オ ト コ ♂ の 更 年 期 障 害


NISSAN CROSSING (銀座4丁目交差点)かわづさくらが満開 (東京八重洲. 2017/4/5)






前 回、 花 粉 症 の 漢 方 治 療 に つ い て 述 べ た が、 即 効 薬 を 話 す の を 失 念 し て い た 。 そ れ が 意 外 や 意 外 ワ セ リ ン な の で あ る か な り の 確 率 で 花 粉 症 を 予 防 で き る 。 安 価 で あ り 一 度 は お 試 し あ れ ~~~

女 性 の 更 年 期 障 害 は よ く 知 ら れ て い る が、 男 性 の 更 年 期 障 害 も 遅 れ ば せ な が ら マ ス コ ミ に も 取 り 上 げ ら れ る よ う に な っ て き た 。 男 性 ホ ル モ ン ( テ ス ト ス テ ロ ン ) の 低 下 に よ り 精 神 症 状 が 現 れ る の だ が、 テ ス ト ス テ ロ ン が 少 な い こ と が あ な が ち 悪 い こ と ば か り と は 言 え な い 。 マ イ ホ ー ム パ パ に な っ て く れ 家 庭 円 満 に 貢 献 す る 。 た だ 御 主 人 に は そ れ ほ ど 出 世 は 期 待 で き な い か も し れ ま せ ん ネ 。

50 代 男 性 。 5 年 前 か ら 不 安 感 や イ ラ イ ラ が 出 現 。 顔 が ほ て り、 の ぼ せ が ひ ど く、 一 瞬 フ ラ ッ と し て 倒 れ そ う な る 。 寝 つ き も 悪 く 寝 汗 も か く 。 頭 が 重 く ス ッ キ リ し な い 。 顔 が 赤 い が 生 気 が な い 。 責 任 感 の つ よ い 地 方 公 務 員 。 脈 は 70、 滑 弦 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 苔 。 天 麻 6、 釣 藤 鈎 9 ( 後 下 )、 芍 薬 7、半 夏 6、 白 朮 9、 竹 茹 9、 天 南 星 4、陳 皮 3、 枳 実 5、 遠 志 4、 黄 連 5、 山 梔 子9、 生 甘 草 9 を 投 与 。

2 週 間 後、 の ぼ せ、 不 安 感、 イ ラ イ ラ が ほ と ん ど 消 失 。 安 定 剤 を 中 止 。 4 週 間 後、 気 力 が 充 実 し て き た 。 睡 眠 剤 は 半 量 に 減 薬 。 6 週 間 後、 別 人 の よ う な 精 悍 な 顔 つ き と な る 。 眠 剤 も 中 止 し 漢 方 の み と し た が、 体 調 良 好 で 以 前 に も 増 し、 バ リ バ リ 仕 事 に 邁 進 で き る よ う に な っ た 。

本 例 が 現 代 医 学 的 に 男 性 の 更 年 期 障 害 ( LOH 症 候 群 ) で あ っ た か 不 明 だ が、 症 状 が 女 性 の 更 年 期 症 状 に 類 似 し、 年 齢 的 に も ホ ル モ ン の 転 換 期 で あ る 。 そ し て よ り 重 要 な こ と は、 更 年 期 障 害 の 精 神 症 状 に 対 し、 女 性 ホ ル モ ン は ほ と ん ど 無 力 で あ る と い う こ と だ 。 こ れ は 男 性 で も 同 じ こ と 。 ホ ル モ ン 補 充 療 法 よ り 漢 方 治 療 の 適 用 と な る 。

本 例 は 男 性 ホ ル モ ン の 転 換 期 に み ら れ る 気 の う つ 滞 ( 肝 う つ ) に よ り、 少 陽 三 焦 の 流 通 が 阻 滞 し 湿 熱 が 産 生 さ れ た 。 湿 熱 は 肝 う つ に よ り 生 じ た 内 風 と と も に 上 昇 し、 中 枢 神 経 系 に 衝 突 し 擾 乱 す る よ う に な り、 精 神 症 状 や 不 眠 や の ぼ せ な ど が 発 症 し た も の と 思 わ れ る 。

