五 十 肩 に も 四 逆 散




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東急プラザ銀座 (5/4/2016)銀座熊本館くまもと (5/4/2016)







東 急 プ ラ ザ は 東 芝 ビ ル の 跡 地 に 建 つ

現 代 ス ト レ ス 社 会 で は 日 常 的 に ス ト レ ス に 晒 さ れ て い る た め、 気 の 流 れ が 鬱 滞し、 難 治 性 疼 痛 が 発 症 し や す い と 以 前 述 べ た 。 そ こ で、 鬱 滞 し た 気 の 流 れ を 疎 通 す る こ と が で き る、四 逆 散 etc. の 柴 胡 剤 の 使 用 が 有 用 と な る 。 以 前、 柴 胡 桂 枝 湯 が あ ら ゆ る 痛 み に 有 効 と す る 論 文 が あ っ た? 所 で、治 り 難 い 疼 痛 で 日 常 的 に 遭 遇 す る も の に 五 十 肩 が あ る 。 こ れ に も 柴 胡 剤 が 使 用 さ れ る 。

柴 胡 剤 は 経 絡 の 通 路 に あ る、 耳 介 ∼ 顎 関 節 ∼ 側 頚 部 ∼ 肩 関 節 ∼ 上 腕 外 側 etc.、 体 側 の 疼 痛 や炎 症 に 有 用 な 場 合 が 多 い 。 さ す れ ば 柴 胡 剤 が 五 十 肩 に 有 効 と 考 え る の は 当 然 で あ ろ う 。 著 者 の 経 験 で も 柴 胡 桂 枝 湯 加 減 が 五 十 肩 に も し ば し ば 奏 功 し た 。 4/20 述 べ た 四 逆 散 も 柴 胡 剤 な の だ が、 五 十 肩 に も 奏 功 す る 。

3 月 前 よ り 左 肩 の 疼 痛 と 運 動 制 限 が あ る 。 整 形 で 五 十 肩 と 診 断 さ れ 鎮 痛 剤 や 湿 布 を 使 用 す る も、 一 向 に 改 善 が 認 め ら れ な い 。 特 に 既 往 歴 は な く、 肩 以 外 問 題 は な い 。 血 圧 正 常 。 脈 は 68 で 滑 偏 弦 。 舌 は 淡 紅、 胖 大 で 白 苔 満 布 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 が 目 立 つ 。

腹 診 で は 胸 脇 苦 満 ・ 心 下 痞 満 を 認 め る 。 腹 直 筋 の 緊 張 は 認 め な い 。 手 足 に 冷 え や 発 汗 は み ら れな い 。 妻 の 病 気 の こ と が 心 配 で あ る 。 顔 に 覇 気 が 感 じ ら れ ず、 う つ 的 に み え る 。 腹 直 筋 の 緊 張 が み ら れ な い た め、 大 柴 胡 湯 か と も 考 え ら れ た が、 少 量 の 胸 毛 を 認 め た た め、 四 逆 散 を 投 与 。 2 週 間で 症 状 が ほ と ん ど 改 善 し た 。

本 例 は 四 逆 散 に 特 徴 的 と さ れ る、 腹 直 筋 の 棒 状 の 緊 張 は 認 め ら れ な か っ た 。 し か し こ の 腹 直 筋 の緊 張 は 経 験 的 に は、6 割 程 度 の 頻 度 と 感 じ て い る 。 軟 弱 な お 腹 で あ っ て も 使 用 し て い る 。 本 例 の 腹 診 は 柴 胡 剤 の な か の 大 柴 胡 湯 が 想 起 さ せ ら れ た が、 胸 毛 が 認 め ら れ た た め 四 逆 散 を 用 い た 。 胸 毛 は 四 逆 散 を 選 択 す る場 合 の 重 要 な 徴 候 と し て 知 ら れ る 。 中 田 敬 吾 氏 は 眉 間 の 縦 皺 と 胸 毛 が 望 診 上 の ポ イ ン ト と 述 べ て い る が、 眉 間 の 縦 皺 は 桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯 や 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 で も 見 ら れ る よ う に 感 じ て い る 。



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痛 み の 万 能 薬 「 治 打 撲 一 方 」


「永観堂」の別名が「禅林寺」













南禅寺天授庵「南禅寺」は「禅林寺」の「南」に位置する














世 に い ろ い ろ な 病 気 が あ る が、 「 痛 み 」 ほ ど つ ら い も の は な い 。 激 痛 の た め ひ と は 自ら 死 を 選 ぶ こ と さ え あ る 。 そ れ ほ ど で な く て も、 心 身 と も に 疲 弊 さ せ、 ADL を 著 し く 低 下 さ せ る 。 急 性の 侵 害 受 容 性 疼 痛 で あ れ ば、 多 く は 非 ス テ ロ イ ド 性 消 炎 鎮 痛 剤 が 奏 功 す る が、 慢 性 化 し た り 神 経障 害 性 疼 痛 と な れ ば、 現 代 医 学 で も 治 療 に 難 儀 す る 。 炎 症 → 発 熱 ・ 発 赤 ・ 腫 脹、 そ し て 疼 痛 が 発 症 す る 。

炎 症 で は 血 管 が 血 液 で 充 満 し、 血 漿 成 分 が 血 管 外 に 滲 出 す る 。 そ の た め 発 熱 ・ 発 赤 ・ 腫 脹 が 現れ、 痛 み が 生 じ る 。 漢 方 で い う と こ ろ の 瘀 血 と 水 の 停 滞 が 疼 痛 を 引 き 起 こ す 。 水 の 停 滞 を 除 く の が 防 已 黄 耆 湯 や 五 苓 散 や 麻 杏 薏 甘 湯 や 越 婢 加 朮 湯 etc.で あ る 。 水 が 排 除 さ れ れ ば 神 経 の 圧 迫 が 解 除 さ れ、 痛 み や 痺 れ が 改 善 す る 。 痛 み だ け で な く、 顔 面 神 経 麻 痺 や 痒 み な ど に 応 用 さ れ る 。

瘀 血 の 疼 痛 に は、 桂 枝 茯 苓 丸 や 治 打 撲 一 方 や 通 導 散 が 頻 用 さ れ る 。 瘀 血 と い う と、 打 撲、 む ち う ちや 胸 郭 出 口 症 候 群 の よ う に 血 管 が 圧 迫 さ れ た 病 態 を 想 像 す る 。 し か し 慢 性 疼 痛 は 長 年 に わ た る 日 常 動 作 に よ る 、 筋 肉 や 関 節 や 骨 格 へ の 負 荷 ( 微 細 損 傷 ) の 結 果 、に よ る も の と 想 定 さ れ る 。 長 年 の ス ト レ ス に よ り 組 織 が ダ メ ー ジ を 受 け、 微 細 循 環 が 変 化 し 鬱 滞 し た た め 、 と 思 わ れ る 。

後 期 高 齢 者 の 女 性 。 de Quervain ( ド ゥ ・ ケ ル バ ン 病 ) で 右 橈 側 の 手 関 節 部 が 痛 い 。 整 形 に 通 い 注 射 や 薬 を 服 用 し て い る が 治 ら な い 。 脈 は 64 で 沈 細 弱 。 舌 は 暗 紅、や や 胖 大、 薄 白 苔 に 被 わ れ る 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 が 目 立 つ た め 、 桂 枝 茯 苓 丸 を 投 与 。 2 週 間 後 、 肩 こ り が 改 善 し 疲れ が と れ て き た が 、 痛 み は 同 じ 。 局 所 に 熱 感 と 腫 れ が あ る た め 越 婢 加 朮 湯 を 加 え る 。 2 週 間 後、 あま り 変 わ り な い 。 越 婢 加 朮 湯 を 治 打 撲 一 方 に 変 更 。 2 週 間 後、 ほ と ん ど 痛 み が 消 失 。 膝 も し っ か り し、 歩 行 も よ く な っ た 。 胃 の 調 子 も よ い 。

ヒ ト は 直 立 歩 行 を す る よ う に な り、 脊 椎 ・ 骨 盤 や 膝 に 重 力 方 向 の 強 い 力 が 加 わ る よ う に な っ た 。 文明 の 発 達 と と も に 手 を 酷 使 す る よ う に も な っ た 。 こ れ ら は 微 細 損 傷 と な り 、瘀 血 を 生 み だ し、 瘀 血 性 疼 痛 を 発 症 さ せ る 。 長 寿 社 会 も こ れ らに 加 坦 し て い る 。 「 桂 枝 茯 苓 丸治 打 撲 一 方 」 は、 明 ら か な 打 撲 の 既 往 の な い、難 治 性 疼 痛 に も 非 常 に 有 効 な 治 療 手 段 で あ る 。 疼 痛 の 多 く は 長 年 の 微 細 な 損 傷 の 上 に 発 症 し て い る 。 著 者 の 頻 用 処 方 の 1 つ だ 。 詳 細 は 蓮 村 幸 兌 氏 の 桂 枝 茯 苓 丸 の び っ く り 効 果 を 参 照 下 さ い 。



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脊 椎 管 狭 窄 症 ( 糖 尿 病 ) の 漢 方 治 療


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中 肉 中 背 の 後 期 高 齢 者 の 御 婦 人 。 糖 尿 病 と 脊 椎 管 狭 窄 症 が あ る 。 100 m ほ ど 歩 く と 下 肢 の し び れ と 痛 み が 生 じ 、 立 ち 止 ま ら な け れ ば な ら な い ( 間 欠 性 跛 行 ) 。 病 院 で 手 術 を 奨 め ら れ て い る 。 食 事 は な る べ く 炭 水 化 物 を 摂 ら な い よ う に し 、お 魚 を 沢 山 食 べ て い る 。 血 糖 の 指 標 HbA1c は 6 台 前 半 と 安 定 し て い る 。 食 欲 ・ 便 通 良 好 。 寝 付 き も よ い が 、夜 間 尿 が 多 い 。 失 禁 な し 。 血 圧 は 正 常 。 脈 は 88 滑 有 力 。 舌 は 暗 紅 、少 苔 で 湿 潤 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 あ り 。 腹 壁 は 薄 く 、 正 中 芯 を 認 め る 。 臍 傍 に 動 悸 を 触 れ る 。 浮 腫 な し 。 

疎 経 活 血 湯 と 八 味 地 黄 丸 を 投 与 。 服 薬 す ぐ に は 変 化 が 認 め ら れ な か っ た が 、 有 害 事 象 な く 服 薬 を 継 続 。 数 カ 月 後 に は 痛 み と し び れ が 軽 減 、 立 ち 止 まる こ と な く 、 歩 行 が で き る よ う に な っ た 。 食 事 も 三 食 穀 類 ( 朝 夕 は 玄 米 ・ 昼 に 全 粒 粉 パ ン ) を 食 べ る よ う に し 、和 菓 子 も 楽 し ん で い る が 、Hb A1c は 6 台 の 前 半 の ま ま で 安 定 し て い る 。 手 術 は し な い こ と に し た 、と 。 益 々 お 元 気 に な ら れ た 。

年 齢 と と も に 腎 陰 は 虧 損 し て く る 。 さ ら に 女 性 の 場 合 は 、月 経 や 出 産 や 授 乳 な ど で 肝 腎陰 血 が 不 足 す る 。 八 味 地 黄 丸 は 腎 陰 を 補 う 。 疎 経 活 血 湯 は 陰 血 が 不 足 し た た め 、骨 ・ 筋 肉 を 養 う こ と が で き な い 場 合 の 処 方 。 陰 血 が 不 足 す る と 、 末 梢 の 血 流 が 不 足し 停 滞 す る た め に 、 駆 瘀 血 薬 が 含 ま れ て い る 。 本 剤 に 含 ま れ る 袪 風 湿 薬 は 、血 流 障 害 に よ る 、 二 次 的 な 浮 腫 を 除 く た め で あ る 。

