FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「 胆 怯 」 に 「 竹 筎 温 胆 湯 」


お出汁の絶妙なお味(高島屋 高麗橋吉兆)高麗橋吉兆のランチ. お得だ








【 症 例 】 中 年 の 女 性 。 心 窩 部 が ス ッ キ リ し な い 。 食 欲 は あ る が、 い つ も 胃 が ス ッ キ リ せ ず、 気 分 も 不 快 で あ る 。 漢 方 薬 も 効 果 が な か っ た 。 今 ま で 服 用 し た も の は、 六 君 子 湯四 逆 散柴 胡 桂 枝 湯柴 朴 湯香 蘇 散平 胃 散茯 苓 飲半 夏 厚 朴 湯 や、そ の 合 方 。 疲 れ も な く 元 気 で あ る 。 便 通 も 良 好 。 た だ 寝 つ き が よ く な い 。

血 圧 正 常 。 舌 は 淡 紅 で 白 苔 に 被 わ れ る 。 脈 は 76 で 滑、 有 力 。 腹 部 も 充 実 し て い る 。 圧 痛 も 振 水 音 も な い 。 月 経 は 止 ま っ た よ う だ 。 多 少 気 が 立 っ て い る よ う な 話 し 方 で あ る 。 竹 筎 温 胆 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 胃 が ス ッ キ リ し、 寝 つ き も 良 く な っ た 。 気 分 も ス ッ キ リ し た 。 見 た 目 も 落 ち 着 い た 感 じ と な り、 話 し 方 も お し と や か に な っ て い る 。

ス ト レ ス は 胆 の 働 き を 低 下 さ せ( 胆 虚 )、 気 の 疎 通 不 利 が 生 じ、 胃に 痰 飲 が 産 生 さ れ る 。 痰 飲 が 上 逆 し 「 心 」 を 蒙 蔽 す る と、 心 の 働 き で あ る 精 神 に 不 調 を 来 た す 。 心 に 御 座 す 「 神 」 は 安 寧 で き な く な り、 不 安 感 や 不 眠 が 出 現 す る 。 胆 虚 で は 胆( き も )が 冷 え 不 安 に 苛 ま れ る 。 こ れ を 「 胆 怯 」( )と 云 う 。 治 療 は 胆 の 働 き を 回 復 さ せ る た め、 胆 を 温 め る( 温 胆 )。 温 胆 と は 胆 の 疏 泄( 疏 胆 )を 改 善 す る こ と で あ る 。

温 胆 湯 の 主 た る 効 能 は 化 痰 で あ る 。 痰 は 胃( 脾 )で 産 生 さ れ る( 脾 は 生 痰 の 源、 肺 は 貯 痰 の 器 )。 竹 筎 温 胆 湯 に は 半 夏 ・ 茯 苓 ・ 枳 実 ・ 陳 皮 が あ り、 胃 の 働 き を よ く す る 。 竹 筎 は 不 安 や 不 眠 や 易 驚 に 有 効 だ が、 制 吐 作 用 も あ る 胃 薬 。 竹 筎 温 胆 湯 は こ こ ろ を 癒 し、 胃 に も や さ し い 頻 用 処 方 で あ る 。 心 の 病 や 不 眠 以 外 に 片 頭 痛 ・ PMS ・ パ ー キ ン ソ ン 病 ・ 統 合 失 調 症 な ど な どに も 用 い ら れ る 。

) : 胆 怯 と は 中 国 語 で 臆 病( お く び ょ う )を 意 味 す る 。 中 医 学 で は 胆 の 働 き は 「 決 断 出 づ 」 で あ る 。 胆 が 虚 す と 痰 飲 が 産 生 さ れ、 不 安 で グ ズ グ ズ と 決 断 で き な い 臆 病( 胆 怯 )者 に な る 。 『 金 匱 要 略 』 痰 飲 欬 嗽 脈 証 幷 治 第 十 二 に 「 病 痰 飲 者 、当 以 温 薬 和 之 」 と あ る 。 痰 飲 を 排 除 す る た め に は 温 め る 必 要 が あ る 。 そ れ 故、 胆 虚( 怯 )を 治 す こ と を 温 胆 と 称 す 。


にほんブログ村
スポンサーサイト

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

ア ト ピ ー も 喘 息 も 治 療 は 同 じ (?_?)

「錦小路」近くの「立ち飲み屋」「錦小路」に近い「京町家」ふう「喫茶」






ス ト レ ス 社 会 で は 肝 気 鬱 結 を 来 た し や す い 。 肝 鬱 胃 阻 ➜ 湿 熱 が 容 易 に 生 じ る 環 境 に あ る 。 湿 熱 は 気 血 水 の 運 行 を 阻 害 す る 病 理 産 物 で あ る 。 身 体 に 不 利 益 と な る 病 態 を 多 々 も た ら す 。 し か し 残 念 な こ と に、 現 代 医 学 に は、 こ の よ う な 概 念 が 存 在 し な い 。 い か に 体 調 不 良 を 訴 え よ う と も、 検 査 が 正 常 で あ れ ば、 異 常 な し と 診 断 さ れ る 。 必 要 に 訴 え る と 「 精 神 科 を 紹 介 し ま し ょ う か 」 と い う こ と に な る 。 ド ク タ ー シ ョ ッ ピ ン グ の 一 因 で も あ る 。

漢方 で 用 い ら れ る 用 語 に は 「 病 因 病 理 」 を 表 す も の が 多 い 。 現 代 医 学 の 病 名 と は 関 係 な く、 病 態 に 則 し た 治 療 方 針 が 立 て ら れ る 。 「 異 病 同 治 」 や 「 同 病 異 治 」 と い う 用 語 が 生 ま れ た の は 至 極 当 然 で あ る 。 湿 熱 が 病 気 を も た ら し て い る の で あ れ ば、 喘 息 も 皮 膚 炎 も 治 療 法 は 同 じ と な る( 異 病 同 治 )。 し か し、 喘 息 は( 湿 熱 に よ る も の が 多 い が )、 腎 虚 に よ る も の も 意 外 に 多 く、 そ の よ う な 場 合、 当 然 治 療 法 が 異 な る( 同 病 異 治 )。

湿 熱 に よ る 喘 息 は、 肺 に 湿 が 停 滞 す る こ と に よ り、 肺 の 宣 散 ・ 粛 降 が 障 害 さ れ 発 症 す る 。 宣 散 は 呼 気、 粛 降 は 吸 気 運 動 で あ る 。 そ れ じ ゃ 、西 洋 医 学 と 同 じ ジ ャ ン 。 さ に あ ら ず 。 肺 の 働 き は 呼 吸 だ け で は な い の が 漢 方 で あ る 。 宣 散 に は 体 に 必 要 な 気 血 水 を 全 身 に 供 給 す る 働 き が あ る( 上 方 へ の ベ ク ト ル )。 粛 降 に は 体 に と っ て 不 要 と な っ た 老 廃 物 を 体 外 に 排 除 す る 働 き が あ る( 下 方 へ の ベ ク ト ル )。 肺 は 三 焦( 電 気 / ガ ス / 下 水 道 )の 運 行 管 理 者 な の だ 。

宣 散 / 粛 降 運 動 が 失 調 す る と、 エ ネ ル ギ ー と 水 が 停 滞 し 互 結 す る こ と で、 容 易 に 湿 熱 が 形 成 さ れ る こ と に な る 。 皮 下 に 湿 熱 が 停 滞 す る と、 皮 膚 を 燻 蒸 す る こ と に な る た め 皮 膚 炎( 湿 疹 )が 発 症 す る 。 ま さ に 湿 が 発 す る 疹 で あ る 。 多 く の 皮 膚 炎 は 湿 疹 か ら 発 す る と 思 わ れ る の だ が、 治 療 が 的 を 得 ず 長 引 く と、 皮 膚 を 構 成 す る 陰 血 が 傷 害 を 受 け る こ と に な り、 さ ら に 治 り 難 い病 態 に 変 遷 し て 行 く 。 ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 だ 。 喘 息 と ア ト ピ ー は し ば し ば 合 併 す る の だ が、 病 根 が 同 じ( 湿 熱 )で あ る こ と の 証 左 で あ る 。

宣 散 粛 降 を 高 め 喘 息 や 皮 膚 炎 を 治 療 す る 。 宣 散 を 推 進 す る の は 麻 黄 や 桔 梗、 粛 降 に は 杏 仁 や 石 膏 で あ る 。 化 痰 降 逆 作 用 の あ る 半 夏 を 加 え た 越 婢 加 半 夏 湯 が、 中 国 で は 喘 息 に 頻 用 さ れ る 。 湿 疹 に は 白 朮 or 蒼 朮 を 加 え た 越 婢 加 朮 湯 が し ば し ば 使 用 さ れ る 。 皮 膚 炎 の 場 合、 炎 症 が 強 け れ ば 白 虎 加 人 参 湯 や 黄 連 解 毒 湯 な ど を 加 味 す る 。 慢 性 化 す る と 皮 膚 の イ ン フ ラ が 破 壊 と 再 生 を 繰 り 返 す た め( リ モ デ リ ン グ) 、 陰 虚 や 傷 津 や 血 瘀 な ど が 複 雑 に 絡 み 合 う 。 「 ア ト ピ ー は 治 り 難 い 」 原 因 こ れ に あ り 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

「 少 陰 病、 四 逆 」 に 四 逆 散 (+_+)

大阪の台所. 黒門市場大阪の台所. 黒門市場




「あべのハルカス」と「ドンキホーテの大観覧車」左下が御堂筋 (大丸心斎橋店屋上より)









な に か と マ ス コ ミ を 賑 わ す 麻 生 財 務 大 臣 。 今 回 は 「 セ ク ハ ラ 罪 と い う 罪 は な い 」 と の ご 発 言( リ ッ プ サ ー ビ ス で し ょ う )。 誤 解 を 生 む よ う な 報 道 で あ っ た が 真 理 で あ る 。 こ の 件 を 裁 判 で 争 え ば、 負 け な い と い う の が 法 曹 界 の 常 識 の よ う だ 。 し か し 当 の 財 務 次 官 は 早 々 に 辞 任 し て し ま っ た 。 こ れ で は 小 指 で 辞 め ま し た と 認 め た よ う な も の 。 尻 切 れ ト ン ボ の 結 末 だ ~

そ れ に し て も 麻 生 節 が 冴 え 渡 る 。 昔、 盛 岡 の 市 会 議 長 を し て い た 祖 父 が、 と き の 吉 田 茂 総 理 に 拝 謁 し た 。 ワ ン マ ン 宰 相 は 横 向 き に 名 刺 を 一 瞥 し、 発 し た 一 言 が 「 あ っ、 そ ー 」 。 そ の 威 厳 に 圧 倒 さ れ た と い う 。 「 あ っ、 そ ー 」 が 転 じ る と 「 あ そ う 」 。 麻 生 氏 の な か に は 大 宰 相 の 血 が 脈 々 と 流 れ る 。 重 厚 な ダ ン デ ィ ズ ム の 源 流 だ 。 dignity に 欠 け る 国 会 議 員 の 中 に あ っ て、 そ の 存 在 は 大 き い 。

【 症 例 】 40 代 女 性 。 3 年 前 ま で 冷 凍 食 品 工 場 に 勤 務 。 8 年 前 か ら 夜 中 や 明 け 方 に 腹 痛 出 現 。 そ の た め 鎮 痛 薬 を 常 用 し て い る 。 4 年前 か ら 水 仕 事 で 手 が 紫 に な り 痛 む よ う に な っ た た め 退 職 。 し か し 症 状 は 一 向 に 治 ら な い 。 が っ ち り し た 体 格 で 元 気 が よ い 。 時 々 の ぼ せ や め ま い が す る 。 『 傷 寒 論 』 に 「 少 陰 病、 四 逆、 其 人 或 咳、 或 悸、 或 小 便 不 利、 或 腹 中 痛、 或 泄 利 下 重 者、 四 逆 散 主 之 」 と い う 条 文 が あ る 。 「 肝( 胆 )の 疏 泄 が 不 十 分 で あ る と、 手 足 が 冷 え る 。 咳 が で た り、 動 悸 を 感 じ る 。 あ る い は、 尿 量 が 少 な か っ た り、 お 腹 が 痛 ん だ り す る 。 下 痢 を す る こ と も あ る 。 四 逆 散 で 良 く な り ま す 」 と い う 意 味 で あ る 。

気 滞 で は 「 気 」 の 流 れ が 停 滞 ・ 鬱 滞 し、 熱 を 帯 び る よ う に な る た め、 上 昇 し よ う と す る 強 い ベ ク ト ル が 働 く 。 気 が 大 挙 し て 上 に 向 か い 肺 を 衝( つ )く と 咳、 心 を 衝 く と 動 悸 が 出 現 す る 。 「 気 」 は 「 血 」 や 「 水 」 の 運 行 を 推 動 す る た め、 気 滞 で は 水 の 流 れ が 停 滞 す る こ と に な り、 尿 の 出 が 悪 く な る 。 血 の 流 れ が 停 滞 す る と 「 不 通 則 痛 」 で 腹 痛 が 出 現 す る 。 停 滞 し た 余 分 な 水 が、 尿 と し て 排 泄 さ れ ず、 腸 に 流 れ 込 む と 下 痢 と な る 。 気 滞 で は 多 彩 な 症 状 が 出 現 す る 。 四 逆 散 を 1 週 間 服 用 。 手 の 痛 み も 腹 痛 も 消 失 。 こ れ に て 一 件 落 着 と な っ た 。 現 代 社 会 で は 神 経 が 緊 張 し て い る 方 が 多 い の だ 。 最 近 は 心 因 性 の 疼 痛 に 四 逆 散 が 頻 用 さ れ て い る 。

にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

水 が 擾 乱 し て パ ニ ッ ク に (@_@;)

letter










先 月、 京 都 錦 小 路 の 鮨 し ん の カ ウ ン タ ー で、 た ま た ま 外 国 人 女 性 と 同 席 し た 。 そ の 後、 彼 女 か ら 彼 女 の 作 品 を 収 め た す ば ら し い 本 が 送 ら れ て き た 。 京 都 で の kindness に 対 す る 感 謝 の 気 持 ち が 添 え ら れ て い た 。 縁 と は 不 思 議 な も の で す ね 。

【 症 例 】 20 代 の 女 性 。 1 年 前 か ら め ま い 発 作 に 悩 ま さ れ て い る 。 初 め 胸 悶 感 と 動 悸 が 現 わ れ、 そ の 後、 回 転 性 の め ま い と 嘔 吐 が 出 現 す る 。 大 学 病 院 の 耳 鼻 咽 喉 科 で メ ニ エ ル 症 候 群 と 診 断 さ れ、 投 薬 を 受 け る も 改 善 し な い 。 そ の た め 精 神 科 を 紹 介 さ れ、 パ ニ ッ ク 発 作 と 診 断 さ れ、 抗 う つ 薬 と 安 定 剤 を 投 与 さ れ た 。 し か し、 頻 繁 に 発 作 が 起 こ る た め 紹 介 受 診 と な っ た 。 疲 れ や す く 手 足 が 冷 える 。 食 欲 も あ ま り 進 ま な い 。 寝 つ き は 良 い が、 起 床 が つ ら い 。 生 理 痛 が ひ ど く、 イ ラ イ ラ す る 。

血 圧 100 / 70、 脈 は 62、 沈 細 滑 。 舌 は 淡 紅 で 湿 潤、 薄 白 苔 (+) 。 心 下 に 停 水 音 が み ら れ、 臍 上 に 動 悸 を 触 れ る 。 水 気 が 上 逆 し、 胸 ・ 肺 ・ 心 に 上 衝 し、 胸 の 不 快 感 や 動 悸 が 出 現 し た 。 さ ら に 頭 部 に 上 衝 し た た め 、 回 転 性 の め ま い が 発 症 し た 。 苓 桂 朮 甘 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 顔 が 引 き 締 ま っ た 感 じ に 見 え る( 浮 腫 の 軽 減 )。 服 薬 し た 翌 日 に め ま い 発 作 が あ っ た が、 そ の 後 は な い 。 何 と な く 良 い 感 じ 。 4 週 間 後、 一 度 も 発 作 が な か っ た 。 生 理 痛 も 軽 く な り、 イ ラ イ ラ も 軽 減 。 疲 れ や 冷 え も 改 善 し て き た 。

苓 桂 朮 甘 湯 は 心 下 に 停 滞 し た 水 飲 が 上 逆 し、 頭 / 胸 部 に 衝 突 し て 発 症 す る 症 状 に 用 い る 。 存 茯 ・ 白 朮( ツ ム ラ 製 は 蒼 朮 )で 水 邪 を 除 き、 桂 皮 で 正 気( 胃 気 )を 昇 ら せ、 衝 気( 上 逆 し た 邪 気 )を 降 ろ す 。 心 下 に 水 飲 が 停 滞 す る の は、 体 内 に 気 が 不 足 し 産 生 さ れ た、 病 的 な 水 を さ ば く こ と が で き な い た め 。 そ こ で、 胃 気 の 産 生 を 高 め る 甘 草 が 必 要 と な る 。 白 朮 に も 補 気 作 用 が あ る 。 た だ、 参 耆 剤( 人 参 ・ 黄 耆 )が 必 要 な ほ ど 虚 し て は い な い 。 苓 桂 朮 甘 湯 は 構 成 生 薬 の 数 が 少 な い た め( 四 味 )、 証 が 合 え ば シ ャ ー プ に 効 く 。

体 内 に 非 生 理 的 な 水( 病 理 産 物 )が 停 滞 し て い る と、 経 血 が ス ム ー ズ に 下 る こ と が で ず、 逆 上 す る た め、 月 経 前 に 頭 痛 や 気 分 不 良 や イ ラ イ ラ( PMS )が 現 れ た り、 生 理 痛 が ひ ど く な っ た り す る( 不 通 則 痛 )。 五 苓 散 や 苓 桂 朮 甘 湯 な ど が 用 い ら れ る 。 苓 桂 朮 甘 湯 証 で は 気 は 不 足 が ち で、 気 が 有 余 し て 火 と 化 し、 上 炎 す る 病 態 と は 異 な る 。 同 じ 症 状 で あっても、 治 療 は 大 き く 異 な る( 同 病 異 治 )。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

女 性 の 敵! Me too? 「 お 肌 の 荒 れ 」 で し ょ (+_+)

ドンキホーテの大観覧車大阪の観光スポット道頓堀川










【 症 例 】 20 代 女 性 。 顔 に 発 疹 が で き て 治 ら な い 。 同 月 に 同 様 の 症 状 で 5、 6 名 女 性 が 訪 れ て い る 。 2 年 近 く も 皮 膚 科 で 治 療 す る も 治 ら な い 。 元 気 な OL で あ る が、18 歳 か ら 毎 月 の 月 経 で 生 理 痛 に 悩 ま さ れ て い る 。 発 疹 が 初 め て 現 わ れ た の は生 理 の 前 日 で あ っ た 。 生 理 が 終 わ れ ば 消 え る と 思 っ て い た ら、2 年 も 過 ぎ 去 っ て し ま っ た 。 経 血 に 凝 血 塊 も 多 い と い う 。

食 欲 や 睡 眠 は よ い が、 便 秘 で あ る 。 生 理 前 に 顔 や 足 に む く み が 現 わ れ る 。 の ぼ せ は な い が、 手 足 が 冷 え る 。 仕 事 の こ と で イ ラ イ ラ す る こ と が 多 い 。 発 疹 は 赤 く な い 丘 疹 で あ る 。 脈 は 80 で 細 滑 。 両 尺 渋 で 按 じ て 無 力 。 舌 は 淡 紅 で 苔 は 薄 白 。 肝 気 が 鬱 し て 血 / 津 液( 水 )が 通 じ な い た め 出 現 し た と 考 え、 加 味 逍 遥 散五 苓 散 を 投 与 。

2 週 間 後、 新 し い 発 疹 が 出 な い よ う に な り 少 し ず つ 消 え て き た 。 4 週 間 後、今 回 は 初 め て生 理 痛 が 軽 か っ た 。 発 疹 は か な り 消 え て き た 。 8 週 間 後、 発 疹 も 生 理 痛 も な く な っ た 。 イ ラ イ ラ や 手 足 の 冷 え や 便 通 も 改 善 。 以 前 に 比 べ 体 調 が 非 常 に 良 好 と な っ た た め、 本 人の 希 望 で 加 味 逍 遥 散 の み 継 続 中 。

月 経 期 は 血 が 子 宮 に 運 ば れ る た め、 肝 血 が 不 足 し が ち と な る 。 血 が 不 足 す る と 肝 の 疏 泄 が 低 下 し、 気( 血 / 水 )の 運 行 が 鬱 滞 す る た め、 い ろ い ろ な ト ラ ブ ル が 生 じ や す い 。 加 味 逍 遥 散 は 血 を 補 い、気 の 流 通( 鬱 滞 )を 改 善 す る 。 月 経 前 は 体 内 に 水 も 停 滞 す る よ う に な る た め、 三 焦 水 道 を 通 利 し 水 を 排 除 す る 五 苓 散 も 投 与 。 著 効 が 得 ら れ た 。 女 性 の 場 合、 お 肌 の ト ラ ブ ル は 月 経 に 関 係 し て い る 場 合 が 多 い 。 ス ト レ ス が な く と も 月 経 期 は、 肝 の 疏 泄 が 低 下 す る の で あ る

【 生 理 痛 の 補 足 】 生 理 痛 の 主 因 は 月 経 時 に 子 宮 内 膜 で 産 生 さ れ る プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン E2( PGE 2 )に あ る 。 PGE 2 は 子 宮 を 収 縮 す る 働 き が あ る た め、 産 生 が 亢 進 さ れ る と、 子 宮 の 収 縮 が 増 強 さ れ 痛 み が 出 現 す る 。 PGE 2 は 疼 痛 の 感 受 性 を 亢 進 さ せ、 さ ら に 血 管( 子 宮 以 外 )も 拡 張 さ せ る た め、 頭 痛 な ど の 痛 み も 現 わ れ る 。

