黄 耆


醍醐寺の五重の塔世界遺産「醍醐寺」三宝院庭園






70 代 の 女 性 。 数 ヶ 月 前 か ら 体 調 が す ぐ れ な い た め 数 ヶ 所 の 医 療 機 関 を 受 診 。 血 液 検 査、 X 線 検 査、 心 電 図、 CT ス キ ャ ン な ど を 受 け 治 療 す る も 改 善 な し 。体 が だ る く 疲 れ や す い 。 横 に な っ て い た い 。 体 が 浮 い て い る 感 じ が し て、 歩 い て い る と フ ラ フ ラ す る 。 時 々 の ぼ せ る 。 血 圧 は 140 / 80 。 脈 は 66 で 滑、 両 尺 弱、 左 尺 細 。 舌 は 淡 紅、 化 燥 し 剥 苔 あ り 。

陰 虚 陽 亢 で あ る 。 治 療 は 陰 を 補 い 火 を 消 す 。 乾 地 黄 7、 玄 参 5、 麦 門 冬 6、 五 味 子 5、 括 楼 根 6、 山 茱 萸 5、 芍 薬 5、 人 参 3、 知 母 6、 貝 母 4、 大 棗 3、 牡 蠣 6 ( 先 煎 )( す べ て 保 険 調 剤 )を 投 与 。 10 日 後、 症 状 改 善 。 疲 れ と の ぼ せ は ほ と ん ど 消 失 。 肩 が 痛 い 。 葛 根 7 を 加 え、 五 味 子 を 除 く 。 20 日 後、 ゴ ー ゴ ー 耳 鳴 り が す る 。 桂 枝 3、 黄 耆 5 を 加 え、 玄 参、 貝 母、 人 参 を 除 く 。 14 日 後、 耳 鳴 り は ほ ぼ 消 失 。 身 体 が 元 に 戻 っ た 。

患 者 は じ っ と し て い ら れ な い 働 き 者 。 い わ ゆ 陰 虚 体 質 で あ る 。 そ こ に 無 理 が た た り、 “ 陰 ” が 急 速 に 不 足 す る よ う に な っ た 。 そ こ で 陰 血 の 吸 収 ・ 産 生 を 促 進 さ せ る た め、 代 償 的 に エ ネ ル ギ ー 代 謝 を 亢 進 さ せ る 必 要 に 迫 ら れ た 。 こ れ が 恒 常 化 し た も の が 陰 虚 陽 亢 で あ る 。 乾 地 黄、 玄 参、 麦 門 冬 の 組 み 合 わ せ は 増 液 湯、 麦 門 冬、 五 味 子、 人 参 の 組 み 合 わ せ が 生 脈 散 で あ 。 陰 虚 が 長 引 け ば 正 気 も 不 足 す る( 陰 損 及 陽 )こ と に な る た め 人 参 が 必 要 と な る 。

陰 虚 陽 亢 で は 火( 陽 )が 上 亢 し、 の ぼ せ ・ め ま い ・ 頭 痛 ・ 耳 鳴 り な ど が 出 現 す る た め、 山 茱 萸、 五 味 子、 芍 薬、 牡 蠣 で 気 を 収 斂 し た 。 張 錫 鈍 は 黄 耆 と 知 母 の 組 み 合 わ せ を、 「 黄 耆 の 働 き は、 雨 が 降 ろ う と す る と き に 上 昇 す る 陽 気 で あ り、 知 母 は 雨 が 降 ろ う と す る と き 四 合 す る 陰 雲 で あ る 」 と 述 べ て い る 。 慈 雨 に よ り 大 地( 人 体 )が 潤 い、 生 命 が 甦 る 。

陰 虚 陽 亢 で は 火 が 上 昇 す る た め、 頭 が フ ワ フ ワ し た り、 体 が 浮 い て い る よ う な 感 じ や、 の ぼ せ た 感 じ が 出 現 す る 。 陰 の 不 足 は 月 経 や 出 産 を 経 験 す る 女 性 や 高 齢 者 に 多 く み ら れ る 。 長 命 で 元 気 な 高 齢 者 が 増 え る に つ れ、 陰 虚 陽 亢 は 日 常 的 に 経 験 さ れ る 。 一 方、 同 じ よ う な 症 状 は 湿 熱 で も み ら れ る 。 飽 食 の 時 代、多 く の 人 び と に 湿 熱 が 伏 在 し て い る の で あ る 。 陰 虚 陽 亢 と 湿 熱 は 漢 方 か ら み た 現 代 病 と 言 え そ う だ 。


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ス ト レ ス 解 消 に 小 柴 胡 湯 . 加 味 逍 遥 散 と の 鑑 別 .