治 療 は 平 肝 熄 風、 化 痰 清 熱 と し た 。 天 麻釣 藤 鈎 で 肝 気 の う つ 結 を 疎 通 し、 内 風 を 熄 風 す る 。 芍 薬 は 柔 肝 し 肝 気 の 疎 通 を 助 け る 。 半 夏 ・ 白 朮 ・ 竹 茹 ・ 天 南 星 ・ 陳 皮 は 湿 痰 を 袪 湿 化 痰 し、 黄 連 ・ 山 梔 子 は 清 熱 化 痰 す る 。 と く に 竹 茹遠 志 の 化 痰 作 用 は、 精 神 症 状 に 対 し す ぐ れ た 働 き を 有 す る 。 枳 実 は 気 の う つ 結 を 破 り、 気 の 流 通 を 促 進 す る 。 巻 き 上 が る 内 風 を 熄 し、 湿 熱 ( 病 理 産 物 ) を 除 け ば、 清 気 が 脳 内 を 巡 り、 精 神 症 状 は 自 ず と 消 え 去 る の で あ る 。


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風 が 吹 く と 意 識 が 飛 ん じ ゃ ウ ~


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50 代 後 半 の 男 性 。 1 年 半 前 か ら 立 っ て い る と フ ラ ッ と し、気 が 遠 く な る よ う な 感 じ が す る 。 近 医 受 診 し、 高 血 圧 を 指 摘 さ れ 投 薬 を 受 け る 。 MRI は 正 常 。 し か し 症 状 が ま っ た く 改 善 さ れ な い た め 来 院 。 い つ も 頭 が 霧 の 中 に い る よ う で ス ッ キ リ し な い 。 イ ラ イ ラ や 不 安 感 や の ぼ せ が あ る 。 眠 り は よ い 。 暑 が り で 汗 か き 。 舌 は 大 き く 淡 紅 で 白 苔 あ り 。 脈 は 94 で 滑 偏 弦 。

肝 火 が 胃 の 痰 飲 を 伴 い 上 昇 し て い る 。 本 人、 体 に 自 信 が な い が 出 稼 ぎ に 行 く の で 煎 じ 薬 は 無 理 と の こ と 。 そ こ で、 エ キ ス 製 剤 で あ る 釣 藤 散 7.5 と 黄 連 解 毒 湯 7.5 を 処 方 。 2 週 間 後 TEL あ り 。 「 多 少 め ま い 感 が 残 っ て い る が 他 は す べ て 良 い 。 元 気 で 仕 事 し て い る 」 と の こ と 。 そ の 後 も 症 状 安 定 し て い る 。

本 例 で は 肝 気 が う つ 滞 し た た め 火 と 化 し、 胃 に 横 逆 し 胃 の 働 き が 障 害 さ れ 痰 飲 が 産 生 さ れ た 。 火 と 痰 飲 が 挾 雑 し 上 逆 し て 脳 神 経 に 衝 突 し、 め ま いい ら い ら不 安 感の ぼ せ が 発 症 し た 。 釣 藤 散 は 釣 藤 鈎、 防 風、 菊 花、 麦 門 冬、 半 夏、 茯 苓、 陳 皮、 人 参、 甘 草、 生 姜、 石 膏 で 構 成 さ れ て い る 。

釣 藤 鈎 は 肝 気 の 高 ぶ り ( 肝 鬱 ) に よ り 生 じ た 内 風 を 鎮 め る 。 防 風 ・ 菊 花 に は 肝 気 を 疎 通 さ せ 肝 鬱 を 解 除 す る 働 き が あ る 。 半 夏 ・ 茯 苓 ・ 陳 皮 で 胃 の 痰 飲 を さ ば く 。 麦 門 冬 は 五 行 の 金 ( 肺 ) 克 木 ( 肝 ) の 考 え で あ ろ う か 。 肺 を 助 け る こ と で 肝 気 の 高 ぶ り を 抑 え る 。 そ の 意 味 で は 芍 薬 が 欲 し い と こ ろ だ 。 本 例 で は 内 風 が 化 火 し て い る た め 黄 連 解 毒 湯 を 合 方 し た 。