子 宮 内 膜 症 で は 大 量 の PGE 2 が 産 生 さ れ る た め、 耐 え 難 い 疼 痛 に 見 舞 わ れ る 。 ス ト レ ス や 疲 労 や 冷 え な ど も、 PGE 2 の 産 生 を 助 長 す る た め、 体 調 管 理 が 大 切 と な る 。 PGE 2 は ア ラ キ ド ン 酸 か ら つ く ら れ る た め、 含 有 量 の 多 い レ バ ー ・ 卵 黄 ・ 豚 肉 ・ ウ ニ ・ イ ク ラ ・ サ バ ・ ブ リ な ど は、 控 え る 方 が 無 難 で あ る 。 ア ラ キ ド ン 酸 は ω-6 系 の 必 須 脂 肪 酸 で あ る が、 炎 症 や ア レ ル ギ ー を 助 長 す る


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

中 高 年 の め ま い ・ の ぼ せ . 火 は ま た 昇 る (+_+)

くいだおれ太郎 道頓堀商店街道頓堀川に面する Glico の ネオンサイン










【 症 例 】 50 代 後 半 の 男 性 。 1 年 半 前 か ら フ ワ ー ッ と し、 気 が 遠 く な る よ う な 不 快 な 感 じ が す る 。 近 医 を 受 診 し 高 血 圧 を 指 摘 さ れ 投 薬 を 受 け る 。 MRI は 正 常 。 症 状 が 改 善 さ れ な い た め 来 院 し た 。 い つ も 頭 が 霧 の 中 に い る よ う で ス ッ キ リ し な い 。 イ ラ イ ラ や 不 安 感 や の ぼ せ が あ る 。 項 部 が 凝 る 。 眠 り が よ く なく 、 寝 汗 を か く 。 舌 は 大 き く 偏 紅 で 白 苔 あ り 。 脈 は 94 で 滑 偏 弦 。 肝 火 が 胃 の 痰 飲 を 伴 い 上 昇 し て い る 。 本 人、 体 に 自 信 が な い が 出 稼 ぎ に 行 く の で 煎 じ 薬 は 無 理 と の こ と 。 エ キ ス 製 剤 で あ る 釣 藤 散黄 連 解 毒 湯 を 処 方 。 2 週 間 後 TEL あ り、 「 多 少 め ま い 感 が 残 っ て い る が 他 は す べ て よ い 。 元 気 で 仕 事 し て い る 」 と の こ と 。 そ の 後 も 安 定 し て い る 。

釣 藤 散 は 肝 に 火、 胃 に 痰 飲 が 存 在 し、 上 衝 す る 場 合 の 処 方 で あ る 。 肝 鬱 で は 胃 の 働 き が 障 害 さ れ、 痰 飲 が 産 生 さ れ る た め、 半 夏 ・ 茯 苓 ・ 陳 皮 で 痰 飲 を 排 除 す る 。 肝 気 が 鬱 結 す る と 火 に 化 し( 肝 火 )、 風 を 生 じ 痰 飲 を 伴 い 舞 い 上 が る 。 釣 藤 鈎 で 清 熱 熄 風 し、 肝 火 を 降 逆 す る 。 石 膏 に は 清 熱 + 鎮 肝 作 用 が あ る 。 麦 門 冬 は 肝 火 が 心 陰 を 灼 損 す る の を 防 ぐ 。 一 方 で “ 五 行 ” の 金( 肺 )を 補 い、 木( 肝 )を 克 す る 意 も あ ろ う か 。 釣 藤 散 に は 柔 肝 薬 で あ る 芍 薬 が 必 要 に も 感 じ る が、 麦 門 冬 で そ の 役 割 も 十 分 に 果 た し て い る こ と に な る 。 本 例 で は 熱 性 が 強 か っ た た め 黄 連 解 毒 湯 を 合 方 し 著 効 を 得 た 。 本 例 も 年 齢 を 考 え る と 男 性 更 年 期 障 害
で あ っ た の か も し れ な い 。 以 前 50 代 の 女 性 だ が、 の ぼ せ ・ め ま い が 黄 連 解 毒 湯 の 頓 用 で、 数 分 で 霧 散 し た 方 が い た 。

一 瞬 気 を 失 う よ う な フ ワ ー ッ と し た め ま い の 訴 え を よ く 聞 く 。 ス ト レ ス フ ル な 現 代 社 会 で は、 “ 火 ” が 産 生 さ れ、 心 脳 に 上 衝 し て 発 症 す る 場 合 が 多 い 。 自 律 神 経 の 失 調( 肝 鬱 )で は 肝 火 が 生 じ る 。 感 情 が 激 昴 し た り 肝 火 が 過 剰 に な る と 心 火 が 生 じ る 。 病 後 や 産 後 や 高 齢 で は 陰 血 が 不 足 し や す い た め、 “ 代 償 的 ” に 代 謝 が 亢 進 し 虚 火陰 虚 内 熱 )が 生 じ る 場 合 が あ る 。 前 2 者 に は 釣 藤 散 や 黄 連 解 毒 湯 の 加 減 方 が 使 用 さ れ る 。 後 者 に は 陰 血 を 補 い 清 熱 す る 七 物 降 下 湯 や 滋 陰 降 火 湯 な ど が 用 い ら れ る 。 気 血 が 不 足 し、 心 脳 へ の 補 給 が 低 下 し て も 同 様 の 症 状 が 起 き る 。 補 中 益 気 湯 や 十 全 大 補 湯 な ど の 出 番 と な る 。

と こ ろ で、 釣 藤 散 は 頭 痛 に 有 効 な こ と は よ く 知 ら れ る が、 そ の 場 合、 釣 藤 散 が 有 効 で あ っ た 頭 痛 で み ら れ た 症 状( 徴 候 )を 検 討 した 報 告 が あ る 。 木 村 容 子 氏 ら に よ る と、 「 朝 の 頭 痛 」 「 め ま い ・ ふ ら つ き 感 」 「 不 眠 」 「 耳 鳴 り 」 「 舌 下 静 脈 怒 張 」 「 頸 肩 こ り 」 が み ら れ る 場 合、 釣 藤 散 が 有 効 で あ っ た 。 いず れ も 気 が 上 逆 し て い る 徴 候 で あ る こ と が 見 て 取 れ る 。 今 後 の 参 考 に し た い 。 尚、 本 例 で は 頭 痛 の 訴 え は な か っ た 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

ア ト ピ ー の “ ス テ ロ イ ド ” 治 療 は, as 「 過 激 な 糖 質 制 限 」

東寺五重塔. 夜はライトアップされる東寺五重塔 & 任天堂本社 (white buld.)






【 症 例 】 30 代 の 女 性 。 「 ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 」 の た め 人 生 の ほ と ん ど( 30 年 )も の 間、 「 ス テ ロ イ ド 軟 膏 」 を 毎 日 全 身 に 塗 っ て き た 。 皮 膚 は 全 身 ゾ ウ の 皮 の よ う に ゴ ボ ゴ ボ と 肥 厚 。 そ の 上 に 発 赤 や 滲 出 や 裂 け 目 が 現 わ れ ひ ど い 状 態 で あ っ た 。 全 身 紅 皮 症 様 の ア ト ピ ー は し ば し ば み る が、 こ れ 程 ひ ど い の は 初 め て で あ っ た 。 ス テ ロ イ ド を 中 止 し 煎 じ 薬 で 治 療 を 開 始 。 炎 症 ( 発 疹 や 滲 出 ) は 治 ま っ た が、 残 念 な が ら ゾ ウ の よ う な 皮 膚 の 改 善 は み ら れ な か っ た

し か し、 も う ひ と つ の 悩 み( 長 年 の 不 妊 症 )が 解 決 し た の で あ る 。 そ れ も 続 け て 二 人 の 子 を 授 か っ た 。 二 人 と も 生 後 す ぐ の ア ト ピ ー で あ っ た が、 ス テ ロ イ ド の 弊 害 を 身 を も っ て 知 る 母 は、 迷 わ ず 漢 方 に よ る 治 療 を 希 望 。 母 の 選 択 は 正 し か っ た 。 漢 方 エ キ ス 製 剤 に よ く 反 応 し、 短 期 間 の う ち に 完 治 し た の で あ る 。 治 療 を 中 止 し 8 年 に も な る が 肌 は ツ ル ツ ル で あ る 。

お 母 さ ん は 30 年 も の 間、 ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 指 示 通 り 使 用 。 子 供 た ち は 大 地 の 恵 み( 漢 方 薬 )で 治 療 し、 ス テ ロ イ ド は 一 度 も 使 用 し な か っ た 。 二 人 と も 肌 は 自 然 の 輝 き を 放 つ 。 し か し、 ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 使 用 し て い る と、 炎 症 が 治 ま っ て も こ う は い か な い 。 一 目 で 判 る 。 皮 膚 が 赤 黒 く 変 色 し、 ゴ ボ ゴ ボ と 粗 糙 と な っ て い る 。 そ れ で も 炎 症 が 抑 え つ け ら れ て い れ ば、 ま だ マ シ に 感 じ る の か も し れ な い 。 で も、 ス テ ロ イ ド は 皮 膚 の 正 常( 自 然 )な 治 癒 過 程 を 阻 害 す る 。 美 容 的 な 見 地 か ら は 「 ま っ た く 改 善 し て い な い 」 と い う こ と に な る 。 タ ッ プ リ 塗 る な ど と ん で も な い

ス テ ロ イ ド を 指 示 通 り 使 用 し て い る の に 炎 症 が 一 向 に 治 ら な い 。 そ の よ う な 相 談 が 多 い 。 ス テ ロ イ ド の 使 用 期 間 が 長 く使 用 量 が 多 い ほ ど 治 り 難 い 。 場 合 に よ っ て は 治 せ な い 。 た と え 全 身 の 炎 症 が ひ ど く て も 、 ス テ ロ イ ド の 使 用 が 短 い と 治 り や す い 。 ア ト ピ ー の 漢 方 治 療 経 験( 皮 膚 科 で 治 ら な か っ た 方 が 対 象 )か ら 導 か れ る の は、 「 余 程 で な い と、 ス テ ロ イ ド は 使 う べ き に あ ら ず 」 と い う 結 論 に な る 。 ス テ ロ イ ド は 過 激 な 糖 質 制 限 の よ う な も の だ 。 続 け て い れ ば 皮 膚 の 治 癒 力 は 低 下 し、 止 め れ ば 皮 膚 炎 が 噴 出( 火 )す る


にほんブログ村

テーマ:糖質制限食は危険 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

陰 部 の ト ラ ブ ル . 湿 熱 下 注 (ToT)/~~~

京都駅 伊勢丹エスカレーター. 熱海MOA美術館のコピー?京都駅ビル大階段グラフィカルイルミネーション











銀 座 SIX 」 。 近 未 来 的 な ビ ル で 銀 座 の ラ ン ド マ ー ク と な り つ つ あ る よ う だ が、 外 見 と 異 な り 内 面 に は “ 難 点 ” が 潜 ん で い る よ う に 感 じ た 。 不 思 議 な こ と に 商 品 を 買 い た い と い う “ 気 ” が 起 き な い の だ 。 店 内 の 上 下 の 移 動 に も ま ご つ く 。 エ レ ベ ー タ ー が 非 常 に 不 便 。 何 処 に あ る の か、 ど れ に 乗 れ ば よ い か、 頭 が 疲 れ て し ま う 。 そ れ で も や っ と お 店 に 到 着 。 期 待 が 高 ま る の だ が( 以 前、 鮨 と 天 麩 羅 を 食 べ た )、 ど ち ら の 店 に も 裏 切 ら れ て し ま っ た 。 値 段 に 見 合 う 味 で は な い

【 症 例 】 30 代 の 独 身 女 性 。 管 理 職 と な り 残 業 が 多 く、 自 分 の 時 間 が も て な い 。 数 ヶ 月 前 よ り イ ラ イ ラ し 眠 り が 悪 い 。 同 時 期 よ り 陰 部 の 痒 み が 出 現 し、 次 第 に ひ ど く な っ て き た 。 黄 色 の 粘 性 帯 下 も み ら れ る 。 尿 は 褐 色 が か っ て 量 が 少 な く、 と き ど き 陰 部 に し み る 。 ト イ レ に 何 度 も 行 く 。 口 も ネ バ つ き、 も た れ や す い 。 友 人 に 口 臭 を 指 摘 さ れ た 。 2 週 間 前 か ら は、外 陰 部 か ら 股 間 に か け て 赤 い 発 疹 も 出 現 し、 掻 く と グ ジ ュ グ ジ ュ し 広 が っ て き た 。

ス ト レ ス で は 気 の 流 れ が 鬱 滞 す る た め、 胃 の 働 き が 阻 害 さ れ 湿 濁 が 産 生 さ れ る( 肝 鬱 胃 阻 ・ 生 湿 )。 気 の 流 れ が 鬱 滞 す る と、 三 焦 水 道 の 運 行 不 利 も 生 じ る た め、 湿 濁 の 産 生 が 高 ま る 。 こ の 状 態 が 続 く と 熱 化 す る た め( 久 す る と 熱 す )、 湿 濁 が 湿 熱 に 転 化 す る 。 湿 熱 が 陰 部 に 下 注 す る と( 湿 熱 下 注 )、 陰 部 掻 痒 症 や 湿 疹 や 帯 下 が 生 じ る 。 湿 熱 下 注 が “ 後 方 ” の 腸 管 で 起 き る と、 肛 門 が 不 快 な 下 痢 や 肛 門 の た だ れ や 痔 な ど が 現 れ る 。 “ 前 方 ” で は 膀 胱 炎 と な る 。

膀 胱 炎 は “ 冷 え ” が 原 因 と よ く 言 わ れ る が、 現 代 ス ト レ ス 社 会 で は 湿 熱 に よ る も の が 多 い 。 治 療 は エ キ ス 製 剤 で あ れ ば 竜 胆 瀉 肝 湯 。 炎 症 が ひ ど け れ ば 黄 連 解 毒 湯三 黄 瀉 心 湯 や 梔 子 柏 皮 湯 な ど を 合 方 す る 。 軽 症 で あ れ ば 猪 苓 湯 の 単 味 も あ り だ 。 湿 熱 以 外 で は 陰 虚 火 旺 が 多 い 。 陰 部 が 滋 養 さ れ ず 乾 燥 し、 虚 火 が 生 じ て い る た め で あ る 。 熱 は 局 所 を 刺 激 し 炎 症 を 惹 起 す る た め、 か ゆ み や 発 疹 が 出 現 す る 。 高 齢 者 や 産 後 / 術 後 回 復 過 程で 発 症 す る こ と が 多 い 。 治 療 は 知 柏 地 黄 丸 加 減 で あ る 。 気 血 が 不 足 し た 虚 弱 状 態 で は、 十 全 大 補 湯 な ど の 滋 陰 養 血 補 気 薬 を 考 え る 。 陰 部 の 冷 え に は 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯 を 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

花 粉 症 は 全 身 性 疾 患 . 「 花 粉 ‐ 食 物 ア レ ル ギ ー 症 候 群 」 と は (?_?)

018高台寺  勅使門 (左)






今 年 の 花 粉 症 は 一 旦 終 了 し た か に み え た が、 3 月 下 旬 か ら よ り ひ ど い 状 況 に 陥 っ た 方 も 多 か っ た 。 ヒ ノ キ の 花 粉 の 飛 散 が 例 年 の 何 倍 も 多 か っ た た め で あ る 。 そ の た め 熱 性 の 症 状 を 呈 す る ケ ー ス が 多 く、 越 婢 加 朮 湯 の 出 番 が 多 か っ た よ う だ 。 鼻 閉 や 鼻 の 乾 燥 ・ 熱 感 や 口 渇 や 目 の か ゆ み etc. の 熱 性 症 状 を 呈 す る 場 合、 代 表 的 な 選 択 肢 が 越 婢 加 朮 湯 で あ る 。 よ り 熱 性 が ひ ど け れ ば 白 虎 加 人 参 湯桔 梗 石 膏 を 加 え る 。 血 分 に も 及 べ ば 黄 連 解 毒 湯 も 必 要 だ 。 鼻 や 目 だ け の 症 状 に 止 ま ら な い と こ ろ が、 今 年 の 特 徴 で も あ っ た 。

【 症 例 1 】 20 代 女 性 。 胃 の む か つ き、 下 痢、 38 度 台 の 発 熱で 受 診 。 ス ギ 花 粉 症 も ち で、 目 の か ゆ み も 訴 え る 。 最 近、 食 べ る と 口 や 舌 が 痺 れ る 。 口 が 渇 き、 体 が ほ て る 。 生 理 で は な い 。 こ れ は 花 粉 症 に よ る 症 状 と 考 え ら れ る 。 近 年、 花 粉 症 は 全 身 性 ア レ ル ギ ー 疾 患 の ひ と つ と 考 え ら れ て い る 。 さ ら に 花 粉 症 で は、 花 粉 と 食 物 の 交 差 反 応 で 生 じ る 「 花 粉 ‐ 食 物 ア レ ル ギ ー 症 候 群 」( PFAS )も 知 ら れ る 。 そ の 中 に 食 べ 物 の 摂 取 で 口 腔 内 に 痺 れ や 違 和 感 が 生 じ る 「 口 腔 ア レ ル ギ ー 症 候 群 」( OAS )が あ る 。 患 者 さ ん は OAS も 有 し て い る こ と に な る 。 OAS の 原 因 食 物 は 果 物 や 野 菜 が 多 く、 耐 性 を 獲 得 す る こ と が 少 な い と さ れ、 原 因 と な る 食 べ 物 は 避 け る 必 要 が あ る 。 た だ、 ア ナ フ ィ ラ キ シ ー を 発 症 す る 危 険 は 少 な い ら し い が 。

【 症 例 2 】 60 代 男 性 。 ス ギ 花 粉 症 も ち 。 こ こ 2 週 間、 何 と な く 体 が ス ッ キ リ し な く 熱 っ ぽ い の だ が、 食 欲 は あ る し 仕 事 も で き る し、 見 た 目 も 病 気 と は 思 え な い 。 花 粉 症 に 伴 う 全 身 性 の ア レ ル ギ ー 症 状 を 疑 い、 話 を 訊 い て 行 く と、 2 週 間 前 か ら 花 粉 症 対 策 ス プ レ ー を 使 用 し て い る 。 食 物 で ア レ ル ギ ー は 起 き な い と 言 う の だ が、 ス プ レ ー に は 植 物( ≒ 食 物 )成 分 が 含 ま れ る 。 乳 児 湿 疹 に は 食 物 ア レ ル ギ ー が 関 与 す る の だ が、 多 く は 食 べ 物 が 口 唇 周 囲 に 接 触 す る こ と で 感 作 が 成 立 す る( 経 皮 感 作 )。 消 化 さ れ た 蛋 白 質 に よ る 感 作 は 少 な い 。 本 例 で は、 花 粉 と ス プ レ ー に 含 ま れ る 植 物( ≒ 食 物 )成 分 の 間 に 交 差 反 応 が 生 じ、 皮 膚 症 状( ス ギ 花 粉 皮 膚 炎 )は み ら れ な い が、 PFAS が 発 症 し た も の と 思 わ れ る 。 ス プ レ ー の 植 物 成 分 に よ り 誘 発 さ れ た、 ア レ ル ギ ー 反 応 が 疑 わ れ た 。

【 ま と め 】 花 粉 症 は 局 所( 鼻 / 咽 頭 / 目 )に 限 局 し た も の で は な く、 全 身 性 の ア レ ル ギ ー 反 応 を 起 こ し 得 る 。 ア レ ル ギ ー は “ 炎 症 ” で あ り、 体 調 不 良 が 出 現 し て も 何 の 不 思 議 も な い 。 ま た、 ス ギ 花 粉 な ど で 感 作 さ れ て い る 花 粉 症 患 者 は、 果 物 や 野 菜 に 対 し 交 差 反 応 を 起 こ し や す く な っ て い る 。 食 事( 食 物 )に よ り 花 粉 症 と 同 様 の 症 状 が 引 き 起 こ さ れ る 可 能 性 が 高 い 。 こ の よ う な 場 合、 果 物 や 野 菜 は、 牛 乳 や 鶏 卵 な ど と は 異 な り、 耐 性 獲 得 が 得 に く い た め 摂 取 を 控 え る 必 要 が あ る 。 花 粉 症 ケ ア 商 品 に 関 し て は、 効 果 に 懐 疑 的 な 見 方 も 多 く、 成 分 内 容 を み る と、 接 触 性 ア レル ギ ー を 惹 起 す る 可 能 性 を 否 定 で き な い 。 そ れ な ら 安 価 で 安 全 性 が 高 い プ ロ ペ ト を 選 択 す る べ き で は な か ろ う か 。 ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 で 唯 一 推 奨 さ れ て い る の が ワ セ リ ン で あ る 。

PS : 症 例 1 で は 『 傷 寒 論 』 の 「 嘔 而 発 熱、 少 柴 胡 湯 主 之」 に 近 い 症 状 が み ら れ、 腹 診 で 胸 脇 苦 満 も 認 め る た め、 少 柴 胡 湯 を 投 与 。 ま た 目 の か ゆ み を 伴 う 熱 性 の ア レ ル ギ ー 症 状 も み ら れ た た め、 越 婢 加 朮 湯 も 併 用 。 翌 日 に は ま っ た く 正 常 状 態 に 戻 っ た 。 し か し 2 週 間 後、38 ℃ の 発 熱 が 再 び 出 現 。 生 理 痛 も ひ ど い た め、 体 質 改 善 の た め 少 柴 胡 湯 エ キ ス 2 包 の 服 用 を 開 始 し た 。


にほんブログ村

テーマ:アトピー・アレルギー - ジャンル:ヘルス・ダイエット

「 統 合 失 調 症 」 と い う 診 断 に 疑 問 の 母 親 か ら ☎

015008010











 遅 咲 き の 御 室 桜 が 芽 を 覚 ま し

時 代 か 「 こ こ ろ 」 の 病 に 関 す る 記 事 を よ く 目 に す る 。 戦 後 70 年、 日 本 は 驚 異 的 発 展 を 遂 げ、 豊 か さ を 実 感 で き る 社 会 と な っ た 。 住 宅 環境 も 四 畳 半 一 間 と い う 時 代 か ら、 こ ど も に も 個 室 を 宛 が う 時 代 と な っ た 。 親 か ら の 干 渉 を 受 け な い、 隔 絶 さ れ た 空 間 の 住 人 と な り、 ゲ ー ム( ヴ ァ ー チ ャ ル )に 没 頭 で き る よ う に な っ た 。 昔 の よ う に 外 で 遊 ぶ 姿 は 見 ら れ な い 。 次 第 に 協 調 性 が 失 わ れ、 空 気 を 読 め な い、 他 人 の 痛 み が 分 か ら な い、 自 己 中 心 的 な 性 格 が つ く ら れ る 。