高 齢 者 の 脊 椎 管 狭 窄 症 に は 疎 経 活 血 湯 + 八 味 地 黄 丸 や 六 味 丸 が 奏 功 す る 場 合 が 多 い 。 高 齢 者 以 外 の 脊 椎 管 狭 窄 症 で は ス ト レ ス が 影 響 し 、 柴 胡 剤 が 必 要 と な る 場 合 が 多 い 。 本 例 で は 症 状 が 改 善 し 、体 調 が 非 常 に よ く な っ た の は 、 漢 方 薬 だ け で な く 、 玄 米 や 全 粒 粉 パ ン に 含 ま れ る フ ェ ル ラ 酸 が 寄 与 し た 可 能 性 が あ る 。 糖 尿 病 は 悪 化 せ ず 、む し ろ 活 動 的 に す ら な っ た 。 こ こ ま で 長 寿 を 支 え て き た 日 本 食 。 厳 し い 糖 質 制 限 は 危 険 な の か も し れ な い 。 糖 質 制 限 と い う 言 葉 が 誤 解 を 招 く 。 糖 質 は 控 え め に 、が 宜 し い 。

以 前 ハ ワ イ で は コ オ ロ ギ は 、至 る 所 に 見 ら れ て い た が 、カ ウ ア イ 島 で は 一 時 期 絶 滅 の 危 機 に 瀕 し た 。 オ ス の コ オ ロ ギ が 寄 生 バ エ の ミ サ イ ル 攻 撃 を 受 け る よ う に な っ た か ら だ 。 寄 生 バ エ は コ オ ロ ギ の 鳴 き 声 を 聞 き つ け る と 、急 降 下 し て 幼 虫 を コ オ ロ ギ の 体 内 に 打 ち 込 む 。 幼 虫 (ウ ジ) は コ オ ロ ギ の 体 を 内 か ら 食 い 尽 く す 。 ま る で ホ ラ ー 映 画 さ な が ら に 。 絶 滅 す る の は 時 間 の 問 題 、に み え た 。捕 獲 調 査 の 結 果 、オ ス の 1/3 が 寄 生 さ れ て い た 。 当 然 個 体 数 は 減 少 を 続 け 、 遂 に 一 匹 の 声 し か 聞 か れ な く な っ た 。 そ の 5 年 後 、鳴 か な い コ オ ロ ギ が 出 現 し た の だ 。 短 期 間 で 進 化 が み ら れ た 。

糖 質 を 過 剰 に 制 限 し て い く と 、 ど の よ う な 進 化 ( 進 歩 で は な い ) が 起 こ る の で あ ろ う 。 イ ン ス リ ン の 分 泌 能 力 は? 糖 新 生 に よ る 蛋 白 質 の 消 耗 は? 植 物 か ら し か 摂 れ な い 栄 養 は? 糖 質 制 限 の 中 止 で ホ メ オ ス タ シ ス の 混 乱 ( 特 に 高 齢 者 ) は? 糖 質 の 極 端 な 制 限 で 起 き る 変 化 を 誰 も 知 ら な い 。 未 経 験 ゾ ー ン な の だ 。



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膝 関 節 痛 に は 防 已 黄 耆 湯 + 桂 枝 茯 苓 丸



京都伊勢丹からみる五山の“大”の字冬の中尊寺からみる“大”の字(岩手県平泉)






70 代 女 性 。 足 が む く ん で 膝 が 痛 い 。 い ろ い ろ 治 療 し た が 治 ら な い た め 漢 方 治 療 を 希 望 。 COPD で 吸 入 ス テ ロ イ ド を 使 用 中 。 肺 炎 に な り や す い 。 脈 は 90 で 滑 。 舌 は 暗 紅 で 薄 白 苔 に 被 わ れ る 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 が 目 立 つ 。 食 欲 良 好 。 咳 が 出 や す い が 元 気 に 外 出 で き る 。
睡 眠 も よ い 。 排 便 ・ 排 尿 に 問 題 な し 。 両 膝 関 節 は 脹 れ て 多 少 熱 を も つ 。 夜 も 重 苦 し く 痛 い の だ が 、歩 行 時 に 特 に 悪 化 す る こ と は な い 。両 膝 下 に 浮 腫 が み ら れ だ る い 。 防 已 黄 耆 湯 + 桂 枝 茯 苓 丸 を 投 与 。 2 週 間 後 、 痛 み も 浮 腫 も ほ と ん ど 消 失 。 呼 吸 も 体 も 楽 に 感 じ る 、と 。

膝 関 節 が 脹 れ て 痛 む 場 合 、 防 已 黄 耆 湯 は 頻 用 処 方 で あ る 。 本 例 で も 使 用 し 著 効 し た が 、 で は な ぜ 桂 枝 茯 苓 丸 を 併 用 し た か だ ? そ れ は 舌 診 か ら 瘀 血 の 存 在 が 示 唆 さ れ た か ら だ 。 が 、 血 流 が 鬱 滞
す れ ば 浮 腫 が 生 じ る の は 常 識 的 で あ ろ う 。 と く に 女 性 の 場 合 、下 肢 静 脈 の 還 流 が 、 解 剖 的 か ホ ル モ ン 的 か 、 男 性 に 比 べ て 悪 い 傾 向 が み ら れ る 。 女 性 の 浮 腫 の 多 く は 、 大 な り 小 な り 瘀 血 が 関 与 し て い る も の と 思 わ れ る 。 利 水 剤 だ け で 治 り 難 い 場 合 は 駆 瘀 血 薬 が 必 要 だ 。

『 金 匱 要 略 』 の 「 水 気 病 脈 証 幷 治 第 十 四 」 に 《 趙 刻 》 に は な い が 《 心 典 》 や 《 本 義 》 な ど に は み ら れ る 条 文 が あ る 。 「 問 日 、 病 有 血 分 水 分 、 何 也 ?  師 曰 : 経 水 前 断 、 後 病 水 、 名 曰 血 分 、 此 病 難 治 : 先 病 水 、 後 経 水 断 、 名 曰 水 分 、 此 病 易 治 : 何 以 故 ?  去 水 、 其 経 自 下 。」 で あ る 。 こ れ は 経 血 ( 月 経 血 ) が 止 ま っ た こ と に よ り 浮 腫 が 生 じ た 場 合 は 治 り 難 く ( 血 分 ) 、 浮 腫 が 原 因 で 経 血 が 止 ま っ た 場 合 は 治 り や す い ( 水 分 ) 、 と 述 べ て い る 。 水 だ け な ら 治 り や す い

血 の 流 れ が 鬱 滞 す る と 、水 の 流 れ も 停 滞 し 、水 飲 が 貯 留 す る 。 気 の 流 れ の 鬱 滞 ( 気 滞 ) で も 、水 の 流 れ が 停 滞 し 貯 留 す る 。 ま た 気 滞 で は 水 だ け で な く 、血 の 流 れ も 停 滞 す る 。 気 滞 は ス ト レ ス や ホ ル モ ン バ ラ ン ス な ど 種 々 な 原 因 で 生 じ る 。 四 逆 散香 蘇 散半 夏 厚 朴 湯 な ど の 理 気 薬 、 冷 え が 強 い と 安 中 散 、 と の 併 用 が 必 要 に な る 。



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「 脊 椎 管 狭 窄 症 」 の 漢 方 治 療 II



         東 京 で 「 煙 霧 」 発 生

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Spring has come.  生 命 が 芽 吹 き 活 動 を 開 始 す る 季 節 。 心 が 弾 み 身 の 回 り を 整 理 整 頓 し た く な る 。 し か し 中 に は 不 要 な 物 を 捨 て る こ と が で き ず 、 た め 込 む 人 び と が い る 。 米 国 で は 100 万 人 も い る も の と 推 定 さ れ て い る 。 Compulsive Hoarding Syndrome と 云 わ れ る こ こ ろ の 病 で あ る 。 周 囲 に 多 大 な 迷 惑 を か け て い る の だ が 、 彼 ら 自 身 の 健 康 を も 蝕 ん で い る の だ 。 彼 等 は と き に 動 物 を ケ ア し よ う と コ レ ク ト す る の だ が 、 実 際 に は 動 物 に 危 害 を 加 え て い る 場 合 が 多 い 。 一 部 の 動 物 は 不 潔 な ま ま で エ サ も 与 え ら れ て い な い の だ 。 患 者 に よ り 強 迫 性 障 害 の 症 状 を 有 す る 。 行 動 療 法 が 行 わ れ て い る が 難 治 、 と い う 。 強 迫 性 障 害 で あ れ ば 漢 方 も あ る の だ が 。


70 代 女 性 、5 年 前 か ら 手 の 痺 れ と 腕 の 痛 み が 出 現 。 2 年 後 よ り 歩 き づ ら さ を 感 じ る よ う に な っ た 。 症 状 は 徐 々 に 悪 化 し 、足 を 引 き ず る よ う に し て 歩 く 。 大 学 病 院 で は 脊 椎 管 狭 窄 症 と 診 断 さ れ 、手 術 を 勧 め ら れ て い る が 家 人 が 反 対 で あ る 。 握 力 も 低 下 、手 や 下 腿 が 腫 脹 し て い る 。 腱 反 射 は 亢 進 。 食 欲 ・ 睡 眠 ・ 便 通 は 良 好 だ が 、頻 尿 が あ る 。

降 圧 剤 を 服 用 し て い る 。 脈 は 80 で 滑 ・ 有 力 、両 尺 は 無 力 。 舌 は 暗 紅 で 薄 白 苔 ( + ) 、化 燥 著 明 。 腕 の 痛 み の 性 状 は チ ク チ ク と 刺 さ れ る よ う な 感 じ で あ る 。 寒 が り で は な く む し ろ 熱 が り であ る 。 漢 方 的 に は 陰 血 不 足 が 主 体 と 考 え 、 乾 地 黄 9 、 当 帰 7 、 芍 薬 9 、 川 芎 4 、 麦 門 冬 9 、 知 母 9 、 黄 耆 5 、 防 已 9 、 牛 膝 7 、 木 瓜 5 、 羗 活 4 を 投 与 し た 。

2 週 間 後 、痺 れ や 痛 み ・ 歩 行 が 楽 に な っ て き た と 喜 ぶ 。前 方 を 投 与 。 初 診 4 週 間 後 、痺 れ と 痛 み が 以 前 の 状 態 に 戻 っ た と 失 望 。 や は り 手 術 し か な い の か 、 と 。 瘀 血 も か な り 関 与 し て い る も の と 考 え ら れ る 。 香 附 子 6 、 桃 仁 9 、 紅 花 6 を 加 え る 。 初 診 6 週 後 、 痺 れ は ま だ あ る が 、 痛 み が 消 え 、 歩 行 も 楽 に な っ て き た 。 そ の 後 痺 れ も 改 善 。

陰 血 不 足 で は 神 経 ・ 骨 格 系 の 滋 養 が 、 特 に 不 足 す る 。 脊 椎 管 狭 窄 症 は 脊 椎 管 内 の 靭 帯 骨 化 や 骨 棘 な ど に よ り 、脊 髄 や 脊 髄 根 神 経 が 圧 迫 さ れ る こ と で 発 症 す る 。 陰 血 不 足 は 骨 格 筋 や 神 経 の 加 齢 変 化 を 促 進 す る 。 そ こ で 陰 血 を 補 い 、 一 時 的 な 症 状 の 改 善 が 得 ら れ た 。

し か し 、 陰 血 不 足 で は 血 液 の “ 粘 度 ” が 高 ま る た め 、 血 流 が 停 滞 し す く な る 。 そ う “ 瘀 血 ” が 形 成 さ れ や す く な る 。 そ こ で 活 血 化 瘀 作 用 の あ る 桃 仁 ・ 紅 花 を 加 え 、 香 附 子 で 理 気 活 血 を 図 っ た 。 そ の 結 果 予 想 通 り の 効 果 が 得 ら れ た 。 薬 は 桃 紅 四 物 湯 加 減 で あ る 。 疏 泄 作 用 の あ る 香 附 子 を 加 え て い る の で 血 腑 逐 瘀 湯 の 方 意 に も 通 ず 。 前 回 は 痰 飲 が 原 因 で あ っ た 。 今 回 は 陰 血 不 足 が 原 因 。 同 病 異 治



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「 脊 椎 管 狭 窄 症 」 の 漢 方 治 療



左のビルがアサヒビール本社、手前が隅田川スカイツリーの建設が進む、手前は首都高速 








「 共 同 体 の 住 人 た ち は 、 と に か く 不 調 和 、 不 協 和 音 を 嫌 う 。 論 争 論 駁 が 行 わ れ て い る 最 中 は 、 ま さ に 心 地 悪 い 不 協 和 音 が 、 共 同 体 内 に 大 音 響 で 鳴 り 響 い て い る 。 そ れ が 続 く と 、 や が て 彼 ら の 敵 意 は 、 論 争 の 中 身 よ り も そ の 不 協 和 音 の 源 に 向 か う 。 そ う 、 論 争 論 駁 を 挑 ん で い る 人 物 に 向 か う の で あ る 。 」 