水 気 上 逆 と は 異 な り、 一 瞬 気 を 失 う よ う な め ま い の 訴 え を よ く 聞 く 。 多 く は 急 な 風 の 上 昇 の た め で 釣 藤 散 加 減 が 有 用 で あ る 。 高 齢 者 で は 陰 虚 陽 亢 が 多 く、 知 柏 地 黄 丸 加 減 が 有 用 だ が、 七 物 降 下 湯 も お 忘 れ な く 。 七 物 降 火 湯 は 四 物 湯 に 釣 藤 鈎 と 黄 柏 と 黄 耆 を 加 え た も の で あ る 。 著 者 は 陰 血 が 不 足 し 虚 火 が 上 昇 す る 場 合、 七 物 降 下 湯 を 使 用 す る 機 会 が 多 く な っ て い る 。



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マ イ ホ ー ム パ パ は 男 性 ホ ル モ ン が 不 足


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       2017 年  
    謹 賀 新 年

  










最 近 は あ ま り 取 り 上 げ ら れ な く な っ た が、 環 境 ホ ル モ ン の 問 題 が セ ン セ ー シ ョ ナ ル に マ ス コ ミ に 取 り 上 げ ら れ た こ と が あ る 。 動 物 の ♀ ( メ ス ) 化 や 少 女 の 早 熟 化 ( 早 発 月 経 ・ 乳 房 発 達 )、 更 に は 停 留 睾 丸 の 増 加 や 精 子 数 減 少 の 原 因 物 質 と し て 糾 弾 さ れ た 。 環 境 ホ ル モ ン は 生 物 学 的 に、エ ス ト ロ ゲ ン 作 用 を 有 す る 。 性 ホ ル モ ン は コ レ ス テ ロ ー ル か ら 酵 素 を 介 し て 段 階 的 に つ く ら れ る 。

コ レ ス テ ロ ー ル は 中 間 代 謝 物 質 ( プ ロ ゲ ス テ ロ ン な ど ) を 経 て、 男 性 ホ ル モ ン で あ る テ ス ト ス テ ロ ン に 変 換 さ れ る 。 こ の 変 換 は 精 巣 や 卵 巣 や 副 腎 に お い て 行 な わ れ て い る 。 次 い で テ ス ト ス テ ロ ン は、 酵 素 の 働 き に よ り、 エ ス ト ロ ゲ ン に 変 換 さ れ る 。

胎 生 期 に お け る 原 始 生 殖 腺 は 副 腎 に 隣 接 す る 生 殖 隆 起 か ら 発 生 す る 。 生 殖 腺 は 皮 質 と 髄 質 に 分 化 す る が、 こ の 段 階 で は 卵 巣 と 精 巣 の 区 別 が な い 。 胎 生 7 ~ 8 週 に な る と、 Y 染 色 体 が 存 在 し な い 場 合 ( ♀ ) は、 髄 質 は 退 化 し 皮 質 が 卵 巣 へ と 発 達 す る 。 さ ら に ミ ュ ラ ー 管 が 卵 管 と 子 宮 に 発 達 す る 。 Y 染 色 体 が 存 在 す る と ( ♂ )、 髄 質 が 精 巣 へ と 発 達 し、 テ ス ト ス テ ロ ン が 分 泌 さ れ る 。

テ ス ト ス テ ロ ン は 雄 性 ( 男 性 ) 化 を 促 進 す る ホ ル モ ン で あ る が 女 性 に も 存 在 す る 。 テ ス ト ス テ ロ ン の 分 泌 は 男 女 と も 思 春 期 に ピ ー ク を 迎 え る が、 そ の 時 点 で 8 ~ 10 倍 も の ひ ら き が あ る 。胎 児 は 子 宮 内 で 母 親 の “ テ ス ト ス テ ロ ン ” の 影 響 を 受 け る 。  

「 高 テ ス ト ス テ ロ ン 」 の 母 親 か ら 生 ま れ た 娘 は、 成 長 す る と 行 動 が 男 性 的 と な る 。 さ ら に、 高 テ ス ト ス テ ロ ン の 母 親 か ら 生 ま れ る 子 供 は、 男 子 で あ る 確 率 が 高 い と い う 。 母 親 だ け で な く、 双 子 の 一 方 ( ) の テ ス ト ス テ ロ ン の 影 響 も 受 け る 。 双 子 が 男 子 と 女 子 の 場 合、 そ の 女 子 は、 女 子 と 女 子 の 双 子 の 場 合 に 比 べ お て ん ば と い う ( Testosterone and Behavior 日 本 語 版 よ り ) 。