大 人 は ビ ジ ネ ス 戦 争 の 中 で 戦 い を 強 い ら れ る 。 疲 弊 し き っ て い る の だ が、 戦 線 離 脱 は 許 さ れ な い 。 豊 か さ へ の 希 求 / 執 着、 失 う こ と へ の 不 安 / 恐 怖 。 戦 線 離 脱 は 敗 者 の 烙 印 を 押 さ れ、 絶 望 の 淵 に 立 た さ れ る 。 身 体 だ け で は な く 精 神 も 次 第 に 蝕 ま れ、 精 神 の 葛 藤 は 強 迫 的 で 妄 想 的 な 思 考 と な り、 理 性 的 な 自 分 を 取 り 戻 す こ と が で き な い 状 態 に 追 い 込 ま れ る 。 自 分 の 頭 が 勝 手 に 作 り だ し た、 ヴ ァ ー チ ャ ル な 世 界 の 虜 と な っ て い る 。 も は や 病 的 な 精 神 状 態 と 言 わ ざ る を 得 な い 。

【 症 例 】 女 子 高 生 。 友 人 関 係 に 悩 み、 半 年 前 か ら 不 安 感、 気 力 低 下、 頭 痛、 不 眠 が 出 現 。 カ ウ ン セ リ ン グ を 求 め 精 神 科 病 院 を 受 診 。 し か し 診 察 中 に 医 者 の 態 度 に 切 れ て 通 院 中 止 。 セ ン タ ー 病 院 に 転 院 し た の だ が、 そ こ で も 切 れ て し ま っ て 中 断 。 3 ヶ 月 前、 精 神 科 ク リ ニ ッ ク を 受 診 し、 統 合 失 調 症 と 診 断 さ れ た 。 母 親 は 診 断 に 疑 問 を も っ た の だ が 治 療 を 開 始 。 し か し、 風 邪 を 引 い た よ う な 悪 寒 や 発 熱 が 出 現 し、 症 状 は さ ら に 悪 化 。 生 理 も 4 ヶ 月 前 か ら 止 ま っ た ま ま 。 母 親 か ら 相 談 の 電 話 が あ り、 精 神 科 で な い こ と を 承 諾 の 上 で 拝 見 す る こ と に 。

処 方 は 抗 精 神 病 薬 2 種 と 睡 眠 薬 で あ る が、 す で に 1 週 間 前 に 中 止 し て い る 。 漢 方 的 に は 気 の 流 通 が う つ 滞( 肝 鬱 )し た た め、 病 理 産 物 で あ る 湿 濁 が 産 生 さ れ、 気 の 昇 降 の 要 と な る 胸 隔 を 塞 い だ 。 こ の た め 正 気 が 「 心 」 に 上 達 で き ず、 さ ら に 痰 濁 が 「 心 」 を 擾 乱 し、 「 心 」 の 働 き が 阻 害 さ れ、 精 神 に 変 調 を き た し た 。 こ こ ろ の 病 で は よ く み ら れ る 病 態 だ 。 柴 胡 4、 香 附 子 5、 芍 薬 6、 牡 丹 皮 5、 白 朮 5、 竹 茹 5、 紫 蘇 葉 4、 遠 志 4、 陳 皮 3、 黄 連 3、 山 梔 子 5、 生 姜 0.5、 甘 草 2、 牡 蠣 7 を 投 与 。 処 方 は 竹 茹 温 胆 湯 + 香 蘇 散 加 減 と い っ た と こ ろ か 。

2 週 間 後、 症 状 か な り 改 善 。 6 週 後、 ほ と ん ど 症 状 消 失 。 3 ヵ 月 後 に は 生 理 が 来 た 。 精 神 状 態 は ま っ た く 正 常 と な っ た 。 漢 方 薬 は 漸 減 し て い る が 元 気 で 明 る い 。 診 察 で 切 れ た と は 想 像 だ に で き な い 。 生 理 も 月 に 一 度 と 規 則 的 と な っ た 。 高 校 卒 業 後 は 希 望 の 企 業 に 就 職 す る こ と が で き た  感 情 と は 虚 像 で あ る 。 頭 の 中 で 作 り だ さ れ た 心 情 で あ る 。 こ ん な も の を 一 々 相 手 に し て い た ら、 頭 が お か し く な る 。 健 康 な 精 神 状 態 は 「 こ こ ろ 」 の 持 ち 方 ひ と つ で 如 何 と も な る 。 感 情 に 踊 ら さ れ な い こ と だ 。 健 全 な る 精 神 は 健 全 な る 身 体 に 宿 る 。 身 体 の 管 理 も 大 事 だ が 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

片 頭 痛 / 群 発 頭 痛 に 「 四 逆 散 」 月 経 後 期 片 頭 痛 に は 「 十 全 大 補 湯 」

022002





                     

『 日 本 東 洋 医 学 雑 誌 』 最 新 号 に 「 月 経 後 期 の 片 頭 痛 に 十 全 大 補 湯 が 有 効 で あ っ た 9 症 例 の 検 討 」 と 題 す る 論 文 が あ っ た 。 月 経 開 始 の 前 後 に 片 頭 痛( 月 経 時 片 頭 痛 )が 出 現 す る こ と は よ く 知 ら れ て い る が、 今 回 の 報 告 は 月 経 時 片 頭 痛 と は 異 な り、 月 経 後 期 に 出 現 す る 片 頭 痛 が 対 象 で あ る 。 こ れ ら の 患 者 は 漢 方 的 に 気 血 両 虚 を 呈 す る こ と が 多 く、 そ の よ う な 症 例 に は 十 全 大 補 湯 が 有 効 と の 報 告 で あ る 。 今 後 の 診 療 の 参 考 に し た い 。

【 症 例 1 】 70 代 の 女 性 。 2 週 間 前 か ら 何 の 誘 因 も な く、左 の 背 部 痛 が 出 現 。 筋 肉 が 圧 迫 さ れ る よ う な 重 苦 し い 痛 み 。 笑 顔 を 繕 って い る が 眼 光 が 鋭 く、 性 格 が キ ツ イ よ う に 感 じ ら れ る 。 脈 は 細 滑 弦 。 舌 は 暗 紅、 薄 白 苔 に 被 わ れ る 。 腹 力 は 充 実 し、 心 下 痞 満 を 認 め る 。 筋 の 緊 張 に よ る 疼 痛 と 考 え、 四 逆 散 を 投 与 。 1 包 服 用 し 大 分 楽 に な り、 翌 日 に は 痛 み が 消 失 。 体 も 軽 く な っ た 。 大 分 穏 や か な 感 じ に な っ た 。 1 か 月 前 か ら 孫 の 世 話 で ス ト レ ス が 多 か っ た と の こ と 。

【 症 例 2 】 60 代 男 性 。 3 月 前 よ り 左 肩 の 疼 痛 と 運 動 制 限 が あ る 。 整 形 で 五 十 肩 と 診 断 さ れ 鎮 痛 剤 や 湿 布 を 使 用 す る も、 一 向 に 改 善 が 認 め ら れ な い 。 特 に 既 往 歴 は な い 。 血 圧 正 常 。 脈 は 68 で 滑 偏 弦 。 舌 は 淡 紅、 胖 大 で 白 苔 満 布 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 が 目 立 つ 。 腹 診 で は 胸 脇 苦 満 ・ 心 下 痞 満 を 認 め る 。 腹 直 筋 の 緊 張 は な い 。 手 足 に 冷 え や 発 汗 は み ら れ な い 。 妻 の 病 気 の こ と が 心 配 で、 う つ 的 に み え る 。 少 量 の “ 胸 毛 を 認 め る 。 四 逆 散 を 投 与 。 2 週 間で 略 治 。

【 症 例 3 】 30 代 男 性 。 大 学 病 院 で 群 発 頭 痛 と 診 断 さ れ て い る 。 毎 年 春 に 2 か 月 ほ ど、 毎 日 2 ∼ 3 回 左 目 を え ぐ ら れ る よ う な 頭 痛 が 起 き る 。 眼 瞼 が 腫 れ 発 汗 も と も な う 。 予 防 薬 に ワ ソ ラ ン 6 錠 を 服 用 し て い る が 効 果 が な い 。 発 作 時 ロ キ ソ ニ ン 2 錠 と ト リ プ タ ン 製 剤 を 服 用、 氷 枕 も 使 用 し な ん と か 凌 い で い る 。 熱 が り で 口 が 渇 く 。 手 掌 に ベ ッ タ リ 汗 を か く 。 ス ト レ ス で 頭 痛 が 起 き や す い 。 脈 は 滑 弦 で 有 力 。 腹 診 で 腹 力 が 5 / 5、 胸 脇 苦 満 ・ 心 下 痞 鞕 ・ 腹 直 筋 の 緊 張 を 認 め る 。 四 逆 散 を 投 与 。 2 週 間 後、 ロ キ ソ ニ ン を 使 用 し な く て も よ く な っ た 。 ト リ プ タ ン 製 剤 1 錠 / 日 で 服 用 で 安 定 し て い る 。

【 解 説 】 症 例 1、 2 は 精 神 的 ス ト レ ス が 疼 痛 の 誘 因 で あ っ た 。 症 例 3 も ス ト レ ス で 頭 痛 が 起 き や す い 。 ス ト レ ス は 骨 格 筋 を 緊 張( 収 縮 )さ せ る た め、 筋 肉 の 凝 り や 張 り や 痛 み の 原 因 と な る 。 さ ら に 骨 格 筋 の 緊 張 は、 筋 肉 内 の 微 小 循 環 を 阻 滞 さ せ る た め、 周 囲 に 浮 腫 が 生 じ 微 小 血 管 性 疼 痛 を 引 き 起 こ す 。 ス ト レ ス か ら 解 放 さ れ な い と、 病 理 産 物 で あ る 瘀 血 も 産 生 さ れ、 疼 痛 は 慢 性 化 し 難 治 と な る 。 四 逆 散 証 と し て 腹 直 筋 の 緊 張 が 強 調 さ れ る が、 症 例 1、 2 で は 認 め ら れ な か っ た 。 症 例 3 は 典 型 的 な 腹 証 で あ っ た 。

 四 逆 散 は 精 神 的 緊 張 を 有 す る あ ら ゆ る 状 況 に 使 用 可 能 で あ る が、 疼 痛 疾 患 に 処 方 す る 機 会 が 非 常 に 増 え て い る よ う だ 。 パ ニ ッ ク 障 害気 管 支 喘 息ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 の 症 例 も ご 参 照 く だ さ い 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

禁 欲 の 「 糖 質 制 限 」 な の に 「 早 死 」 と は (ToT)/~~~

東京スカイツリー&隅田川&さくら並木










年 月 を 経 れ ば ど ん な も の で も ガ タ が く る 。 経 年 劣 化 で あ る 。 ヒ ト に も 老 い が 必 ず や っ て く る 。 厳 粛 な 現 実 で あ る 。 し か し 油 断 を す れ ば、 年 を 経 ず と も ほ こ ろ び が 生 じ る こ と も 多 い 。 生 活 の 不 摂 生 が 引 き 起 こ す 「 生 活 習 慣 病 」 で あ る 。 飽 食 の 時 代  “ 食 う て 寝 て ” ば か り い た ら、 簡 単 に 糖 尿 病 な っ て し ま う 。 だ か ら と い っ て 糖 質 を 忌 避 し、 動 物 性 脂 肪 タ ッ プ リ の 過 激 な 糖 質 制 限 食 に 走 る の は 愚 か 。 踵 を 返 す べ き だ 。 飲 食 の 供 給 の 途 絶 え る 夜 間 は、 肝 臓 で 蛋 白 質 を 分 解 し、 糖 を 生 成( 糖 新 生 )す る こ と で、 脳 の エ ネ ル ギ ー 源 を 得 て い る 。 糖 質 が 主 食 と い わ れ る 所 以 で あ る 。

過 食 や 運 動 不 足 は イ ン ス リ ン 抵 抗 性 や イ ン ス リ ン 分 泌 不 全 を 招 き、 糖 尿 病 を 引 き 起 こ す 。 高 血 糖 は 結 果 で あ り、 原 因 は 生 活 習 慣 の 乱 れ で あ る 。 生 活 習 慣 を 正 す こ と が 根 治 へ と 繋 が る 。 糖 質 を 摂 取 し な い と い う 選 択 は、 イ ン ス リ ン 分 泌 細 胞 の 退 縮 を 招 き、 見 か け の 血 糖 値 と は 裏 腹 に、 糖 尿 病 は 進 行 / 悪 化 す る 。 糖 尿 病 が 改 善 す る 機 会 を 逸 す る 。 過 激 な 糖 質 制 限 を 行 な っ て い る も の が、 糖 負 荷 試 験 を 受 け る と、 そ の 値 に 驚 愕 す る こ と で あ ろ う 。 欲 し が り ま せ ん 勝 つ ま で は、 と 信 じ て 努 力 し て き た の に 。 信 じ ら れ な い 結 果 に 茫 然 と 立 ち 尽 く す 。

御 飯 は 1 粒 も 食 べ ず、 糖 質 は 1 日 20 ∼ 30 g ポ ッ チ と い う、 過 激 な 糖 質 制 限 食 。 糖 質 制 限 と 言 う よ り は 高 脂 肪 食 と 言 っ た 方 が 理 解 し や す い 。 マ イ ル ド で 常 識 的 な 糖 質 制 限 と 異 な り、 過 激 な 糖 質 制 限 を 続 け て い る と、 イ ン ス リ ン 分 泌 細 胞 の 廃 用 性 萎 縮 が 生 じ、 イ ン ス リ ン が ま す ま す 分 泌 さ れ な く な る 。 血 中 の 脂 肪 も 過 剰 と な る た め、 脂 肪 組 織 に 貯 蔵 し き れ な く な り、 脂 肪 が 血 中 に 満 ち 溢 れ、 異 所 性 脂 肪 を 引 き 起 こ す 。 異 所 性 脂 肪 は 膵 臓 の β 細 胞 の ア ポ ト ー シ ス( 細 胞 死 )や 肝 臓 の イ ン ス リ ン 抵 抗 性 を 引 き 起 こ す た め、 糖 尿 病 の 元 凶 で あ る 。

高 脂 肪 食 で は LPS ( エ ン ド ト キ シ ン )の 血 中 濃 度 も 高 値 と な る 。 LPS は Toll-like recepter を 活 性 化 し、 種 々 の 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 放 出 し、 全 身 の 血 管 炎 を 引 き 起 こ す 。 血 管 死( 心 筋 梗 塞 ・ 脳 卒 中 )や 脳 に 炎 症 が 生 じ る 。 と く に “ 痩 せ ” て い る 方 や “ 高 齢 者 ” が、 過 激 な 糖 質 制 限 を 行 う と、 筋 肉 が 萎 縮 し、 あ っ と い う 間 に サ ル コ ペ ニ ア に な っ て し ま う 。 食 を 進 化 さ せ 食 を 楽 し み、 人 生 を 豊 か に す る 。 そ れ が ガ ス ト ロ ノ ミ ー で あ る 。 ガ ス ト ロ ノ ミ ー は 地 方 活 性 の 起 爆 剤 で も あ る 。 禁 欲 生 活 で 得 ら れ る も の は 何 も な い 。 ヒ ト は 料 理 で 進 化 し た の だ か ら 。

東 北 大 大 学 院 の 研 究 で 糖 質 制 限 ダ イ エ ッ ト は 危 険 と 判 明 し た 。 糖 質 制 限 食 を 続 け る と、 標 準 的 な 日 本 食 に 比 べ、 平 均 寿 命 が 20 ^ 25 % 短 命 と な り( 近 藤 誠 氏 も 同 様 の 報 告 を 行 な っ て い る )、 老 化 の 進 度 が 30 % 速 く な っ た の だ 。 さ ら に 学 習 能 力 の 低 下 も み ら れ た の だ  高 齢 に な っ て か ら 老 化 が 早 く 進 み、 寿 命 も 短 く な る と は 。 著 者 は 「 高 齢 者 が 過 激 な 糖 質 制 限 を す る の は、 非 常 に 危 険 」 と 何 度 も 警 鐘 を 鳴 ら し て き た が、 そ の 通 り の 結 果 と な っ た 。 齢 を 取 っ て わ か っ た 時 は、 も う 手 遅 れ 。 人 生 の 最 後 で 悔 い る こ と が な い よ う に 。

PS過 激 な 糖 質 制 限 を 続 け て い く と、 年 金 の 支 給 開 始 年 齢 ま で、 到 達 で き な い 可 能 性 が 高 ま っ た 。 過 激( 危 険 )な 糖 質 制 限 を 唱 導 し て き た 者 に、 文 句 を 言 っ た っ て、 何 も し て く れ は し な い 。 い や 何 も で き ゃ し な い 。 君 子 危 う き に 近 寄 ら ず、 と 真 っ 先 に 逃 げ 出 す 。 時 す で に 遅 し だ 。 以 前 か ら 著 者 は 何 度 も 言 っ て き た 。 糖 質 制 限 の 長 期 予 後 は 判 ら な い の で す よ、 と 。

にほんブログ村 

にほんブログ村

テーマ:糖質制限食は危険 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

「 3 ・ 11 」 東 北 の こ と ど も . 【 追 加 】 花 粉 症 の 特 効 薬

日産次世代EV「IDSコンセプト」2018/3/3 in Ginza「IDSコンセプト」の内部






震 災 ” 前 の 宮 城 県 気 仙 沼 市 。 一 本 松 で 有 名 に な っ た 岩 手 県 陸 前 高 田 市 と 県 境 を 接 す る 。 こ こ に 仙 台 に も 支 店 を 出 す 地 元 で は 有 名 な 鮨 屋 が あ っ た 。 春 の 連 休 ど き 妻 と ふ た り で 訪 れ た 。 観 光 客 ら し き 女 性 三 人 の 横 に 座 る 。 三 人 に 板 前 が 「 お 高 い で す が “ ぶ ど う エ ビ ” と い う 珍 し い 海 老 が あ り ま す よ 」 と 奨 め て い た 。 三 人 は そ れ を チ ョ イ ス し、 美 味 し い を 連 発 し な が ら 食 べ て い た 。 ぶ ど う エ ビ と は 葡 萄 酒 の よ う な 色 を し た ボ タ ン エ ビ に 似 た 姿 の 海 老 で あ る 。 妻 は 冷 凍 じ ゃ な い こ と を 確 認 し、 オ ー ダ ー し 食 べ て い た の だ が ・ ・ ・

「 こ れ ほ ん と に 生 で す か 」 と 訊 く の で あ る 。 板 前 は 「 こ れ が 生 で な く て な ん で す か 」 と 話 す の だ が、 妻 は 納 得 せ ず、 私 の 制 止 も 聞 か ず、 再 び 同 じ 質 問 を 発 し た の で あ る  一 瞬 間 が 空 き 「 獲 れ た 時 は 生 で し た が ・・ ・、 お 客 さ ん! お 安 く し と き ま す 」 と 。 会 計 は ほ ん と う に 安 か っ た 。 妻 は 薬 剤 師 だ が 薬 膳 の 免 許 も 持 っ て い る 。 そ ば を 打 つ し 鮨 も 握 る 。 ア ン コ ウ も 丸 ご と 吊 る し て 捌 く 。 舌 は か な り 厳 し い 。 地 方 は こ こ ろ 優 し い は ず な の に、 観 光 客 か ら 高 く 取 ろ う と す る 店 が あ る 。 こ ん な こ と を し て い て は、 ま す ま す 衰 退 し て い く こ と に な る 。

前 九 年 の 役 の 衣 川 の 柵 で の こ と 。 源 義 家( 八 幡 太 郎 )が 敗 走 す る 蝦 夷 の 首 領 安 倍 貞 任 の 背 に 和 歌 の 下 の 句 を 投 げ か け た 。 「 衣 の 館 は ほ こ ろ び に け り 」 と 。 貞 任 が 返 し た 上 の 句 が 「 年 を 経 し 糸 の 乱 れ の く る し さ に 」 で あ る 。 義 家 は 蝦 夷 と 蔑 ま れ て い た 貞 任 の 和 歌 の 素 養 に お ど ろ き、 踵 を 返 し た の で あ っ た 。 後 日 談 が あ る 。 貞 任 の 弟 宗 任 が 捉 え ら れ 京 に 送 ら れ た 。 都 人 に 梅 の 花 を 見 せ ら れ 名 を 問 わ れ、 詠 ん だ 歌 が 「 わ が 国 の 梅 の 花 と は 見 つ れ と も 大 宮 人 は 如 何 か 言 ふ ら む 」 で あ る 。 公 家 た ち は そ の 才 に お ど ろ き 死 罪 を 免 れ た の で あ っ た 。

宗 任 の 後 長 い 月 日 を 経 て の 後 日 談 が ま だ あ る 。 東 北 ・ 仙 台 藩 の 伊 達 正 宗 が 上 洛 し た 折、 京 人 か ら 桜 の 枝 を 差 し 出 さ れ の で あ る 。 今 回 は 梅 で は な く 桜 で あ る 。 東 北 の 雄 ・ 独 眼 竜 正 宗 は す か さ ず 歌 で 返 し た 。 「 都 人 梅 に 懲 り ず に 桜 か な 」 と 。 痛 烈 な 皮 肉 が 込 め ら れ て い た 。 政 治 文 化 の 中 心 “ 都 ” に 居 る の に、 故 事 も 知 ら ず、 愚 行 を 重 ね る と は 。 当 の 都 人 は 理 解 で き な か っ た と 思 わ れ る、 が 。 い ま に 伝 わ る 京 都 人 の “ い け ず ” は、 古 か ら の 鼻 持 ち な ら ぬ 言 動 に 発 し て い た の か 。
尚、 安 倍 総 理 は 宗 任 の 末 裔 と の 伝 承 が あ る 。 ま た、 奥 州 藤 原 氏 の 初 代 清 衡 公 は 安 倍 貞 任 の 甥 に あ た る 。