さ ら に 別 の ペ ー ジ で 「 か つ て は 、 共 同 体 を 守 る た め に 、 共 同 体 の 調 和 を 保 つ こ と が 正 し か っ た の だ が 、 今 は 共 同 体 を 守 る た め に 不 協 和 覚 悟 の 決 断 を し な け れ ば な ら な い 。 」 と 述 べ て い る ( 冨 山 和 彦 : 結 果 を 出 す リ ー ダ ー は み な 非 常 で あ る ) 。 冨 山 氏 と は 政 府 の 産 業 再 生 機 構 の 設 立 に 参 画 (COO) 、 J A L 再 生 を 成 し 遂 げ た エ キ ス パ ー ト で あ る 。

日 本 型 ム ラ 社 会 で は 改 革 を 志 す 者 は 十 字 架 を 背 負 わ さ れ る 。 無 能 の ム ラ 人 は 改 革 を 恐 れ る 。 そ れ が 地 獄 の 入 口 と も 知 ら ず に 。


70 代 の 男 性 。 3 年 前 か ら 歩 行 時 に 下 肢 の 痛 み が 出 現 。 当 初 は 一 休 み す る と 痛 み が 消 失 し て い た が 、 こ こ 1 年 は 歩 か な く て も 腰 ~ 下 肢 が 重 だ る く 痛 む 。 大 学 病 院 で 脊 椎 管 狭 窄 症 と 診 断 さ れ 、手 術 を 勧 め ら れ る も 拒 否 。 数 ヶ 月 前 か ら 痛 み の た め か う つ 病 と な り 、抗 う つ 薬 を 投 与 さ れ て い る 。 痩 せ て 元 気 も な く な っ て き た た め 受 診 と な っ た 。

顔 貌 無 欲 状 で ほ と ん ど 受 け 答 え が な い た め 家 人 が 病 状 を 説 明 す 。 食 欲 が な く 横 に な っ て い る こ と が 多 い 。 足 腰 が だ る 痛 い た め 湿 布 を 貼 っ て い る 。 鎮 痛 剤 は 与 え て い な い 。 こ こ 1 ヶ 月 は 尿 失 禁 も あ る 。 寝 つ き が 悪 く 眠 剤 を 使 用 。 体 が 冷 え る 。 血 圧 は 100 / 60 。 脈 は 76 、細 滑 、尺 脈 弱 。 舌 は 暗 紅 で 潤 、歯 痕 (+)、 白 苔 (+) 。 下 腿 浮 腫 (+) 。

肝 鬱 脾 虚 生 湿 と 考 え 、 香 附 子 4 、延 胡 索 4 、桂 皮 3 、蒼 朮 6 、茯 苓 6 、防 已 5 、陳 皮 3 、人 参 3 、黄 耆 4 、山 茱 萸 6 、続 断 6 、乾 姜 3 、甘 草 2 を 投 与 。 2 週 間 後 食 欲 が で て き た 。 尿 量 も 増 え 痛 み も 改 善 。 初 診 4 週 間 後 、意 欲 も で て 横 に な る こ と が な く な っ た 。 よ く 食 べ る 。 烏 賊 骨 6 を 加 え る 。 初 診 6 週 間 後 、痛 み は 完 全 に 消 失 、失 禁 も 改 善 し て き た 。

“ 痛 み ” な ど の 精 神 的 ス ト レ ス に よ り 、 肝 気 鬱 結 ( 肝 鬱 ) が 生 じ る 。 肝 ( 木 ) 鬱 に よ り 脾 胃 ( 土 ) の 機 能 障 害 ( 木 剋 土 ) が 引 き 起 こ さ れ 、水 穀 の 精 微 の 運 化 が 低 下 す る た め 、 気 血 ( 陰 ) が 不 足 す る 。 肝 鬱 は 三 焦 水 道 の 流 れ も 停 滞 す る た め 、 浮 腫 が 生 じ る 。 浮 腫 は 気 血 の 運 搬 路 を 圧 迫 す る た め 、 気 血 は ま す ま す 不 足 す る よ う に な る 。  

治 療 は 疏 肝 理 気 し 胃 腸 機 能 を 高 め 、さ ら に 不 足 する 気 陰 を 補 う 。
人 参 、黄 耆 は 「 」 を 補 う 。 山 茱 萸 、続 断 、烏 賊 骨 は 「 腎 陰 」 を 補 う 。 漢 方 薬 は 「 脊 椎 管 狭 窄 症 」 に 対 し て も 、 し ば し ば 著 効 を 現 わ す 。
You should never put anything smaller than your elbow in your ear.
聴 力 障 害 が 生 じ た と き 以 外 、 耳 垢 を 取 る 行 為 は 危 険 な の で あ る ! 耳 垢 に は 耳 を 保 護 し 清 潔 に 保 つ 働 き が あ る 。 ホ コ リ な ど を 捕 え 、 垢 を 排 除 し 、 感 染 を 防 止 し 、 耳 に 適 度 な 潤 い を 与 え る 。 綿 棒 は 耳 介 や 臍 を ク リ ー ン に す る も の で 、 耳 垢 を 取 る 器 具 に あ ら ず 。 耳 垢 は 聴 覚 の 働 き に 有 益 だ 。 花 魁 の 耳 か き は 男 心 を 突 き 刺 す が 。



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難 治 性 疼 痛 に は 「 疎 経 活 血 湯 」



every Tom Dick and Harryclever な “茶利子”、「般若心経」の “舎利子” より命名





“茶利子” の 三代目が “恩子”






著 者 は 6 年 前 、 疎 経 活 血 湯 が 著 効 し た 10 症 例 を 報 告 し た 。 そ し て 本 剤 の 適 用 病 態 に つ い て 考 察 し た 。 そ こ で 加 筆 し 要 約 を 述 べ た い 。

提 示 し た 症 例 の 疼 痛 は 、 重 苦 し く 感 じ る 痛 み が 主 体 で あ っ た が 、 症 例 3 ,6 で は 電 撃 様 の 疼 痛 も み ら れ た 。 疼 痛 部位 は 6 例 で 腰 か ら 下 肢 に か け て み ら れ 、 1 例 で は 肩 関 節 に 認 め ら れ た 。 年 齢 は 60 歳 以 上 、 平 均 す る と 71 歳 と 高 齢 で あ っ た 。 疎 経 活 血 湯 の 治 療 効 果 は 、治 療 開 始 後 早 期 に 現 わ れ 、症 例 3 ,6 の よ う に 数 年 間 も 治 ら な い 疼 痛 に も 奏 効 し た 。 副 作 用 は 認 め ら れ な か っ た 。 副 次 的 効 果 と し て 体 調 の 改 善 が み ら れ 、 症 例 4 ,5 ,7 で は 疼 痛 消 失 後 も 服 用 を 希 望 し た 。
症 例 4 で は 自 律 神 経 症 状 の 改 善 、 症 例 5 で は 足 の 冷 え と 手 の 痒 み の 消 失 、 症 例 7 で も 足 の 冷 え の 消 失 が 認 め ら れ た 。

疎 経 活 血 湯 の 出 典 は 『 万 病 回 春 』 で 、 そ こ に は 「 遍 身 走 痛 、 日 軽 夜 重 者 、 是 血 虚 也 。 疎 経 活 血 湯 治 遍 身 走 痛 如 刺 、 左 足 痛 尤 甚 。 左 属 血 、 多 因 酒 色 損 傷 、 筋 脈 虚 空 、 被 風 寒 湿 熱 于 内 、 熱 包 于 寒 、 則 痛 傷 絡 、 是 以 昼 軽 夜 重 。 宣 以 疏 経 活 血 行 湿 。 此 非 白 虎 歴 節 風 也 」 と 記 載 さ れ て い る 。 こ れ に よ る と 、 疎 経 活 血 湯 は 「 血 虚 」 に よ る 疼 痛 を 治 す 方 剤 と な る 。 原 因 の 多 く は 、 酒 色 に 耽 り 筋 脈 が 枯 渇 し た と こ ろ に 、 風 寒 湿 熱 の 邪 が 侵 入 し 筋 の 経 絡 を 傷 る こ と に 起 因 す る 。

『 万 病 回 春 』 が 述 べ る 「 血 虚 」 と は 、 疎 経 活 血 湯 の 構 成 薬 を み る と 、 「 陰 血 不 足 」 を 意 味 す る 。 酒 色 に 溺 れ る と 、 食 生 活 や 性 生 活 が 不 摂 生 と な る た め 、 栄 養 不 足 や 血 肉 の 消 耗 が 現 わ れ 、 陰 血 が 不 足 す る 。 こ の た め か、 疎 経 活 血 湯 は 酒 家 や 飲 酒 後 に 悪 化 す る 疼 痛 に 用 い る も の と 一 部 で は 説 明 さ れ る 。 『 傷 寒 論 』 第 17 条 に 「 若 酒 客 病 、 不 可 與 桂 枝 湯 、 得 之 則 嘔 、 以 酒 客 不 喜 甘 故 也 」 と あ る よ う に 、 酒 客 は 「 湿 熱 」 を 有 し て い る 場 合 が 多 い 。 疎 経 活 血 湯 に は 地 黄 と 当 帰 が 含 ま れ る た め 、 湿 熱 に よ る 病 変 に は 適 さ な い 。 湿 熱 も 長 期 に お よ べ ば 陰 を 傷 る が 、 食 生 活 が 整 っ た 今 日 で は 酒 家 に よ る 傷 陰 は 少 な い 。 飲 酒 が 疼 痛 を 悪 化 さ せ る の は 、 疼 痛 一 般 に あ て は ま る 現 象 で あ る 。 原 典 に あ る 飲 酒 と の 関 連 を 強 調 す る あ ま り 、疎 経 活 血 湯 の ポ テ ン シ ャ ル を 限 定 し て は な ら な い。本 例 で は 全 例 に 飲 酒 歴 は な い 。

疎 経 活 血 湯 は 陰 血 を 補 い 鎮 痛 す る 方 剤 で あ る 。 血 脈 が 充 足 す れ ば 、 河 川 が 田 畑 を 肥 沃 に し 豊 か な 実 り が 得 ら れ る に よ う に 、 筋 骨 は 充 実 し 円 滑 な 動 き を 行 う こ と が で き る た め 疼 痛 な ど は 生 じ な い 。 そ の た め に 疎 経 活 血 湯 に は 地 黄 ・ 当 帰 ・ 芍 薬 ・ 川 芎 ・ 桃 仁 ・ 牛 膝 ・ 朮 ・ 茯 苓 ・ 陳 皮 が 含 ま れ る 。 地 黄 ・ 当 帰 ・ 芍 薬 で 陰 血 を 補 い 、 川 芎 ・ 桃 仁 ・ 牛 膝 で 活 血 化 瘀 し 、 朮 ・ 茯 苓 ・ 陳 皮 で 陰 血 を 消 化 吸 収 す る 。

通 則 不 痛 で 血 行 が 充 足 す れ ば 疼 痛 は 自 然 に 消 失 す る 。 本 剤 に 含 ま れ る 袪 風 湿 薬 ( 防 風 ・ 防 已 ・ 白 芷 ・ 羗 活 ・ 威 霊 仙 ) は 血 行 障 害 に よ っ て 生 じ た 痰 飲 を 除 き 鎮 痛 す る 働 き が あ る が 末 節 で あ る 。 血 行 れ ば 、 風 自 ず か ら 滅 す と 云 わ れ る よ う に 、 血 行 が 回 復 し 陰 血 が 充 足 す れ ば 筋 肉 や 関 節 や 神 経 の 疼 痛 は 自 然 に 消 滅 す る 。

