痔 や 痔 瘻 に 紫 雲 膏, 排 膿 散 及 湯



赤坂プリンスクラシックハウス(旧李王家東京邸)明治5年創業の老舗 大坂屋 砂場 本店






華 岡 青 洲 の 創 薬 「 紫 雲 膏 」、 痔 や 褥 瘡 や 糖 尿 病 性 壊 疽 な ど に 効 く こ と は 以 前 お 話 し た 。 し か し こ の 三 千 世 界、 す べ て 紫 雲 膏 だ け で 解 決 で き る わ け で は な い が、 紫 雲 膏 の 座 薬 が 市 販 さ れ ほ ど の 人 気 者 で、 著 効 例 が 多 い の も 事 実 で あ る 。 排 便 の た び に 痛 み や 出 血 で 苦 し め ら れ る 痔 。 そ れ 故、 即 効 す る 薬 剤 が 求 め ら れ る 。 本 剤 は ス テ ロ イ ド と 遜 色 な い が、 血 流 を 促 進 す る 分 上 に 感 じ る 。

50 代 男 性 。 20 代 か ら 飲 酒 や 疲 労 が 重 な る と 痔 が 出 現 し 痛 み や 出 血 に 悩 ま さ れ る 。 今 回 は ス テ ロ イ ド 外 用 薬 を 使 用 し て い る の だ が、 今 一 切 れ が 悪 い 。 漢 方 治 療 を 希 望 し 受 診 。 降 圧 剤 を 服 用 中 。 仕 事 は 事 務 系 で 一 日 ほ と ん ど 座 っ て い る 。 食 欲 良 好 。 便 は 有 形 。 小 指 頭 大 の 痔 が 脱 出 し、炎 症 を 起 こ し て い る た め、 触 れ る の も 辛 く 排 便 時 に は 苦 し め ら れ る 。 出 血 は 多 少 。 座 位 で は 時 々 ズ ー ン と 痛 み が 走 る 。 紫 雲 膏 を 毎 日 入 浴 後 に タ ッ プ リ 塗 布 す る よ う 指 示 し、 排 膿 散 及 湯 も 処 方 す 。 1 週 間 で イ ボ 痔 は 消 失 し た 。

紫 雲 膏 の 構 成 生 薬 は、 紫 根、 当 帰、 胡 麻 油、 白 蝋、 豚 脂 で あ る 。 紫 根 は 涼 血 活 血 ・ 解 毒 透 疹 作 用を 有 し、 抗 炎 症 薬 と し て の 働 き が あ る 。 当 帰 に は 補 血 活 血 ・ 行 気 止 痛 作 用 が あ る 。 両 薬 に よ り 局 所 の 血 行 が 促 進 さ れ、 創 傷 治 癒 力 が 高 ま る 。 さ ら に 紫 根 の 成 分 で あ る ア セ チ ル シ コ ニ ン は、 上 皮 再 生 作 用 を 有 す る と さ れ、 痔 粘 膜 の 損 傷 治 癒 を 促 進 す る 。 紫 雲 膏 に 最 も 多 く 含 ま れ る の が ゴマ 油 で あ る 。 胡 麻 に は 強 力 な 抗 酸 化 作 用 を 有 す る セ サ ミ ノ ー ル が 含 ま れ、 有 害 な 活 性 酸 素 の 働 き を 抑 え、 細 胞 を 傷 害 か ら 守 る 。

日 本 人 の 3 人 に 1 人 が “ 痔 主 ” と い わ れ て い る 。 薬 局 に は 多 くの 痔 の く す り が 陳 列 さ れ て い る 。 そ の 中 で も 知 名 度 抜 群 が CM で お 馴 染 の ボ ラ ギ ノ ー ル で あ ろ う 。 ボ ラ ギ ノ ー ル に は 紫 雲 膏 の 主 薬 で あ る 紫 根 が、 主 成 分 と し て 含 ま れ て い る 。 効 き そ う だ 。痔 に は 紫 雲 膏 と 言 っ て お き な が ら、 本 例 で は 排 膿 散 及 湯 も 処 方 し て い る 。 そ れ は 本 人 が 痔 と 言 っ て い る の だ が、 痔 瘻 の 可 能 性 も 否 定 で き な か っ た か ら で あ る 。 排 膿 散 及 湯 は 痔 瘻 に よ る 膿 瘍 で な く と も、 痔 の 炎 症 ( 化 膿 ) に は 有 効 と 考 え 投 与 し た の で あ る 。紫 雲 膏 + 排 膿 散 及 湯 は、 痔 ( 痔 瘻 ) の 特 効 薬 の potential が あ る 。



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テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

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