PS : 前 回 の 花 粉 症 の 薬 の 説 明 で 大 事 な 即 効 薬 を 失 念 し て い た 。 そ れ は プ ロ ペ ト( ワ セ リ ン ) で あ る 。 こ れ を 鼻 孔 の 周 囲 に 塗 布 し て お く だ け で 良 い の だ 。 エ ビ デ ン ス も あ る 。 著 者 の 経 験 で は 二 人 に 一 人 は 確 実 に 有 効 で あ る 。 お 試 し あ れ 。


にほんブログ村

即 効 の 「 花 粉 症 」 ☆ 漢 方 治 療 マ ニ ア ル ☆ ( ..)φメモメモ


新幹線車中より (2018/3/3)Mt.Fuji Beutiful






以 前 、山 本 巌 先 生 が 小 青 竜 湯麻 黄 附 子 細 辛 湯 が ア レ ル ギ ー 性 鼻 炎 に 即 効 す る と 話 さ れ た 。 小 青 竜 湯 に は 麻 黄 ・ 桂 枝 ・ 芍 薬 ・ 五 味 子 ・ 半 夏 ・ 細 辛 ・ 乾 姜 ・ 甘 草、 麻 黄 附 子 細 辛 湯 に は そ の 名 の 通 り 麻 黄 ・ 附 子 ・ 細 辛 が 含 ま れ る 。 こ れ ら の 生 薬 は 温 熱 作 用 を 有 す る た め、 鼻 粘 膜 の 血 流 が 促 進 さ れ、 粘 膜 の 浮 腫 が 排 除 さ れ、 鼻 水 が 減 少 し、 鼻 腔 の 通 り が 楽 に な る 。 小 青 竜 湯 は 上 ・ 中 焦 が 虚 寒 を 呈 す る 方 に 有 効 で あ る 。 麻 黄 附 子 細 辛 は 性 が 大 熱 な た め、 鼻 粘 膜 の 気 血 の 流 通 が よ り 強 力 に 促 進 さ れ る 。 症 状 を 即 効 的 に 改 善 さ せ る こ と が で き、 虚 証 だ け で な く “ 実 証 ” に も 頓 服 で 広 く 使 用 さ れ て い る 。

小 青 竜 湯 は 寒 性 に 用 い ら れ る 方 剤 で あ る た め、 小 児 や 虚 弱 な 女 性 な ど に 用 い ら れ る が、 花 粉 症 が 長 引 く と 鼻 粘 膜 が 熱 化 す る た め 無 効 と な る こ と が 多 い 。 こ の 場 合 は 辛 温 の 剤 で あ る 小 青 竜 湯 は 火 に 油 を 注 ぐ こ と に な る 。 現 代 人 は ス ト レ ス や 飽 食 の た め か 熱 証 を 呈 し て い る 方 が 多 い 。 鼻 汁 は 粘 性 で、 鼻 閉 が ひ ど く、 熱 感 や 口 渇 を 訴 え る 。 鼻 粘 膜 は 熱 化 ・ 乾 燥 す る た め、 乾 燥 肌 で み ら れ る よ う に、 花 粉 の 刺 激 に 敏 感 に 反 応 す る よ う に な る 。 一 方、 花 粉 症 の 治 療 薬 で あ る 抗 ヒ ス タ ミ ン 薬 も、 抗 コ リ ン 作 用 を 有 す る た め、 鼻 咽 頭 粘 膜 を 乾 燥 さ せ る こ と に な り、 か え っ て 症 状 を 悪 化 さ せ る 危 険 が 生 じ る 。 

劉 河 間 ( 金 元 四 大 家 の 一 人 ) は、 今 で い う ア レ ル ギ ー 性 鼻 炎 と 思 わ れ る 鼻 炎 症 状 に 対 し、 「 寒、 皮 毛 を 傷 ( や ぶ ) れ ば 奏 理 ( そ う り ) 蜜 を 致 し、 熱 気 弗 鬱 ( ふ つ う つ ) し て 病 愈 々 ( い よ い よ ) 甚 だ し き を 知 ら ん や 」 ( 素 問 玄 機 原 病 式 ) と 述 べ て い る 。 「 風 寒 に よ っ て 鼻 炎 症 状 が 出 現 す る よ う に み え る が、 実 は 熱 が 原 因 で あ っ て、 風 寒 の 邪 に よ っ て 気 が 収 斂 さ れ 発 散 さ れ な く な る た め( 鬱 熱 が 生 じ )、 症 状 を さ ら に 悪 化 さ せ て い る に 過 ぎ な い 」 と 看 破 し て い る 。 病 邪( 花 粉 )が 侵 襲 す る 病 初 に お い て は 寒 性 で あ っ て も 、 邪 正 闘 争( 炎 症 )が 長 引 け ば 鼻 粘 膜 は 熱 性 を 呈 す る よ う に な る 。

鼻 閉 や 鼻 の 乾 燥 ・ 熱 感 や 口 渇 や 目 の か ゆ み etc. の 熱 化 症 状 を 呈 す る 場 合、 代 表 的 な 選 択 肢 が 越 婢 加 朮 湯 で あ る 。 熱 性 が さ ら に 激 し く な る よ う な ら、 白 虎 加 人 参 湯桔 梗 石 膏 を 加 え 清 熱 を 強 化 す る 。 病 状 が さ ら に 進 み、 熱 が “ 陰 ” を 傷 る( 傷 陰 )よ う に な れば、 辛 夷 清 肺 湯 の 出 番 で あ る 。 熱 化 が 著 し け れ ば 越 婢 加 朮 湯 の 場 合 と 同 じ く 石 膏 を 加 え る 。 医 療 機 関 を 訪 れ る 患 者 の 半 数 は 辛 夷 清 肺 湯 証 ま で 進 ん で い る 。 花 粉 の 侵 襲 情 報 が 鼻 か ら 陽 明 胃 経 を 経 由 し、 胃 に 伝 え ら れ 熱 産 生 が 高 ま る と、 胃 熱 が 鼻 粘 膜 に 逆 上 し、 花 粉 症 を 引 き 起 こ す 。 こ の 場 合 は 黄 連 湯升 麻 葛 根 湯 な ど を 考 慮 す る 。 胃 が 冷 え て い る 場 合 は 桂 枝 人 参 湯 か も し れ な い 。

小 児 期 は 耳 や 鼻 の 発 達 が 完 成 し て い な い た め、 リ ン パ 系 も 未 熟 で、 三 焦 の 運 行 不 利 が 生 じ や す い 。 さ ら に 小 児 期 や 思 春 期 は、セ ル フ コ ン ト ロ ー ル が 上 手 く で き な い こ と が 多 く、 気 が う つ 滞 し や す い た め、 よ り 三 焦 の 流 通 不 利 が 生 じ や す く な る 。 そ の た め 副 鼻 腔 炎 や 中 耳 炎 な ど 耳 鼻 科 疾 患 に 罹 患 し や す い 。 三 焦 の 流 通 は 少 陽 胆 が バ ッ ク ア ッ プ し て い る た め、 柴 胡 剤 で あ る 柴 胡 桂 枝 湯 が 頻 用 さ れ る 。 成 人 で も 気 鬱 が 著 し い 場 合 は 柴 胡 剤 の 適 応 と な る 。 女 性 な ら 加 味 逍 遥 散 も あ り だ 。 冷 え 症 で 手 足 が 厥 冷 す れ ば 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯、 女 性 の 冷 え 症 で む く み や す い な ら 当 帰 芍 薬 湯 も 考 え る 。

PS : 病 初 期 で 顔 が ほ て る 場 合 は、 麻 黄 湯 + 桂 枝 湯 や 桂 枝 湯 + 越 婢 加 朮 湯、 小 児 の 虚 証 で 腹 証 が 合 え ば 小 建 中 湯 も 考 え ら れ る 。

にほんブログ村

テーマ:花粉症対策 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

★ 京 懐 石 ★ で 「 味 覚 障 害 」 解 決 (^_-)-☆


東京駅丸の内 初夏の暖かさ (2018/3/4)改装前の東京駅 首都圏に大雪が (2008年2月)






金 銭 欲 や 名 誉 欲 な ど の 「 欲 望 」 に は 悪 い イ メ ー ジ が 付 き ま と う 。 し か し 「 食 欲 」 や 「 性 欲 」 は、 生 命 や 種 の 存 続 に 必 要 欠 く べ か ら ざ る も の で あ る 。 食 欲 が な く な れ ば 即 死 に 直 結 す る 重 大 事 態 と な る 。 病 気 で 食 欲 が 低 下 し て い る 場 合 は、 病 気 の 治 療 が 優 先 さ れ る 。 だ が 病 気 で も な い の に 食 欲 が 低 下 す る こ と も 多 い 。 そ の 中 に は、 好 き 嫌 い や 恋 の 病 や ス ト レ ス な ど も 含 ま れ る の だ が、 頻 度 が 多 い の は 味 覚 障 害 で あ ろ う 。 そ の 三 大 原 因 が、 ① 薬 物 ② 亜 鉛 不 足 ③ ド ラ イ マ ウ ス( 口 腔 乾 燥 )で あ る 。

① に よ る 味 覚 障 害 は、 抗 コ リ ン 作 用 に よ る 口 腔 乾 燥 に よ る も の が 多 く、 そ の 場 合 の 病 態 は ド ラ イ マ ウ ス と ほ ぼ 同 じ と 考 え て よ い 。 ② に よ る 味 覚 障 害 は、 舌 に 存 在 す る 味 蕾 の 味 細 胞 の 代 謝 に、 亜 鉛 が 必 要 不 可 欠 な 物 質 で あ る こ と に よ る 。 亜 鉛 が 不 足 す る と 味 細 胞 は 傷 害 さ れ る 。 亜 鉛 は 牡 蠣 に 多 く 含 ま れ る 。 ③ は 唾 液 の 分 泌 不 足 に よ り 生 じ る 。 唾 液 は 炭 水 化 物 の 消 化 を 行 な う 以 外、 舌 や 口 腔 の 粘 膜 を 保 護 ・ 保湿 し、 細 胞 の 修 復 ・ 再 生 を 活 発 に す る 働 き が あ る 。 唾 液 が 不 足 す れ ば 亜 鉛 不 足 と 同 様、 味 細 胞 の 働 き が 障 害 さ れ 味 覚 障 害 が 生 じ る 。

ド ラ イ マ ウ ス の 患 者 は 増 加 し て い る の だ が、 東 北 大 学 歯 学 部 教 授 の 笹 野 高 嗣 氏 に よ る と、 患 者 は 「 口 が 渇 く 」 と 訴 え る こ と は 少 な く、 代 わ り に 「 口 の 中 が 灼 け る よ う に ヒ リ ヒ リ し て 痛 い 」 「 ベ タ ベ タ、 ネ バ ネ バ す る 」 な ど と 表 現 す る こ と が 多 い と の こ と で、 診 察 に あ た り 注 意 が 必 要 で あ る 。 氏 は ド ラ イ マ ウ ス の 治 療 に、 う ま 味( 昆 布 だ し )を 用 い る と い う、 ユ ニ ー ク な 治 療 を 行 な っ て い る 。 う ま 味 に は 唾 液 の 分 泌 を 持 続 的 に 増 加 さ せ る 働 き が あ る の だ 。 酸 味 も 唾 液 の 分 泌 を 増 す が 作 用 は 一 時 的 で あ る 。

高 齢 に な る と 味 に 対 す る 感 受 性 だ け で な く、 唾 液 の 分 泌 量 も 低 下 す る 。 食 事 が 美 味 し く 感 じ ら れ な く な り、 無 味 乾 燥 な 余 生 を 送 る こ と に な る 。 こ れ こ そ “ う ま 味 ” の 出 番 で あ る 。 昆 布 の う ま 味 の 主 成 分 で あ る グ ル タ ミ ン 酸 は、 味 細 胞 の う ま 味 受 容 体 と 反 応 し、 う ま 味 を 大 脳 の 味 覚 野 に 伝 え る 。 う ま 味 受 容 体 で あ る グ ル タ ミ ン 酸 受 容 体 は、 T1R1 と T1R3 の ヘ テ ロ 二 量 体 で 構 成 さ れ、 グ ル タ ミ ン 酸 以 外 の う ま 味 成 分 で あ る イ ノ シ ン 酸( 鰹 節 )や グ ア ニ ル 酸( 干 し 椎 茸 )や ア ス パ ラ ギ ン 酸 な ど と も 反 応 す る 。

料 理 を よ り 美 味 し く す る た め に、 複 数 の ス パ イ ス が 用 い ら れ る 。 昆 布 も 単 独 で は な く、 鰹 節 な ど と 合 わ せ て 使 用 さ れ る 。 こ の “ 合 わ せ だ し ” の 効 果 は 相 乗 的 で、 う ま 味 を 6 ~ 7 倍 に も 増 し て く れ る 。 グ ル タ ミ ン 酸 と グ ア ニ ル 酸 を 合 わ せ る と、 う ま 味 受 容 体 か ら 離 れ 難 く な る こ と が 科 学 的 に 証 明 さ れ て い る 。 昆 布 だ け で も 唾 液 の 分 泌 を 増 加 さ せ、 味 覚 を 良 く す る 働 き が あ る の だ が、 “ 合 わ せ だ し ” に は そ の 何 倍 も の 効 能 が あ り そ う だ 。 日 に 三 度 の 食 事 で、 う ま 味 の 効 い た 料 理 を 味 わ え ば よ い の だ 。 と き に は 京 の 高 級 料 亭 に で も 行 き ま ひ ょ か

PS : 味 覚 障 害 に 用 い ら れ る 漢 方 薬 に は、 加 味 逍 遥 散、 加 味 帰 脾 湯、 抑 肝 散、 滋 陰 至 宝 湯、 滋 陰 降 火 湯、 半 夏 瀉 心 湯 や 八 味 地 黄 丸 な ど が あ る 。

にほんブログ村 

テーマ:ダイエット - ジャンル:ヘルス・ダイエット

★ ヌ ー ベ ル ・ キ ュ イ ジ ー ヌ ★ 「 桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯 」

高台寺勅使門前で繰り広げられる雅高台寺 傘亭 (茶室) への道すがら






【 症 例 1 】 50 代 女 性 。 以 前 か ら 高 血 圧 で 他 院 通 院 中 。 肩 こ り と 便 秘 が ス ッ キ リ せ ず 来 院 。 体 格 は ガ ッ チ リ し 食 欲 良 好 。 腹 力 充 実 し 胸 脇 苦 満 を 認 め る 。 脈 は 80 で 滑 弦 で 有 力 。 舌 は 暗 紫 紅 で 胖 大 。 白 苔 に 被 わ れ 舌 下 静 脈 の 怒 張 が 目 立 つ 。 大 柴 胡 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 便 秘 と 腹 の 張 り は 楽 に な っ た 。 肩 こ り は あ ま り 変 わ ら な い 。 本 人 曰 く、 と き ど き 動 悸 を 感 じ 不 安 に な る 。 寝 付 き も 悪 く 嫌 な 夢 も 多 い 。 桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯 を 追 加 投 与 。

2 週 間 後、 動 悸 が し な く な り、 熟 睡 が で き る よ う に な っ た 。 不 安 な 感 じ も な く な り 体 調 が 非 常 に 良 く な っ た 。 こ の く す り は 自 分 に 合 っ て い る と 話 す 。 大 柴 胡 湯 と 桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯 。 あ ま り 使 わ れ な い 組 み 合 わ せ で あ る 。 大 柴 胡 湯 は い わ ゆ る 実 証 タ イ プ に、 桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯 は む し ろ 虚 証 に 使 用 さ れ る 。 し か し 人 間、 長 所 も あ れ ば 弱 点 も あ る も の だ 。 現 実 は 虚 実 挟 雑 が 多 い 。 本 例 は 大 柴 胡 湯 証 よ り は 虚 で 気 逆 が 著 し い タ イ プ だ 。 柴 胡 加 竜 骨 牡 蠣 湯 と の 鑑 別 が 問 題 と な る 。

【 症 例 2 】 40 代 女 性 。 半 年 前 か ら 手 足 の 冷 え と、 肩 こ り が ひ ど く な っ て き た 。 立 ち く ら み も す る 。 子 宮 内 膜 症 で 生 理 痛 が つ ら い 。 ホ ル モ ン 薬 を 服 用 し て い る 。 イ ラ イ ラ す る 。 緊 張 感 も つ よ く 発 汗 も 多 い 。 寝 つ き が 悪 く 途 中 覚 醒 も 多 い 。 脈 は 88 で 沈 細 偏 弦 。 舌 は 淡 紅、 白 苔 (+) 。 歯 根 も み ら れ る 。 舌 下 静 脈 怒 張 ( 3+ ) 。 右 に 胸 脇 苦 満 を 認 め、 臍 上 に 動 悸 ( 3+ ) 。 加 味 逍 遥 散桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯

2 週 間 後、 冷 え を ほ と ん ど 感 じ な く な っ た 。 寝 つ き も よ く な っ た 。 緊 張 感 や 発 汗 が 減 っ て き た 。 肩 こ り も 楽 だ 。 本 例 の 冷 え は 血 虚 肝 鬱 に よ る た め 加 味 逍 遥 散 を 採 用 。 血 虚 で は 肝 気 を 推 動 す る こ と が で き な い た め、 気 血 の 運 行 が 失 調 し、 手 足 に 冷 え が 生 じ る 。 末 梢 循 環 不 全 の た め、 気 血 の ベ ク ト ル はと な り、 イ ラ イラ や 肩 こ り や 発 汗 etc. が 現 れ る 。 気 血 の 上 逆 を 降 ろ す た め 牡 蠣 ・ 竜 骨、 正 気 を 上 達 さ せ る た め 桂 枝、 こ れ ら を 含 む 桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯 を 併 用 し 著 効 し た 。 桂 枝 加 竜 骨 牡 蠣 湯 は シ ン プ ル な が ら 味 を 引 き 立 て る

京 都 祇 園 に あ る ミ シ ュ ラ ン の 鮨 屋 に 行 っ て 来 た 。 味 が ま っ た く ダ メ だ っ た 。 gourmet の 妻 も ガ ッ カ リ 。 ミ シ ュ ラ ン の 舌 は ど う か し て い た の か 。 そ ん な こ と も あ っ た の で、 昨 年 「 錦 小 路 」 に で き た 鮨 屋 に 行 っ て き た の だ が、 な ん と 数 か 月 前 と 違 い、 格 段 に 味 が よ く な っ て い た 。 か な り 味 の 研 究 を し た と の こ と 。 お 値 段 か ら も 一 押 し の お 店 だ 。 ミ シ ェ ル ・ ブ ラ ス の 言 葉 に 「 こ れ で 完 璧 だ と 思 っ た ら、 そ れ は も う 完 璧 で は な い 。 こ の 世 に 完 璧 と い う も の は な い 。 た だ 完 璧 を 追 い 求 め る 姿 勢 だ け が あ る ん だ よ 」 と あ る ( 天 才 シ ェ フ の 絶 対 温 度 よ り ) 。

PS : 京 都 の 鮨 は ネ タ が 少 な く 品 質 も 劣 り、 東 京 に は 遠 く 遠 く 及 ば な い 。 な の に 銀 座 の ☆☆☆ よ り も 高 額 な 店 が あ る  錦 小 路 近 く の Y と い う の だ が、 絶 対 に お 薦 め で き な い  そ こで 味 や 値 段 を 考 慮 し お 店 を 挙 げ る と、 祇 園 さ と う と 先 の 鮨 し ん が お 薦 め と な ろ う 。


にほんブログ村 

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

「 少 女 の 叫 び 」 「 お 願 い だ か ら 痒 い の 治 し て く だ さ い 」


ガラスの仮面を展示. JR京都駅. 2017/11/29先斗町から木屋町に通じる路地. この先竜馬通へ






【 症 例 1 】 30 代 女 性 。 小 児 期、 ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 で あ っ た 。 数 年 前 よ り 皮 膚 炎 が ぶ り 返 し 皮 膚 科 に 通 院 。 ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 使 用 す る も、 寛 解 と 悪 化 を 繰 り 返 す た め、 漢 方 治 療 を 希 望 し 来 院 。 皮 膚 は 全 体 に 乾 燥 し 所 々 に 掻 破 痕 を 認 め、 四 肢 屈 曲 部 は 苔 癬 化 し 血 痂 が み ら れ る 。 浸 出 液 は み ら れ な い 。 食 欲 は あ る が 胃 腸 が よ わ く、 下 痢 や 腹 痛 が 起 き や す い 。 や せ 型 で 疲 れ や す い 。 脈 は 72 で 細 滑、 尺 脈 は 弱 。 舌 は 淡 紅、 薄 白 苔 と 歯 痕 を 認 め る 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 を 認 め る 。 腹 部 で は 両 腹 直 筋 の 攣 急 を 認 め る 。 動 悸 や 小 腹 不 仁 は 認 め な い 。 帰 耆 建 中 湯 の 方 意 で 黄 耆 建 中 湯当 帰 芍 薬 散 を 投 与 。 2 週 間 後、 痒 み が 少 な く な り 調 子 よ い 。 2 ヶ 月 後、 痒 み 消 失 。 皮 膚 も よ く な り、 半 年 で 完 治 。

【 症 例 2 】 30 代 男 性 。 6 年 前 食 品 会 社 に 就 職 。 2 カ 月 し て 両 手 に 赤 い ボ ツ ボ ツ 出 現 。 水 疱 も 現 れ 広 が っ て き た 。 痒 み が 強 く 掻 く と ジ ク ジ ク し、 そ の 後 乾 燥 す る の 繰 り 返 し 。 4 年 前 か ら 皮 膚 科 に 通 院 し、 ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 塗 布 す る も 改 善 な く、 2 週 間 前 よ り 悪 化 す る た め 受 診 。 十 代 後 半 か ら う つ 病 の た め、 SSRI と 安 定 剤 を 服 用 中 。 両 手、 特 に 手 掌 の 荒 れ が ひ ど く、 小 水 疱 も 多 数 見 ら れ る 。 痒 み が ひ ど く 掻 き む し る 。 顔 貌 無 欲 状 。 お 腹 が 弱 く 下 痢 し や す い 。 疲 れ や す く 寒 が り 。 脈 は 64 で 滑 有 力 。 舌 は 淡 紅、 白 滑 苔 に 被 わ れ る 。 歯 根 あ り 。 腹 診 で 左 右 腹 直 筋 の 緊 張 が 強 く、 臍 上 に 動 悸 を 軽 く 触 知 し、 正 中 芯 も 認 め る 。 黄 耆 建 中 湯 を 投 与 す る 。 2 週 後、 か な り 改 善 。 4 週 後、 手 が ツ ル ツ ル し 痒 み が 消 失 し た 。

