嚥 下 障 害 に 人 参 湯! 六 君 子 湯!


寿司割烹 ぎおん佐藤. ここは旨い祇園 肉懐石 いっしん






★ 60 代 女 性 。 脳 出 血 後 遺 症 の た め 車 い す の 生 活 。 嚥 下 障 害 と 構 語 障 害 が 認 め ら れ る 。 一 時 嚥 下 が 悪 化 し た た め、 胃 瘻 よ り チ ュ ー ブ 栄 養 と な っ た 。 そ の 後 食 事 量 は 少 な い が 経 口 摂 取 が 可 能 と な っ た 。 し か し、 普 段 か ら 咽 喉 に 痰 が ゴ ロ ゴ ロ か ら み、 誤 嚥 に よ る と 思 わ れ る 発 熱 が 頻 回 に み ら れ、 そ の 都 度 抗 生 剤 の 投 与 が 行 わ れ て い る 。 患 者 は 痩 せ が 目 立 ち、 弱 々 し く 感 じ ら れ、 足 の 冷 え を 訴 え る 。 そ し て 口 角 よ り 透 明 な 流 涎 が 頻 繁 に 認 め ら れ る( 喜 唾 )。 そ こ で 人 参 湯 を 投 与 し た と こ ろ、 徐 々 に 食 事 量 が 増 加 し、 発 熱 や 流 涎 が 認 め ら れ な く な り 元 気 に な っ た 。

★ 80 代 男 性 。 心 筋 梗 塞 の た め 一 時 心 停 止 を き た し、 低 酸 素 脳 症 を 発 症 し た た め、 全 介 助 の 状 態 で、 ほ と ん ど 自 発 言 語 を 発 し な い 。 食 事 は 胃 瘻 よ り チ ュ ー ブ 栄 養 で あ る 。 脳 機 能 を 賦 活 す る た め サ ア ミ オ ン 15 mg 3× を 投 与 。 そ の 後 意 識 状 態 が 徐 々 に 改 善 し て き た た め、 少 量 の ア イ ス を 経 口 で 開 始 。 し か し、 痰 が 咽 喉 に か ら み、 ゼ ロ ゼ ロ す る 状 態 が つ づ き、 経 口 摂 取 量 も 増 え な い 。 そ こ で 半 夏 厚 朴 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 改 善 を 認 め な い た め、 六 君 子 湯 に 変 更 。 す る と 2 週 間 も た た ず、 痰 の か ら み が 減 少 し、 嚥 下 機 能 も 改 善 し て き た 。 小 声 な が ら 言 語 も 発 す る よ う に な っ て き た 。

嚥 下 障 害 や 誤 嚥 性 肺 炎 に 関 す る 半 夏 厚 朴 湯 の 報 告 は 多 数 認 め ら れ る が、 症 例 1 で は 人 参 湯 が 奏 功 し、 症 例 2 で は 半 夏 厚 朴 湯 が 無 効 で 六 君 子 湯 が 奏 功 し た 。 半 夏 厚 朴 湯 は サ ブ ス タ ン ス P を 増 加 さ せ、 嚥 下 反 射 や 咳 反 射 を 改 善 す る と い う 。 漢 方 的 に は 理 気 化 痰 降 逆 に 働 く 。 痰 で 咽 喉 が ゴ ロ ゴ ロ し 嚥 下 機 能 の 低 下 し た 状 態 に 効 き そ う だ 。 し か し 症 例 2 で は 無 効 で、 補 脾( 胃 )化 痰 薬 の 六 君 子湯 が 奏 功 し た 。 症 例 1 は 透 明 な 流 涎 が み ら れ( 寒 証 )、 気 の 衰 退 が 著 し い( 気 虚 ) た め、 人 参 湯 を 投 与 し 奏 功 し た 。