「 金 匱 要 略 浅 述 」 の ( 水 気 病 脈 証 幷 治 第 十 四 ) の 22 に 「 問 曰 : 病 有 血 分 水 分 、 何 也 ? 師 曰 : 経 水 前 断 、後 病 水 、 名 曰 血 分 、 此 病 難 治 ; 先 病 水 、 後 経 水 断 、 名 曰 水 分 、 此 病 易 治 ; 何 以 故 ? 去 水 、 其 経 自 下 」 と あ る ( こ の 条 文 は 一 般 本 に は 掲 載 さ れ て い な い ? ) 。 血 分 病 ( 血 流 障 害 に よ る 浮 腫 ) は 治 り 難 く 、 水 分 病 ( 水 気 病 ) は 治 療 が 易 し い 、 と 述 べ て い る 。 疎 経 活 血 湯 は 血 分 病 を 治 す 方 剤 と な る 。 風 湿 の 邪 は 陰 血 不 足 の 結 果 で あ り 、 袪 風 湿 薬 は 脇 役 に す ぎ な い 。


ア ル ジ ェ リ ア の 悲 劇 。 ア ル ジ ェ リ ア ・・・・ カ ス バ の 女 を 思 い だ す 。 パ リ を 遠 く 離 れ た 地 の は て 。 傭 兵 と 酒 場 の 女 の 一 夜 の 火 花



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竹 筎 温 胆 湯 は 万 能 薬



多彩な色彩の番傘のライトアップ(金沢・兼六園、November 24th,2012)紅葉はやや過ぎた感の兼六園、2012年11月24日













縄で防雪された松が池に映える(兼六園、金沢)幻想的な兼六園の能楽堂, 24 November 2012














40 代 男 性 。 1 年 前 よ り 頭 全 体 が 締 め つ け ら れ る よ う な 痛 み が 出 現 。 項 部 ~ 背 中 ~ 臀 部 ま で 引 っ 張 ら れ る よ う な 筋 肉 の こ わ ば り も 現 れ る よ う に な っ た 。 そ の た め ハ リ 治 療 や 大 学 病 院 で 星 状 神 経 節 ブ ロ ッ ク も 行 っ た が 効 果 な し 。 眼 圧 も 高 く 眼 科 で 治 療 も 受 け て い る 。 

血 圧 正 常 。 脈 は 84 、 滑 偏 弦 。 尺 脈 弱 。 舌 は 淡 紅 、白 膩 苔 が 目 立 つ 。 軽 度 の 歯 痕 あ り 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 あ り 。 食 欲 正 常 。 軟 便 気 味 。 汗 か き で 盗 汗 あ り 。 口 渇 あ り 。 神 経 質 の た め 安 定 剤 を 服 用 し て い る 。 頭 痛 は 一 日 中 で 天 気 に 左 右 さ れ な い 。 処 方 は 温 胆 湯 合 葛 根 湯 加 減 と し 、菊 花 9 、葛 根 12 、芍 薬 15 、牡 丹 皮 9 、半 夏 9 、茯 苓 9 、竹 筎 9 、枳 実 6 、夏 枯 草 9 、滑 石 9 、甘 草 3 、釣 藤 鈎 10 ( 後 下 ) を 投 与 す る 。

2 週 間 後 。 少 し は よ く な っ た が 、時 に 喉 か ら 胸 に か け て 苦 し く な る 。 処 方 は 胸 の 症 状 に 着 目 し 、小 陥 胸 湯 加 葛 根 湯 加 減 と し 、葛 根 15 、芍 薬 20 、牡 丹 皮 10 、半 夏 10 、茯 苓 15 、栝 楼 仁 ( か ろ に ん ) 15 、枳 実 8 、夏 枯 草 12 、滑 石 12 、木 瓜 5 、甘 草 5 、釣 藤 鈎 10 ( 後 下 ) を 投 与 す 。

3 週 間 後 。 多 少 引 き つ れ が 悪 化 し て き た 。 側 頸 部 が み し み し す る 。 軟 便 は な く な り ス ッ キ リ で る 。 処 方 は 竹 筎 温 胆 湯 合 葛 根 湯 加 減 と し 、柴 胡 7 、芍 薬 20 、葛 根 15 、牡 丹 皮 10 、半 夏 10 、茯 苓 15 、竹 筎 10 、枳 実 8 、夏 枯 草 12 、滑 石 12 、木 瓜 5 、甘 草 5 、釣 藤 鈎 15 を 投 与 す る 。

6 週 間 後 。 よ く な っ て き て い た が 、急 に 寒 く な っ て き た た め か 、頭 痛 や 筋 肉 の 引 き つ れ が 悪 化 し て き た 。 夏 枯 草 を 山 梔 子 に 変 え 薬 量 を 多 少 加 減 し 、柴 胡 6 、芍 薬 20 、葛 根 15 、牡 丹 皮 10 、半 夏 10 、茯 苓 15 、竹 筎 10 、枳 実 8 、山 梔 子 10 、滑 石 10 、木 瓜 6 、甘 草 5 、釣 藤 鈎 15 へ 。

4 週 間 後 。 頭 痛 や 突 っ 張 り 感 が 大 分 楽 に な っ た 。 神 経 科 か ら の 安 定 剤 を 飲 ま な く て も よ い 。 光 が ま ぶ し く 感 じ 、目 の 乾 燥 感 が ま だ あ る 。そ こ で 黄 連 3 を 追 加 し た と こ ろ 、目 の 症 状 や 眼 圧 も 改 善 し て き た 。

水 の 運 行 ( 流 通 ) が 停 滞 す る と 肌 肉 や 筋 に 痰 飲 ( 病 理 産 物 ) が 貯 留 す る 。 病 理 産 物 が 血 脈 や 神 経 を 圧 迫 す る と 疼 痛 や 筋 の こ わ ば り 等 が 出 現 す る 。 水 の 運 行 を 制 御 す る の は 経 絡 で は 少 陽 で あ る 。 少 陽 に は 胆 経 と 三 焦 経 が あ り 、水 の 運 行 ( 三 焦 ) を コ ン ト ロ ー ル す る 臓 腑は 胆 と な る 。 胆 は 肝 と 表 裏 の 関 係 に あ る た め 、肝 鬱 ( ス ト レ ス 等 ) は 胆 に 影 響 し 、 水 の 運 行 不 利 を 引 き 起 こ す 。 肝 鬱 は 疼 痛 の 原 因 だ 。

症 例 は 神 経 科 通 院 中 で 脈 偏 弦 で あ り 、漢 方 的 に は 肝 気 鬱 結 の 状 態 と 考 え ら れ た 。 そ の た め 胆 の 働 き が 障 害 さ れ 、三 焦 水 道 の 運 行 不 利 が 生 じ 、病 理 産 物 で あ る 痰 飲 が 産 生 さ れ 、「 不 通 則 痛 」 と い う こ と で 疼 痛 が 生 じ た 。 痰 飲 が 疼 痛 の 原 因 で あ れ ば 治 療 に そ れ ほ ど 難 儀 は し な い 。 し か し 本 例 で は 慢 性 化 し 現 代 医 学 で も 効 果 が 認 め ら れ な か っ た 。 そ れ に は 自 律 神 経 の 失 調 が 関 与 し た の だ 。

精 神 が 不 安 定 に な れ ば 持 続 的 な 疼 痛 刺 激 は 大 脳 へ の 通 常 の 伝 達 経 路 以 外 に 、扁 桃 体 ( 大 脳 辺 縁 系 ) を 経 由 す る 伝 達 路 が 形 成 さ れ ( 脳 の 可 塑 性 ) 、精 神 的 な 要 因 が 疼 痛 の 感 受 性 を 亢 進 さ せ る 。 肝 鬱 は 疼 痛 を 慢 性 化 さ せ 治 り 難 く す る 。 本 例 の 治 療 を 振 り 返 って み る と 、疏 肝 解 鬱 の 柴 胡 を 治 療 に 採 用 し て か ら 、疼 痛 の 改 善 が 明 ら か に な っ て き た 。

胆 の 働 き を 改 善 し 痰 飲 を 除 く 温 胆 湯 だ け で は 力 不 足 で あ っ た 。 精 神 的 要 因 が 強 い 場 合 、柴 胡 ( 竹 筎 温 胆 湯 ) の 出 番 で あ る 。 気 の 流 れ を 理 ( お さ め ) 、痰 を 水 に 化 ( か え ) し 、排 除 す る ( 理 気 化 痰 ) 。 精 神 疾 患 だ け で な く 疼 痛 疾 患緑 内 障 に も 竹 筎 温 胆 湯 は 奏 功 す る 。


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疼 痛 の 原 因 は 浮 腫 だ っ た



安曇野から見た北アルプス安曇野から見た上捻岳






そ れ に も か か わ ら ず 日 本 人 は 、 自 分 た ち は ま だ ま だ 金 持 ち だ と 錯 覚 し 、 さ ら に 高 み を め ざ し て 努 力 を す る こ と も な く 、 見 せ か け の 安 定 の 上 で 惰 眠 を 貧 っ た 。 そ の あ い だ に 「 稼 ぐ 力 」 を 失 っ た 日 本 の 財 政 赤 字 は 未 曾 有 の レ ベ ル に ま で 膨 ら み 、 全 体 最 適 を 考 え ら れ ない 政 治 家 は ば ら 撒 き に 精 を 出 し て 、 増 税 と い う 手 段 で 国 民 に 負 担 を 押 し つ け る 。 歳 出 削 減 と い う 選 択 肢 は ど こ か に 置 き 忘 れ た か の よ う に 。 絵 に 描 い た よ う な 転 落 。 残 念 な が ら 、 こ れ ら は す べ て 、 こ の 二 十 年 に 起 こ っ た 事 実 で あ る 。 ( フ ァ ー ス ト リ テ イ リ ン グ 社 長 柳 井 正 著 )


「 不 通 則 痛 、 通 則 不 痛 」 が 痛 み の 治 療 に 関 す る 大 原 則 で あ る 。 気 血 が 通 じ な く な る と 痛 み が 生 じ 、 気 血 の 流 れ が 正 常 に な る と 痛 み は 消 失 す る 。 こ こ で い う 「血」 と は 陰 血 と 津 液 を 包 括 す る も の で あ る 。 「 気 は 血 の 帥 、 血 は 気 の 母 」 と い わ れ る よ う に 、 陰 血 や 津 液 を 全 身 に く ま な く 輸 送 す る の が 「気」 の 働 き で あ る 。 痛 み の 治 療 に は 「血」 自 身 の 問 題 も さ る こ と な が ら 、 「気」 の 働 き が 大 切 と い う こ と に な る 。

過 労 や 運 動 な ど に よ る 筋 肉 や 関 節 へ の 負 担 が 局 所 の 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 炎 症 に よ り 津 液 が 血 脈 よ り 滲 出 し 、 筋 肉 や 周 辺 組 織 や 関 節 内 に 貯 留 す る 。 脈 管 外 に 漏 れ 出 た 津 液 は 病 理 産 物 、 す な わ ち 不 要 な 水 で あ る 。 病 理 産 物 は 周 囲 の 毛 細 血 管 や 細 静 脈 や リ ン パ 管 を 圧 迫 す る た め 、 益 々 津 液 が 溢 れ 出 し 水 浸 し と な る 。

堤 防 が 決 壊 し 洪 水 が 起 き る こ と に 例 え る こ と が で き る 。 イ ン フ ラ は
寸 断 さ れ 電 気 や ガ ス や 水 道 ( 気 血 ) の 供 給 が 止 ま る 。 「 不 通 則 痛 」 と な り 疼 痛 が 発 症 す る 。 急 い で 不 要 な 水 を 排 除 し 川 の 流 れ を 復 旧 し な け れ ば な ら な い 。 血 流 が 復 旧 す れ ば 痛 み か ら 解 放 さ れ る の だ 。

血 流 を 阻 害 し て い る 水 を 排 除 す る 生 薬 に は 、 防 已 、 薏 苡 仁 、 茯 苓 、 蒼 朮 、 白 朮 、 沢 瀉 な ど が あ る 。 膝 関 節 に 水 が 溜 ま っ た 場 合 に 頻 用 さ れ る 防 己 黄 耆 湯 は 、 防 已 と 白 朮 に 黄 耆 を 加 え た も の で あ る 。 黄 耆 は 肺 の 働 き を 助 け る こ と に よ り 、 水 の 代 謝 を 高 め る の で あ る が 、 さ ら に 「 低 き を 高 き に 持 ち 上 げ る 」 こ と に よ り ( 黄 耆 の 昇 気 作 用 ) 、 膝 関 節 ( 下 肢 の 関 節 ) の 水 を 排 除 す る と い う 作 用 も 備 え る 。