テ ス ト ス テ ロ ン に 関 す る 興 味 あ る 記 事 が あ る 。 男 性 の テ ス ト ス テ ロ ン 値 は、子 供 が で き る と、 低 下 す る 。 特 に 育 児 に 熱 心 な 父 親 の 、 ホ ル モ ン の 低 下 が 著 し い 。 そ う、 浮 気 を し な く な る  定 時 に な る と、 家 路 を 急 ぐ マ イ ホ ー ム パ パ に 変 身 す る 。 赤 子 の 誕 生 は 、 父 親 を 家 庭 に 縛 り つ け る 有 効 な ツ ー ル に な る 。 少 子 高 齢 化 社 会 は、 男 性 の 浮 気 が 原 因 な の か 現 実 は 女 性 の 浮 気 が 増 加 し て い る ら し い が

「 あ な た の 子 供 が 欲 し い だ け な の 」 二 号 さ ん が よ く 使 う 手 だ が、 男 性 が 自 分 か ら 離 れ て 行 か な い よ う に す る 効 果 は あ り そ う だ 。 子 供 が で き た 場 合 の 話 だ が 。 あ ち こ ち に 子 供 を つ く っ て い る 方 が い る が、 こ の よ う な 方 に は 上 記 の 法 則 は 当 て は ま ら な い 。 戦 前 ・ 戦 後 の 政 治 家 に は 多 か っ た よ う だ 。 こ の こ と で 初 代 総 理 の 伊 藤 博 文 は、 明 治 天 皇 か ら お 叱 り を 受 け た ら し い 。 偉 く な る 方 は 男 性 ホ ル モ ン が 多 い よ う だ 。

奥 様 に と っ て は 御 主 人 は マ イ ホ ー ム パ パ で あ っ て 欲 し い で す ね 。 で も 出 世 を 考 え る、 と、 多 少 心 配 に な り ま す が、 テ ス ト ス テ ロ ン が 低 い と 犯 罪 者 に な る 可 能 性 が 低 い と 言 い ま す 。 自 殺 は 増 え る よ う で す が


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の ぼ せ ・ 動 悸 の 特 効 薬 「 三 黄 瀉 心 湯 」



震災1周年前日、商工会議所の田端君から写真が大震災2月後の大船渡商工会議所(taken by me)







今 回 は 「 三 黄 瀉 心 湯 」 に つ い て 論 じ て み た い ( 拙著 : 漢方の臨床 より ) 題 し て 、 三 黄 瀉 心 湯 の 条 文 の 「 心 気 不 足 」 は 「 心 気 不 定 」 な の か ?
 
本 邦 の 文 献 の ほ と ん ど が 、三 黄 瀉 心 湯 の 条 文 の 「 心 気 不 足 」 は 誤 り で 、「 心 気 不 定 」 が 正 し い と し て い る 。そ れ は 唐 代 の 孫 思 邈 が 千 金 方 で 指 摘 し た も の を 、江 戸 期 に 先 人 が そ れ に 従 い 採 用 し 、そ れ が 今 日 ま で 踏 襲 さ れ て き て い る 。 中 医 学 的 に も 本 邦 で は 、「 心 気 不 足 」 に 清 熱 瀉 火 薬 は 不 適 で 、本 証 で み ら れ る 不 眠 や 焦 躁 な ど は 心 火 上 炎 に よ る 症 状 の た め 、 「 心 気 不 定 」 と す る べ き で あ る と 解 説 し て い る 。

こ れ に 対 し 小 高 修 司 氏 は 、中 国 の 古 典 に 基 づ く 独 創 的 な 「 火 論 」 を 展 開 し 、 「 心 気 不 足 」 に 対 す る 先 人 の 解 釈 は 誤 り と 指 摘 し て い る 。
 
『 素 問 』 陰 陽 応 象 大 論 篇 に 「 壮 火 之 気 衰 、少 火 之 気 壮 、 壮 火 食 気 、気 食 少 火 、壮 火 散 気 、少 火 生 気 」 と あ る 。 「 壮 火 ( 人 体 に 有 害 な 過 剰 な エ ネ ル ギ ー ) で は 、気 は 衰 え る 。 少 火 ( 生 命 活 動 に 必 要 な 生 理 的 な エ ネ ル ギ ー ) で あ れ ば 、気 は 壮 ん に な る 。 壮 火 は 気 を 食 す た め 、気 は 消 耗 し 不 足 す る 。 気 は 少 火 を 食 す た め 、 生 命 活 動 を 活 発 に す る 。 壮 火 は 気 を 散 じ る が 、 少 火 は 気 を 生 じ る 」 の 意 で あ る 。 過 剰 な 体 内 エ ネ ル ギ ー の 産 生 は 、異 化 と 同 化 ( 代 謝 ) の 恒 常 性 を 乱 し 、生 体 に ダ メ ー ジ を 与 え る 。 邪 熱 が 熾 盛 に な れ ば 、 気 は 灼 損 さ れ 不 足 し 、臓 腑 の 生 理 的 な 働 き は 障 害 さ れ る 。