 (from her)今戸神社.





パ ワ ー ス ポ ッ ト 今 戸 神 社 


前 々 回、 柴 胡 剤 は 現 代 ス ト レ ス 社 会 の 頻 用 処 方 と 述 べ た 。 胆 気 ( 肝 気 ) が 鬱 滞 ( 肝 気鬱 結 ) す る と、 さ ま ざ ま な 病 態 が 発 症 す る 。 少 陽 三 焦 は 気 ・ 津 の 通 路 で あ る た め、 胆 気 ( 肝 気 ) が 鬱 滞 す る と、 正 気 の 流 通 不 利 が 生 じ、 病 理 産 物 で あ る 痰 飲 が 産 生 さ れ る 。 正 気 の 心 ( 脳 ) へ の 布 達が 阻 害 さ れ、 痰 飲 が 心 ・ 胸 で 擾 乱 す る よ う に な る と、 う つ や 不 安 や イ ラ イ ラ と い っ た 精 神 症 状 が 生 じ る 。

中 年 の 女 性 。 慢 性 腎 不 全 で 治 療 中 。 1 週 間 前 よ り 軽 い 咳 を 自 覚 し て い た が、 昨 日 38 度 台 の 発 熱 と 咳 ・ 痰 の 悪 化 が み ら れ る よ う に な っ た 。 脈 は 110 滑 弦 有 力 。 舌 は 暗 紅 で 全 体 が 白 苔 で 被 わ れ る 。 熱 は 37 度 台 。 心 肺 清 。 頻 回 に 咳 を し て い る 。 顔 が ほ て る が、 体 は 寒 ↹ 熱 。 咽 喉 痛 を 訴 え る が、 発 は 軽 度 。 食 欲 な い 。 小 柴 胡 湯 と 桔 梗 湯 を 投 与 。 翌 日 に は 解 熱 し、 咳 痰 も 大 分 楽 に な っ た 。

本 例 で は 風 邪 の 改 善 よ り も、 本 人 か ら 「 胸 が ス カ ッ と し た の に は 驚 い た 。 何?の く す り な ん で すか! 」 と の 発 言 が 意 味 深 で あ る 。 柴 胡 湯 は 三 焦 を 通 じ、 気 ・ 津 を 全 身 に 布 達 す る 。 と く に 膈 に お け る 気 ( 津 ) の 昇 降 を ス ム ー ズ に し て く れ る 。 心 ( 脳 ) に 正 気 が 通 じ、 痰 飲 が 除 去 さ れ る た め、 精 神 が 溌 剌 と な る 。 気 分 爽 快 だ ~ 本 例 の よ う な 慢 性 疾 患 に は 不 安 が 付 き ま と う 。 気 が 晴 れ な い 。

小 柴 胡 湯 は 胆 ( 肝 ) の エ ン ジ ン と し て の 働 き を up さ せ、 胸 - 膈 - 心下 に 鬱 滞 す る 痰 飲 を 排 除 し、 気 津 の 昇 降 出 入 を ス ム ー ズ に し 心 の 乱 れ を 整 え る 。 加 味 逍 遥 散 は 肝 の 陰 血 ( エ ン ジ ン の 燃 料 ) の 不 足 を 補 う こ と で、 気 血 の 疎 通 を 活 発 に し、 ホ ル モ ン の バ ラ ン ス を 整 え る 。 二 方 剤 と も 柴 胡 を 有 し て い る 。 小 柴 胡 湯 で は 半 夏、 加 味 逍 遥 散 で は 当 帰 と 芍 薬 が、 薬 効 の 違 い を 引 き 出 し て い る 。


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女 性 の 自 律 神 経 失 調 症 に 柴 胡 桂 枝 湯 + 香 蘇 散