胃 瘻 に よ る 経 管 栄 養 患 者 で は、 誤 嚥 性 肺 炎 の 予 防 に 六 君 子 湯 が 有 効 と さ れ る 。 症 例 1、 2 と も 胃 瘻 が 造 設 さ れ て い る 。 胃 瘻 が 必 要 な 状 態 と は “ 虚 ” し た 状 態 で あ る 。 半 夏 厚 朴 湯 は 理 気 薬 で あ る た め、 気 を 損 耗 す る 危 険 が あ る 。 虚 し た 状 態 で は 尚 更 で あ る 。 両 例 と も 半 夏 厚 朴 湯 証 で は な く、 補 剤 が 必 要 な 状 態 で あ っ た 。 そ れ で は 症 例 1 に 六 君 子 湯 で は ど う で あ っ た ろ う 。 症 例 1 の 病 態 は “ 虚 寒 ” で あ る 。 六 君 子 湯 に は 陳 皮 が あ る が、 温 め る 乾 姜 が な い 。 陳 皮 に は 理 気 作 用 が あ る 。 症 例 1 の よ う に 寒 を 伴 い 気 衰 の 著 し い 状 態 に は で あ る 。

漢 方 の 治 療 は 「 証 」 に よ っ て な さ れ る 。 し か し 病 名 診 断 で も 有 効 な 場 合 も 多 い 。 脾 胃 の 虚 し た 嚥 下 障 害 に は 六 君 子 湯 症 例 2 の よ う な ケ ー ス に 適 応 す る 。 が、 症 例 1 の よ う に さ ら に 寒 が 加 わ れ ば、 随 証 治 療 が 必 要 に な る 。 病 名 治 療 だ け で は 漢 方 は 楽 し く な い 。 腕 も 上 が ら な い 。 ボ ケ 防 止 に も な り ま せ ん 。 尚、 嚥 下 障 害 に 人 参 湯 が 奏 功 し た 報 告 は な い よ う だ が、 桂 枝 人 参 湯 が 有 効 で あ っ た 1 例 報 告 が あ っ た 。

PS : 嚥 下 障 害 に 使 用 さ れ る 半 夏 厚 朴 湯 が、 う つ に も 有 効 で あ る こ と は 良 く 知 ら れ る が、 六 君 子 湯 も う つ に 有 効 で あ る 。 胃 で 産 生 さ れ る グ レ リ ン が、 視 床 下 部 に 働 き、 オ レ キ シ ン を 活 性 化 す る た め と 思 わ れ る 。


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PPI ( 胃 薬 ) で ボ ケ る (?_?)


夕暮れの先斗町 ぼんぼりに灯がともります京の台所「錦市場」で ちょっと一杯






選 挙 戦 ま っ た だ 中、 残 す と こ 1 週 間 と な っ た 。 戦 い 直 前 よ も や の 新 党 結 成 。 機 を 見 る に 敏 な る 小 池 百 合 子 氏 の 面 目 躍 如 。 し か し そ の 後 は、 順 風 だ っ た 風 向 き が 変 化 し て き た 。 秋 風 が 吹 き 始 め た と 思 い き や、 い き な り 木 枯 ら し に 。 以 前 紹 介 し た 黒 百 合 の 歌 。 黒 百 合 は な ぜ か、 恋 の 花 か ら、 魔 物 と な り、 毒 の 花 へ と 変 化 し て 行 く 。 言 い 得 て 妙 。 女 心 と 秋 の 空 。 「 民 意 」 の 判 断 は 。 さ て さ て ~~~

日 本 人 は 大 陸 や 欧 米 人 に 比 べ 胃 腸 が 弱 い 。 し か し 近 年、 西 洋 料 理 や イ ン ス タ ン ト 食 品 を 好 む よ う に な り、 胃 液 の 逆 流 に よ る 症 状 が 急 増 し て い る 。 強 力 な 胃 液 分 泌 抑 制 剤 で な け れ ば、 症 状 が 軽 快 し 難 く な っ て き た 。 そ の よ う な 時 代 の 要 請 が、 ガ ス タ ー 10 の ブ ー ス タ ー と な っ た 。 医 療 機 関 で も 消 炎 鎮 痛 薬、 抗 血 小 板 薬 や 抗 凝 固 薬 の 需 要 が 高 ま り、 胃 粘 膜 保 護 の た め、 強 力 な 胃 薬 が 処 方 さ れ る よ う に な っ た 。 で も、 胃 薬 っ て ほ ん と う に 「 安 全 」 な の で す か

