糖 尿 病 の 皮 膚 掻 痒 症 に 温 清 飲

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炭 水 化 物 を ほ と ん ど 摂 取 し な い 厳 し い 糖 質 制 限 は、 血 中 ケ ト ン 体 が 増 加 し ケ ト ア チ ドー シ ス の 危 険 が 生 じ る 。 あ る 程 度 の 糖 質 摂 取 が な け れ ば、 TCA サ イ ク ル が 回 転 し な く な る た め で あ る 。 ア ル ツ ハ イ マ ー 病 の 治 療 に ケ ト ン 体 を 利 用 す る の は、 ア ル ツ ハ イ マ ー 病 で は 脳 細 胞 の エ ル ギ ー 産 生 が 著 し く 低 下 し て い る た め ( 3 型 糖 尿 病 )、 効 率 は 悪 い が、 ケ ト ン 体 を 利 用 し た 解 糖系 で エ ネ ル ギ ー を 得、 何 と か 残 存 す る 脳 細 胞 を 働 か せ よ う と す る 。

だ が 健 常 人 の 場 合、 ケ ト ン 体 を 必 要 と す る の は、 飢 餓 や 胎 児 が 出 産 す る 際 の 酸 欠 状 態 etc. で、 糖 質 か ら エ ネ ル ギ ー を 得 ら れ な い 緊 急 の 場 合 に 限 ら れ る 。 ケ ト ン 体 は 我 々 健 康 人に は な ん ら 益 な し で 有 害 だ 。 厳 し い 糖 質 制 限 は 今 ま で の 代 謝 状 態 を 急 激 に 変 化 さ せ る た め、 却 っ て 体 調 を 崩 す 場 合 が 多 い の だ 。

高 齢 者 や 痩 せ て い る 方 や イ ン ス リ ン 分 泌 が 低 下 し て い る 場 合 は ハ イ リ ス ク で あ る 。 炭 水 化 物 は、 腸 内 の 善 玉 細 菌 叢 の 生 育 に 欠 か せ な い 重 要 な 物 質 で あ る 。 腸 内 細 菌 叢 の バ ラ ン ス が 崩 れる と、 免 疫 機 能 が 障害 さ れ、 ガ ン が 発 生 し や す く な っ た り、 病 気 に 対 す る 抵 抗 力 が 低 下 す る 。 炭 水 化 物 は 必 須 栄 養 素 で あ る 。 昨 今 の 糖 質 制 限 ブ ー ム は 異 常 。 “ 学 ” の 名 を 語 る business だ 。

70 代 の 糖 尿 病 患 者 。 皮 膚 が 乾 燥 し 黒 褐 色 調 を 呈 し か ゆ み を 訴 え る 。 以 前 か ら 抗 ヒ ス タ ミ ン剤 を 服 用 し て い る が、 効 果 を 実 感 し て い な い 。 ガ ッ チ リ し た 元 気 な 方 だ が、 コ ン ト ロ ー ル が 不 良 で あ る 。 内 熱 と 陰 血 不 足 が 認 め ら れ る た め 温 清 飲 を 投 与 。 4 週 間 後、 か ゆ み が 大 分 消 退 し 体 調 良 好 。 漢 方薬 の 継 続 を 希 望 し た 。 糖 尿 病 が 長 期 に な る と 陰 血 が 不 足 し て く る 。 単 純 だ が 温 清 飲


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あ せ も ( 汗 疹 ) に 白 虎 加 人 参 湯 + 辛 夷 清 肺 湯



寄らしてもらてる鯛寿司さん(四条通りから木屋町通りに入りすぐ左へ)四条通りから先斗町を. 突き当たり右手前に有喜屋本店





先斗町の突き当たりを左へ. 竜馬通りへ向かう途中に






30 代 男 性 、小児 ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 の 既 往 あ り 。 1 年 前 に 再 発 し ス テ ロ イ ド 軟 膏、 保 湿 剤、 漢 方 薬 ( 治 頭 瘡 一 方 と 六 味 丸 ) を 投 与 さ れ て い る 。 ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 塗 っ て 改 善 し て い た が、 5 月 よ り 悪 化 し て き た た め 著 者 の 外 来 を 受 診 。 体 格 ガ ッ チ リ し 食 欲 良 好 。 暑 が り で 汗 か き 。 口 渇 が つ よ い 。 と き ど き 顔 が の ぼ せ る 。 手 足 の 冷 え は な い 。

脈 は 88、 滑 で 有 力 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 苔 み ら れ、 紅 点 あ り 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 あ り 。 腹 力 は 充 実 し て い る 。 皮 膚 炎 は 背 中 と く に 上 部 に 淡 紅 色 の 丘 疹 が 多 数 み ら れ る 。 胸 部 に は 紅 色 の 丘 疹 が 集 族 し 一 見 紅 皮 症 の よ う に み え る 。 淡 紅 色 の 小 丘 疹 が 四 肢 や 頭 部 や 顔 に 散 在 し て い る 。 苔 癬 化 は 認 め ら れ な い 。 胸 に 熱 を 感 じ 肌 が ジ ト ジ ト し て い る 。