【 症 例 3 】 50 代 男 性 。 小 学 校 の 頃 か ら の ア ト ピ ー 。 中 学 に な る と 安 定 し て い た が、 数 年 前 か ら 痒 み が あ ち こ ち に 出 現 。 特 に 冬 場 に ひ ど い 。 顔 を 含 む 全 身 が 褐 色 調 を 呈 し 苔 癬 化 し て い る 。 全 身 に ス テ ロ イ ド や 保 湿 剤 を 塗 布 し、 抗 ヒ ス タ ミ ン 剤 も 服 用 し て い る 。 30 代 に 虫 垂 炎 か ら の 腹 膜 炎 で 手 術 し た 。 脈 は 70 で 滑 。 舌 は 偏 紅 で 薄 白 苔 に 被 わ れ る 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 が 目 立 つ 。 腹 部 は や や 軟 。 右 下 腹 部 に 手 術 瘡、 左 臍 傍 に 動 悸 あ り 。 下 腹 部 全 体 が 緊 張 し、 小 腹 に 冷 え を 感 じ る 。 食 欲 は あ る が、 こ こ 数 日 は 夜 中 に 下 腹 部 痛 が 出 現 し、 お 腹 が 張 り ゴ ロ ゴ ロ す る 。 荊 芥 連 翹 湯大 建 中 湯 を 投 与 。 2 週 間 後 、痒 み は 顔 に 多 少 あ る が、 四 肢 と 躯 幹 で は 消 失 。 腹 痛 も 腹 張 も な く な り 調 子が 良 く な っ た 。

【 解 説 】 症 例 1、 2 で は 下 痢 や 腹 痛 が み ら れ、 左 右 の 腹 直 筋 が 棒 の よ う に 緊 張 し て い た 。 典 型 的 な 「 小 建 中 湯 」 の 証 な の で あ る が、 皮 膚 疾 患 で は 黄 耆 を 加 え た 黄 耆 建 中 湯 を 選 択 す る 場 合 が 多 い 。 腹 部 症 状 が な い な ら 桂 枝 加 黄 耆 湯 で 宜 し い 。 炎 症 は 治 ま っ て き て い る の だ が、 皮 膚 の 再 生 力 が 乏 し い よ う な 場 合 に 適 応 す る 。 症 例 1 の 場 合 は 女 性 で あ り、 月 事 に よ る 陰 血 不 足 を 考 慮 し て、 当 帰 も 加 え た 「 帰 耆 建 中 湯 」 の 意 で 当 帰 芍 薬 散 も 投 与 し た 。 症 例 3 で は 腹 部 に 『 金 匱 要 略 』 大 建 中 湯 証 に い う “ 腹 中 寒 ” を 認 め た 。 皮 膚 炎 も 冬 に 悪 化 す る と い う こ と で 「 大 建 中 湯 」 を 投 与 し た 。 ま た 肌 が 褐 色 調 を 呈 し、 神 経 質 な 解 毒 症 体 質 で あ る た め 「 荊 芥 連 翹 湯 」 を 併 用 し た 。 二 剤 の 併 用 で 著 効 が 得 ら れ た 。

ア ト ピ ー と い う と、 当 時 3 時 間 も か け て 診 察 に 訪 れ た、 幼 い 女 の 子 の こ と を 思 い 出 す 。 そ の 少 女 が 開 口 一 番、 懇 願 す る よ う に し て 発 し た 言 葉 が、 タ イ ト ル に あ る 「 先 生! お 願 い だ か ら か ゆ い の 治 し て く だ さ い 」 で あ る 。 今 で も そ の 光 景 が 鮮 明 に 目 に 浮 か ぶ 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

目 的 を 失 い 雑 踏 の 中 を さ 迷 う 現 代 人 . う つ 病 の 2 大 原 因 と は (+_+)


宇治の平等院






時 代 と 共 に 社 会 は 進 化 し、 ひ と は 文 明 の 恩 恵 に 与 り、 文 化 的 生 活 を 享 受 で き る よ う に な っ た 。 し か し、 目 ま ぐ る し く 発 展 し 続 け る 社 会 は、 人 び と か ら 安 息 の 時 を 奪 い、 社 会 の 干 渉 を 許 す こ と に な っ た 。 逃 れ る 術 を 持 た な い、 文 明 の 虜 と な っ た 人 び と は、 張 り 詰 め た 生 活 を 強 い ら れ、 精 神 は 次 第 に 蝕 ま れ て い く 。 こ こ ろ の 交 流 の 乏 し い 社 会 は、 懐 疑 的 な こ こ ろ を 生 じ さ せ、 人 び と は 日 々 葛 藤 の 中 で 苦 悶 す る 。 社 会 か ら こ こ ろ を 閉 ざ し、 バ ー チ ャ ル な 社 会 に 生 き る 人 び と が、 目 的 を 失 い 雑 踏 の 中 を 往 来 す る 。

安 定 剤 や 抗 う つ 薬 を 服 用 し て い る ビ ジ ネ ス マ ン が 多 い 。 会 社 に 知 ら れ た く な い た め、 他 県 の 医 療 機 関 を 受 診 し て い る 方 も い る 。 病 気 に な っ て も 安 心 し て 治 療 に 専 念 で き な い 時 代 で あ る 。 薬 は 止 め た い の だ が、 中 止 す る こ と へ の 不 安 や 薬 の 反 跳 現 象 な ど で 難 し く な る 。 悩 み は 深 ま り、 解 放 へ の 道 が 遠 ざ か る 。 そ れ な ら 生 理 的 バ ラ ン ス の 上 に 作 用 す る、 漢 方 薬 は 如 何 で あ ろ う か 。 専 門 医 が 治 療 す れ ば 副 作 用 の な い 自 然 の 回 復 が 得 ら れ る 。 化 学 物 質 で は こ う は い か な い 。

精 神 的 テ ン シ ョ ン が 高 ま れ ば、 気 の 流 れ が 停 滞 し、 そ れ に 伴 い 血 や 水 の 流 れ も 停 滞 し、 病 理 産 物 で あ る 瘀 血痰 飲 が 産 生 さ れ る 。 四 方 を 海 に 囲 ま れ 湿 度 の 高 い 日 本 で は、 人 種 の 特 性 も 加 わ り、 痰 飲 が 産 生 さ れ や す い 。 浮 腫 が 末 梢 の 血 管 を 圧 迫 し 血 流 が 停 滞 す る よ う に、 痰 飲 は 気 血 の 運 行 を 障 害 す る た め、 放 置 す る と 病 態 は 悪 化 す る 。 痰 飲 が 胸 隔 に 停 滞 し、 心 へ の 気 血 の 運 行 を 障 害 す る と、 う つ 病不 安 神 経 症 な ど が 発 症 す る 。 有 名 な 半 夏 厚 朴 湯 や 茯 苓 飲 合 半 夏 厚 朴 湯 な ど の 適 用 で あ る 。

一 方、 日 本 人 に 多 い 痰 飲 が 原 因 で は な く、 陰 血 が 不 足 す る た め 発 症 す る 精 神 疾 患 も 多 い 。 陰 血 は 体 を 構 成 す る 物 質 で あ る 。 こ れ が 不 足 す る と、 代 謝 を 亢 進 さ せ、 エ ネ ル ギ ー 産 生 を 高 め よ う と す る 。 陰 血 の 素 と な る 食 物 を 消 化 吸 収 し、 吸 収 さ れ た 栄 養 物 を 全 身 に 運 搬 し、 細 胞 内 で 陰 血 を 合 成 す る 。 こ の エ ネ ル ギ ー 代 謝 を 高 め る た め に は、 交 感 神 経 の 働 き が 活 発 に な る 必 要 が あ る 。 交 感 神 経 の 機 能 が 異 常 に 亢 進 す る と、 不 安 ・ 抑 う つ ・ い ら い ら ・ 焦 躁 感 な ど が 出 現 す る 。

こ れ を 陰 虚 火 旺 と 称 し、 治 療 は 滋 陰 清 熱 と す る 。 陰 血 不 足 は 通 常 は、 代 償 機 能 に よ り 解 消 さ れ る の だ が、 解 消 さ れ な い と な る と、 交 感 神 経 の 機 能 亢 進 状 態 は 持 続 す る 。 こ の 状 態 で は 陰 血 が 合 成 さ れ て も、 エ ネ ル ギ ー 源 と し て 灼 損 さ れ る た め、 代 償 性 機 能 亢 進 状 態 は 恒 常 的 に な る 。 体 内 の 異 常 な エ ネ ル ギ ー 代 謝 は、 火 を 産 生 し、 心 を 薫 蒸 す る た め、 種 々 の 精 神 症 状 が 出 現 す る 。 陰 血 不 足 は 月 経 ・ 出 産 を 経 た 更 年 期 の 女 性 や 高 齢 者 に 多 く み ら れ、 ス ト レ ス 等 で 容 易 に 病 的 状 態 が 引 き 起 こ さ れ る 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

五 十 肩 ・ 腰 痛 ・ 坐 骨 神 経 痛 に 「 疎 経 活 血 湯 」 4 題 . 


222標高2,450mの室堂平より





             

【 症 例 1 】 69 歳、 男 性 。 高 血 圧 ・ 前 立 腺 肥 大 症 で 通 院 中 。 重 い 荷 物 を 担 い だ せ い か、 2 週 間 前 か ら 左 肩 関 節 痛 が 出 現 。 肩 の 挙 上 が 困 難 と な っ て き た 。 血 圧 120/82 。 脈 72 で 沈 細 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 苔 あ り 。 か ら だ は 痩 せ 型 。 疎 経 活 血 湯 を 1 週 間 分 投 与 。 痛 み が 改 善 し、 肩 の 挙 上 が 楽 に な っ た 。 薬 が な く て も 大 丈 夫 と の こ と で 廃 薬 。 再 発 な し 。

【 症 例 2 】 70 歳、 男 性 。 高 血 圧 加 療 中 。 仕 事 を し て い る た め か、 数 年 前 か ら 腰 痛 が 治 ら な い 。 休 み 休 み で な い と 歩 け な い 。 腰 を 伸 ば す と 痛 み が 電 気 の よ う に 走 る の で、 前 屈 み で 歩 く 。 血 圧 136/80 。 脈 は 80 で 滑 。 舌 は 暗 紅 で 少 苔 。 ガ ッ チ リ し た 体 格 。 疎 経 活 血 湯 を 投 与 。 1 週 間 後、 腰 痛 改 善 。 3 週 間 後、 ま っ す ぐ 立 っ て 歩 け る 。 そ の 後、 腰 痛 消 失 し 廃 薬 。 再 発 な し 。

【 症 例 3 】 60 歳、 女 性 。 高 血 圧 ・ C 型 肝 炎 で 通 院 加 療 中。 右 の 腰 か ら 下 肢 に か け て 重 苦 し さ が 出 現 し、 次 第 に 悪 化 す る た め 受 診 。 血 圧 150/100、 脈 は 52 で 細 滑 。 舌 は 淡 紅 で 少 苔 。 前 部 乾 燥 。 疎 経 活 血 湯 を 投 与 。 1 週 間 後、 重 苦 し さ が 大 分 楽 に な り、 か ら だ も 軽 く な っ て き た 。 6 週 間 後、 手 の 痒 み も よ く な っ た 。 そ の 後、 足 の 冷 え も 改 善 し 廃 薬 。 再 発 な し 。

【 症 例 4 】 80 歳、 女 性 。 3 日 前、 床 で 頭 痛 を 感 じ、 起 床 時 め ま い が 出 現 。 血 圧 が 160 以 上 あ る た め 受 診 。 3 年 前 よ り 下 肢 の 痛 み で 整 形 通 院 中 。 血 圧 150/80 。 脈 68 で 細 滑 偏 弦 。 左 尺 脈 弱 。 舌 は 暗 紅、 無 苔 で 乾 燥 。 便 秘 が ひ ど い 。 七 物 降 下 湯 と 麻 子 仁 丸 を 投 与 。 1 週 間 後、 め ま い は 起 き な い 。 血 圧 128/70 と 改 善 。 痛 み の 治 療 の 依 頼 あ り 。

痛 み の 性 状 は 左 下 肢 全 体 が 重 苦 し く、 電 気 が 走 る よ う な 痛 み が と き ど き 出 現 。 疎 経 活 血 湯 を 加 え て 投 与 。 2 週 間 後、 痛 み が 多 少 改 善 。 4 週 間 後、 痛 み は よ く な っ て い る が、 歩 く と 悪 化 。 疎 経 活 血 湯 加 減 を 煎 じ 薬 で 投 与 。 そ れ か ら 2 週 間 後、 大 分 楽 に な っ た 。 疎 経 活 血 湯 を エ キ ス 剤 へ、 腎 陰 が 不 足 す る た め 麻 子 仁 丸 を 潤 腸 湯 へ 変 更 。 1 ヶ 月 後 に は 畑 仕 事 を 開 始 し た 。

【 コ メ ン ト 】 疎 経 活 血 湯 証 の 川 上 に あ る の が、 陰 血 の 不 足 で あ る 。 血 脈 が 血 液 で 充 足 さ れ な く な る と、 血 流 は 勢 い を 失 い 血 流 不 全 が 生 じ る た め、 瘀 血 が 産 生 さ れ る こ と に な る 。 血 流 の 瘀 滞 は 二 次 的 な 浮 腫 を 生 じ る 。 浮 腫 は 末 梢 の 血 行 を 障 害 す る 。 陰 血 不 足 → 血 瘀 → 水 停 と 病 理 が 進 み、 悪 循 環 に 陥 る 。 陰 血 の 不 足 は 虚 血 性 炎 症 を 引 き 起 こ す 。

疎 経 活 血 湯 は 桃 紅 四 物 湯 加 減 と も 言 え る 。 治 療 の 第 一 は 滋 陰 養 血 ・ 活 血 化 瘀 に あ る 。 陰 血 の 不 足 が 著 し い と き は、 六 味 丸 or 八 味 地 黄 丸 な ど を 加 味 す る 。 疎 経 活 血 湯 に は 袪 風 湿 薬 も 含 ま れ る 。 二 次 的 に 出 現 す る 浮 腫 に 対 し て も 用 意 周 到 に 準 備 が な さ れ て い る 。 た だ、 血 行 が 回 復 す れ ば、 風 湿 は 自 ず と 消 滅 す る が 。 症 例 3 で は 陰 血 不 足 が 回 復 し た 結 果、 痒 み や 冷 え も 改 善 し た 。

PS : 今 回 紹 介 し た 症 例 は 2007 年 『 伝 統 医 学 』 に 掲 載 さ れ た 拙 著 「 疎 経 活 血 湯 - 症 例 報 告 と そ の 適 用 病 態 - 」 よ り 抜 粋 し た も の で あ る 。

にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

男 ♂ の シ ン ボ ル Balls (^_-)-☆ 芍 薬 甘 草 湯 が 無 効 で あ っ た 「 こ む ら 返 り 」 2 題


銀閣寺. 向月台も銀沙灘も雪に覆われる向月台に続く銀沙灘. 波が寄せるように.






い ま は 聞 か れ な く な っ た が、 昔 は 「 OO 持 っ て る の か?」 と い う 罵 声 が よ く 聞 か れ た 。 男 ら し く な い 女 々 し い 奴 の こ と を 言 っ た も の だ 。 balls は 男 性 の “ あ れ ” を 意 味 し、 男 ら し さ の 象 徴 で あ る 。 な の に have a ball( 単 数 形 )と い う イ デ ィ オ ム が あ る 。 OO じ ゃ な く て O、 1 個 し か 持 っ て な い と 言 う の だ 。 胆 っ 玉 の 小 さ い 奴 の こ と 言 う の か 。 い や 男 性 の OO と は 関 係 の な い 表 現 な の だ 。 楽 し い 時 を 過 ご す と い う 意 味 。 have a good time と 同 じ で あ る 。 や っ ぱ り 男 の ball は 2 個 で あ っ た 。

「 こ む ら 返 り 」 と は 腓 腹 筋 に 起 こ る 筋 痙 攣 の こ と で、 ほ と ん ど の 方 が 激 し い 運 動 の 後 な ど に 経 験 し て い る 。 し か し、 明 け 方 に 突 然 激 痛 に 見 舞 わ れ、 然 し た る 原 因 が 思 い つ か な い 場 合 も 多 い の で は な か ろ う か 。 明 け 方 は エ ネ ル ギ ー 源 で あ る 血 糖 が 不 足 す る た め、 何 ら か の 要 因 が 加 わ り、 腓 腹 筋 の 代 謝 に 異 変 が 生 じ た 結 果 と 考 え ら れ る 。 芍 薬 甘 草 湯 に は 筋 の 痙 攣 を 弛 緩 す る 働 き が あ る が、 こ れ は 所 謂 対 症 療 法 で あ る た め、 こ む ら 返 り の 誘 因 に よ っ て は 無 効 と な る 場 合 も 多 い 。

【 症 例 1 】 50 代 男 性 。 芍 薬 甘 草 湯 を 1 年 以 上 も 服 用 し て い る が、 こ む ら 返 り が 治 ら な い 。 降 圧 剤 と ス タ チ ン( コ レ ス テ ロ ー ル 降 下 薬 )を 服 用 し て い る 。 ぶ っ き ら ぼ う で 無 愛 想 な 感 じ の 男 性 。 脈 は 80 で 滑 偏 弦 有 力 。 舌は 暗 紅 で 胖 大、 白 苔 満 布 。 脈 は 80 で 滑 偏 弦 。 腹 部 は 充 実 し、 心 下 痞 鞕 と 中 度 の 胸 脇 苦 満 を 認 め る 。 こ む ら 返 り の 原 因 と し て ス タ チ ン が 疑 わ れ る の だ が、 中 止 で き な い と 言 う 。 腹 診 を 参 考 に 大 柴 胡 湯 を 投 与 。 芍 薬 甘 草 湯 は 中 止 。 4 週 後 に は 7 割 症 状 が 軽 減 。 表 情 も 明 る く な り 服 薬 の 継 続 を 希 望 し た 。

【 症 例 2 】 68 歳 女 性 。 半 年 前 か ら 夜 間 こ む ら 返 り が 出 現 す る よ う に な っ た 。 近 医 受 診 し 芍 薬 甘 草湯 を 処方 さ れ 改 善 し て い た が、 1 ヶ 月 前 か ら 効 か な く な っ た 。 血 圧 正 常 。 脈 は 72 で 細 弱 。 舌 は 暗 紅 で、 薄 白 苔 が み ら れ る 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 ( + ) 。 食 欲 ・ 便 通 正 常 。 睡 眠 も よ い 。 足 が 疲 れ や す く 長 距 離 を 歩 け な い 。 腰 が 重 だ る く 湿 布 を 用 い て い る 。 皮 膚 乾 燥 し、 下 肢 は 赤 黒 く 静 脈 が 拡 張 し 蛇 行 し て い る 。 疎 経 活 血 湯 を 投 与 。 投 与 し た そ の 夜 か ら こ む ら 返 り が 起 き な く な っ た 。 そ の 後、 腰 痛 も よ く な り、 皮 膚 の 乾 燥 も 改 善 し て き た 。

症 例 1 は ス タ チ ン の 副 作 用 が 考 え ら れ る が、 高 血 圧 ・ 高 脂 血 症 を 有 し、 態 度 か ら 肝 鬱 と 考 え ら れ、 腓 腹 筋 へ の 血 流 障 害 が 原 因 と も 考 え ら れ る 。 大 柴 胡 湯 は 疏 肝 解 鬱 ・ 理 気 化 痰 ・ 清 熱 の 方 剤 で あ る 。 鬱 滞 す る 気 血 を 破 り、 疎 通 す る た め、 血 流 の 改 善 に 寄 与 す る 。 さ ら に 病 理 産 物 で あ る 浮 腫 を 排 除 す る 働 き も あ る 。 症 例 2 は 典 型 的 な 陰 血 不 足 + 瘀 血 で あ り、 滋 陰 養 血 が 必 要 で あ る 。 疎 経 活 血 湯 で あ る 。 疎 経 活 血 湯 証 は 陰 血 不 足 が “ 主 ” で、 瘀 血 は “ 従 ” で あ る 。 水 量 が 不 足 す る と、 川 の 流 れ は 淀 む の だ

追 悼 : 去 る 21 日 西 部 邁 氏 が 亡 く な ら れ た 。 氏 の 『 妻 と 僕 寓 話 と 化 す 我 ら の 死 』 を 本 棚 か ら 取 り 出 し 読 み 返 し て い る 。 手 遅 れ の が ん に 侵 さ れ た 妻 の 入 院 の 件 か ら、 夫 婦 が 出 合 い 共 に 歩 ん で き た 追 憶 が、 走 馬 灯 の よ う に 語 ら れ て い る 。 生 命 に 対 す る 強 い 渇 望 と、 決 別 せ ざ る を 得 な い 宿 命 。 胸 に 迫 る 。 氏 は 歯 に 衣 着 せ ぬ 論 客 で あ っ た が、 チ ャ ー ミ ン グ な 方 で も あ っ た 。 ご 冥 福 を お 祈 り い た し ま す 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

( 続 ) 『 た け し の 家 庭 の 医 学 』 「 コ リ ン 性 蕁 麻 疹 」 は 誤 診 ? 「 特 発 性 後 天 性 無 汗 症 」

祇園町南側の路地裏 ぎおん佐藤祇園八坂の浜作. 川端康成も通ったというが





花街 宮川町のお茶屋. 一見さんお断りどす祇園町北側新橋通り. 夜は人でごった返す






前 回 に 引 き 続 き 1 月 23 日 に 放 送 さ れ た 『 た け し の 家 庭 の 医 学 』 を 取 り 上 げ る 。 前 回 は 「 LPS と 認 知 症 」 に 対 し 私 見 を 述 べ た が、 今 回 は 「 原 因 不 明 の 疼 痛 」 の 症 例 を 取 り 上 げ る 。 症 例 は 48 歳 の 女 性 。 肩 か ら 腕 に か け て 針 で 刺 さ れ る よ う な、 チ ク チ ク し た 痛 み が 出 現 。 次 第 に 痛 み が 全 身 に 広 が り、 痛 み も 耐 え が た く な っ て き た た め、 あ ち こ ち の 病 院 を 受 診 す る も 改 善 な く 原 因 不 明 で あ っ た 。 そ の 後、 千 葉 大 学 病 院 の 総 合 診 療 科 の 生 坂 正 臣 先 生 を 紹 介 さ れ、 そ こ で 患 者 が 汗 を か か な い こ と よ り 「 コ リ ン 性 じ ん ま 疹 」 と 診 断 さ れ た 。