8 年 前、 特 養 か ら 入 所 中 の 高 齢 男 性 の 意 識 障 害 に つ い て の 相 談 が あ っ た 。 最 近 ボ ー ッ と し て い て 活 気 が な く な っ た 。 食 事 は 介 助 で な ん と か 食 べ て い る 。 家 族 か ら は 入 院 せ ず に 苑 で 看 て い だ だ け な い か、 と の こ と で あ っ た 。 そ こ で 服 薬 リ ス ト を チ ェ ッ ク し て み る と、 タ ガ メ ッ ト が 処 方 さ れ て い た 。 こ の 薬 に よ る 意 識 障 害 が 疑 わ れ た た め、 中 止 し て 様 子 を 観 る こ と に し た 。 数 日 で 意 識 が 清 明 と な り、 そ の 後 も 意 識 障 害 な く 過 ご さ れ た 。

最 近 も 高 齢 女 性 が 攻 撃 的 な 言 動 が 多 い と の こ と で、 服 薬 を 調 べ る と ザ ン タ ッ ク が 投 与 さ れ て い た 。 早 速 中 止 す る と、 症 状 が す ぐ に 治 ま り 穏 や か と な っ た 。 タ ガ メ ッ ト も ザ ン タ ッ ク も ガ ス タ ー も H2 ブ ロ ッ カ ー で あ る 。 H2 ブ ロ ッ カ ー は か な り 以 前 か ら、 重 篤 な 精 神 神 経 障 害 を 引 き 起 こ す こ と が 知 ら れ て い た 。 し か し、 老 年 医 学 会 が H2 ブ ロ ッ カ ー を 中 止 を 考 慮 す る べ き 薬 剤 に 指 定 し た の は、 2015 年 の こ と で あ る 。 た だ し、 こ れ は あ く ま で も 高 齢 者 の 場 合 で あ る 。

高 齢 者 に H2 ブ ロ ッ カ ー の 使 用 は、 老 年 医 学 会 の 勧 告 に 従 い、 控 え る べ き と 考 え る 。 で は、 タ ケ プ ロ ン に 代 表 さ れ る PPI な ら 「 安 心 」 な の で あ ろ う か と こ ろ が 2016 年、 PPI に は 認 知 症 の リ ス ク が 伴 う と す る、 ド イ ツ か ら の レ ポ ー ト が セ ン セ ー シ ョ ナ ル に 報 じ ら れ た 。 そ れ に よ る と、 PPI を 服 用 し て い た 高 齢 者 は、 服 用 し て い な か っ た グ ル ー プ の、 1.4 倍 も 多 く 認 知 症 に な っ た と い う 。 こ れ に 対 し て 賛 否 両 論 が 渦 巻 い て い る が、 今 年 に な っ て 台 湾 か ら も、 PPI の 認 知 症 リ ス ク を 指 摘 す る 論 文 が 報 告 さ れ た 。

PPI は 胃 の 壁 細 胞 の プ ロ ト ン ポ ン プ の 働 き を 阻 害 し、 胃 酸 の 分 泌 を 強 力 に 抑 え る 作 用 が あ る 。 プ ロ ト ン ポ ン プ は ミ ト コ ン ド リ ア の 電 子 伝 達 系 で、 エ ネ ル ギ ー( ATP )を 産 生 す る 場 で あ る 。 胃 以 外 の 細 胞 で こ の よ う な こ と が 起 き て は 大 変 な こ と に な る 。 で も 多 剤 併 用高 齢 者 の 場 合、 こ の ま さ か の 坂 が 起 き な い と も 限 ら な い 。 著 者 は 異 常 な 精 神 神 経 症 状 が 出 現 し た り、 認 知 症 が 悪 化 し た 場 合 は、 で き る だ け 中 止 す る こ と に し て い る 。 胃 薬 に は 他 に ア ル ミ ニ ウ ム の 問 題 も あ る 。 高 齢 者 は ご 注 意