麻 黄 は 黄 耆 と 同 じ く 肺 の 宣 散 作 用 を 高 め 、 全 身 の 「気」 の 流 れ を 推 進 す る 。 「 気 は 血 の 帥 」 で あ る た め 、 「気」 は 「血」 を 伴 い ( 従 え ) 全 身を く ま な く 巡 る 。 す る と 不 要 な 水 ( 病 理 産 物 ) に 圧 迫 さ れ て い た 血 流 が 再 開 し 、筋 肉 や 関 節 へ の 「血」 の 供 給 も 回 復 し 疼 痛 が 改 善 す る 。

麻 杏 薏 甘 湯 は 、 麻 黄 ( 肺 の 宣 散 作 用 ) と 薏 苡 仁 ( 利 水 剤 ) の シ ナ ジ ー 効 果 で 不 要 な 水 の 排 泄 を 高 め る 。 杏 仁 は 肺 の 粛 降 作 用 に よ り 水 を 尿 便 か ら 排 泄 し 、 さ ら に 麻 黄 の 宣 散 作 用 を バ ッ ク ア ッ プ す る 。 麻 杏 薏 甘 湯 証 で 熱 化 を 伴 う よ う で あ れ ば 、 石 膏 を 含 む 越 婢 加 朮 湯 と な る 。 石 膏 は 清 熱 薬 で あ る が 杏 仁 と 同 様 に 粛 降 作 用 も 有 す る 。た だ 、 こ れ ら に 含 ま れ る 麻 黄 に は 動 悸 等 を 誘 発 す る 危 険 が あ る 。

薏 苡 仁 湯 は 麻 杏 薏 甘 湯 に 利 水 剤 で あ る 蒼 朮 、 気 の 流 れ を 推 進 す
る 桂 皮 、 そ し て 陰 血 を 補 う 当 帰 と 芍 薬 を 加 え 、 杏 仁 を 除 い た も の で あ る 。 不 要 な 水 プ ラ ス 陰 血 の 不 足 に よ る 痛 み に 対 処 す る 。 陰 血 と い っ て も 主 体 は 肝 血 の 不 足 で あ り 、 病 後 や 産 後 や 貧 血 の 女 性 向 き と な っ て い る 。 当 帰 芍 薬 散 の 疼 痛 バ ー ジ ョ ン と い う こ と に な る 。

二 朮 湯 は 水 の 停 滞 が 長 引 き 、 粘 性 を 帯 び た 「痰」 に 変 化 し た 場 合 の 方 剤 で あ る 。 「痰」 は 水 と 異 な り 組 織 に 粘 着 し 排 除 が 難 し く な る た め 、 半 夏 、 天 南 星 、 羗 活 や 威 霊 仙 で 「痰」 を 融 解 し 取 り 除 く の で あ る 。 さ ら に 、長 期 に 水 が 停 滞 す る と 熱 化 し や す い た め 黄 芩 を 加 え 、 疼 痛 が 慢 性 化 す る と 気 鬱 ( 気 滞 ) が 生 じ る た め 香 附 子 が 必 要 。

組 織 へ の 水 の 停 滞 ( 浮 腫 ) が 疼 痛 の 原 因 と な っ て い る 場 合 が 多 い 。 実 際 、 余 分 な 水 ( 痰 飲 ) を 除 く 漢 方 薬 で あ る 五 苓 散 が 筋 肉 痛 や 手 足 の し び れ や 筋 肉 の 凝 り に 有 効 と の 報 告 が 多 く み ら れ る 。



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慢 性 疼 痛 に も 温 胆 湯 加 減 (*^_^*)



丸ビルのクリスマスツリー(Dec.22nd 2011)Christmas tree illuminations on the Akasaka Prince Hotel (final display last year)










Merry Christmas(銀座四丁目)銀座資生堂本社前











3 5 代 、男 性 。 2 年 前 か ら 半 年 間 、 胸 苦 し さ と 眩 暈 が と き ど き 出 現 し て い た が 、8 か 月 前 か ら 左 の 項 部 に 凝 り を 自 覚 。2 か 月 前 に 項 部 か ら 肩 ・ 腕 ・ 手 先 に か け て 痛 み が 出 現 。 1 か 月 前 に 大 学 病 院 の 整 形 外 科 を 受 診 し 、頸 椎 の 変 形 に よ る 根 神 経 炎 と 診 断 さ れ た 。プ レ ガ バ リ ン ( リ リ カ ) 2 錠 を 投 与 さ れ る も 改 善 な く 、 2 週 間 前 に プ レ ド ニ ゾ ロ ン 1 0 ㎎ を 追 加 さ れ る も 症 状 持 続 、む し ろ 悪 化 す る よ う に な っ た め 、祖 母 の 勧 め で 受 診 と な っ た 。

血 圧 1 0 0 / 6 6 。脈 は 8 0 、滑 有 力 。 舌 は 暗 紫 紅 、白 膩 苔 満 布 。 多 少 歯 痕 あ り 。舌 下 静 脈 の 怒 張 あ り 。 食 欲 良 好 。便 は 下 痢 に な り や す い 。 寝 つ き が 悪 い 。 起 床 は 普 通 。 暑 が り で 汗 か き 。 口 渇 で 喜 冷 飲 。 イ ラ イ ラ し や す く 易 怒 。 疼 痛 は 安 静 ・ 動 作 に 関 係 な く 常 に 存 在 し 、右 項 部か ら 上 肢 全 体 に か け て 重 苦 し く 、 と き ど き ズ ー ン ズ ー ン と 痛 み が 肩 か ら 手 指 に 走 る 。痛 み の た め し ば し ば 覚 醒 す る 。 歩 行 に 異 常 は な い が 、毎 日 が つ ら い 。

肝 鬱 化 火 ・ 湿 熱 阻 滞 経 絡 と 考 え ら れ 、治 療 は 疏 肝 解 鬱 、清 熱 化 痰 、通 経 絡 と し 、 柴 胡 6 、葛 根 9 、栝 楼 根 9 、芍 薬 9 、半 夏 6 、茯 冷 9 、竹 筎 9 、枳 実 3 、陳 皮 5 、遠 志 4 、黄 連 3 、山 梔 子 9 、甘 草 3 、 牡 蠣 1 0 ( 先 煎 ) 。 2 週 間 後 。多 少 は 楽 に な っ て い る 感 じ は す る が 、ま だ は っ き り し な い 。プ レ ガ バ リ ン と プ レ ド ニ ゾ ロ ン は 初 診 後 か ら 中 止 し て い る 。脈 は 8 4 で 滑 有 力 。 舌 は 暗 紅 で
白 滑 苔 満 布 。 多 少 手 ご た え を 感 じ る た め 、 疏 肝 理 気 解 鬱 ・ 清 熱 化 痰 を 強 化 す る 。 処 方 は 柴 胡 9 、葛 根 9 、芍 薬 9 、半 夏 9 、茯 苓 1 2 、竹 筎 9 、陳 皮 6 、枳 実 6 、遠 志 5 、黄 連 5 、山 梔 子 9 、甘 草 3 、牡 蠣 1 0 ( 先 煎 ) 、釣 藤 鈎 1 0 ( 後 下 ) と し た 。

1 か 月 後 。 数 日 前 か ら 痛 み が 大 分 楽 に な っ た 。 汗 も 口 渇 も 少 な く な っ た 。 酒 を 飲 ま な く て も 眠 れ る 。 イ ライ ラ も 減 っ た 。 脈 は 8 0 で 滑 、尺 弱 。 舌 は 偏 紅 で 薄 白 苔 あ り 。 処 方 は 前 方 と し た 。 1 か 月 後 、前 回 受 診 数 日 後 よ り 痛 み が 完 全 に 消 失 。 驚 き で あ る 。 体 調 も 良 く な っ た 。 し ば ら く 服 用 し た い 。 前 方 を 処 方 。 そ の 後 も 疼 痛 は な く 、精 神 的 に も 安 定 し て い ~ る 。

本 例 は 湿 濁 が 気 血 の 流 通 を 阻 害 し 疼 痛 や 神 経 症 状 が 発 症 。 そ こ で 温 胆 湯 加 減 で あ る 。 温 胆 湯 は 化 痰 し 清 竅 を 通 利 す る 。さ ら に 肝 胆 の 疏 泄 失 調 を 改 善 す る た め 柴 胡 と 芍 薬 を 加 え た 。葛 根 は 肩 こ り に 、遠 志 は 化 痰 し 精 神 を 安 定 さ せ る 。 山 梔 子 は 肝 鬱 化 火 を 消 化 し 、牡 蠣 は 化 痰 し 精 神 を 安 定 さ せ 、釣 藤 鈎 は 内 風熄 風 し 、気 の 擾 乱 を 鎮 め 精 神 を 安 定 さ せ る 。 こ れ ら の 生 薬 と 温 胆 湯 が 相 乗 的 に 働 き 、気 血 の 流 通 を 改 善 さ せ た !

以 前 も 温 胆 湯 加 減 が 著 効 し た 強 迫 性 障 害 を 報 告 し て い る 。 ま た 、貴 重 な 緑 内 障 の 症 例 も 「 漢 方 の 臨 床 」 に 掲 載 予 定 だ 。 温 胆 湯 は 精 神 疾 患 だ け で な く 、種 々 の 疾 患 に 使 用 さ れ る ! 温 胆 湯 の 世 界 は 広 い 。 自 在 に 使 い こ な し て い た だ き た い 。



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痛 く て 歩 け な い 、 漢 方 だ ~



涼を求めて等々力渓谷へ等々力渓谷、虫よけが必須?










    
7 0 代 女 性 。 5 年 前 か ら 手 の し び れ と 腕 の 痛 み が 出 現 し た 。 2 年 後 よ り 歩 き づ ら さ を 感 じ る よ う に な り 、徐 々 に 症 状 悪 化 。 足 を 引 き ず る よ う に な り 、大 学 病 院 で 脊 椎 管 狭 窄 症 と 診 断 。 手 術 を 勧 め ら れ て い る が 家 人 が 反 対 で あ る 。 握 力 も 低 下 。 手 や 下 腿 が 腫 脹 し て い る が 、膝 蓋 腱 反 射 は 亢 進 し て い る 。 食 欲 ・ 睡 眠 ・ 便 通 は 良 好 だ が 、頻 尿 が あ る 。 降 圧 剤 を 服 用 。

脈 は 8 0 で 滑 ・ 有 力 、両 尺 は 無 力 。 舌 は 暗 紅 で 薄 白 苔 ( + ) 、化 燥 著 明 。 腕 の 痛 み の 性 状 は チ ク チ ク と 刺 さ れ る よ う な 感 じ 。 寒 が り で は な く 熱 が り 。 漢 方 的 に は 陰 血 不 足 が 主 体 と 考 え 、
   乾 地 黄 9 、当 帰 7 、芍 薬 9 、川 芎 4 、麦 門 冬 9 、知 母 9 、
   黄 耆 5 、防 已 9 、牛 膝 7 、木 瓜 5 、羗 活 4 を 投 与 し た 。 

2 週 間 後 、し び れ 、痛 み や 歩 行 が 楽 に な っ て き た 。 前 方 投 与 。 初 診 4 週 間 後 、し び れ と 痛 み が 以 前 の 状 態 に 戻 っ た と 失 望 。 や は り 手 術 し か な い の か 、 と 。 瘀 血 も 大 い に 関 与 し て い る 。 香 附 子 6 、桃 仁 9 、紅 花 6 を 加 え る 。 初 診 6 週 後 、痛 み が 消 失 。 し び れ は ま だ あ る が 、痛 み が な い た め 、歩 行 は 楽 に な っ た  そ の 後 は 、し び れ も か な り 改 善 し 、疼 痛 の 再 発 も み ら れ な い 。

陰 血 不 足 で は 筋 肉 や 神 経 ・ 骨 格 系 の 滋 養 が 、 特 に 不 足 す る 。 脊 椎 管 狭 窄 症 は 、脊 椎 管 内 の 靭 帯 骨 化 や 椎 間 板 ヘ ル ニ ア や 骨 棘 な ど に よ り 、脊 髄 や 脊 髄 根 神 経 が 圧 迫 さ れ て 発 症 す る 。