「 コ リ ン 性 じ ん ま 疹 」 は 運 動 や 入 浴 な ど、 体 内 で 熱 が 産 生 さ れ る 状 況 で 出 現 す る 。 発 汗 後 じ ん ま 疹 が 出 現 す る タ イ プ と、 発 汗 が 見 ら れ ず じ ん ま 疹 が 出 現 す る タ イ プ が あ る 。 は 夏 期 に 多 く 主 に 西 洋 人 に 発 症 す る 。 は 日 本 人 に 多 い タ イ プ で 寒 い 季 節 に 現 れ る 。 後 者 を 「 減 汗 性 コ リ ン 性 じ ん ま 疹 」 と い う 。 こ こ で は 後 者 を 単 に 「 コ リ ン 性 じ ん ま 疹 」 と し て 解 説 す る 。 原 因 は 汗 腺 の ア セ チ ル コ リ ン( Ach )受 容 体 に、 Ach が 結 合 で き な く な る た め と 考 え ら れ て い る 。 そ の た め 発 汗 が で き な く な り行 き 場 を 失 っ た “ Ach ” が 汗 腺 周 囲 の “ 肥 満 細 胞 ” と 反 応 す る こ と に な り、 じ ん ま 疹 が 発 症 す る す る の で あ る 。

そ こ で 『 た け し の 家 庭 の 医 学 』 の 症 例 を 検 討 し て み る 。 コ リ ン 性 じ ん ま 疹 で は、 じ ん ま 疹 に 特 徴 的 な 痒 み で は な く、 ピ リ ピ リ し た 痛 み を 訴 え る 症 例 も あ る 。 さ ら に 「 減 汗 性 コ リ ン 性 じ ん ま 疹 」 を 疑 う に 足 る、 汗 を か か ず( 無 汗 )体 熱 の 産 生 亢 進 を 示 唆 す る、 微 熱 も 認 め ら れ て い る 。 し か し で あ る、 じ ん ま 疹 が 認 め ら れ な い も の を、 コ リ ン 性 と は い え “ じ ん ま 疹 ” と 称 す る こ と が で き る の か 。 そ こ で 考 え 至 る の が 「 特 発 性 後 天 性 無 汗 症 」 で あ る 。 著 者 は 白 虎 加 人 参 湯 + 越 脾 加 朮 湯 が 著 効 し、 特 発 性 後 天 性 無 汗 症 と 考 え ら れ た 症 例 を 経 験 し、 症 例 ア ブ ス ト ラ ク ト に 報 告 し て い る 。

「 減 汗 性 コ リ ン 性 蕁 麻 疹 」 と 「 特 発 性 後 天 性 無 汗 症 」 の 違 い は、 じ ん ま 疹 の 有 無 で あ り、 本 質 的 に は 同 じ 疾 病 の 臨 床 表 現 型 の 違 い だ け と 考 え ら れ る 。 両 疾 患 と も 体 内 の 熱 産 生 が 亢 進 し て い る の に 反 し、 発 汗 と い う 生 理 現 象 が 出 現 し な い た め,、 熱 が 発 散 さ れ な い 鬱 熱 状 態 な の で あ る 。 漢 方 的 に は 熱 と 汗 が 合 し て 湿 熱 と な り、 肌 肉 に 鬱 滞 し た た め、 じ ん ま 疹 と な り 表 出 し た 。 さ ら に 湿 熱 が 気 血 の 流 通 を 阻 滞 し た た め、 痒 み や 疼 痛 が 発 症 し た の で あ る( 不 通 則 痛 )。


にほんブログ村 

テーマ:無汗症 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

『 た け し の 家 庭 の 医 学 』 で 「 LPS が 認 知 症 の 原 因 」 と . や っ ぱ り 糖 質 制 限 は 危 険 だ っ た (ToT)/~~~

菅原道真公を祀る北野天満宮道真公を慕い, 大宰府に飛来したと伝わる「紅和魂梅」










2014 年 6 月、 順 天 大 学 と ヤ ク ル ト 中 央 研 究 所 の 共 同 研 究 グ ル ー プ が、 衝 撃 的 な 研 究 発 表 を し た 。 糖 尿 病 患 者 の 血 液 中 に 生 き た 腸 内 細 菌 が い た、 と い う の だ( 腸 内 フ ロ ー ラ 10 の 真 実, NHK ス ペ シ ャ ル 取 材 班 ) 。 正 常 者 で も ま れ に 生 き た 細 菌 が 見 つ か る が、 糖 尿 病 患 者 で は そ の 7 倍 も 多 い 。 糖 尿 病 で は 腸 の バ リ ア 機 能 が 障 害 さ れ て い る た め( Leaky gut )、 腸 内 細 菌 が 容 易 に 血 液 中 に 侵 入 す る 。 腸 内 細 菌 だ け で は な い、 毒 素 も 血 中 に 侵 入 す る の で あ る 。 1 月 23 日 の 『 た け し の 家 庭 の 医 学 』 で 放 送 さ れ て い た 認 知 症 を 引 き 起 こ す 「 LPS 」( エ ン ド ト キ シ ン / 内 毒 素 )の 血 中 濃 度 も、 糖 尿 病 で は 高 値 を 示 す 。 糖 尿 病 で は 認 知 症 の リ ス ク が 高 ま る 。

そ れ な の に、 糖 尿 病 で い ま だ に 「 過 激 な 糖 質 制 限 」 を 行 な っ て い る 方 が い る 。 過 激 な 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 で あ る 。 高 脂 肪 食 は 腸 内 フ ロ ー ラ を 撹 乱 す る た め( dysbiosis )、 腸 内 悪 玉 菌 で あ る グ ラ ム 陰 性 菌 が 増 加 し 「 LPS 」 の 産 生 が 亢 進 す る 。 糖 尿 病 で 動 物 性 脂 肪 ま み れ の 糖 質 制 限 食 を と っ て い る と、 Leaky gut の た め に 大 量 の LPS が 血 液 中 に 出 現 す る よ う に な る 。 そ し て、 リ ガ ン ド と と し て 血 中 の TLR4 (Toll 様 受 容 体 4 ) と 結 合 し、 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン が 放 出 さ れ る 。 そ の 結 果、 全 身 に 炎 症 が 引 き 起 こ さ れ る の だ 。 心 血 管 死が ん 死 が 増 え る だ け で は な い 。 脳 に も 炎 症 が 生 じ 認 知 症 の リ ス ク が 高 ま る 。

過 激 な 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 で あ る た め、 LPS が 大 量 に 産 生 さ れ る よ う に な り、 認 知 症 の リ ス ク が 高 ま る 。 し か し 高 脂 肪 食 の 問 題 だ け で は な い 。 糖 質 を 摂 取 し な い と 海 馬 の 機 能 障 害 が 生 じ る 。 脳 の 海 馬 で の 長 期 記 憶 の 維 持 に は、 グ リ コ ー ゲ ン が 必 須 な の だ 。 本 能 の 誘 惑 を 断 ち 切 っ た ダ イ エ ッ ト で、 認 知 機 能 ま で も が 障 害 さ れ る と は  『 た け し の 家 庭 の 医 学 』 に よ る と、 LPS は 腸 内 悪 玉 菌 だ け で な く、 口 腔 内 の 悪 玉 菌( 歯 周 病 菌 )で も 産 生 さ れ る、 と い う 。 そ の 場 合 の 特 徴 は、 生 ご み が 腐 っ た よ う な 口 臭 を 発 生 す る ら し い 。 そ う 言 え ば、 糖 尿 病 で は 口 臭 が ひ ど い 方 が 多 い 。 口 臭 が 消 え て い く と 、 認 知 機 能 も 改 善 す る

糖 尿 病 で は 腸 内 悪 玉 菌 が 増 加 し て い る た め、 LPS の 産 生 が 亢 進 し て い る 。 そ こ に 高 脂 肪 食 で あ る 過 激 な 糖 質 制 限 ダ イ エ ッ ト を 行 な え ば、 LPS が さ ら に 大 量 に 産 生 さ れ、 Leaky gut に 後 押 し さ れ、 血 中 の LPS は 異 常 な 高 値 を 呈 す る こ と に な る 。 全 身 性 の 炎 症 が 引 き 起 こ さ れ、 心 筋 梗 塞脳 梗 塞が ん、 そ し て 人 間 の 尊 厳 を 蝕 む 「 認 知 症 」 の リ ス ク が 非 常 に 高 ま る 。 人 類 を 進 化 さ せ て き た の が 糖 質 で す 。 過 激 な ダ イ エ ッ ト が 体 に 良 い わ け は な い 。 痩 せ て い る 方高 齢 の 方 に は と く に 危 険 だ 。 何 度 も 警 鐘 を 鳴 ら し て き た 。 高 齢 者 で は 認 知 症 の 危 険 も た ん と 迫 っ て く る 。 LPS を 減 少 さ せ る た め に は、 就 床 前 の ス プ ー ン 1 杯 の ハ チ ミ ツ が 有 効 と 。 フ ラ ボ ノ イ ド が 効 く の か 。


にほんブログ村 

テーマ:糖質制限食は危険 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

「 片 頭 痛 」 3 題 . 苓 桂 朮 甘 湯、 桃 核 承 気 湯、 竹 筎 温 胆 湯

フォアグラに白トリュフ. ゴージャス (*^。^*)祇園ゆたかのランチ お得です(@^^)/~~~






主 食( ご 飯 )を ま っ た く 摂 ら な い 「 過 激 な 糖 質 制 限 食 」。 生 き る た め の エ ネ ル ギ ー を 得 る た め、 動 物 性 脂 肪 ま み れ の 味 気 な い 食 事 を と る 。 脂 肪 毒 性 & 異 所 性 脂 肪全 身 性 の 血 管 炎 症 の 危 険 が サ ー ジ し、 体 は 押 し つ ぶ さ れ そ う な ス ト レ ス に 苛 ま れ る 。 禁 欲 生 活 に 耐 え て 来 た の に、 あ ま り に 悲 し い 結 末 で は な い か 。 彼( 女 ) と の レ ス ト ラ ン で の 食 事 は、 至 福 の 時 を 与 え て く れ る 。 “ 食 ” は 恋 の 花 咲 く 出 会 い の プ レ ゼ ン タ ー 。 食 は 文 化 で あ る 。 不 倫 は 文 化、 と 言 っ た 方 も お ら れ た が 。

【 症 例 1 】 中 年 女 性 。 数 ヶ 月 前 よ り ガ ン ガ ン す る 頭 痛 が 出 現 。 と き ど き 嘔 気 も 伴 う た め 総 合 病 院 を 受 診 。 片 頭 痛 と 診 断 さ れ、 消 炎 鎮 痛 薬 が 投 与 さ れ た 。 頭 痛 は 改 善 す る の だ が、 胃 が 痛 く な る た め 、 漢 方 治 療 を 希 望 し 受 診 。 痩 せ て い る が 食 欲 良 好 。 睡 眠 ・ 起 床 も よ い 。 冷 え 性 で、 冬 は 湯 た ん ぽ や ホ カ ロ ン が 離 せ な い 。 頭 痛 時 に 顔 が 多 少 ほ て る 。 血 圧 100 / 60 。 脈 は 56 で 滑 。 舌 は 淡 紅 で 潤 、滑 苔 (+) 。 腹 部 は 軟 弱 で 心 下 に 振 水 音 あ り 。 水 気 上 衝 と 考 え、 苓 桂 朮 甘 湯 を 投 与 。 頭 痛 時 に 1 包 服 用 し た と こ ろ、“ 気 ” が ス ー ッ と 降 り て き たよ う に 感 じ、 頭 痛 が 消 失 し て し ま っ た 。 そ の 後 再 発 な し 。

【 症 例 2 】 30 代 後 半 の 女 性 。 約 20 年 前 か ら 片 頭 痛 に 悩 ま さ れ て い る 。 2 種 類 の ト リ プ タ ンを 服 用 す る と、 多 少 頭 痛 は 改 善 す る の だ が、 満 足 の い く 状 態 に は 遠 い 。 頭 痛 は 陰 天 時 や 月 経 前 に ひ ど く 、 月 経 前 は イ ラ イ ラ も ひ ど く な る 。 月 経 血 は 少 な い 。 普 段 か ら 便 秘 気 味 で あ る の だ が、 月 経 前 は と く に ひ ど い 。 左 右 下 腹 部 に 圧 痛 ・ 抵 抗 を 認 め る 。 桃 核 承 気 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 頭 痛 が 起 き な く な っ た 。 起 床 も よ く な り、 イ ラ イ ラ も し な く な っ た 。 便 通 も 快 便 。 そ の 後 は 月 経 前 も 気 分 が 落 ち 着 き、 片 頭 痛 薬 も 不 要 と な っ た 。 

【 症 例 3 】 30 代 女 性 。 10 代 の こ ろ よ り 片 頭 痛 に 悩 ま さ れ て い る 。 頭 痛 時 ト リ プ タ ン製 剤 が 効 い て い た の だ が、 最 近 は 使 用 量 が 増 え て い る 。 食 欲 ・ 便 通 良 好 。 月 経 は 28 日 周 期 だ が、 月 経 前 に 頭 痛 が 多 い 。 寝 つ き が 悪 い 。 仕 事 の ス ト レ ス が 多 く、 と き に う つ 的 に な る 。 ス ト レ ス が 多 い と 頭 痛 も 悪 化 。 手 足 が 冷 え る 。 ガ ス が 多 い 。 脈 76 細 滑 。 舌 は 淡 紅、 薄 白 苔(+)、 歯 痕(+)。 肝 鬱 生 痰 と 考 え、 四 逆 散 + 半 夏 厚 朴 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 頭 痛 が 軽 快 し、 VAS で 10 か ら 3 に 改 善 。 2 週 間 後、 寝 つ き が 悪 い 。 竹 筎 温 胆 湯 に 変 更 。 2 週 間 後、 今 回 は 1 度 も 頭 痛 が 起 き な か っ た 。 寝 つ き も 改 善 し た 。

症 例 1 は 腹 診 で 胃 内 停 水 を 認 め た こ ろ よ り、 水 気 上 衝 に よ る 頭 痛 と 考 え、 苓 桂 朮 甘 湯 を 投 与 し 疼 痛 消 失 。 症 例 2 は 少 腹 に 存 在 す る 瘀 血上 逆 し、 頭 部 に 衝 逆 し た も の と 考 え、 桃 核 承 気 湯 を 投 与 し 改 善 。 苓 桂 朮 甘 湯、 桃 核 承 気 湯 に 含 ま れ る “ 桂 枝 ” が、 正 気 を 上 達 さ せ、 濁 気 を 降 ろ す 働 き を 有 す る 。 こ れ に よ り 病 理 産 物 で あ る 水 気 や 瘀 血 が、 自 ず と 下 り、 排 除 さ れ、 頭 痛 が 霧 散 し た 。 症 例 3 で は 四 逆 散 + 半 夏 厚 朴 湯( 疏 肝 解 鬱 + 化 痰 降 逆 )が 有 効 で あ っ た 。 が、 症 状 の 残 存 が み ら れ た た め、 痰 濁 が 頭( 脳 )を 擾 乱 し た も の と 考 え、 竹 筎 温 胆 湯 に 変 更 し 著 効 が 得 ら れ た 。 治 り 難 い 首 よ り 上 の 症 状( 痰 濁 が 原 因 )に は 竹 筎 温 胆 湯 を お 試 し あ れ


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

訴 え が 取 留 め も な い (?_?) と き は 「 茯 苓 飲 合 半 夏 厚 朴 湯 」

厳寒の岩手山と北上川 (盛岡駅前の開運橋より)やはらかに 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに (啄木)









  か に か く に 渋 民 村 は 恋 し か り 
     お も ひ で の 山 お も ひ で の 川
  
                     啄 木              

「 あ ま り に 訴 え が 多 く て、 何 が な ん だ か 分 か ら な い と き に は、 分 心 気 飲 が 宜 し い 」 と 中 島 随 象 先 生 が 話 し た と い う 。 訴 え が 取 留 め も な く 処 方 に 困 っ た ら、 え え いま ま よ と 「 分 心 気 飲 」 で あ る 。 分 心 気 飲 に は 二 つ 処 方 が 存 在 す る 。 Ⓐ 桂 皮, 芍 薬, 木 通, 半 夏, 青 皮, 陳 皮, 茯 苓, 蘇 葉, 羗 活, 桑 白 皮, 大 腹 皮, 燈 心 草, 大 棗, 生 姜, 甘 草 で 構 成 と、 Ⓑ 香 附 子, 藿 香, 白 朮, 人 参, 陳 皮, 厚 朴, 蘇 葉, 木 香, 草 果 仁, 桑 白 皮, 大 腹 皮, 大 腹 子, 燈 心 草, 丁 香, 桔 梗, 麦 門 冬, 大 棗, 生 姜, 甘 草 で あ る 。 し か し、 と も に 「 一 切 の 気 を 治 す 」 方 意 は 同 じ と さ れ る 。

【 症 例 】 60 代 女 性 。 以 前 よ り い ろ い ろ 症 状 が あ り、 漢 方 治 療 を 受 け て い る の だ が、 改 善 な い た め 受 診 。 鼻 汁 や 痰 が 多 く、 咽 喉 が 詰 ま っ て い る よ う に 感 じ る 。 胸 や 背 中 や 肩 が 重 苦 し く 不 快 だ 。 下 腹 部 は 冷 え る が 上 半 身 は 熱 い 。 の ぼ せ や 動 悸 は な い 。 床 に 入 る と 体 が ほ て る が 汗 が 出 な い 。 心 下 か ら 咽 喉 に 気 が 上 が っ て く る こ と が 多 く( 本 人 気 逆 と 表 現 す る )、 胃 カ メ ラ の 検 査 を 受 け て い る よ う な 感 じ で 苦 し い 。 寝 付 き は よ い の だ が 易 覚 醒 で あ る 。 イ ラ イ ラ は し な い が 体 が ス キ ッ と し な い 。 食 欲 や 便 通 は 問 題 な い 。

脈 は 80 で 細 滑 。 按 じ て 弱 。 舌 は 淡 紅 で 白 苔 あ り 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 あ り 。 腹 診 で 腹 力 弱 く、 臍 下 が 軟 弱 で 冷 え を 触 知 す る 。 左 下 腹 部 に 圧 痛 あ り 。 両 大 腿 に 静 脈 の 拡 張 ・ 蛇 行 を 認 め る 。 尚、 今 ま で に 服 用 し た 漢 方 薬 は、 葛 根 湯、 六 味 丸、 半 夏 瀉 心 湯、 黄 連 湯、 半 夏 厚 朴 湯 な ど 。 ど う も 訴 え の 焦 点 が は っ き り し な い よ う に 感 じ ら れ る た め、 分 心 気 飲 の 方 意 で 茯 苓 飲 合 半 夏 厚 朴 湯 を 選 択 。 瘀 血 も 認 め る た め 桂 枝 茯 苓 丸 も 兼 用 。 さ ら に 中 途 覚 醒 が 多 い た め 酸 棗 仁 湯 を 頓 用 処 方 。 す ぐ に 寝 つ け る よ う に な っ た 。 酸 棗 仁 湯 は 中 途 覚 醒 に 有 効 と の 報 告 が あ る 。 2 週 間 後 に は 9 割 の 症 状 が 取 れ た と の 報 告 が あ っ た

中 焦 の 気 が 鬱 滞 す る と、 脾 胃 に 痰 飲 が 産 生 さ れ る た め、 心 下 ∼ 膈 ∼ 胸 に お け る 正 気 の 昇 降 出 入 不 利 が 生 じ る 。 分 心 気 飲 は 心 下 ∼ 膈 ∼ 胸 の 痰 濁 を 排 除 し、 正 気 を 布 達 す る 働 き が あ る 。 正 気 が 胃 か ら 心 に 送 ら れ な い と、 不 安 や 抑 う つ や 不 眠 な ど が 引 き 起 こ さ れ る 。 胃 に 痰 飲 が 蓄 積 す る と、 心 下 が 痞 え 重 苦 し く な り、 腸 に ガ ス が 停 滞 す る 。 痰 飲 が 胃 か ら 胸 や 鼻 咽 口 に 逆 上 す る と、 胸 苦 し さ や 咽 喉 の 痞 え や 咳 ・ 痰 や 口 粘 や 鼻 汁 が 生 じ る 。 頭 に 上 逆 す る と、 眩 暈 や 耳 鳴 り や 頭 痛 が 起 き る 。 こ れ ら の 症 状 は 本 例 で み ら れ た 症 状 に か な り 合 致 す る 。

中 島 随 象 先 生 の 高 弟 で あ っ た 松 本 克 彦 氏 は、 分 心 気 飲 が エ キ ス 剤 に な い た め、 分 心 気 飲 の 代 用 と し て 茯 苓 飲 合 半 夏 厚 朴 湯 を 上 げ て い る 。 そ こ で 本 例 で は 茯 苓 飲 合 半 夏 厚 朴 湯 を 選 択 肢 し、 瘀 血 も 認 め る た め 桂 枝 茯 苓 丸 を 兼 用 し た 。 桂 枝 茯 苓 丸 を 合 方 す る こ と で、 桂 枝芍 薬 が 含 ま れ る こ と に な り、 Ⓐ の 分 心 気 飲 に 方 意 が よ り 近 づ く こ と に な る 。 桂 枝 は 邪 気 を 降 ろ し 精 気 を 昇 ら す 。 芍 薬 は 邪 気 を 降 ろ す 。 総 じ て 気 逆 を 降 ろ す よ う に 働 く 。 本 例 は 気 滞 に よ り 病 理 産 物( 湿 濁 ・ 瘀 血 )が 産 生 さ れ、 合 し て 逆 上 し 胸 ∼ 咽 喉 を 痞 塞 し、 心 の 働 き も 阻 害 し た た め 発 症 し た も の で あ る 。