で は、 漢 方 薬 で PPI に 匹 敵 す る ほ ど に、 胃 酸 抑 制 効 果 を 有 す る も の が あ る の だ ろ う か 。 実 証 の 場 合 は、 残 念 な が ら PPI の 方 が 断 然 上 で あ る 。 虚 証 で あ れ ば 安 中 散 を 考 慮 す る 。 女 性 で 冷 え で 胃 痛 や 生 理 痛 が 生 じ る よ う で あ れ ば 適 応 す る 。 寒 熱 挾 雑 の 場 合、 黄 連 湯 を 試 み る 。 の ぼ せ や 頭 痛 や 花 粉 症 や 胃 痛 な ど が あ れ ば 適 応 す る 。 不 安 で 神 経 過 敏 で 胃 が 痞 え た り お 腹 が 張 る よ う な ら、 証 を 問 わ ず に 茯 苓 飲 合 半 夏 厚 朴 湯 を お 試 し あ れ  


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バ セ ド ウ 病 は 「 火 病 」( 울 화 병 )


白トリュフのオムライス.(*^_^*)ツブ貝のカルパッチョ.





ポルチーニのソテー 2017/10/8エスカルゴ. 味はタニシそっくり





生ハム子羊. ご馳走さまでした. (@^^)/~~~






今 日 か ら 選 挙 モ ー ド に 突 入 。 こ れ ほ ど 国 民 の 注 目 を 集 め る 選 挙 は 記 憶 に な い 。 プ ロ ロ ー グ は 総 理 が 伝 家 の 宝 刀 を 抜 い た こ と に 始 ま る の だ が、 そ こ に 民 進 を 懐 柔 し た 小 池 氏 率 い る 希 望 の 党 が 参 戦 。 天 下 分 け 目 の 戦 い で あ る 。 が、 政 策 よ り 小 池 氏 の キ ャ ラ を 問 う 様 相 を 呈 し て き た 。 林 真 理 子 さ ん の 『 週 刊 文 春 』 10 月 12 日 号、 「 夜 ふ け の な わ と び 」 の タ イ ト ル が 魔 女 の た く ら み小 池 百 合 子 氏 の こ と で あ る 。 女 性 が 女 を み る 目 は 鋭 い  風 雲 急 を 告 げ る か  さ て さ て ・ ・ ・ ・

甲 状 腺 ホ ル モ ン は 生 命 活 動 を 活 性 化 し、 生 体 の 恒 常 性 を 維 持 す る よ う に 働 く 。 こ の た め ホ ル モ ン の 異 常 な 分 泌 は、 全 身 の 細 胞 の 働 き を 異 常 に 亢 進 さ せ る 。 熱 代 謝( 異 化 ) が 亢 進 し、 脈 拍 が 増 加 し、 動 悸 や 異 常 な 発 汗 が 生 じ、 急 激 な 体 重 減 少 も み ら れ る 。 交 感 神 経 の 働 き が 亢 進 す る た め、 イ ラ イ ラ し た り 落 ち 着 き が な く な り、不 安 や 抑 う つ や 不 眠 や 手 の 震 え な ど も 出 現 す る 。 自 律 神 経 失 調 症更 年 期 障 害 を 思 わ せ る 症 状 で あ る。

甲 状 腺 ホ ル モ ン は、 甲 状 腺 刺 激 ホ ル モ ン( TSH )が 受 容 体( TSH 受 容 体) に 結 合 す る こ と で 分 泌 さ れ る 。 甲 状 腺 ホ ル モ ン の 血 中 濃 度 は、 TSH( 下 垂 体 )に フ ィ ー ド バ ッ ク さ れ る た め、 甲 状 腺 ホ ル モ ン は 過 不 足 の な い 状 態 に 維 持 さ れ る 。 し か し、 自 己 抗 体( TSH 受 容 体 抗 体 )が 何 ら か の 原 因 で 産 生 さ れ る と、 TSH 受 容 体 を 刺 激 す る た め、 甲 状 腺 ホ ル モ ン が 過 剰 に 分 泌 さ れ る 。 甲 状 腺 機 能 亢 進 症(バ セ ド ウ 病)は 自 己 免 疫 疾 患 で あ る 。