夜の宵山前祭り(長刀鉾)長刀鉾







IMG_0591函谷鉾








30 代 女 性 。 3 年 前 か ら 倦 怠 感 が 現 れ、 横 に な る と ド ン ド ン と 動 悸 を 感 じ る よ う に な っ た 。 動 作 時 に は 動 悸 を 感 じ な い 。 立 ち く ら み も み ら れ る 。 5 ∼ 6 年 前 か ら 体 重 が 13 ㎏ 減 っ た 。 食 欲、 便 通 は 良 好 。 睡 眠 は 時 々 怖 い 夢 を み る 。 月 経 は 順 調 だ が、 生 理 前 1 週 間 は 頭 痛 や イ ラ イ ラ が 出 現し、 微 熱 を 感 じ る 。 生 理 が 始 ま る と 楽 に な る 。 血 塊 は 少 量 。 天 気 が 悪 く て も 頭 痛 が 現 れ る た め 床 に就 く 。

脈 は 72 で 沈 細 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 滑 苔 で 被 わ れ る 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 は な い 。 腹 診 で は 腹 力 3/5 で軟、 臍 傍 に 動 悸 を 強 く 触 れ る 。 胸 脇 苦 満 な く、 心 下 痞 鞭 も な い 。 柴 胡 桂 枝 湯 + 香 蘇 散 を 投 与 。 2 週 間 後、 体 調 が 改 善 し た 。 動 悸 も 感 じ な く な っ た 。 頭 痛 も 起 き な い 。 熟 睡 で き る よ う に な っ た 。 就 職 し 仕 事 を 始 め た が 良 好 と 。

こ の 方 は 出 産 歴 2 回 で あ る が、 そ の た び に 体 重 が 20 kg も 増 加 し て い る 。 生 理 前 や 天 候 が 悪 い と 頭 痛 も 出 現 す る 。 痰 飲 ( 水 ) が 停 滞 し や す い 体 質 で あ る 。 さ ら に 夫 婦 間 の ト ラ ブ ル に 悩 ん で い た 。 肝 気 の 流 れ が う つ 滞 ( 肝 鬱 ) す る た め、 気 血 水 の 流 通 も 停 滞 す る 。 そ の た め、 気 の 不足 や 水 の さ ら な る 蓄 積 ( 悪 循 環 ) が 生 じ、 病 状 は 悪 化 す る 。 疎 肝 解 鬱 し 気 の 流 れ を 流 通 さ せ、 痰 飲 を 除 く 。

女 性 の 肝 鬱 で 痰 飲 が 主 病 因 の 場 合 は、 柴 胡 桂 枝 湯 + 香 蘇 散 が 著 者 の 頻 用 処 方 であ る 。 柴 胡 桂 枝 湯 は 小 柴 胡 湯 に 比 べ、 柔 肝 作 用 の あ る 芍 薬、 気 血 の 流 通 を 促 進 す る 桂 枝 が 含 ま れ る た め、 比 較 的 体 力 の 低 下 し て い る 女 性 に も 安 心 し て 使 え る 疏 肝 薬 だ 。 香 蘇 散 は 女 性 の 気 鬱 に は 最 適  柴 胡 剤 と 併 用 し て 効 果 抜 群 。


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不 定 愁 訴 ( 自 律 神 経 失 調 症 ) に 桂 枝 人 参 湯


東京デズニーランド













30 代 女 性 。 5 年 前 か ら 生 理 の 1 週 間 前 に な る と 情 緒 不 安 定 と な る 。 胸 が 苦 し く な っ て 不 安 に な り イ ラ イ ラ す る 。 生 理 痛 も ひ ど く 鎮 痛 薬 が 効 か な く な っ て き た た め 受 診 。 基 礎 体 温 は 二 相 性 で あ る 。 高 校 の 頃 か ら も た れ や す く、 胃 が ム カ ム カ す る た め 、食 欲 が あ ま り な い 。 便 は 下 痢 気 味 で ス ッ キ リ で な い 。 寝 つ き も 良 く な く 夢 が 多 い 。 起 床 が つ ら く、 1 日 中 だ る く て 横 に な り た い 。 手 足 が 冷 え る 。 の ぼ せ は な い 。 せ か さ れ る と 動 悸 が し 胸 苦 し く な る 。 咽 喉 の 痞 塞 感 も あ る 。 精 密 検 査 を 受 け た が、 異 常 は な か っ た 。 緊 張 し や す く 気 分 が ス ッ キ リ し な い 。