にほんブログ村 

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

「 過 激 な 糖 質 制 限 」 で 異 所 性 脂 肪 ・ イ ン ス リ ン 不 足 . こ れ が 糖 尿 病 を 悪 化 さ せ る (ToT)/~~~

迎春の祝い膳\(^o^)/ 握りも手づくりです妻が打った 年越しそば (有喜屋 社長直伝)





 2018 年 あ け ま し て お め で と う ご ざ い ま す

正 月 休 み で 肥 り ま し た  糖 尿 病 の 原 因 は イ ン ス リ ン 抵 抗 性 and / or イ ン ス リ ン 分 泌 の 不 足 で あ る 。 ど ち ら に し て も、 細 胞 が 糖 を エ ネ ル ギ ー 源 と し て “ 利 用 で き な い ” た め 発 症 す る 。 そ こ で 短 絡 的 に 「 糖 を 断 ち、 エ ネ ル ギ ー は 脂 肪 か ら と る 」 と し た の が、 “ 過 激 ” な 糖 質 制 限 の ア ル ゴ リ ズ ム で あ る 。 お 百 姓 さ ん が 汗 水 た ら し て 育 て て き た、 太 陽 の 恵 み で あ る 穀 類 や 果 物 を 忌 避 す る よ う 喧 伝 す る 。 曲 学 阿 世 。 糖 を 利 用 で き る よ う、 努 力 す べ き で あ る

過 激 な 糖 質 制 限 食 は 糖 質 を ほ と ん ど 摂 ら な い た め、 必 然 的 に エ ネ ル ギ ー 源 を 脂 肪 に 依 存 せ ざ る を 得 な い 。 脂 肪 と い っ て も 食 事 で 植 物 油 を 飲 む わ け に は い か な い 。 菜 っ 葉 の オ リ ー ブ 炒 め だ け を 食 べ る 訳 に も い か な い 。 肉 食 す な わ ち 動 物 性 の 脂 肪( 飽 和 脂 肪 酸 )が 中 心 の 食 事 に な っ て し ま う 。 飽 和 脂 肪 酸 が 体 に 悪 い こ と は 子 供 で も 知 っ て い る が、 糖 尿 病 の 方 に は も っ と 恐 ろ し い 現 実 が 待 ち 構 え て い る 。 糖 尿 病 を 悪 化 さ せ る の だ

糖 質 制 限 派 は イ ン ス リ ン を 嫌 悪 す る 。 イ ン ス リ ン は 同 化 ホ ル モ ン で あ る た め、 血 中 の 脂 肪 酸 を 脂 肪 組 織 に 取 り 入 れ 貯 蔵 す る 。 肥 満 の 元 凶 と し て 忌 み 嫌 う 。 だ が、 し か し で あ る、 イ ン ス リ ン の 分 泌 が 不 足 す る と 血 液 は 脂 肪 だ ら け と な り、 肝 臓 や 膵 臓 や 血 管 壁 な ど に 沈 着 し( 異 所 性 脂 肪 )、 臓 器 ・ 組 織 に 傷 害 を 与 え る よ う に な る( 脂 肪 毒 性 )。 過 激 な 糖 質 制 限 を 続 け て い る と、 膵 臓 に 脂 肪 が 沈 着 し、 糖 尿 病 が 発 症 し 悪 化 す る 。 心 血 管 病 も 増 加 す る 。

ヒ ト で の エ ネ ル ギ ー の 産 生 は 80 % が 骨 格 筋 で 行 う 。 筋 肉 運 動 は、 AMP 活 性 化 プ ロ テ イ ン キ ナ ー ゼ( AMPK )の 働 き を 活 発 に し、 イ ン ス リ ン に 依 存 せ ず、 筋 肉 細 胞 内 の GLUT 4 を 細 胞 膜 へ ト ラ ン ス ロ ケ ー シ ョ ン し、 血 中 の 糖 を 細 胞 内 に 取 り 込 み、 エ ネ ル ギ ー( ATP )に 変 換 す る 。 筋 ト レ を 行 え ば、 イ ン ス リ ン の 働 き が 悪 く て も、 糖 を ATP に 転 換 す る こ と が で き る 。 こ の た め、 イ ン ス リ ン 抵 抗 性 や イ ン ス リ ン 分 泌 能 が 回 復 し、 糖 尿 病 の 完 治 も 夢 で な い

ヒ ト は 考 え る 葦 で あ る 。 文 明 は 穀 物 の 生 産 後、 急 速 に 進 化 し た 。 糖 質 が 脳( 人 類 )を 進 化 さ せ た こ と に な る 。 脳 の 重 量 は 体 重 の 2 % に 過 ぎ な い の だ が、 エ ネ ル ギ ー の 消 費 は 全 エ ネ ル ギ ー の 20 % に も 及 ぶ 。 こ れ は 安 静 時 の こ と で 頭 を 使 え ば さ ら に 増 え る 。 脳 の 海 馬 で の 長 期 記 憶 の 維 持 に は グ リ コ ー ゲ ン が 必 須 で あ る 。 糖 の 供 給 が 不 足 す る と、 記 憶 力 が 低 下 す る 。 成 績 が ガ タ 落 ち と な る 。 糖 尿 病 は 生 活 習 慣 病 で あ る 。 ほ な 努 力 せ に ゃ ア カ ン

イ ン ス リ ン は 蛋 白 同 化 ホ ル モ ン で あ る 。 糖 質 制 限 を 過 激 に 行 な う と、 イ ン ス リ ン が 分 泌 さ れ な く な り、 筋 肉 で の タ ン パ ク 質 の 合 成 が 低 下 し、 筋 肉 が 萎 縮 す る 。 筋 肉 が 減 少 す る と 糖 代 謝 が 悪 化 す る、 こ れ は 確 立 さ れ た エ ビ デ ン ス で あ る 。 さ ら に さ ら に で あ る、 妊 娠 中 に 炭 水 化 物 抜 き ダ イ エ ッ ト : 子 ど も が 肥 満、 動 脈 硬 化、 高 血 圧 に な る 恐 れ、 な る 警 告 記 事 が 1 月 1 日 に 発 せ ら れ た 。 妊 娠 中 に 糖 質 制 限 を 行 う と、 後 後 大 変 な こ と に な り そ う だ  

PS : 糖 質 制 限 の 背 後 に あ る も の は 何 か 。 ビ ジ ネ ス で あ る 。 ゼ ニ を 失 い、 健 康 も 失 っ た ら 大 変 だ 。 た だ、 過 激 な 糖 質 制 限 で は な く、 マ イ ル ド に 糖 質 を 少 な 目 に す る こ と は、 糖 尿 病 で は 必 要 で あ る 。 著 者 は 1 年 数 ヶ 月、 高 雄 病 院 で 勤 務 し て き た 。 尿 中 に ケ ト ン 体 が で る よ う な 糖 質 制 限 は、 ケ ト ン 食 と 考 え て い る 。 世 間 一 般 で 言 わ れ る 糖 質 制 限 食 と は 異 な る も の だ 。 過 激 な 糖 質 制 限 は、 ビ ジ ネ ス に 乗 せ ら れ た、 ほ ん の 一 部 で、 行 な わ れ て い る に 過 ぎ な い の で す


にほんブログ村 

にほんブログ村

テーマ:糖質制限食は危険 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

中 風 に 「 続 命 湯 」 or 「 血 府 逐 瘀 湯 」 (;一_一)


標高2,038mの岩手山と高松の池 (盛岡市)シベリアから越冬に訪れた白鳥たち







ふ る さ と の 山 に 向 か ひ て 言 う こ と な し 
  ふ る さ と の 山 は あ り が た き か な
  
                     石 川 啄 木

中 風 の 薬 と 云 え ば 古 来 よ り 続 命 湯小 続 命 湯 が 有 名 で あ る 。 続 命 湯 は 風 引 湯 と 伴 に 『 金 匱 要 略 』 に 掲 載 さ れ て い る 。 「 『 古 今 録 験 』 続 命 湯 : 治 中 風 痱, 身 体 不 能 自 収 持, 口 不 能 言, 冒 昧 不 知 痛 処, 或 拘 急 不 得 転 側 。( 姚 云 : 与 大 続 命 同, 兼 治 婦 人 産 後 出 血 者, 及 老 人 小 児 。 )麻 黄 桂 枝 当 帰 人 参 石 膏 乾 姜 甘 草 各 三 両 芎 藭 一両 杏 仁 四 十 枚 」 。 小 続 命 湯 の 方 意 も 続 命 湯 に 近 い も の で あ る 。

構 成 生 薬 を み る と 麻 黄 湯( 麻 黄 ・ 桂 枝 ・ 杏 仁 ・ 甘 草 )の 加 味 方 で あ る 。 麻 黄 湯 は 辛 温 解 表 薬 で あ る た め、 熱 産 生 を 高 め 発 汗 を 生 じ さ せ、 外 邪 を 駆 逐( 外 泄 )す る 。 外 風 に よ る 中 風( 外 中 風 )に は 有 効 な の だ が、 内 風( 内 中 風 )で あ れ ば、 風 火 を 激 発 さ せ 悪 化 さ せ る 。 内 風 は 肝 火 が 上 炎 し、 風 を 巻 き 起 こ し た も の で あ る( 火 は 風 を 呼 ぶ )。 麻 黄 湯 か ら 派 生 し た 続 命 湯 は 火 に 油 を 注 ぐ 。 続 命 湯 は 脳 卒 中 の 急 性 期 に は 禁 忌 で あ る 。

脳 卒 中 は 超 急 性 期 に 治 療 を 行 わ な け れ ば、 脳 の 機 能 を 保 持 す る こ と は で き な い 。 麻 痺 後 は リ ハ ビ リ や 脳 血 流 促 進 薬 に よ り、 脳 の 可 塑 性 を 高 め、 機 能 の 回 復 を 図 る こ と に な る 。 続 命 湯 は 脳 神 経 に 働 く わ け で は な い 。 肌 肉 に 働 く 。 麻 痺 に よ り 体 を 動 か せ な いで い る と、 血 流 が 低 下 し 肌 肉 に 浮 腫 が 生 じ る 。 浮 腫 の た め 体 は 重 だ る く、 リ ハ ビ リ が 進 ま な い 。 続 命 湯 は 浮 腫 を 外 泄 す る こ と で、 血 流 を 促 進 し、 麻 痺 を 回 復 に 導 く 。

【 症 例 】 25 年 前、 岩 手 の 無 医 村 で の こ と 。 ク モ 膜 下 出 血 後 遺 症 の 中 年 男 性 を 往 診 し た 。 四 肢 麻 痺 で 言 葉 を 話 せ ず、 意 思 疎 通 が で き ず、 完 全 介 護 の 状 態 で あ っ た 。 血 府 逐 瘀 湯( 乾 地 黄、 当 帰、 赤 芍、 川 芎、 桃 仁、 紅 花、 牛 膝、 柴 胡、 枳 実、 桔 梗、 甘 草 )加 減 を 投 与 し た と こ ろ、 2 週 間 で 表 情 が 表 れ る よ う に な り、 言 葉 を 話 そ う と す る 様 子 が み ら れ、 多 少 の 理 解 力 が 伺 わ れ た 。 驚 く よ う な 改 善 で あ っ た が、 残 念 な こ と に 後 日 再 発 作 で 亡 く な ら れ た 。

血 府 逐 瘀 湯 は、 桃 紅 四 物 湯四 逆 散 を 合 わ せ た よ う な 薬 で あ る 。 桃 紅 四 物 湯 は 血 の 鬱 滞( 瘀 阻 )を 破 り、 血 行 を 回 復 さ せ る四 逆 散 は 肝 の 疏 泄 を 高 め、 気 の 流 通 を 促 進 す る 。 「 気 は 血 の 帥 」 で あ る た め、 血 行 を 相 乗 的 に 改 善 す る こ と が で き る 。 ま た 「 血 は 気 の 母 」 で あ る た め、 血 行 が 改 善 す る と 臓 腑 の 働 き が 高 ま り、 脳 の 機 能 も 回 復 す る 。 急 性 期 の 脳 卒 中 に は 使 用 さ れ な い が、 薬 効 は 西 洋 薬 を 遥 か に 凌 ぐ 。

で は、 真 の 中 風 で あ る 内 中 風 に 使 用 さ れ る 方 剤 は? 『 金 匱 要 』 に は 「 風 引 湯 」 が あ る 。 脳 卒 中 の 他 に、 中 枢 の 感 染 症 な ど 用 い ら れ る 。 張 錫 鈍 の 名 方 「 鎮 肝 熄 風 湯 」 は、 一 説 に よ る と 風 引 湯 が 起 源 と の 説 が あ る 。 今 年 最 後 の ブ ロ グ で し た 。 ま た 来 年 お 会 い し ま し ょ う ~


にほんブログ村 

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 に 「 柴 胡 桂 枝 湯 」 3 題


「銀座 松坂屋」いまはもうない 2013/6/30「銀座 SIX」この地に建つ 2017/11/3







 銀 座 松 坂 屋銀 座 SIX


【 症 例 1 】 30 代 男 性 。 ア ト ピ ー に よ る 頭 皮 の 痒 み が 治 ら な い 。 一 時 入 院 し 痒 み は 軽 快 し た が、 退 院 し て 仕 事 を 始 め た ら 元 に 戻 っ た 。 こ こ 数 カ 月 は 抑 肝 散 合 六 味 丸 加 連 翹 末六 味 丸 合 黄 耆 建 中 湯 を 服 用 し、 ス テ ロ イ ド を 塗 っ て い る の だ が、 改 善 が な い た め 受 診 。 脈 は 64 で 細 滑 。 舌 は 暗 紫 色 調 で 白 苔 に 被 わ れ、 歯 根 を 認 め る 。 腹 診 で 上 腹 部 が 緊 張 し、 左 右 に 胸 脇 苦 満 を 認 め る 。 左 右 臍 傍 に 圧 痛 と 臍 上 に 動 悸 が み ら れ る 。 食 欲 は よ い が お 腹 が 張 っ て ガ ス が 多 い 。 冷 え は な い が 首 よ り 上 が ほ て る 。 起 床 が つ ら い 。 年 中 鼻 が 詰 ま っ て い る 。 緊 張 し や す い 性 格 だ 。 柴 胡 桂 枝 湯 を 投 与 。 4 週 後、 痒 み が 減 少、 鼻 炎 も よ い 。 緊 張 感 も 楽 に な っ た 。 8 週 後、 痒 み は ほ と ん ど 感 じ な い が、 寝 つ き が 悪 い 。 竹 筎 温 胆 湯 を 眠 前 に 1 包 投 与 。 寝 つ き も 良 く な っ た 。

【 症 例 2 】 20 代 男 性 。 小 さ い 頃 か ら の ア ト ピ ー で あ る 。 長 年 皮 膚 科 に 通 い ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 塗 布 し て い る 。 し か し 軟 膏 を 塗 っ て い る と き は 良 い が、 止 め る と 再 発 を 繰 り 返 し て い る 。 漢 方 治 療 を 希 望 し 来 院 。 顔 と 躯 幹 に 淡 江 色 の 丘 疹 が 散 在 し、 と こ ろ ど こ ろ で 集 簇 し 局 面 を 形 成 す る 。 軽 い 色 素 沈 着 が 首 や 上 背 部 に み ら れ る 。 脈 は 66 偏 弦 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 苔 あ り 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 な し 。 腹 部 は 右 に 軽 い 胸 脇 苦 満 と 腹 直 筋 の 緊 張 が み ら れ、 触 れ る と ク ス グ ッ タ が る柴 胡 桂 枝 湯 投 与 。 4 週 間 後、 躯 幹 の 発 疹 が ほ と ん ど 認 め ら れ な く な っ た 。 軟 膏 は な に も 塗 っ て い な い 。 8 週 間 後、 顔 も き れ い に な っ た 。 服 薬 し て い る と 緊 張 し な く な り、 気 分 が 大 分 楽 に な っ た 。 初 診 時 の 硬 さ が と れ 明 る い 。 し ば ら く 服 薬 す る こ と に 。

【 症 例 3 】 小 学 校 低 学 年 の 男 子 。 幼 児 期 よ り 乾 燥 肌 で 痒 が り、 掻 破 痕 が あ ち こ ち に で き る 。 皮 膚 科 で ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 と 言 わ れ、 ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 塗 っ て い る 。 塗 る と 痒 み が 良 く な る が、 塗 ら な い と ひ ど く な る の 繰 り 返 し 。 漢 方 治 療 を 希 望 し て 来 院 。 食 欲 良 好 。 元 気 も 良 い 。 肌 に 新 し い 発 疹 が で る の で は な く、 痒 い た め 掻 く こ と に よ る 掻 破 痕 の よ う だ 。 舌 は 淡 紅、 薄 白 苔 あ り 。 腹 壁 薄 く 腹 皮 拘 急 し、 お 腹 に 触 れ る と ク ス グ ッ タ が る た め 腹 診 が で き な い 。 柴 胡 桂 枝 湯 を 投 与 。 2 週 後、 掻 く の が 大 分 減 っ て き た 。 4 週 後、 掻 破 痕 が み ら れ な く な っ た 。 8 週 後、 乾 燥 肌 も 改 善 し て き た 。

柴 胡 桂 枝 湯 証 は 緊 張 し や す い 方 に 多 い イ ラ イ ラ し、 怒 り や す く、 切 れ や す い よ う な 場 合 は、 本 剤 は 不 適 な よ う だ 。 刺 激 に 対 し 感 覚 が 敏 感 に な っ て い る た め、 免 疫 系 な ど が 過 剰 に 反 応 し て し ま い、 ア レ ル ギ ー 疾 患 が 発 症 し や す い も の と 思 わ れ る 。 し か し、 そ れ は 病 根 が 複 雑 で な い こ と を 意 味 し、 柴 胡 桂 枝 湯 証 は 治 療 に よ く 反 応 す る 。 小 児 や 思 春 期 に 頻 用 さ れ る が、 生 理 痛月 経 不 順不 妊 症更 年 期 疾 患冷 え 性 な ど 婦 人 科 疾 患 に も 多 用 さ れ る 。 蓄 膿 症 中 耳 炎 な ど 耳 鼻 科 疾 患 に も 有 効 だ 。 現 代 ス ト レ ス 社 会 で は、 疏 肝 解 鬱 ・ 柔 肝 養 血 ・ 陰 陽 和 解 す る、 柴 胡 桂 枝 湯 の 出 番 は 多 い 。


にほんブログ村 

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

温 経 湯 と 胃 風 湯 「 潰 瘍 性 大 腸 炎 」 2 題


永観堂[禅林寺]金戒光明寺






【 症 例 1 】 20 代 男 性 。 4 年 前 に 潰 瘍 性 大 腸 炎 と 診 断 さ れ た 。 メ サ ラ ジ ン と 整 腸 剤、 症 状 悪 化 時 の ス テ ロ イ ド 注 腸 剤 で 治 療 を 続 け る も、 コ ン ト ロ ー ル 不 良 の た め 受 診 。 や や 痩 せ 型 で 顔 が 白 っ ぽ く、 淡 色 調 の ニ キ ビ が み ら れ る 。 脈 72 滑、 尺 脈 弱 。 舌 は 暗 紅 で や や 紫 色 調 。 薄 白 苔 に 被 わ れ る が 前 部 は 少 苔 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 な し 。 腹 診 で 心 下 痞、 右 季 肋 部 に 腹 壁 の 緊 張 と 臍 下 に 正 中 芯 を 認 め る 。 腹 力 は 中 等 度 。 食 欲 正 常 。 口 唇 が 乾 燥 し や す く 多 少 荒 れ て い る 。 便 は 3 ∼ 4 回 / 日 。 有 形 便 は 0 ∼ 1 回、残 り は ガ ス と 粘 液 便 で 不 快 で あ る 。 便 に と き ど き 血 液 付 着 が み ら れ る 。 腹 痛 は な い が、 腹 が 張 っ て ゴ ロ ゴ ロ な る 。

両 手 に 肌 荒 れ が 目 立 ち、 ガ サ ガ サ ・ ゴ ボ ゴ ボ し て い る が、 痒 み は な い 。 以 前 は 手 背 だ け で あ っ た が、 最 近 は 手 掌 も 荒 れ る よ う に な っ て き た 。 手 掌 に 熱 感 を 感 じ る が、 足 は 冷 え る 。 潰 瘍 性 大 腸 炎 が 発 症 す る 1 ∼ 2 年 前 に、 両 側 の 下 腿 に 出 血 斑 が 出 現 し、 う っ 血 性 紫 斑 と 診 断 さ れ た こ と が あ る 。 温 経 湯 5 g /日 2 分 と 桂 枝 加 芍 薬 湯 5 g /日 2 分 を 投 与 。 4 週 間 後 、ガ ス と 粘 液 便 が な く な り、 便 は 有 形 と な っ て き た 。 血 便 も な か っ た 。 腹 張 と ゴ ロ ゴ ロ も ほ と ん ど な く な っ た 。 食 欲 も 変 わ り な い 。 本 人 も お ど ろ く ほ ど に 手 の 荒 れ が 改 善 し、 ツ ル ツ ル し て い る 。 ニ キ ビ は 同 様 。 症 状 が 改 善 し て き た の で 前 方 を 継 続 。

本 例 で み ら れ た “ 手 の 荒 れ ” “ 手 掌 の ほ て り ” “ 口 唇 の 乾 燥 ” は 温 経 湯 の 証 と し て あ ま り に も 有 名 。 さ ら に 『 金 匱 要 略 』 の 温 経 湯 の 条 文 に は 「 婦 人 年 五 十 所, 病 下 利 数 十 日 不 止, 暮 即 発 熱, 少 腹 裏 急, 腹 満 , ・ ・ ・ ・ ・ 」 と あ る 。 下 痢 が 何 日 も 治 ら ず、 下 腹 部 が 痛 み、 腹 も 張 っ て い る、 等 の 症 状 に は 温 経 湯 を 投 与 す べ し、 と 指 示 が あ る 。 本 例 は 女 性 で は な い が こ れ に 従 っ た 。 腹 張 や 腹 鳴 が 著 し い た め 桂 枝 加 芍 薬 湯 も 使 用 し た 。 し か し、 桂 枝 加 芍 薬 湯 の 構 成 生 薬 は、 大 棗 を 除 け ば 温 経 湯 に 含 ま れ て い る 。 温 経 湯 は 桂 枝 加 芍 薬 湯 に、 半 夏 ・ 麦 門 冬 ・ 当 帰 ・ 川 芎 ・ 牡 丹 皮 ・ 阿 膠 ・ 呉 茱 萸 ・ 人 参 を 加 え た 構 成 だ 。 桂 枝 加 芍 薬 湯 は 不 要 で あ っ た と 思 わ れ る 。

