つ わ り ( 妊 娠 悪 阻 ) に 「 小 柴 胡 湯 」


半兵衛麩





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幼 い 頃 は 食 べ る 物 の 少 な い、 ひ も じ い 時 代 で あ っ た 。 ラ ジ オ か ら は 復 員 船 の 尋 ね 人 の 放 送 が 流 れ、 敗 戦 の 傷 が ま だ 癒 え や ら ぬ 時 代 で あ っ た 。 し か し、 現 代 の 子 供 た ち と は 違 い、 物 が な く た っ て 瓦 礫 の 中 か ら 遊 び 道 具 を 探 し て は、 元 気 に 暴 れ ま わ っ て い た 。 夕 焼 け 空 の よ う に 明 る く 輝 い て い た 。 あ す は 明 る い も の と 信 じ 。

最 近、 お や っ と 感 じ る 記 事 を 目 に し た 。 1 つ は、 つ わ り が 流 産 リ ス ク を 7 割 減 少 さ せ る、 と い う も の 。 2 つ 目 は、 高 血 圧 症 患 者 の 頭 痛 も ち は 全 死 亡 と 心 血 管 死 の リ ス ク が 低 い、 と い う も の で あ る 。 つ わ り と い う 苦 痛 が、 流 産 の 危 険 を 和 ら げ、 安 全 な 出 産 へ と 誘 う 。 頭 痛 も ち は つ ら い が、 一 方 で 大 病 を 回 避 し て く れ る 。

つ わ り の 漢 方 薬 の 代 表 は 小 半 夏 加 茯 苓 湯 。 つ わ り ( 嘔 吐 ) は 胃 に 痰 飲 が 存 在 す る た め 発 症 する の で、 水 を 除 く 漢 方 薬 が 用 い ら れ る 。 半 夏 厚 朴 湯五 苓 散人 参 湯半 夏 瀉 心 湯 な ど も 使 用 さ れ る 。 『 金 匱 要 略 』 婦 人 妊 娠 病 脉 証 幷 冶 に 「 妊 娠、 嘔 吐 止 ま ず。 乾 姜 人 参 半 夏 丸 之 を 主 る 。」 と あ る 。 乾 姜 人 参 半 夏 丸 は乾 姜 ・ 人 参 ・ 半 夏 よ り な り、 虚 寒 に 適 応 す る 。 エ キ ス 製 剤 に な い た め 人 参 湯 が 代 替 と な り そ う だ 。 熱 化 す れ ば 半 夏 瀉 心 湯 だ 。

熱 化 と い え ば、 妊 娠 す る と 胎 児 を 育 て る た め、 代 謝 が 活 発 に な り、 体 内 に 熱 を 帯 び る よ う に な る 。 妊 娠 し て も 体 内 が 冷 え て い る と、 妊 娠 を 継 続 す る こ と は で き な い 。 昔 は 生 活 環 境 が 悪 か っ た た め か、 寒 邪 が 侵 襲 す る こ と が 多 か っ た の で あ ろ う が、 現 在 は 異 な る 。 乾 姜 人 参 半 夏 丸 の 適 応 は 少 な い 。 経 験 で は 小 柴 胡 湯 の 証 が 多 い 。 妊 娠 は 少 子 化 の 現 代 で は、 並 の ス ト レ ス で は な い 。 周 囲 の 期 待 と、 そ れ に 応 え よ う と 努 力 す る 。 大 変 な 葛 藤 な の だ 。

妊 娠 中 は 胎 児 に 栄 養 を と ら れ る た め、 陰 血 不 足 に な り が ち だ 。 陰 血 の 不 足 は 代 償 的 に 代 謝 を 活 発 に す る た め、 内 熱 を 生 じ る 。 さ ら に ホ ル モ ン の 変 化 に よ り、 体 内 に 水 ( 痰 飲 ) が 停 滞 す る よ う に な る 。 妊 娠 中 は 陰 虚 内 熱 + 水 停 と な り や す い 。 水 の 停 滞 は 胎 児 が 羊 水 で 生 活 し て い た と き の 記 憶 が、 甦 っ た の だ ろ う か


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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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