★ 症 例 1 : 40 代 女 性 。 数 年 前 バ セ ド ウ 病 と な り 治 療 し 完 治 。 1 ヶ 月 前 か ら 動 悸 出 現 。 頭 痛 や 夕 方 む く み が 出 現 。 体 が 暑 い 。 イ ラ イ ラ し 怒 り っ ぽ く な っ た 。 動 悸 が 激 し く な っ た た め 受 診 。 検 査 で 軽 い バ セ ド ウ 病 と 判 明 。 漢 方 治 療 を 希 望 す る た め、 治 療 は 疏 肝 解 鬱 ・ 化 痰 清 熱 と し、 柴 胡 4、 芍 薬 7、 牡 丹 皮 7、 半 夏 6、 茯 苓 7、 栝 楼 仁 9、 枳 実 3、 黄 連 3、 山 梔 子 6、 黄 柏 3、 沢 瀉 6、 甘 草 2、 牡 蠣 8( 先 煎 )を 投 与 。 2 週 間 後、 イ ラ イ ラ 消 失 。 動 悸 減 少 。 尿 量 も 増 え む く み 消 失 。 肝 熱 の 上 衝 を 治 す べ く、 柴 胡 → 疾 黎 子 7、 牡 蠣 → 釣 藤 鈎 7(後下)、 栝 楼 仁 → 竹 茹 7 に 変 更 。 2 週 間 後、 動 悸 も 消 失 し 治 癒 。

★ 症 例 2 : 東 京 在 住 の 20 代 女 性 。 湿 疹 の 治 療 の た め 実 家 に 帰 省 。 最 近、 足、 前 腕、 背 中 の 丘 疹 が 広 が り、 掻 く と 滲 出 と 出 血 が ひ ど い 。 夏 に 海 で 溺 れ か け て か ら 焦 燥 感 や 不 安 感 が 出 現 。 過 食 傾 向 と な る 。 暑 が り で 汗 か き 。 生 理 は 不 順 で 平 均 20 日 サ イ ク ル 。 陰 虚 火 旺 と 考 え、 乾 地 黄 6、 玄 参 6、 麦 門 冬 6、 百 合 6、 天 花 粉 6、 芍 薬 6、 牡 丹 皮 6、 知 母 9、 地 骨 皮 6、 連 翹 7、 貝 母 4、 大 棗 4 を 投 与 。 2 週 間 後、 湿 疹 改 善 す る も 不 安 感 が 強 い 。 甲 状 腺 検 査 を 施 行 。 ホ ル モ ン が 高 値 の た め、 原 宿 の 伊 藤 病 院 を 紹 介 。 2 週 間 分 の 煎 じ 薬 を 持 っ て 帰 京 。 湿 疹 は ほ と ん ど 消 失 し た 。 3 年 後、 治 癒 を 確 認 済 。

症 例 1 は 病 状 初 期 の た め 肝 鬱 化 火 の 状 態 で あ っ た 。 症 例 2 で は 肝 鬱 化 火 が 進 行 し、 陰 血 が 虧 損 さ れ た 陰 虚 火 旺 の 状 態 で、 病 勢 は 血 分 ま で 及 ん で い た 。 症 例 1 で は 疏 肝 解 鬱 が 効 を 奏 した が、 症 例 2 の よ う に 陰 虚 血 熱 の 場 合 は、 疏 肝 は 熱 を 助 長 さ せ る た め 危 険 で あ り、 滋 陰 清 熱 涼 血 を 行 わ な け れ ば な ら な い 。 い ず れ に し て も バ セ ド ウ 病 は、 異 化 が 亢 進 し た 「 火 盛 」 の 状 態 で あ る 。 お 隣 の 韓 国 に は 火 病( フ ァ ビ ョ ン ) と い う 病 気 が あ る よ う だ が、 火 が 燃 え 盛 っ て い れ ば、 落 ち 着 き な く イ ラ イ ラ し 不 安 に な る 。 バ セ ド ウ 病 は 自 己 免 疫 疾 患 と は い え、 発 病 の 背 後 に は、 精 神 的 テ ン シ ョ ン が 存 在 す る よ う だ 。 ス ト レ ス 社 会精 神 衛 生 が 大 切 で あ る 。