陰 血 不 足 は 骨 や 筋 肉 の 代 謝 を 障 害 し 、回 復 力 を 低 下 さ せ る 。 そ こ で 陰 血 を 補 給 し た 。 一 時 的 に 症 状 の 改 善 が 認 め ら れ た 。 し か し 、症 状 が 以 前 の 状 態 に 戻 っ た 。 陰 血 不 足 で は 血 液 の “ 粘 性 ” が 高 ま る た め 、血 液 が ド ロ ド ロ し 、停 滞 し や す く な る 。 

血 流 の う つ 滞 、そ う “ 瘀 血 ” が 形 成 さ れ や す く な る の で あ る 。 そ こ で 活 血 化 瘀 薬 で あ る 桃 仁 ・ 紅 花 を 採 用 す る こ と に し た 。 疏 肝 理 気 作 用 の あ る 香 附 子 を 加 味 し て 、理 気 活 血 を 図 っ た 。 結 果 予 想 通 り の 効 果 が 得 ら れ た 。 方 剤 は 桃 紅 四 物 湯 加 減 。 香 附 子 を 加 え て い る の で 、血 腑 逐 瘀 湯 の 方 意 に も 通 じ る

湿 濁 に よ る 疼 痛 に 四 妙 丸 加 減 が 奏 功 す る こ と は 紹 介 し た 。 今 回 は 陰 血 不 足 + 瘀 血 に 対 し 血 腑 逐 瘀 湯 加 減 が 奏 功 し た 。  
    ( 症 例 は 5 年 前 の も の で あ る )



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帯 状 疱 疹 の 漢 方 治 療



東京タワー内に恐竜が出没?, June 4th,2011some kinds of dinosaurs have suddenly come back from the dark past (4 June 2011)





dinosaur exhibition in Tokyo tower, from March 12th to June 12th.






        中 国 で 最 も 有 名 な 日 本 人
              加 藤 嘉 一 氏 の 著 書 、
    「 中 国 人 は 本 当 に そ ん な に 日 本 人 が 嫌 い な の か 」 に 、
  中 国 人 民 大 学 付 属 中 学 の 女 子 生 徒 の 発 言 が 載 っ て い る 。

   先 生 ( 加 藤 嘉 一 氏 へ ) 、
   日 本 の 政 治 家 が ま ず 取 り 組 ま な く て は い け な い こ と は 、
     国 民 に 、日 本 が こ の 先 、政 治 ・ 経 済 ・ 軍 事 を 含 め て 、
  ど の よ う な 方 向 に 国 家 建 設 を 進 め る の か と い う 方 向 性 を 、
        自 ら の 行 動 で 示 す こ と だ と 思 い ま す よ 。

      そ も そ も 、そ れ が で き な い 制 度 は 時 代 遅 れ だ し 、
             そ れ が で き な い 人 間 は
          政 治 家 に な る べ き で は あ り ま せ ん 。
       資 本 主 義 と か 社 会 主 義 と か 関 係 あ り ま せ ん 。

     そ し て 、ど う い う 豊 か さ を 国 民 に 保 障 す る の か を 、
      制 度 設 計 と し て 、わ か り や す く 伝 え る こ と で す 。
          そ の た め の 問 題 提 起 を す る の が 、
           メ デ ィ ア の 役 割 だ と 思 い ま す 。

  ど こ ぞ の 国 の 宰 相 は 、か の 国 の 中 学 生 を 範 と す べ し 。


5 0 代 の 女 性 。 右 の 腰 か ら 臀 部 に か け て 水 疱 と 疼 痛 が 出 現 。 近 医 受 診 し 帯 状 疱 疹 と 診 断 さ れ 抗 ウ イ ル ス 薬 を 投 与 さ れ た 。 し か し 、痛 み が 一 向 に 改 善 し な い た め に 、総 合 病 院 を 受 診 し 、抗 ウ イ ル ス 薬 の 点 滴 を 5 日 間 受 け る も 、改 善 し な い た め 受 診 。

局 所 に 黒 色 化 し た 水 疱 が み ら れ 、刺 さ れ る よ う な 痛 み が 襲 う 。 痛 み で 安 眠 が で き な い 。 体 が だ る く 、寒 く 、食 欲 も す す ま な い 。 入 浴 中 は 多 少 楽 だ 。 脈 は 6 2 、細 滑 。 舌 は 淡 紅 、 薄 白 苔 (+) 。

風 寒 ( 湿 ) の 邪 が 肌 表 に 侵 襲 し た た め 、“ 邪 正 闘 争 ” が 生 じ た 。 病 邪 と 正 気 の 闘 争 に よ り 、気 血 や 津 液 の 流 れ が 障 害 さ れ た 。 “ 不 通 則 痛 ” で 疼 痛 が 出 現 。 さ ら に 、三 焦 水 道 や 血 脈 の 流 通 の 阻 害 が 病 理 産 物 ( 痰 飲 ・ 瘀 血 ) と な り 、オ ブ ス タ ク ル と な る 。 邪 正 闘 争 + 障 害 物 に よ り 、疼 痛 は 治 り が た く な り 慢 性 化 す る 。  

治 療 は 発 症 後 10 週 も 経 過 し て い る た め 、病 邪 は 無 視 で き る ! 病 理 産 物 を 排 除 し 、気 ・ 血 ・ 水 の 流 通 を 改 善 す る こ と が 急 務 。 気 ・ 血 ・ 水 が 正 常 に 流 通 す る と 、通 則 不 痛 で 疼 痛 は 消 退 す る 。

理 論 的 に は 痰 飲 を 除 き 、血 行 を 促 進 し て 、気 を 補 う と 宜 し い 。 防 風 6 、茯 苓 6 、蒼 朮 6 、蘇 葉 5 、川 芎 4 、延 胡 索 6 、山 梔 子 2 、黄 耆 6 、炮 附 子 3 、炙 甘 草 3 、 大 棗 3 、乾 姜 3 、を 投 与 し た 。

7 日 後 、 疼 痛 が か な り 改 善 し た 。 冷 気 に あ た る と ま だ 痛 む 。 桂 皮 5 を 加 え 、山 梔 子 を 除 く 。 5 日 後 、寒 い と チ カ チ カ す る 。 そ れ 以 外 は 痛 み を 感 じ な い た め 、初 診 4 週 後 に エ キ ス 製 剤 、安 中 散 + 五 苓 散 に 処 方 を 変 え 、初 診 6 週 目 で 治 療 を 終 了 へ 。 

炮 附 子 ・ 乾 姜 は 、ミ ト コ ン ド リ ア ( A T P 産 生 ) を 活 発 に す る 。 黄 耆 は ミ ト コ ン ド リ ア に 素 材 を 補 給 し た り 、痰 飲 を 排 除 す る 。 気 を 補 い 、水 の 代 謝 を 活 発 に す る 。 山 梔 子 は 不 要 で あ っ た 。 川 芎 ・ 延 胡 索 は 血 、桂 皮 は 気 、の 流 れ を ス ム ー ズ に し 鎮 痛 。

[ 寒 ] + [ 水 ] が 原 因 の 疼 痛 に は 、安 中 散五 苓 散附 子桂 枝 加 朮 附 湯 ( 桂 枝 湯 + 真 武 湯 ) 、乃 至 こ れ ら を 合 方 す る 。 [ 血 ] の 要 因 が 加 わ る な ら 、こ れ ら に 桂 枝 茯 苓 丸 を 加 え た り 、も し く は 五 積 散附 子 な ど 。 陰 虚 で あ れ ば 八 味 丸真 武 湯

[ 寒 ] が 主 体 で あ れ ば 、[ 温 ] め れ ば 良 い の で 治 療 は 簡 単 だ 。 寒 熱 混 在 し た り 精 神 的 要 因 が 加 わ る と 難 儀 す る 場 合 が あ る 。




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難 治 性 疼 痛 に も 竹 筎 温 胆 湯 (*^_^*)



都内にも広大な畑が練馬大根ならぬ練馬キャベツ






「 最 近 の 医 者 は 病 気 を 治 せ な く な っ た 」 、と の 指 摘 を 多 く 聞 く 。 患 者 さ ん が 薬 局 で 愚 痴 を こ ぼ し 、「 ど こ か 良 い と こ ろ な い ? 」 。 病 院 の 事 務 長 も 、医 師 と 患 者 の ト ラ ブ ル が 多 く な っ て き た 、と 。

大 学 病 院 な ど で 扱 う 疾 患 は 少 数 。 大 概 は 一 般 内 科 の 範 疇 だ 。 偏 っ た 疾 患 だ け を 診 て い る 。 医 学 教 育 の 弊 害 が 現 わ れ た ~ 。 日 常 的 な 疾 患 を 診 て い な い た め 、ど う し て よ い か わ か ら な い 。 専 門 医 で あ る 前 に 、p h y s i c i a n で あ る べ き 。 世 間 の 常 識 !

と こ ろ が 、世 間 の 常 識 が 通 用 し な い と こ ろ が 、 医 学 の 世 界 だ 。 パ ー ツ し か 診 れ な い 専 門 医 の 方 が 、上 流 だ と 考 え る で あ る 。 お 釈 迦 さ ま の 掌 の 上 し か 知 ら な い 専 門 医 (漢方医) で は 悲 し い 。 診 療 所 の 患 者 さ ん は 、便 利 屋 ( 何 で も 屋 ) の 医 師 を 望 ん で る 。

「 現 代 医 学 に 精 通 し 、漢 方 も よ り 深 く 」 を 胆 に 銘 じ 邁 進 し た い 。 ジ ェ ネ ラ リ ス ト 、そ の 中 の デ ィ ー プ ジ ェ ネ ラ リ ス ト を 目 指 す の だ。 “ ザ ッ ポ ス ” の カ ス タ マ ー ・ サ ー ビ ス こ そ 医 療 に は 必 要 で あ る 。

Tony Hsieh ( CEO, Zappos. com ) は 著 書 の 最 後 で 仏 陀 の 言 葉 を 引 用 し て い る 。 1 本 の ろ う そ く は 何 千 本 も の ろ う そ く に 火 を 灯 す こ と が で き る 。 し か し 、そ れ で 1 本 の ろ う そ く の 命 が 短 く な る わ け で は な い 。 幸 福 も 分 か ち 合 う こ と で 減 る こ と は な い 。


難 治 性 疼 痛 の 治 療 は c l i c h e r e s o o n !