六 味 丸 を 中 止 さ せ 辛 夷 清 肺 湯 を 投 与 す る 。 2 週 間 後 、痒 み と 胸 の 熱 感 が 楽 に な っ て き た 。 背 中 の 発 疹 も 少 な く な っ た 。 で も 胸 の 紅 色 の 発 疹 は 同 じ よ う に み え る 。 暑 が り で 発 汗 が つ よ い 。 邪 熱 が 肺 に 侵 入 し た 気 分 証 と 考 え 、 治 頭 瘡 一 方 を 白 虎 加 人 参 湯 に 変 え た 。 2 週 間 後、 驚 い た こ と に 胸 の 赤 み が 消 退 し、 発 疹 が 目 立 た な く な っ た 。

本 例 は あ せ も ( 汗 疹 ) が で き、 そ こ に 炎 症 が 生 じ 紅 色 汗 疹 を 発 症 し た も の と 思 わ れ た 。 そ の 背 景 に は ア ト ピ ー 性 体 質 の 関 与 が 考 え ら れ る 。 し か し 1 年 前 か ら の 皮 膚 病 は ア ト ピ ー で は な く、 汗 疹 で あ っ た 可 能 性 が 高 い 。 そ れ は 広 範 な 皮 膚 病 変 が あ る の に 苔 癬 化 が み ら れ れ な か っ た か ら で あ る 。 い ず れ に し ろ 本 例 の 病 態 は 、肺 ( 胃 ) に 邪 熱 が 存 在 し た た め、 肺 が 支 配 す る 皮 膚 や 汗 腺 に 炎 症 が 生 じ た も の だ 。

白 虎 加 人 参 湯 は 気 分 証 の 邪 熱 を 清 し 津 液 を 補 う 。 辛 夷 清 肺 湯 は 肺 熱 を 清 し 肺 陰 を 補 う 。 両 剤 に よ り 難 治 性 の 皮 膚 炎 が 改 善 し た 。 一 時 的 な 改 善 は 季 節 的 な も の で、 治 頭 瘡 一 方 と 六 味 丸 は ム ダ で あ っ た 。 あ せ も ( 汗 疹 ) を ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 の 悪 化 と 間 違 わ な い よ う 注 意 を!


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五 苓 散 と 茯 苓 甘 草 湯 で 「 し も や け」 解 消



ANA carring a couple of pandas、Feb.21,2011熱烈歓迎,大熊猫,ANA






giant panda carrier in Naritagiant panda plays with snowman







「 傷 寒,汗 出 而 渇 者,五 苓 散 主 之;不 渇 者,茯 苓 甘 草 湯 主 之 」 は 、 『傷 寒 論 』 の 第 7 3 条 で あ る 。 五 苓 散 に は 口 渇 が 存 在 す る が 、茯 苓 甘 草 湯 に は 口 渇 が な い 。 そ の 病 態 の 違 い は 何 で あ ろ う 。 五 苓 散 に も 茯 苓 甘 草 湯 に も 、“ 水 飲 ” が 存 在 す る の で あ る が 。

そ れ で は 次 に 、『 傷 寒 論 』 第 3 5 6 条 を 眺 め て み ま し ょ ~ う 。 「 傷 寒,厥 而 心 下 悸,宜 先 治 水,当 服 茯 苓 甘 草 湯,却 治 其 厥 。 不 爾,水 漬 入 胃,必 作 利 也 」と 、茯 苓 甘 草 湯 を 解 説 し て い る 。 胃 に 水 停 が あ る 手 足 の 冷 え ( 厥 ) の 治 療誤 治 の 防 止 だ 。

茯 苓 甘 草 湯 の 構 成 生 薬 は、茯 苓 、甘 草 、生 姜 、桂 枝 で あ る 。 一 方  “ 五 苓 散 ” は 、猪 苓 、沢 瀉 、白 朮 、茯 苓 、桂 枝 で あ る 。 利 水 剤 は 多 い の だ が 、“ 甘 草 ” と “ 生 姜 ” が な い の が 要 点 。

普 通 、胃 に 水 飲 ( 水 邪 ) が 存 在 す る と 、飲 を 欲 し な い 。 胃 が チ ャ プ チ ャ プ し て い る よ う で は 、水 を 吐 き 出 ~ す 。 し か る に 『 傷 寒 論 』 で は 五 苓 散 に 「 汗 出 而 渇 」 と あ る 。