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産 後 う つ 病 と 百 合 病


祇園北新橋通り 有名料理屋が多い昼の静寂 夜はひとひとで混雑






母 体 に と って 胎 児 を 宿 す こ と は、 あ る 種 の 炎 症 状 態 が 引 き 起 こ さ れ る こ と に な る 。 妊 娠 中 はイ ン タ ー ロ イ キ ン( IL )や イ ン タ ー フ ェ ロ ン( IFN )な ど の、 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン の 産 生 が 亢 進 し て い る 。 IL-1 や IL-6 や IFN-α な ど が 異 常 に 分 泌 さ れ る と、 コ ル チ コ ト ロ ピ ン 放 出 ホ ル モ ン( CRH )や ACTH や 糖 質 コ ル チ コ イ ド の 分 泌 が 高 ま る 。 こ の 視 床 下 部 - 下 垂 体 - 副 腎 系( HPA 系 )の ホ ル モ ン の 分 泌 が 亢 進 す る と、 う つ 病 発 症 の リ ス ク が 高 ま る 。

さ ら に IL-1 は 脳 内 の セ ロ ト ニ ン 情 報 伝 達 を 低 下 さ せ、 プ ロ ス タ グ ラ ン ジ ン( PG )の 産 生 を 促 進 す る 。 PG は モ ノ ア ミ ン( セ ロ ト ニ ン や ノ ル ア ド レ ナ リ ン )に よ る 神 経 伝 達 情 報 を ブ ロ ッ ク す る 。 こ の た め、 う つ 病 発 症 の 危 険 は さ ら に 高 ま る 。 他 に よ く 知 ら れ て い る こ と で あ る が、 妊 娠 ・ 出 産 に 伴 う 母 体 に お け る 女 性 ホ ル モ ン の 急 激 な 変 化 は、う つ 病 の 誘 発 因 子 と な る 。 昨 今 は ジ ェ ン ダ ー に 関 わ ら ず、 “ 労 働 ”( Labor )に よ る ス ト レ ス が、 う つ 病 の 原 因 と な る ご 時 世 の よ う で あ る 。

症 例 は 20 代 後 半 の 女 性 。 3 年 前 に 第 2 子 を 分 娩 。 産 後 1 ヶ 月 ほ ど し て 急 に 無 気 力 と な り、 不 安 感 に 襲 わ れ る よ う に な っ た 。 混 乱 状 態 も 出 現 す る よ う に な っ た が、 母 に 来 て も ら い 数 日 で 落 ち 着 き を 取 り 戻 し て い た 。 し か し、 産 後 4 ヶ 月 ほ ど し て パ ニッ ク に 陥 っ た た め 精 神 科 を 受 診、 SSRI安 定 剤 を 投 与 さ れ た 。 そ れ か ら 1 年 ほ ど し て 仕 事 に 復 帰 し た が、 た び た び 無 気 力 状 態 が 現 わ れ る た め、 そ の つ ど 実 家 で 静 養 を 繰 り 返 し て い た 。 漢 方 治 療 を 希 望 し 受 診 と な っ た 。

頭 が ス ッ キ リ し な い 。 体 が だ る く て ど う に も な ら な い 。 不 安 で 緊 張 し や す い 。 入 眠 が 悪 く 夢 が 多 い 。 寝 汗 が あ る 。 食 欲 は あ る が 便 秘 。 の ぼ せ は な い 。 手 と 下 半 身 の 冷 え が あ る 。 生 理 1 週 間 前 と 排 卵 日 に イ ラ イ ラ す る 。 月 経 血 は 少 な く、 血 塊 は な い 。 口 は 渇 く 。 脈 は 72、 沈 細 滑、 両 尺 無 力 。 舌 は 淡 紅、 化 燥 。 妊 娠 ・ 出 産 で 陰 血 が 消 耗 さ れ た た め、 代 償 的 に 代 謝 が 亢 進 し、 内 熱 が 産 生 さ れ 衝 逆 し、 心 を 擾 乱 す る に 至 っ た  こ れ で は 神 不 守 舎 と な っ て し ま う 。