脈 は 80 で 細 滑 弦 、按 じ て 弱 。 舌 は 暗 紅 で 白 苔 に 被 わ れ る 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 は な い 。 腹 部 は や や 軟 で 、 心 下 か ら 臍 上 に 動 悸 を 触 れ る 。 左 右 の 臍 下 に 抵 抗 あ り 。 下 腿 に 浮 腫 な し 。 胸 膈 停 痰 、陰 陽 不 和、 虚 陽 浮 越 と 診 断 し 、 半 夏 厚 朴 湯桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯 を 投 与 。 2 週 後、 胸 の 痞 え は 取 れ た が、 胃 が も た れ る 。 寝 つ き が 悪 い 。 相 変 わ ら ず 疲 れ や す い 。 緊 張 し 肩 凝 り ・ 頭 痛 ・ め ま い が す る 。 肝 鬱 も 考 慮 し、 半 夏 厚 朴 湯 を 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 に 変 更 。 2 週 間 後、 ほ と ん ど 変 化 が な い 。 低 温 相 の と き 胃 も た れ が ひ ど か っ た 。 お 腹 を 温 め る と 楽 だ っ た 。 胃 寒 が 主 体 と 考 え、 桂 枝 人 参 湯 を 投 与 し、 安 中 散 を 生 理 痛 の 頓 用 と し た 。 2 週 間 後、 胃 も た れ が 楽 に な り、 食 欲 が 出 て き た 。 今 回 の 生 理 は 痛 み が 1 日 だ け だ っ た 。 食 欲 が 出 て き て か ら、 寝 つ き も 良 く な っ た 。 動 悸 も 消 失 し た 。 そ の 後 同方 で 諸 症 状 が 安 定 し て い る 。

本 例 は 当 初、 不 定 愁 訴 を 気 滞 や 気 鬱 に よ る 症 状 と 考 え た が、 胃 寒 ( 太 陰 の 虚 寒 ) に よ る 症 状 で あ っ た 。 寒 ( 冷 ) は 気 血 を 凝 滞 さ せ る た め、 気 血 の 流 通 は 鬱 滞 し 不 通 と な る 。 臓 腑 が 気 血 の 還 流 を 受 け な い と、 働 き は 低 下 す る た め 疲 労 倦 怠 を 訴 え る 。 ま た 不 通 則 痛 で 疼 痛 も 現 わ れ る 。 そ こ で、 中 を 温 め 散 寒 し、 脾 胃 で 気 の 産 生 を 推 進 す る 人 参 湯 に、 通 陽 の 桂 枝 を 加 え た 桂 枝 人 参 湯 を 投 与 し た 。

桂 枝 ( 皮 ) は 正 気 を 昇 ら せ る 働 き が あ る た め、 濁 気 は そ の 位 に い る こ と が で き な く な り、 降 り ざ る を 得 な く な る 。 そ こ で 濁 気 が 上 逆 して 生 じ る、 動 悸 や 頭 痛 や 眩 暈 や 耳 鳴 り や 肩 こ り な ど に 使 用 さ れ る 。 桂 枝 人 参 湯苓 桂 朮 甘 湯 か ら 茯 苓 を 除 き、 人 参 と 乾 姜 を 加 え た 方 剤 だ 。 脾 胃 が 虚 寒 し て、 濁 気 が 上 衝 す る 場 合 に 用 い る 。


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加 味 逍 遥 散 で 気 分 ス ッ キ リ



食い倒れ人形大阪通天閣











20 代 女 性 。 昨 日 通 勤 途 中 で 手 足 が 痺 れ 動 く こ と が で き な く な っ た た め 他 院 を 救 急 受 診 。 安 定 剤 の 投 与 を う け 改 善 し た た め 帰 宅 。 し か し 本 日 も 通 勤 途 中 に 痺 れ が 出 現 し た た め 救 急 受 診 と な っ た 。 痺 れ だ け で 呼 吸 困 難 は な い が 、 ム カ ム カ し 一 度 嘔 吐 し て い る 。 到 着 時 に は 大 分 痺 れ が 消 失 し て い た 。 血 圧 正 常 。 脈 は 86 で 沈 細 偏 弦 。 舌 は 偏 紅 で 白 苔 に 被 わ れ る 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 は な い 。 心 下 が 痞 え 抵 抗 が み ら れ る 。 食 欲 ・ 便 通 は 普 通 だ が 、 朝 に 口 粘 あ り 。 睡 眠 は 寝 つ き が
悪 い と き が 多 く 、 起 床 が つ ら い 。 手 足 は 冷 え る 。 生 理 は 28 日 型 だ が 生 理 痛 が ひ ど い 。 最 近 仕 事 が 忙 し く 、 ス ト レ ス だ 。 聞 く と イ ラ イ ラ し や す い よ う だ 。 眼 の 輝 き が 強 く 感 じ ら れ る 。 加 味 逍 遥 散 を 投 与 す 。