『 脾 胃 論 』 巻 中 ・ 飲 食 労 倦 所 傷 始 為 熱 中 論 に 「 若 飲 食 失 節 、寒 温 不 適 、則 脾 胃 乃 傷 。 喜 怒 憂 恐 、損耗 元 気 。 既 脾 胃 気 衰 、元 気 不 足 、而 心 火 独 盛 。 心 火 者 、陰 火 也 。 起 於 下 焦 、其 系 繋 於 心 。 心 不 主 令 、相 火 代 之 。 相 火 、下 焦 包 絡 之 火 、元 気 之 賊 也 。 火 与 元 気 不 両 立 、一 勝 則 一 負 。 脾 胃 気 虚 、則 下 流 於 腎 、陰 火 得 以 乗 其 土 位 」 と あ る 。 生 理 的 な 相 火 ( 少 火 ) も 過 剰 に な る と 、病 的 な 陰 火 ( 壮 火 ) に 転 化 し 、 気 を 食 す こ と に な る 。

熱 代 謝 の 異 常 な 亢 進 が 続 く と 、 A T P が 大 量 に 消 費 さ れ る た め 、生 理 的 エ ネ ル ギ ー は 消 耗 さ れ る 。 異 化 作 用 が 生 理 的 で あ れ ば 「 気 」 が 生 じ 、 生 理 的 範 囲 を 超 え て 「 火 」 に 転 化 す る と 、 気 陰 を 虧 損 す る 。 三 黄 瀉 心 湯 証 で は 心 火 が 炎 上 し て い る 。 李 東 垣 は 『 脾 胃 論 』 で 「 火 与 元 気 不 両 立 、 一 勝 則 一 負 」 と 述 べ て い る 。 心 火 が 旺 盛 に な れ ば 、 心 気 は 剋 さ れ る 。

三 黄 瀉 心 湯 証 の 「 心 気 不 足 」 と は 、エ ネ ル ギ ー 代 謝 が 低 下 し て 生 じ た 気 虚 と は 異 な る 。 逆 に エ ネ ル ギ ー 産 生 が 亢 進 し 、そ の エ ネ ル ギ ー を 心 火 が 強 奪 し 炎 上 し た た め 、 気 が そ れ を 利 用( 食 ) す る こ と が で き な く な り 、 心 気 が 不 足 し た 状 態 で あ る 。 『 素 問 』 陰 陽 応 象 大 論 に よ る と 、「 心 気 不 足 」 と は 、 「 壮 火 食 気 」 を 包 含 し た 表 現 と な る 。

一 方 、 「 心 気 不 定 」 の 不 定 と は 、 心 気 の 「 量 」 で は な く 「 位 」 の こ と を 意 味 す る の で あ ろ う が 、 曖 昧 な 表 現 の よ う に 感 じ ら れ る 。

論 文 ( 漢 方 の 臨 床 、2011 年 10 月 号 ) で は 、三 黄 瀉 心 湯 と 大 黄 黄 連 瀉 心 湯 が 異 な る 方 剤 で あ る こ と も 詳 細 に 論 述 し た が 、割 愛 し た 。