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疼 痛 漢 方 薬 で 門 前 市 が



福(富)をもたらす 大己貴命(だいこく様)ライトアップされた 神田明神 隨神門





 神 田 明 神 大 国 祭
     1 月 1 5 ,1 6 日



師 走 に な り 変 形 性 膝 関 節 症 に 悩 む 方 が 遠 方 か ら 数 名 訪 れ た 。 年 齢 / 症 状 / 経 過 も ほ ぼ 同 じ な の で 代 表 と し て 1 名 を 紹 介 す 。 7 0 代 の 男 性 。 長 年 、整 形 で 治 療 す る も 膝 関 節 痛 が 治 ら な い 。 両 膝 関 節 が 痛 い の で 歩 く の が 大 変 で あ る 。 心 不 全 で 治 療 中 。 膝 関 節 の 変 形 が 著 し く 、熱 感 も あ る 。 両 下 腿 の 浮 腫 が 著 し い 。 利 尿 剤 を 服 用 し て い る が 最 近 体 重 が 5 k g 増 加 し 疲 れ や す い 。 脈 は 8 8 で 細 滑 で 、尺 が 弱 。 舌 は 暗 紅 で 白 苔 あ る も 乾 燥 著 明 。 血 圧 は 降 圧 剤 服 用 中 。食 欲 は あ る 。薬 で 二 便 正 常 。睡 眠 良 好 。

       治 療 は 湿 濁 を 除 く こ と か ら 開 始
白 朮 9 、茯 苓 9 、防 已 9 、芍 薬 9 、牛 膝 9 、知 母 9 、黄 柏 6 を 投 与 。 2 週 間 後 、歩 く の が 楽 に な っ て き た 。 浮 腫 は 同 様 。熱 は 軽 減 。 陰 虚 と 浮 腫 に 配 慮 す る 。 乾 地 黄 9 、山 茱 萸 9 、白 朮 9 、茯 苓 9 、防 已 9 、芍 薬 9 、牛 膝 9 、知 母 9 、沢 瀉 9 を 投 与 。 2 週 間 後 来 院 。 痛 み も 下 腿 の 浮 腫 も な く な っ た ~ 。 体 重 が 5 k g も 減 っ た ~

以 前 、四 妙 丸 の 話 を し た が 、本 例 も 当 初 は 四 妙 丸 加 減 を 投 与 。 膝 関 節 の 湿 熱 が 除 か れ 痛 み は 軽 減 。 し か し 浮 腫 は 残 存 し た 。 腎 陰 が 不 足 す る と 腎 の 開 闔 が 失 調 し 、水 邪 を 排 除 で き な い 。 腎 の 働 き は 気 が 行 う の だ が 、 陰 は 気 を 産 生 す る 母 体 で あ る 。

腎 陰 が 不 足 す る の に 当 初 は 滋 陰 薬 を 投 与 し て い な い 理 由 は? 浮 腫 や 胃 飲 が 著 し い と 、水 邪 の 悪 化 を 招 く こ と が あ る た め だ 。 滋 陰 薬 が 陰 邪 を 体 内 に 封 じ 込 め 、取 り 返 し の つ か な い こ と が 。

“ 地 黄 ” は 気 を つ け な け れ ば な ら な い が 、 山 茱 萸 な ら 安 心 だ 。 『 神 農 本 草 経 』 に 、山 茱 萸 は 「 逐 寒 湿 痺 」 と 記 載 が あ る か ら だ 。 山 茱 萸 は 水 邪 が 気 血 の 流 通 を 阻 害 し た 、疼 痛 や 麻 痺 を 治 す 湿 潤 性 病 変 の あ る ア ト ピ ー に も 使 用 で き る 、と 以 前 に 話 し た 。 し か し 地 黄 が 必 要 な と き は 、果 敢 に 大 量 に 投 与 す べ き で あ る 。



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「 続 命 湯 」 と 「 大 青 龍 湯 」 は 兄 弟 ダ ッ タ



新宿副都心






中 風 の 薬 と 云 え ば 古 来 よ り 続 命 湯小 続 命 湯 が 有 名 で あ る 。 続 命 湯 は 風 引 湯 と 同 様 に 、 『 金 匱 要 略 』 に 条 文 が 認 め ら れ る 。

『古今録験』 続 命 湯 : 治中風痱,身体不能自収持,口不能言,冒昧不知痛処,或拘急不得転側 。 ( 姚云:与大続命同,兼治婦人産後出血者,及老人小児 。) 麻黄 桂枝 当帰 人参 石膏 乾姜 甘草 各三両 芎藭 一両 杏仁 四十枚

構 成 生 薬 を み る と 麻 黄 湯 ( 麻黄・桂枝・杏仁・甘草 ) の 加 減 で あ る 。 麻 黄 湯 は 辛 温 解 表 薬 で 、発 汗 に よ り 病 邪 を 駆 逐 ( 外 泄 ) す る 。外 風 を 駆 逐 で き る の だ が 、内 風 で あ れ ば 激 発 さ せ 悪 化 さ せ る 。 内 風 は 肝 火 が 巻 き 起 こ す も の で あ り 、辛 温 薬 は 火 に 油 を 注 ぐ 。 続 命 湯 は 急 性 期 に は 禁 忌 で あ る が 、後 遺 症 に は 使 用 可 能 だ 。

脳 卒 中 の 原 因 の 多 く は 高 血 圧 に 起 因 す る 。 血 の 逆 上 で あ る 。 脳 卒 中 で は 肝 鬱 に よ り “ 火 ” が 内 生 し 、血 を 上 逆 ・上 衝 さ せ る 。 麻 黄 ・ 桂 枝 な ど の 温 性 薬 は 、内 風 を 助 長 し 気 血 を 擾 乱 さ せ る 。

続 命 湯 か ら 当帰・川芎・人参・乾姜 を 除 き 、生姜・大棗 を 加 え た 処 方 大 青 竜 湯 で あ る 。 本 剤 は 「 傷 寒 」 以 外 に 溢 飲 に も 用 い ら れ る 。 『 金 匱 要 略 』 に 「 病溢飲者、当発其汗、大青龍湯主之、小青龍湯亦主之」。 溢 飲 と は 水 飲 が 四 肢 の 肌 膚 に 鬱 滞 す る こ と ( む く み ) を 云 う 。 金 匱 要 略 に 「飲水流行、帰於四肢、当汗出而不汗出、身体疼重、謂之溢飲」。 水 飲 ( 水 湿 ) を 汗 か ら 排 除 す れ ば 、重 痛 さ ( 溢 飲 ) は 改 善 す る 。

続 命 湯 は 大 青 龍 湯 に 当 帰 ・ 川 芎 を 加 え た 内 容 の 方 剤 で あ る 。
片 麻 痺 で は 、水 飲 ( 津 液 ) だ け で な く 、血 も 鬱 滞 し て い る の で 、脳 卒 中 後 遺 症 で は 、大 青 竜 湯 加 減 方 で あ る 続 命 湯 を 用 い る 。 


                【 ま と め 】
続 命 湯 は 大 青 龍 湯 に 養 血 活 血 薬 を 加 味 し た 内 容 で あ り 、血 と 水 の 鬱 滞 を r e m o v e し 、脳 卒 中 後 遺 症 を 改 善 す る 。


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驚 異 の 鎮 痛 漢 方 薬




   目 出 度 く 還 暦 を 迎 え ま し た

普段の行いが良いため快晴~, October 9th 2012のんびり川下りを楽しむ(大王わさび農場)  







【 症 例 】
7 0 代 女 性 。 右 股 関 節 の 人 工 関 節 置 換 術 を し て い る 。 昨 年 の 夏 頃 か ら 再 び 右 股 関 節 痛 出 現 し 、整 形 外 科 受 診 。 鎮 痛 薬 や 骨 粗 鬆 症 薬 や 鎮 痙 薬 を 服 用 す る も 改 善 な し 。 2 月 初 め ノ イ ロ ト ロ ピ ン も 投 与 さ れ る も 効 果 な し 。

脈 は 8 0 で 滑 、有 力 。 舌 は 淡 紅 、薄 白 苔 ( + ) 、や や 胖 大 。 イ ラ イ ラ ・ カ ッ カ し や す い 。 そ う い う 時 は 疼 痛 が 悪 化 。 暑 が り 。 以 前 か ら グ ラ ン ダ キ シ ン や ソ ラ ナ ッ ク ス を 服 用 中 。 抑 肝 散 漢 方 エ キ ス 3 包 / 日 を 投 与 。

2 日 後 、右 股 関 節 か ら 大 腿 に か け て の 痛 み が 楽 に な っ た 。 さ ら に 2 日 後 、疼 痛 が 消 失 し 、笑 顔 が み ら れ る よ う に な っ た 。

8 0 代 女 性 。 昨 年 1 1 月 夜 中 ト イ レ に 起 き て 転 倒 し 、右 臀 部 か ら 大 腿 外 側 ・ ソ ケ イ 部 に か け て の 疼 痛 が 出 現 。 歩 行 困 難 に な っ た た め 某 院 入 院 し 、コ ル セ ッ ト 着 装 。 疼 痛 軽 減 し リ ハ ビ リ 開 始 し た と こ ろ 、1 月 に 疼 痛 が 悪 化 。 鎮 痛 薬 に 加 え ノ イ ロ ト ロ ピ ン さ ら に ガ バ ペ ン も 投 与 。 し か し あ ま り 改 善 が な い た め 疎 経 活 血 湯 3 包 / 日 も 投 与 。 多 少 の 改 善 が み ら れ た が 、そ の 後 は 同 様 の 状 態 が 続 い た 。

4 月 1 6 日 、脈 は 7 6 で 滑 、舌 は 暗 紅 で 白 苔 (+) 。 抑 肝 散 投 与 。 2 包 服 用 し た 翌 日 に は 、臀 部 ・ 大 腿 の 痛 み が 楽 に な っ て き た 。 1 9 日 、こ れ ら の 痛 み が 消 失 し 、ソ ケ イ 部 の 痛 み も 楽 に な っ た 。 翌 日 に は ソ ケ イ 部 の 痛 み も 消 失 。 明 る い 笑 顔 が み ら れ た 。

【 考 察 】
抑 肝 散 の B P S D へ の 有 効 性 は 広 く 認 知 さ れ る よ う に な っ た 。 さ ら に 慢 性 疼 痛 へ の 鎮 痛 効 果 も 知 ら れ る よ う に な っ て き た 。 こ れ ら の エ ヴ ィ デ ン ス は 現 代 医 学 よ り 発 せ ら れ た の で あ る 。

抑 肝 散 は 5 H T 1 A 受 容 体 の パ ー シ ャ ル ア ゴ ニ ス ト と し て 働 く 。 延 髄 の 大 縫 線 核 の セ ロ ト ニ ン 神 経 を 活 性 化 す る こ と に よ り 、下 降 性 疼 痛 抑 制 系 を 介 し て 末 梢 か ら の 痛 み の 伝 達 を 抑 え る 。

痛 み の 伝 達 物 質 グ ル タ ミ ン 酸 ( G l ) を 回 収 す る 働 き も あ る 。 脊 髄 後 角 細 胞痛 み 受 容 体 へ 、G l が 結 合 す る の を 抑 制 す る 。 す な わ ち 、抑 肝 散 の 鎮 痛 作 用 は : セ ロ ト ニ ン を 活 性 化 し 、グ ル タ ミ ン 酸 を 抑 制 す る こ と に よ る 。

抑 肝 散 の 慢 性 疼 痛 に 対 す る 即 効 性 に は 、驚 嘆 の 思 い で あ る 。 三 環 系 抗 う つ の 即 効 性 に 匹 敵 す る が 、三 環 系 抗 う つ 薬 は 、循 環 器 疾 患 や 前 立 腺 肥 大 症 や 緑 内 障 な ど で は 禁 忌 で あ る 。

三 環 系 抗 う つ 薬 を 糖 尿 病 性 神 経 炎 の し びれ に 使 用 し た の が 2 0 数 年 前 の 国 療 村 山 病 院 時 代 。 数 日 で 症 状 が 消 失 し た 。 当 時 は 病 気 が 長 引 け ば 、う つ 的 に な る ぐ ら い の 認 識 で あ っ た 。

抑 肝 散  は 今 や 安 心 し て 使 え る 、現 代 医 学 の 薬 と な っ た 。 漢 方 薬 の 科 学 的 エ ヴ ィ デ ン ス が 集 積 さ れ て き て い る 。 整 形 に 痛 み の 注 射 に 通 っ て い る よ う で は 、治 ら な い 。 疼 痛 は 反 っ て 慢 性 化 し て 、イ タ チ ゴ ッ コ に 終 始 す る 。

医 者 へ の 盲 信 は 危 険 で あ る 。 医 師 に も い ろ い ろ と い る 。 良 い 医 師 を 探 す こ と 。 良 い と は “ 治 せ る ” 医 師 で あ る 。
高 齢 者 の パ ー キ ン ソ ン 病 ( P 病 ) が 見 逃 さ れ て い る  。 神 経 内 科 の 医 師 も 、自 信 を も っ て P 病 を 診 断 で き な い 。 診 療 を 軽 視 し 、売 名 ( 学 会 や 論 文 ) に 精 を だ す た め か 。 こ の 結 果 、臨 床 の 診 断 能 力 が 落 ち て き て い る と 思 わ れ る 。 医 学 的 セ ン ス は 、臨 床 の 実 践 の 積 み 重 ね で 醸 成 さ れ る 。 P 病 で は “ 全 身 で リ ズ ム を 取 る ” よ う に し て 歩 く と 、比 較 的 『 楽 』 に 歩 く こ と が で き る 、こ と が 実 感 で き る 。 こ の 現 象 を 利 用 し 、具 現 化 し た の が 、著 者 が 以 前 報 告 し た
「 パ ー キ ン ソ ン 病 に お け る 2 本 杖 歩 行 」 。 『 毎 日 ラ イ フ 』 で も 紹 介 さ れ た ( 1 9 8 8 年 7 月 号 pp 74 ∼ 79 ) 。 簡 単 で す の で 、練 習 を し て 、効 果 を 実 感 し て み て く だ さ い