2 週 間 後 、 再 診 に 訪 れ た 。 痺 れ は 一 度 も な か っ た 。 睡 眠 も よ く な り 、 起 床 も 楽 に な っ た 。 胃 が 痞 え る 感 じ が な く な り 、 ス ッ キ リ し て き た 。 イ ラ イ ラ し な く な り 、 肩 こ り ・ 頭 痛 も 起 き な く な っ た 。 4 週 間 後 、 今 回 の 生 理 は 痛 み が 軽 か っ た 。 体 調 が よ い の で し ば ら く 飲 み た い 、 と 。

今 回 の 症 例 は 典 型 的 な 加 味 逍 遥 散 証 な の で 、 自 信 を も っ て 処 方 で き た 。交 感 神 経 の 緊 張 ( ス ト レ ス ) の た め 肝 鬱 と な り 、脾 胃 に 負 担 が 及 び 痰 飲 が 産 生 さ れ 、 さ ら に 血 の 流 れ も 停 滞 す る よ う に な っ た 。 痰 飲 の た め 胃 が 痞 え て ス ッ キ リ し な く な っ た 。 血 の 運 行 不 利 の た め 月 経 痛 が 生 じ 、 生 理 も 2 日 と 短 期 と な っ た 。 肝 鬱 に よ り 気 血 の 運 行 が 停 滞 し 手 足 の 痺 れ が 生 じ た 。 ス ト レ ス に よ る 末 梢 血 管 の 収 縮 だ 。 そ こ で 、加 味 逍 遥 散 を 投 与 し 、血 を 補 い 、疏 肝 解 鬱 し 、胃 腸 の 働 き を 助 け 、 気 血流 通 を 改 善 す る こ と が で き 、 著 し い 改 善 が 得 ら れ た 。

加 味 逍 遥 散 は 血 虚 が 存 在 し 、 そ の た め 肝 の 疏 泄 不 利 が 生 じ 、 脾 胃 に 負 担 を か け て い る 状 態 で あ る 。 肝 血 ( 燃 料 ) を 補 い な が ら 疏 泄 を 助 け な け れ ば 、 気 を 損 耗 す る だ け で 症 状 は 悪 化 す る 。 肝 の 陰 血 の 不 足 が 著 し い と 四 物 湯 を 加 味 し な け ら ば な ら な い 。 加 味 逍 遥 散 証 ( 血 虚 肝 鬱 ) を 見 出 す こ と は 容 易 で あ り 、 患 者 さ ん に 喜 ば れ る



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「 立 ち く ら み 」 に も 「 抑 肝 散 」










20 代 女 性 。 2 か 月 前 か ら 立 ち く ら み が ひ ど く、 家 で 横 に な っ て い る こ と が 多 く な っ た 。 立 ち 上 が ろ う と す る と 目 の 前 が 暗 く な っ て 倒 れ そ う に な る 。 ず き ず き し た 頭 痛 も 現 わ れ る よ う に な っ た 。 そ の こ ろ よ り 咳 や 痰 が 多 く な り、 咽 喉 の 奥 の つ か え を 感 じ る 。 1 か 月 前 か ら 近 医 で 治 療 す る も 改 善 が な く、 薬 で 気 持 ち 悪 く な る た め 受 診 し た 。

血 圧 正 常 。 脈 は 70 で 細 滑 偏 弦 。 舌 は 暗 紅 色 で 白 膩 苔 で 被 わ れ る 。 食 欲 は 正 常 。 動 悸 は な い 。 寝 つ き が よ く な い 。 昔 か ら イ ラ イ ラ し や す く 少 し の こ と で 怒 り っ ぽ く な る 。 生 理 不 順( 遅 延 )が ひ ど い た め ピ ル を 服 用 し て い た が、 他 院 に 通 院 し だ し た 1 か 月 前 か ら 中 止 し て い る 。