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「 男 性 更 年 期 障 害 」 で 高 血 圧 に



「初めてとは思えない」と皆に褒められた。居酒屋を開きましょうか!? by Tsukasa


大 船 渡 さ ん ま 祭 へ 。 大 盛 況 。 著 者 も 煙 対 策 の ゴ ー グ ル を つ け サ ン マ 5 0 匹 は 焼 き 、皆 さ ん に 提 供 。 炭 火 の 熱 は 大 変 だ っ た 。 で も 、大 船 渡 の 庶 民 感 覚 が 甦 り 、一 服 の 清 涼 感 を 満 喫 で き た 。 大 船 渡 さ ん ま 大 使 X U X U (シュシュ) オ ラ! サ ン マ! の 歌 声 も  実 は 妻 は 8 時 か ら お 手 伝 い 。 著 者 と 彼 女 は 午 後 か ら の お 手 伝 い 。 東 京 だ か ら 沢 山 の ひ と が 来 ま し た が 、地 元 で は 商 売 に な ら な い 、と 。 大 船 渡 か ら は 市 ・ 商 工 会 議 所 職 員 な ど 4 0 名 以 上 が 上 京 し ま し た 。 都 内 か ら も 9 0 名 以 上 の ボ ラ ン テ ィ ア が お 手 伝 い に 。 ご 苦 労 さ ま !


5 0 代 男 性 。 1 0 年 前 か ら 高 血 圧 の 治 療 を 受 け て い る 。 3 ヶ 月 前 か ら 、の ぼ せ と め ま い が 出 現 。 と き ど き 動 悸 や 胸 苦 し さ も 感 じ る 。起 床 は よ い が 、寝 つ き が 悪 く 、し ば し ば 覚 醒 す る よ う に な っ た 。 寝 汗 も か く 。 疲 れ は そ れ 程 で な い 。 食 欲 や 便 通 は よ い 。 の ど が 渇 き 、冷 た い も の を 好 む 。仕 事 (自営) の ス ト レ ス が 強 い 。 血 圧 は 140 / 90 。 脈 は 8 4 で 滑 偏 弦 。 舌 は 暗 紅 で 苔 は 少 な い 。

陰 虚 火 旺 と 考 え、竜 胆 瀉 肝 湯 エ キ ス 7.5g と 黄 連 解 毒 湯 エ キ ス 7.5g を 投 与 す る 。 他 院 で の 降 圧 剤 は 継 続 。2 週 間 後 、体 が 軽 く な り 、の ぼ せ や め ま い が 消失 。動 悸 や 胸 苦 し さ も な く な っ た 。 睡 眠 も よい 。 血圧 も 120/80 前 後 と 安 定 す る 。 降 圧 剤 を 減 量 し 、漢 方 薬 も 5 g に 減 量 す る も 、血 圧 、 症 状 と も に 安 定 し て い る 。 

ス ト レ ス な ど で 交 感 神 経 が 優 位 な 状 態 が 続 く と 、エ ネ ル ギ ー 代 謝 が 高 ま り 熱 産 生 ( 異 化 ) が 亢 進 す る 。 こ の よ う な 状 態 が 長 期 に 及 ぶ と 、体 の 構 成 物 質 が 消 耗 さ れる ( 傷 陰 ) 。 物 質 の
不 足 に 対 す る 代 償 機 転 も 働 き 、熱 代 謝 の 亢 進 が 持 続 す る と 、‘ 陰 ’ の 不 足 ( 陰 虚 ) と ‘ 火 ’ が 燃 え 盛 る ( 火 旺 ) 状 況 と な る 。 治 療 は 、陰 を 補 い ( 滋 陰 ) 、消 火 す る ( 瀉 火 ) 。 「 黄 連 解 毒 湯 」 は 、清 熱 瀉 火 す る 。 「 竜 胆 瀉 肝 湯 」 は 、清 熱 瀉 火 + 滋 陰 す る 。

「 陰 虚 火 旺 」 に 対 す る 薬 と し て は 、 当 帰 六 黄 湯 ( エ キ ス 剤 に な い ) が 有 名 で あ る 。 当 帰 ・ 生 地 黄 ・ 熟 地 黄 ・ 黄 連 ・ 黄 芩 ・ 黄 柏 ・ 黄 耆 で 構 成 さ れ る 。 「 黄 連 解 毒 湯 」 に は 、黄 連 ・ 黄 芩 ・ 黄 柏 が あ る 。 「 竜 胆 瀉 肝 湯 」 に は 、当 帰 ・ 地 黄 ・ 黄 芩 が あ る 。 黄 耆 は 不 要 と 思 わ れ る が 、症 例 に よ っ て 、陽 中 に 陰 を 求 め 、こ と に は な る 。 当 帰 は 体 を 温 め る た め 不 適 。 黄 連 解 毒 湯 + 竜 胆 瀉 肝 湯 は、陰 虚 火 旺 に 有 効 な 治 療 薬 と な る の で あ ~ る 。



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