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膝 の 痛 み も 漢 方 で 楽 々




桜咲く新宿御苑岩手の家の庭のアツモリソウ(敦盛草)(二重撮り)







7 0 代 女 性 。 以 前 か ら 無 理 を す る と 膝 の 痛 み が 出 現 。 今 回 は か ぜ を 引 い て か ら 膝 の 痛 み が 再 燃 した 。 痛 み が 持 続 す る た め 整 形 外 科 を 受 診 す る も 悪 化 。 膝 が 重 だ る く 痛 む た め 、階 段 の 昇 降 が 困 難 。 肩 こ り ・ 腰 も 重 だ る い 。 両 膝 関 節 の 腫 脹 が 著 し く 、 触 れ る と 多 少 の 熱 感 が 認 め ら れ る 。 夜 中 に 下 腿 に こ む ら 返 り が よ く 起 き る 。 下 腿 に む く み が 認 め ら れ 、足 が 冷 え る 。

食 欲 は あ る が 、以 前 か ら 胃 が も た れ や す い 。 体 の 疲 れ は 自 覚 し な い 。 起 床 ・ 睡 眠 良 好 。 尿 量 正 常 。 脈 は 7 2 、沈 細 滑 、両 尺 無 力 。 舌 は 暗 紅 、白 苔(+) 。 防 風 6 、芍 薬 9 、蒼朮 9 、防 已 9 、薏 苡 仁 1 5 、厚 朴 5 、陳 皮 5 、沢 瀉 9 、黄 柏 3 、牛 膝 7 、独 活 5 、羗 活 5 、乾 姜 3 、甘 草 2 を 投 与 。 3 日 分 服 用 し 疼 痛 が 完 全 に 消 失 し た 。 7 日 分 服 用 し 中 止 。 胃 の 調 子 も 良 く な っ た 。 再 発 な し 。

処 方 は 四 妙 丸 ( 黄 柏 ・ 薏 苡 仁 ・ 蒼 朮 ・ 牛 膝 ) 加 減 。 熱 化 が 軽 い た め 清 熱 薬 ( 黄 柏 ) は 3 g と 少 量 と し た 。 風 寒 湿 邪 ( か ぜ ) で 膝 痛 が 悪 化 し た た め 、防 風 も 加 え た 。

「 防 風 」 は 皮 腠 を 開 き 、病 邪 ( 湿 ) を 皮 表 か ら 発 散 さ せ 、「 防 已 」 は 病 的 な 水 を 尿 と し て 膀 胱 か ら 排 泄 す る た め 、防 風 ー 防 已 の コ ン ビ は 鬱 滞 し た 三 焦 の 流 れ を 改 善 す る 。

発 散 ー 排 泄 の コ ラ ボ は 、三 焦 水 道 の 流 通 を ス ム ー ズ に す る 。 水 道 の 流 通 が よ く な る と 、体 内 の 病 的 な 水 は 排 除 さ れ る 。

脾 胃 の 機 能 障 害 で は 湿 濁 ( 病 的 な 水 )が 生 じ や す い 。湿 濁 が 三 焦 を 下 注 ( 下 降 ) し 、膝 関 節 に 下 溜 す る と 、邪 正 ( 病 邪 ー 正 気 ) 闘 争 が 生 じ 、関 節 炎 が 引 き 起 こ さ れ る 。

胃 の 湿 濁 を 除 く た め 、 平 胃 散 ( 蒼 朮 ・厚 朴 ・ 陳 皮 ) を 加 え 、 筋 の こ む ら 返 り を 抑 え 、湿 濁 を 排 除 す る た め 芍 薬 を 加 え た 。

漢 方 薬 に よ る 疼 痛 の 治 療 の 多 く は 即 効 す る 。 胃 の 機 能 障 害 が 絡 む 場 合 、平 胃 散 を 加 え る と 効 果 が 高 ま る 。 “ 四 妙 丸 ” 合 “ 平 胃 散 ” 加 減 で 、3 日 で 著 効 が 得 ら れ た

追 伸
三 焦 と は 少 陽 に 張 り 巡 ら さ れ た ダ ク ト ( 運 搬 路 ) で あ る 。 気 ・ 津 ( 水 ) が 流 通 し 、全 身 の 組 織 や 臓 器 に 運 搬 さ れ る 。 一 方 で 流 通 が 鬱 滞 し な い よ う 、外 ( 表 ) と も 交 通 し て い る 。

「 皮 腠 」 に は 、気 津 が 皮 膚 を 衛 る た め の 働 き だ け で な く 、三 焦 ( 流 通 路 ) が c o n g e s t し な い よ う に す る た め の 、“ は け 口 ” ( o u t l e t ) と し て の 重 要 な 働 き も 存 在 す る 。

O u t l e t へ の 三 焦 の 通 路 が 病 邪 ( 痰 飲 ) で 塞 が れ た 場 合 は 、解 表 薬 で 水 抜 き ( 発 汗 )す る と 、三 焦 は ス ム ー ズ に 流 れ る 。

三 焦 は 水 だ け で な く 、 “ 気 ” の 流 通 路 で も あ る た め 、三 焦 の 流 れ が 鬱 滞 す る と 水 害 だ け で な く 、 “ 火 事 ” も お き る 。 ガ ス 抜 き も し な け れ ば 、体 内 が 「 火 の 海 」 と な り 爆 発 す る 。 キ レ る の で あ る 。

三 焦 の 流 れ は ス ト レ ス ( 交 感 神 経 緊 張 ) で 鬱 滞 す る た め 、鬱 滞 の 改 善 に は 、胆 の 疏 泄 作 用 ( 柴 胡 剤 ) も 重 要 と な る 。 火 鬱 は こ れ を 発 す 。 辛 温 の 解 表 薬 も 少 量 で あ れ ば 可 で あ る 。

た だ し 風 寒 湿 邪 に 対 す る よ う な 強 力 な 辛 温 薬 は 禁 忌 で あ る 。 麻 黄 は 石 膏 と 併 用 す れ ば 、よ り 安 全 に 火 鬱 を 発 散 で き る 。 石 膏 の 性 は 涼 ( 寒 ) で 透 表 解 肌 の 作 用 を 有 す る ( 張 錫 純 ) 。 大 青 竜 湯 の 石 膏 は 清 熱 だ け で な く 、解 表 に も 用 い て い る 。



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神 経 障 害 性 疼 痛 に も 漢 方




     キ ュ ー ポ ラ の 消 え た 街

キューポラの跡地はマンションへ(川口市)マンション数が日本一(川口市・赤羽より)






死 亡 原 因 の 第 1 位 が 癌 、3 人 に 1人 が 癌 で 亡 く な る 。 癌 の 緩 和 ケ ア は 医 療 人 と し て は 避 け て は 通 れ な い 。 そ こ で 3 月 2 1 ・ 2 2 日 、連 休 に も 関 わ ら ず 朝 か ら 夕 ま で日 大 板 橋 病 院 で 緩 和 ケ ア の 講 習 会 を 受 け て き た 。 憎 い ほ ど の 快 晴 で あ っ た が 、充 実 し た 二 日 間 で あ っ た 。


★ 高 齢 の 女 性 。 1 年 前 に 転 倒 し 大 腿 骨 頚 部 骨 折 を 来 た し た 。 手 術 を 受 け た が 骨 折 部 位 の 痛 み が 去 ら ず 、歩 行 も 不 安 定 で あ る た め 、再 手 術 を 受 け た 。 痛 み が 軽 減 し 杖 歩 行 が で き る よ う に な っ た の で あ る が 、3 ヶ 月 前 か ら 睡 眠 中 に 骨 折 部 位 か ら 膝 関 節 に か け て 、熱 感 を と も な う 激 痛 が 生 じ る よ う に な っ た 。 

患 者 は 1 6 年 前 に 胃 癌 の た め 胃 を 全 摘 し て い る 。 そ の た め 少 食 で 、体 は か な り 痩 せ て い る 。 口 が 渇 き 冷 た い も の を 好 む 。 と き ど き 顔 が ほ て る 。 寝 つ き は よ い の だ が 、痛 み で 1 晩 に 3 ? 4 回 覚 醒 す る 。 痛 み は 冷 や す と 楽 に な る 。 日 中 の 疼 痛 は 夜 に 比 べ 軽 い 。 血 圧 は 正 常 。 脈 は 9 0 で 沈 弦 で 有 力 。 両 尺 脈 は 沈 細 弱 。 舌 は 暗 紅 で 鏡 面 舌 を 呈 す る 。 陰 虚 内 熱血 脈 瘀 阻 と 考 え 、乾 地 黄 9 、玄 参 5 、麦 門 冬 7 、天 門 冬 5 、山 茱 萸 7 、芍 薬 7 、牡 丹 皮 6 、知 母 9 、忍 冬 6、牛 膝 6 、延 胡 索 6 、茯 苓 6 を 投 与 。

2 週 間 後 、夜 中 の 熱 感 と 疼 痛 が か な り 軽 減 。 4 週 間 後 に は 症 状 は す べ て 消 失 し た 。

患 者 は も と も と の 痩 せ 型 に 加 え 、 胃 の 全 摘 を 行 っ た 。 陰 血 の 不 足 状 態 が 久 し く 存 在 し て い た こ と に な る 。 そ こ に 骨 折 に よ る 血 脈 の 損 傷 が 加 わ り 、瘀 血 も 生 じ た 。 陰 血 の 不 足 に 加 え 、病 理 産 物 ( 瘀 血 ) も 産 生 さ れ た た め 、水 が 乏 し く ゴ ミ の 多 い 川 の よ う に 、血 流 が 行 き わ た ら な く な り 、陰 血 や 気 の 流 通 が 阻 害 さ れ 、不 通 則 痛 で 、疼 痛 が 発 症 し た 。

瘀 血 が 長 期 に わ た り 、熱 化 す る よ う に な る と 、発 熱 が 生 じ る 。 血 管 内 皮 細 胞 か ら サ イ ト カ イ ン が 放 出 さ れ る た め で あ ろ う 。 瘀 血 は 陰 陽 の “ 陰 ” に 属 す る た め 、夜 中 に 症 状 が 現 わ れ る 。 し か し 病 の 本 は 陰 血 の 不 足 に あ る た め 、陰 血 が 充 足 す れ ば 、 血 脈 も 充 満 す る た め 、血 行 が 通 じ 瘀 血 は 自 然 と 消 失 す る 。

瘀 血 を 除 く こ と ( 活 血 化 瘀 ) は 本 例 で は 「 従 」 と な る 。 虚 弱 者 や 高 齢 者 に 瘀 血 を 除 く 治 療 を 強 め る と 、体 力 を 低 下 さ せ る 危 険 が 生 じ る た め 、気 を つ け た い 。


エ キ ス 剤 で 血 流 を 改 善 し 、陰 血 を 補 う の が 疎 経 活 血 湯 。 「 証 」 が 合 え ば 短 期 間 で 驚 く ほ ど の 効 果 を 現 わ す 。 糖 尿 病 の 女 性 患 者 の 慢 性 の 手 足 の 痺 れ が 1 包 で 消 え た 。 疎 経 活 血 湯 が 神 経 の 障 害 部 位 に 直 接 効 い た と は 考 え が た い 。

三 環 系 抗 う つ 薬 は 、神 経 障 害 性 疼 痛 に も し ば し ば 即 効 す る 。 1 日 で 効 く 場 合 も あ る 。 下 行 性 疼 痛 抑 制 系 を 介 し て で あ る 。 抗 う つ 薬 の 精 神 症 状 に 対 す る 作 用 は BDNF を 介 す る た め 、疼 痛 に 対 す る よ う な 即 効 性 は な く 、通 常 は 2 週 間 以 上 か か る 。

漢 方 薬 の 鎮 痛 効 果 は 疼 痛 関 連 レ セ プ タ ー に 作 用 す る た め!? 抑 制 系 レ セ プ タ ー を 活 性 化 し 、興 奮 性 レ セ プ タ ー は 抑 制 す る 。 漢 方 薬 の 即 効 性 の “ な ぞ ” が 理 解 さ れ た よ う な 気 が す る



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