渇 ( 口 渇 ) の ミ ー ニ ン グ は 、胃 の 働 き は 低 下 せ ず と い う こ と だ 。 五 苓 散 に 「 甘 草 」 と 「 生 姜 」 が 含 ま れ て い な い こ と よ り 知 れ る 。 五 苓 散 証 は 三 焦 の 機 能 低 下 に 起 因 す る 、水 飲 ( 水 停 ) で あ る 。 心 下 ( 三 焦 が 胃 に 開 口 ) に 水 停 が あ っ て も 、胃 の 働 き は 正 常 ! 時 に 、心 下 の 水 飲 が 胃 を 経 由 し 口 か ら 吐 出 す る こ と は あ る が 。

も う お わ か り で す ね 、茯 苓 甘 草 湯 の 病 態 が 。 胃 の 働 き が し 、水 飲 が 停 滞 し た た め 、胃 の 陽 気 が 四 肢 末 端 に 到 達 で き な い 。 水 飲 が 胃 の 陽 気 の 布 達 を 阻 害 し た た め 厥 ( 水 厥 ) が 生 じ た 。 甘 草 ・ 生 姜 は 胃 の 働 き を 助 け る 。 五 苓 散 に は 不 要 な の だ ~ 。

五 苓 散 の 生 薬 は 少 量 だ 。 さ ら に そ れ を 耳 か き ? で 分 服 す る 。 薬 量 が 少 な く 、さ ら に 少 量 を 服 す る 。 『 傷 寒 論 』 で は 例 が な い 。

し か し 、五 苓 散 は 茯 苓 甘 草 湯 の 代 用 と な り 得 る 。 そ れ は 現 在 人 は 古 代 ほ ど 胃 が 虚 弱 で は な い か ら だ 。


症 例 : 2 0 代 、女 性 。 長 年 、手 足 の し も や け に 悩 ま さ れ て い る 。 あ る 漢 方 指 導 医 か ら 煎 じ 薬 を 処 方 さ れ 、数 日 後 よ り 浮 腫 出 現 。 お 腹 が 張 っ て 食 欲 も 低 下 し て き た た め 再 診 。 甘 草 の せ い 、と 。 変 え た 薬 を 服 用 し て い て も 改 善 な い た め 、当 方 受 診 と な っ た 。
       ( こ の 指 導 医 の 患 者 さ ん か ら の 相 談 は こ れ で 2 度 目 )

脈 は 6 0 で 沈 滑 。両 尺 弱 。舌 は 暗 紅 、薄 白 滑 苔 満 布 、歯 痕 あ り 。 血 圧 正 常 。 お 腹 が 不 快 で 食 べ た く な い 。 尿 量 が 少 な く な っ た 。 口 は 以 前 か ら 渇 く 方 。 下 腿 に 浮 腫 あ り。 体 重 が 2 k g 増 加 し た 。 手 指 ・ 足 趾 が 赤 黒 く 変 色 し 、ボ ツ ボ ツ 隆 起 し て い る 。 冷 感 あ り 。 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯 + 附 子 、甘 草 (-) を 服 用 し て い た 。

ご 想 像 通 り 五 苓 散 を 投 与 。1 週 間 後 、食 欲 改 善 し 、お 腹 も 楽 に 。 体 重 戻 っ た 。 浮 腫 も 消 失 。 冷 え も 良 い が 、皮 膚 の 色 調 は 同 じ 。 本 例 は 水 厥 で あ り 、 『 傷 寒 論 』 の 時 代 で あ れ ば 茯 苓 甘 草 湯 だ 。 し か し 現 代 人 の 胃 は 疲 れ て は い る が 、そ れ 程 虚 弱 で は な い 。 回 復 力 が 早 い た め 、こ の 程 度 な ら 五 苓 散 で 十 分 に 対 応 で き る 。

当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯 は “ 血 虚 寒 凝 ” の た め の 薬 で あ る 。 血 虚 寒 凝 の し も や け に は 効 く が 、水 厥 で あ れ ば 悪 化 さ せ る  初 診 時 で あ れ ば 、桂 枝 加 苓 朮 附 湯 で あ っ た の か も し れ な い 。

病 名 漢 方 で は 指 導 医 の 名 が 泣 く 。 ボ ス が こ の 程 度 で は 涙  『 傷 寒 論 』 3 5 6 条 が 述 べ て い る 過 ち 、 そ れ に 気 づ か ぬ と は !


          【 参 考 : 三 焦 に つ い て 】          
           『霊枢』 (営衛生会篇)
「黄帝曰、願聞三焦之所出、岐伯答曰、上焦出於胃上口、竝咽以上、貫膈而布胸中、走腋、循太陰之分而行、還至陽 ・・・」 「黄帝曰、願聞中焦之所出、岐伯答曰、中焦亦並胃中、出上焦之後、此所受気者、泌糟粕、蒸津液、化其精微、上注於肺脈 ・・・」
「黄帝曰、願聞下焦之所出、岐伯答曰、下焦者別廻腸、注於膀胱、而滲入焉、故水穀者、常居於胃中、成糟粕而倶下於大腸、而成下焦、滲而倶下、臍泌別汁、循下焦而滲入膀胱 ・・・」



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