血 虚 肝 鬱、 肝 陽 化 風 と 診 断 。 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 エ キ ス 3 包 投 与 。 1 週 間 後 。 立 ち く ら み と 頭 痛 が 改 善 し 職 場 に 復 帰 で き た が、 ま だ 咳 が 続 い て い る 。 咽 喉 の 痞 塞 感 が あ り 痰 が 多 い た め 半 夏 厚 朴 湯 を 追 加 。 1 週 間 後、 咳 も な く な り 気 分 が 爽 快 に な っ た と 感 謝 さ れ た 。

立 ち く ら み は 起 立 性 低 血 圧 に よ り、 脳 の 血 流 低 下 が 生 じ 発 症 す る も の と 考 え ら れ て い る 。 臥 位 か ら 急 に 立 ち 上 が る と、 血 液( 静 脈 血 )は 下 肢 に 下 降 し 貯 留 す る た め、 一 時 的 に 血 圧 が 低 下 す る 。 し か し ヒ ト に は 圧 受 容 器 が あ る た め、 す ぐ に 血 管 が 収 縮 し、 血 圧 は 元 の 状 態 に 戻 る た め、 通 常 は 立 ち く ら み は 起 こ ら な い 。 貧 血 で あ っ た り 降 圧 剤 の 服 用 中 や 糖 尿 病 で あ れ ば、 し ば し ば 立 ち く ら み が 生 じ る 。

本 例 で は こ れ ら の 原 因 が な く、 起 立 性 の 低 血 圧 に よ る も の な の か 。 し か し 仕 事 に 行 け ず 家 で 横 に な っ て い る ほ ど の 著 明 な 低 血 圧 は 異 常 だ 。 シ ャ イ ・ ド レ ー ガ ー 症 候 群 の よ う な 特 殊 な 疾 患 で な け れ ば 考 え ら れ な い 。 低 血 圧 以 外 の 状 態 が 想 定 さ れ る 。 そ れ は 何 ?

起 立 な ど で 血 圧 が 低 下 す る と、 圧 受 容 器 か ら 交 感 神 経 系 に 刺 激 が 伝 え ら れ、 交 感 神 経 系 が 反 応 し 血 圧 が 上 昇 す る 。 こ の と き 交 感 神 経 の 反 応 が 異 常 に 亢 進 す る と、 の ぼ せ や め ま い や 頭 痛 な ど が 生 じ る 。 交 感 神 経 が 異 常 に 反 応 す る の は、 普 段 か ら 交 感 神 経 が 緊 張 し て い る た め で あ ろ う 。 現 代 ス ト レ ス 社 会 が そ の 根 底 に あ る 。

ス ト レ ス で は 肝 気 の 流 れ が 鬱 滞( 肝 鬱 )し や す い 。 「 抑 肝 散 証 」 は 肝 鬱 の た め、 気 が 鬱 し て 熱 と 化 し 火 が 生 じ、 「 風 と 共 に 去 り ぬ 」 で、 火 は 風 を 呼 び 込 み 燃 え 盛 り、 火 の 塊 と な っ て 炎 上 ・ 上 昇 す る 。 火 の 塊 が 上 昇 し 頭 を 衝 け ば、 頭 痛 や 眩 暈、 ひ ど け れ ば 卒 倒 す る 。 現 代 ス ト レ ス 社 会 で 暮 ら す 人 び と は 、 交 感 神 経 の 緊 張 状 態 に あ る 。

漢 方 で い う 肝 気 鬱 結( 肝 鬱 )で あ る 。 し か し 抑 肝 散 が 適 応 す る 病 態 は、 肝 鬱 は 存 在 す る の だ が、 主 体 は 火 の 上 炎 で あ る 。 中 医 学 で い う 火 が 風 を 生 じ( 生 風 )た 状 態、 す な わ ち 肝 陽 化 風 で あ る 。 抑 肝 散 の 主 薬 は 熄 風 薬釣 藤 鈎 だ 。 火 と 風 が 熄( や )む 。


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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