糖 尿 病 と 帯 状 疱 疹



有楽町駅前の “銀恋”の記念碑有楽町駅前交差点の「東芝ビル」はもうない





    銀 座 の 恋 の 物 語

60 代 男 性 。 10 年 前 か ら 糖 尿 病 、 1 年 前 か ら 高 血 圧 を 指 摘 さ れ る も 放 置 。 半 年 前 仕 事 の 過 労 の た め 体 調 を 崩 し、 右 後 頭 部 か ら 項 部 に か け て 帯 状 疱 疹 出 現 。 近 医 受 診 し 高 血 圧 と 糖 尿 病 の 治 療 も 開 始 。 し か し 体 調 不 良 と 帯 状 疱 疹 に よ る 神 経 痛 が よ く な ら な い と の こ と で 当 院 を 受 診 。 刺 さ れ る よ う な 痛 み が 後 頭 部 を 襲 う 。 イ ラ イ ラ し 気 分 が 不 良 。 上 半 身 が ほ て り 、憂 鬱 な 感 じ で 表 情 が 硬 い 。 血 圧 150/90 。 空 腹 時 血 糖 172 、HbA1c 9.0 。 脈 は 72 で 細 滑 、 左 関 脈 が 偏 弦 、左 尺 脈 弱 。 舌 淡 紅 色 で 一 部 暗 紫 色 調 。 白 苔 ・ 歯 痕 あ り 。 舌 下 静 脈 怒 張 。

肝 鬱 化 火 ・ 生 湿 ・ 瘀 阻 経 脈 。 蒺 藜 子 7 、牡 丹 皮 7 、芍 薬 7 、延 胡 索 6 、鬱 金 4 、白 朮 7 、茯 苓 7 、連 翹6 、金 銀 花 6 、木 通 5 、生 甘 草 3 、釣 藤 鈎 9 ( 後 下 ) 、牡 蠣 9 ( 先 煎 ) を 投 与 。 降 圧 剤 と 糖 尿 病 薬 は 前 医 の も の を 継 続 。 1 週 間 後 、 別 人 の よ う に 嬉 々 と し て 明 る い 顔 で 来 院 し た 。 刺 さ れ る よ う な 痛 み が 改 善 し て き て い る 。 前 方 に 我 朮 4 を 加 え る 。

2 週 間 後 、自 発 痛 が 時 々 あ る 。 ほ て り は 大 分 よ い 。 緊 張 し て ガ ス が 多 い 。 木 通 を 除 く 。 枳 実 3 、川 芎 3 を 加 え る 。 2 週 間 後 、枕 で 圧 迫 し て も 痛 み は 生 じ な く な っ た 。 自 発 痛 は ま だ あ る 。 風 呂 に 入 る と 痛 み は ま っ た く 感 じ な い 。 我 朮 を 除 き 、桂 枝 を 加 え る 。 2 週 間 後 、痛 み 消 失 。

仕 事 の ス ト レ ス に よ り 肝 気 が 鬱 滞 し 、 気 が 過 剰 と な り  と 化 し た 。 火 が 体 内 に 停 滞 す る た め 、 精 神 が 燻 蒸 さ れ る た め 安 定 が 得 ら れ な い 。 イ ラ イ ラ し た り 憂 鬱 と な る 。 肝 鬱 で は 津 液 ( 水 ) の 流 れ も 停 滞 す る た め 、 痰 飲 が 生 じ る 。 火 と 痰 飲 が 結 合 す る と 湿 熱 が 形 成 さ れ る 。 湿 熱 が 後 頭 か ら 項 部 に か け て 表 出 し た た め 、 帯 状 疱 疹 と な っ て 現 わ れ た 。 血 行肝 鬱 、 さ ら に は 湿 熱 に よ る 圧 迫 に よ り 、 鬱 滞 し 、 瘀 血 を 形 成 し た 。 治 療 は 気 の 流 れ を 改 善 し 、 湿 熱 と 瘀 血 を 除 く 。

気 の 流 れ を 改 善 ( 疏 肝 解 鬱 ) す る た め 、 蒺 藜 子 を 用 い た ( 柴 胡 に は 血 圧 を 上 げ る 危 険 性 が 存 在 す る ) 。 瘀 血 を 除 き ( 活 血 化 瘀 ) 、 止 痛 効 果 を 得 る た め に 、 牡 丹 皮 、 芍 薬 、 延 胡 索 、 鬱 金 、 我 朮 、 川 芎 を 用 い た 。 帯 状 疱 疹 の 漢 方 治 療 は 、 通 常 疏 肝 解 鬱 ・ 去 湿 ・ 活 血 化 瘀 を 用 い る 。 鎮 痛 に 羌 活 、独 活 、威 霊 仙、白 芷 、細 辛 、附 子 な ど も 加 え る 。



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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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