治 療 は 滋 陰 清 熱 と し、 乾 地 黄 7、 当 帰 6、 芍 薬 7、 百 合 7、 麦 門 冬 7、 知 母 9、 黄 耆 5、 茯 苓 6、 遠 志 4、 大 棗 3、 酸 棗 仁( 炒 )15、 牡 蠣 7( 先 煎 )( す べ て 保 険 調 剤 )を 投 与 。 2 週 間 後、 イ ラ イ ラ し な く な っ た 。 尿 量 が 増 え、 足 の 冷 え が な く な っ た 。 眠 剤 を 半 量 に し た 。 2 週 後、 不 安 が な く な り 落 ち 着 い て き た 。 気 力 が で て き た 。 前 方 を 加 減 。 仕 事 に 復 帰 す る も 症 状 安 定 。 数 年 後、 う つ 病 の 完 治 を 確 認 し て い る 。

女 性 は 月 経 や 妊 娠 や 授 乳 な ど で 陰 血 が 不 足 し や す い 。 陰 血 が 不 足 す る と 心 陰 の 滋 養 が 不 足 す る 。 漢 方 で は 脳 の 働 き は、 心 が 代 行 す る も の と 考 え る 。 心 陰 が 不 足 す る と 脳 の 機 能 障 害 が 生 じ る 。 さ ら に 内 熱 も 追 い 打 ち を か け 産 後 う つ 病 が 発 症 し た 。 以 前 「 産 後 う つ 病 は 百 合 病 」 で、 本 症 は 『 金 匱 要 略 』 の 「 百 合 病 」 に 記 載 さ れ て い る 症 状 に 類 似 す る こ と を 指 摘 し た 。

本 例 で 用 い た 処 方 を 一 口 で 言 う と、 百 合 知 母 湯 + 百 合 地 黄 湯 + 括 樓 牡 蠣 散 に 、 肝 の 陰 血 を 補 う 当 帰 ・ 芍 薬 ・ 酸 棗 仁、 心 ・ 肺 の 陰 を 補 う 麦 門 冬 を 加 味 ・ 加 減 し た も の で あ る 。 木 は 火 を 生 じ、 金 は 木 を 剋 す る た め、 肝 の 陰 血 を 補 う の で あ る 。 百 合 に は 理 気 作 用 も あ る た め、 百 合 病 に は 欠 か せ な い 生 薬 だ 。 陰 血 が 恒 常 的 に 不 足 し や す い、 働 き 盛 り の 女 性 に も 有 用 で あ る
五 行 で 肝 は 木、 心 は 火、 肺 は 金 で あ る 。


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真 水 を 生 じ 濁 水 を 排 す


新装なった東京駅 丸ビルより 2015年5月左下に大丸デパートの看板が 2008年2月






政 界 が に わ か に 騒 が し く な っ て き た 。 希 望 の 党 の 立 ち 上 げ、小 池 百 合 子 氏 の 代 表 就 任、 そ し て 民 進 党 の 事 実 上 の 解 体 議 員は 駆 け 込 み 寺 へ 一 目 散 。 だ が、 門 前 払 い が あ る ら し い 。 共 産 ・ 社 民 は 蚊 帳 の 外 。 小 池 氏 の 目 指 す も の は 。 不 甲 斐 の な い 民 進 党 に 代 わ り、 保 守 二 大 政 党 の 実 現 か 。 不 倫 騒 動 な ど 何 処 へ や ら 政 治 の 世 界 は ま さ に 「 ま さ か 」 の 坂 で あ る 。 幕 末 の 勤 皇 の 志 士 の よ う に、 民 意 を 味 方 に で き る か だ 。 前 原 氏 と 小 池 氏 は 肌 が 合 い そ う だ が 。 そ う い え ば 昔 「 黒 百 合 の 歌 」 と い う の が あ っ た な あ ~ さ て さ て