【 症 例 2 】 中 年 女 性 。 20 歳 頃 か ら 便 秘 の た め い ろ い ろ 下 剤 を 使 用 し て い た 。 5 年 前、 仕 事 の ス ト レ ス が 続 い て い た と こ ろ、 ど す 黒 い 血 便 が 出 現 。 大 腸 フ ァ イ バ ー で 全 大 腸 型 の 潰 瘍 性 大 腸 炎 と 診 断 さ れ た 。 ス テ ロ イ ド 60 ㎎ の 投 与 を 受 け る も 改 善 な い た め、 ス テ ロ イ ド パ ル ス 療 法 を 開 始 し、 寛 解 状 態 が 得 ら れ、 ス テ ロ イ ド か ら 離 脱 で き た 。 し か し 4 月 後 に は 再 燃 し、 ス テ ロ イ ド を 再 開 。 免 疫 抑 制 剤 に レ ミ ケ ー ド さ ら に ヒ ュ ミ ラ も 導 入 し た が、 効 果 は 認 め ら れ な か っ た 。 ス テ ロ イ ド か ら 離 脱 で き な い 状 態 の た め、 外 科 的 治 療 を 提 示 さ れ る も、 本 人 拒 否 し 漢 方 治 療 を 希 望 。 紹 介 状 を 持 参 し 受 診 。

現 在 の 処 方 は、 ア サ コ ー ル 3600 mg、 プ レ ド ニ ン 5 mg、 リ ン デ ロ ン 坐 剤 1 mg 。 顔 貌 は 浮 腫 状 で 萎 黄 。 食 欲 は 良 好 。 口 は 乾 く が 喜 暖 。 便 は 1 日 1 回 で、 有 形 か ら 軟 。 立 ち 仕 事 を し て い る と、 腹 圧 で ガ ス が プ チ プ チ と 出 る が、 便 の 漏 れ は な い 。 冷 え 性 で、 一 晩 中 電 気 ア ン カ を 使 用 し て い る 。 脈 は 60、 沈 細 弱 。 舌 は 暗 紅 色 で、 白 厚 苔 満 布 だ が、 後 部 に 剥 苔 を 2 ケ 認 め る 。 腹 部 は 腹 力 3/5 で、 心 下 痞 を 認 め る 。 桂 枝 人 参 湯 + 当 帰 芍 薬 散 を 投 与 。 2 週 間 後、 便 の 量 が 微 妙 に 少 な く な っ た 。 立 位 で プ チ プ チ 出 て い た ガ ス が 減 っ た 。 冷 え が 改 善 し 床 を 素 足 で 歩 け る よ う に な っ た 。 4 週 間 後、 便 が 有 形 と な る 。 プ レ ド ニ ン が 1 錠 か ら 半 錠 に 減 っ た 。

潰 瘍 性 大 腸 炎 の 虚 証 に 用 い ら れ る 方 剤 に 胃 風 湯 が あ る 。 構 成 生 薬 は、 当 帰 ・ 芍 薬 ・ 川 芎 ・ 人 参 ・ 白 朮 ・ 茯 苓 ・ 桂 枝 ・ 粟 で あ る 。 本 例 で 処 方 し た 当 帰 芍 薬 散 の 構 成 生 薬 は 当 帰 ・ 芍 薬 ・ 川 芎 ・ 白 朮 ・ 茯 苓 ・ 沢 瀉 で、 桂 枝 人 参 湯 は 桂 枝 ・ 人 参 ・ 白 朮 ・ 乾 姜 ・ 甘 草 。 当 帰 芍 薬 散 + 桂 枝 人 参 湯 と 胃 風 湯 の 構 成 生 薬 は か な り 似 て い る 。 沢 瀉 ・ 乾 姜 ・ 甘 草 は 余 計 だ が、 不 足 は 粟( あ わ ) だ け で あ る 。 こ の 粟 の 薬 効 を 検 索 し た と こ ろ、 フ ェ ル ラ 酸( γ-オ リ ザ ノ ー ル )が 潰 瘍 性 大 腸 炎 に 有 効 と の 論 文 が ヒ ッ ト し た 。 そ こ で 本 例 で は 途 中 か ら 米 糠 を 併 用 し た と こ ろ、 さ ら な る 改 善 が 得 ら れ た  フ ェ ル ラ 酸 は 粟 や 米 糠 に 大 量 に 含 ま れ る

温 経 湯 の 構 成 生 薬 は、 麦 門 冬、 半 夏、 当 帰、 芍 薬、 川 芎、 桂 皮、 牡 丹 皮、 阿 膠、 人 参、 呉 茱 萸、 生 姜、 甘 草 で あ る 。 胃 風 湯 の 構 成 生 薬 は、 当 帰、 芍 薬、 川 芎、 朮、 茯 苓、 桂 皮、 人 参、 粟 で あ る 。 温 経 湯 と 胃 風 湯 に は 類 似 性 が 認 め ら れ る 。 温 経 湯 証 の 主 証 は 陰 血 不 足 で あ る が、 そ の た め 血 行 障 害 が み ら れ、 上 焦 に 鬱 熱 を 認 め る 。 胃 風 湯 証 は 気 血 両 虚 が 主 体 で あ る た め 虚 寒 を 呈 す る 。 潰 瘍 性 大 腸 炎 は ス ト レ ス 社 会 の た め か 増 加 し て い る と い う 。 本 例 の よ う に 現 代 医 学 に 抵 抗 す る 場 合 も あ る 。 漢 方 の 責 任 大 で あ る 。


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

「 四 逆 散 」 2 題 . 気 管 支 喘 息 と パ ニ ッ ク 障 害

そうだ京都に行こう 2017 永観堂[禅林寺]落葉の 小枝に結ぶ 水滴か「永観堂」










【 症 例 1 】 中 学 女 子 。 幼 児 期 か ら の ア ト ピ ー と 気 管 支 喘 息 。 ア ト ピ ー は ス テ ロ イ ド 軟 膏、 喘 息 も ス テ ロ イ ド 吸 入 で 安 定 し て い た 。 し か し 半 年 前、 シ ョ ッ キ ン グ な 出 来 事 に 会 い、 発 作 が 毎 晩 出 現 す る よ う に な っ た 。 多 剤 併 用 す る も 安 定 し な い た め 来 院 。 表 情 硬 く 言 葉 少 な い 。 脈 は 82 細 滑 。 舌 偏 紅、や や 胖 大、 薄 白 苔 (+) 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 あ り 。 腹 診 で 左 右 の 腹 直 筋 の 緊 張 が 目 立 つ 。 腹 力 は 充 実 。 食 欲 良 好 。 発 作 は 毎 晩 起 き る が、 日 中 も 運 動 で 誘 発 さ れ る 。 汗 は 少 な い 方 だ が、 手 掌 に は ベ ッ ト リ か く 。 緊 張 し や す い 。 肝 鬱 に よ り 痰 濁 が 産 生 さ れ、 そ れ が 肺 の 宣 散 粛 降 を 阻 害 し た 。 四 逆 散五 虎 湯 を 投 与 。 3 週 間 後 明 る い 笑 顔 で や っ て 来 た 。 あ れ か ら 発 作 は 起 き て い な い 。 経 口 薬 も 吸 入 薬 も 中 止 し た 。 ア ト ピ ー も 痒 み が な く な っ た の で、 ス テ ロ イ ド 軟 膏 も 中 止 し た 。 緊 張 感 も 大 分 楽 に な り 気 分 良 好 だ 。

喘 息 は 肺 の 宣 散 粛 降 の 失 調 に よ り 生 じ る 。 し か し 「 五 藏 六 府 は 皆、 人 を し て 咳 せ し め、 肺 独 り に 非 ず 」 と あ る よ う に、 い ろ い ろ な 原 因 で 肺 の 宣 散 粛 降 作 用 は 障 害 さ れ る( 腎 咳 ・ 肝 咳 etc ) 。 腎 の 納 気 作 用 や 肝 の 疏 泄 作 用 が 正 常 に 働 か な く な る と、 肺 の 宣 散 粛 降 が 失 調 し、 喘 息 が 発 症 す る よ う に な る 。 本 例 は 小 児 期 よ り 喘 息 が み ら れ る よ う に、 肺 の 宣 散 粛 降 が 失 調 し て い る 。 そ こ に シ ョ ッ キ ン グ な 出 来 事 が 起 き た た め、 肝( 木 )の 疏 泄 が 失 調 し、 肺( 金 )の 働 き が さ ら に 悪 化 し た た め、 喘 息 が 難 治 と な っ た( 木 剋 金 ) 。 そ こ で 四 逆 散疏 肝 解 鬱 し、 五 虎 湯 で 肺 の 宣 散 粛 降 を 助 け、 治 癒 が 得 ら れ た 。 ま た 「 肺 は 皮 毛 を 主 る 」 と 云 わ れ る よ う に、 肺 の 働 き が 改 善 し た た め、 ア ト ピ ー も 寛 解 で き た 。 長 年 の ス テ ロ イ ド 依 存 状 態 か ら 解 放 さ れ、 二 重 の 喜 び と な っ た

【 症 例 2 】 41 歳 女 性 。 1 年 ほ ど 前、 電 車 内 で 動 悸 が 出 現 し、 死 を 予 感 す る よ う な 恐 怖 に 襲 わ れ た 。 そ の 後 も 電 車 に 乗 る た び に、 同 様 の 恐 怖 感 に 見 舞 わ れ る よ う に な っ た 。 日 常 生 活で も 頻 繁 に 緊 張 感 や 不 安 感 が 現 れ る よ う に な っ た 。 心 療 内 科 で パ ニ ッ ク 障 害 と 診 断 さ れ、 抗 う つ 薬 や 安 定 剤 を 投 与 さ れ た が、 眠 気 の た め 服 薬 は 不 規 則 で あ っ た 。 脈 84 で 滑 偏 弦、 両 尺 弱 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 苔(+)、 や や 胖 大 で 歯 痕(+)。 腹 部 は 軟 で、 臍 上 悸 を 認 め る 。 食 欲 な く、 心 窩 部 が 張 る 感 じ 。 便 は 緊 張 す る と 下 痢 。 睡 眠 は 中 途 覚 醒 が 多 い 。 体 が 重 だ る い 。 イ ラ イ ラ し、 怒 り 易 い。 四 逆 散半 夏 厚 朴 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 食 欲 が で て き た 。 不 安 感 も 軽 減 し 熟 睡 で き る 。 初 診 5 週 間 後 不 安 感 は ほ と ん ど 消 失 。 薬 が な く て も 短 距 離 な ら 電 車 に 乗 れ る 。 毎 年 起 き る 花 粉 症 も 今 年 は 起 き な か っ た 再 発 な く、 安 定 し た 状 態 が 続 い て い る 。 

現 代 ス ト レ ス 社 会 で は 肝 気 が 鬱 結 し や す い 。 本 例 で は 肝 鬱 の た め 胃 の 働 き が 阻 滞 さ れ、 脾 胃 に 痰 飲 が 産 生 さ れ た 。 そ れ が 胸 膈 に 上 逆 し、 心 陽 を 壅 蔽 し た た め、 パ ニ ッ ク 障 害 が 発 症 し た 。 五 行 の 「 心 」 の 働 き は、 現 代 で い う こ こ ろ( 精 神 )の 働 き に 比 定 さ れ る 。 四 逆 散 は 肝 気 の 鬱 滞 を 疎 通 し、 脾 胃 の 働 き を 活 発 に し、 痰 飲 の 産 生 を 制 御 す る 。 半 夏 厚 朴 湯 は 心 ・ 胸 ・ 膈 に 存 在 す る 痰 濁 を 降 ろ し、 排 除 す る 。 気 を 通 暢 さ せ 正 気 の 昇 降 を ス ム ー ズ に す る 。 本 例 は 四 逆 散 と 半 夏 厚 朴 湯 の コ ラ ボ に よ り 著 効 が 得 ら れ た 。 症 例 1、 2 と も に、 肝 気 の 鬱 滞 に よ り 脾 胃 の 働 き が 阻 害 さ れ、 病 理 産 物 で あ る 痰 濁 が 産 生 さ れ た 。 症 例 1 で は 痰 濁 が 肺 の 宣 散 粛 降 を 阻 害 し 喘 息 が、 症 例 2 で は 心 の 働 き を 蒙 蔽 す る こ と で パ ニ ッ ク 障 害 が 発 症 し た 。 四 逆 散 の 腹 証 は 腹 直筋 の 緊 張 が 特 徴 的 だ が、 症 例 2 の よ う に み ら れ な い 場 合 も 以 外 に 多 い


にほんブログ村

テーマ:漢方・東洋医学 - ジャンル:ヘルス・ダイエット

Only one! ワ セ リ ン or プ ロ ペ ト

永観堂[禅林寺]2017/11/29さすが 永観堂[禅林寺]





金戒光明寺 おとな好みの落ち着き永観堂から10数分 金戒光明寺





高台寺  勅使門 (左)高台寺 臥龍池






保 険 医 療 機 関 で ヒ ル ド イ ド が、 美 容 目 的 の た め に 大 量 に 処 方 さ れ て い る 。 こ の た め 11 月 1 日 の 中 央 社 会 保 険 医 療 協 議 会 総 会 で は、 「 医 療 目 的 で な い 使 用 を 保 険 適 用 か ら 除 外 す る 」 と の 提 案 が な さ れ た 。 当 然 の 答 申 で あ ろ う 。 さ ら に 申 せ ば、 ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 へ の 使 用 も 禁 止 さ れ る べ き と 考 え る 。 皮 膚 科 医 療 の 現 場 で は ア ト ピ ー に 対 し、 ヒ ル ド イ ド が 異 常 と 思 え る ほ ど 大 量 に 処 方 さ れ て い る 。 こ れ は ス テ ロ イ ド 依 存 な ら ぬ 保 湿 剤 依 存 の 状 態 で あ る 。

ア ト ピ ー に ス テ ロ イ ド の 使 用 は、 急 性 期 の 一 部 を 除 き 禁 忌 で あ る 。 保 湿 剤 も 合 成 界 面 活 性 剤 が 含 ま れ る た め、 皮 膚 の バ リ ア を 破 壊 し 皮 膚 を 傷 害 す る 。 2016 年 4 月、 理 化 学 研 究 所 は 「 JAK 阻 害 剤 ま た は 保 湿 剤 で ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 を 予 防 で き る 」、 と 画 期 的 な 研 究 を 発 表 し た の で あ る が、 こ の 保 湿 剤 と は ワ セ リ ン の こ と で あ る 。 皮 膚 に 無 害 な 保 湿 剤 は ワ セ リ ン( プ ロ ペ ト )だ け で あ る 。 ア ト ピ ー は ス テ ロ イ ド だ け で な く、 保 湿 剤 か ら も 脱 却 で き な け れ ば、 治 ら な い

★ 30 代 女 性 。 気 管 支 喘 息 で ス テ ロ イ ド 吸 入 薬 使 用 中 。 小 児 期 か ら の ア ト ピ ー も 持 っ て い る 。 背 中 と 腹 部 の 皮 膚 が 褐 色 調 で ガ サ つ き 苔 癬 化 を 認 め る 。 肘 窩 と 膝 窩 は 暗 赤 色 の 皮 膚 に 被 わ れ 肥 厚 し、 掻 く と 滲 出 液 が み ら れ る 。 あ ち こ ち で 治 療 し た が 良 く な ら な い 。 今 は 痒 み が ひ ど い と き に ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 使 用 し て る 。 脈 は 76 で 滑 。 舌 は 暗 紅 で 湿 潤 し 薄 白 苔 を 認 め る 。 歯 痕 あ り 。 腹 力 は 充 実 し て い る 。 全 身 状 態 は 良 好 。 口 渇、 喜 冷 飲 。 床 で ほ て る 。

湿 熱 が 肌 膚 を 燻 蒸 し た も の と 考 え、 越 婢 加 朮 湯 + 白 虎 加 人 参 湯 を 投 与 。 4 週 間 後、 痒 み が 大 分 減 っ た 。 肘 窩 と 膝 窩 の 病 変( 皮 膚 肥 厚 ・ 暗 赤 色 調 )が か な り 改 善 。 背 中 や 腹 部 の 苔 癬 化 病 変 も 縮 小 。 ス テ ロ イ ド は 塗 っ て な い 。 初 診 12 週 間 後、 肘 窩 と 膝 窩 に 皮 膚 病 の 痕 跡 を 認 め る が、 他 の 皮 膚 病 変 は ほ ぼ 正 常 に ま で 回 復 。 本 人 希 望 に て 治 療 を 中 止 す る も 安 定 状 態 を 維 持 し て い る 。 本 例 は 喘 息 も 有 し、 脈 診 ・ 舌 診 ・ 口 渇 ・ 暑 が り よ り、 湿 熱 が 原 因 で あ る こ と は 明 ら か で あ る 。

越 婢 加 朮 湯 で 肺 の 宣 散 粛 降 を 高 め、 白 虎 加 人 参 湯 で 粛 降 を 強 化 し 清 熱 し、 湿 熱 を 排 除 す る こ と が で き た 。 実 証 の 湿 熱 型 の ア ト ピ ー に は、 越 婢 加 朮 湯 + 白 虎 加 人 参 湯 が 効 き や す い 。 た だ し、 ス テ ロ イ ド や 保 湿 剤 を 長 年 に わ た り タ ッ プ リ 使 用 し て い る 場 合 は、 皮 膚 が ケ ロ イ ド 様 の 変 化 を き た し て い る た め 難 治 と な る 。 ワ セ リ ン は 肌 に す ん な り な じ む 。 自 然 で 違 和 感 を 感 じ さ せ な い 。 一 方、 ヒ ル ド イ ド は 肌 に ベ ト ツ キ、 不 快 な 感 触 を 覚 え る 。 お 肌 は 正 直 だ


にほんブログ村

テーマ:もっと綺麗になるために・・・♪ - ジャンル:ヘルス・ダイエット

最新記事
最新トラックバック
カテゴリ
未分類 (5)
パーキンソン病 (4)
糖尿病 (15)
線維筋痛症 (8)
百合病 (0)
癌 (3)
皮膚疾患 (4)
婦人科疾患 (6)
こころの病 (21)
神経痛・筋肉痛・関節痛 (18)
気管支喘息 (7)
アレルギー性疾患 (1)
頭痛 (5)
小児の自律神失調症 (0)
半夏瀉心湯と黄連湯の鑑別 (1)
花粉症 (10)
掌 蹠 膿 疱 症 (2)
子宮内膜症 (4)
アトピー性皮膚炎 (41)
帯 状 疱 疹 (1)
めまい・動悸 (5)
脳卒中 (3)
血液疾患 (2)
眼 科 疾 患 (4)
泌尿器科疾患 (2)
冷え症 (7)
脳賦活剤 (2)
多汗症 (1)
男性更年期障害 (5)
強迫性障害 (2)
脳梗塞後遺症 (2)
褥 瘡 (1)
うつ病 (13)
子供の感冒薬 (3)
膠原病 (2)
慢性疲労症候群 (2)
認知症 (15)
高血圧 (3)
更年期障害 (4)
肝硬変 (1)
熱中症 (1)
腹卒中 (1)
不妊症 (3)
歯科(口腔科) (2)
女性の自律神経失調症 (9)
生理のお悩み (2)
尿漏れ (2)
ノロウイルス (2)
アルツハイマー病 (7)
耳鼻科疾患 (1)
こむら返り (3)
過食症 (1)
虚血性心疾患 (1)
産後うつ病 (1)
パニック障害 (5)
マラセチア毛包炎 (1)
アトピーもどき (2)
慢性蕁麻疹 (2)
脳脊髄液減少症 (1)
慢性じんま疹 (2)
味覚障害 (2)
耳鳴り (1)
腎不全 (1)
コリン性蕁麻疹 (2)
脊柱管狭窄症 (3)
不安障害 (2)
潰瘍性大腸炎 (5)
自律神経失調症 (2)
ケトン食 (1)
歯痛 (1)
陰部のお悩み (3)
しゃっくり (2)
中耳炎と蓄膿症 (1)
子宮筋腫・子宮内膜症 (1)
月経前症候群(PMS) (2)
心不全・腎不全 (1)
尋常性乾癬 (1)
吃逆 (1)
高コレステロール血症 (1)
レジスタントスターチ (1)
便秘 (3)
妊娠中の便秘 (0)
片頭痛 (5)
不眠症 (3)
夜尿症 (0)
糖質制限 (0)
群発頭痛 (2)
ニキビ (1)
糖尿病性壊疽 (0)
夜間頻尿 (0)
夜間頻尿・尿失禁 (2)
下肢静脈瘤 (0)
糖質制限は危険 (7)
糖質制限の陰 (3)
美肌効果 (1)
美肌美人 (1)
逆流性食道炎 (2)
うっ滞性皮膚炎 (2)
あせも (1)
マイクロバイオーム (0)
肩こり (1)
プレバイオティクス (1)
マイルド糖質制限食 (3)
痔 (3)
つわり (0)
つわり(妊娠悪阻) (1)
フェルラ酸 (1)
万能薬 (1)
動悸・不整脈 (1)
慢性皮膚炎 (1)
かぜ (0)
がん (1)
ステロイドの副作用 (2)
異病同治 & 同病異治 (1)
無汗症 (1)
インフルエンザ異常行動 (1)
サリン (0)
薬物中毒 (1)
霍乱病 (1)
不登校 (1)
五十肩 (1)
糖質制限で記憶低下 (3)
口唇炎 (1)
夜間せん妄 (1)
特発性後天性無汗症 (1)
めまい (0)
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。