“ 越 婢 加 朮 湯 ” は 頻 用 処 方 で あ る 。 ア ト ピ ー や 慢 性 皮 膚 炎、 花 粉 症、 関 節 炎、 多 汗 症 / 無 汗 症 や 浮 腫 な ど、 痰 飲(水)が 関 与 す る 疾 患 に 用 い ら れ る 。 ア ト ピ ー は 長 期 化 す る と 皮 膚 が 乾 燥 し 苔 癬 化 し て 来 る の だ が、 皮 下 に は 湿 熱 が 停 滞 し て い る こ と が 多 い 。 越 婢 加 朮 湯 は 湿 熱 を 排 除 す る だ け で な く、 生 理 的 な 水 を 布 達 す る 働 き も あ る た め、 湿 熱 型 の ア ト ピ ー に 頻 用 さ れ る 。 ま た 汗 疹( あ せ も )に も 有 効 な こ と は よ く 知 ら れ る 。 汗 疹 に は 白 虎 加 人 参 湯 を 合 方 す る こ と が 多 い 。

花 粉 症 に も 越 婢 加 朮 湯 が 有 効 で あ る 。 熱 性 の 症 状 を 有 す る 初 期 の 状 態 で、 と く に 鼻 閉 が 強 い 場 合 に 有 効 で あ る 。 熱 性 が 著 し い と き は 麻 杏 甘 石 湯桔 梗 石 膏 を 加 え る 。 朝 方 に 鼻 水 が ひ ど い な ら、 麻 黄 附 子 細 辛 湯 を 頓 服 す る と よ い 。 た だ 麻 黄 の 過 量 に は 注 意 が 必 要 だ 。 熱 性 の 花 粉 症 が 長 引 く と、 “ 傷 陰 ” す る た め、 “ 鼻 閉 ” が 悪 化 し 治 り 難 く な る 。 辛 夷 清 肺 湯 に 変 更 な い し は 合 方 す る 。 花 粉 症 の 予 防 に は ワ セ リ ン が 有 効 だ

多 汗 症 の 漢 方 治 療 も い ろ い ろ 報 告 さ れ て い る が、 「 汗 を 尿 と し て 排 泄 す る 」 と いう 思 い つ き が、 奏 功 し た 症 例 を 経 験 し て い る 。 暑 が り で 皮 下 に 湿 熱 が 停 滞 し て い る 場 合 に 有 効 と 考 え る 。 一 見 矛 盾 す る よ う に 思 わ れ る が、 多 汗 症 と 真 逆 の 無 汗 症 に も 越 婢 加 朮 湯 は 有 効 だ 。 越 婢 加 朮 湯 は 皮 下 の 津 液( 水 )の 循 環 を 促 進 す る た め で あ る 。 停 滞 す る 濁 水 は 尿 と し て 排 泄 し、 汗 の 素 と な る 必 要 な 水 は 供 給 す る 。 熱 性 を 帯 び る 場 合 が 多 い た め、 適 時 白 虎 加 人 参 湯黄 連 解 毒 湯 を 加 え る 。

熱 性関 節 炎 や 筋 肉 痛 の フ ァ ー ス ト チ ョ イ ス も 越 婢 加 朮 湯 で あ る 。 痛 風 発 作 に も 有 効 で あ る 。 漢 方 的 な 痛 み の 原 因 は 不 通 則 痛 だ 。 体 内 に 不 要 な 水( 湿 濁 = 病 理 産 物 )が 停 滞 す る と、 病 理 産 物 で 末 梢 血 管 が 圧 迫 さ れ る た め、 気 血 の 運 行 不 利 が 生 じ、 疼 痛 が 発 症 す る 。 ホ ー ス が 外 か ら 圧 迫 さ れ る と、 水 の 流 れ が 細 く な る 。 陰 血 が 不 足 し、 筋 肉 や 関 節 が 滋 養 さ れ な い た め、 痛 み が 発 症 す る 場 合 は 疎 経 活 血 湯 だ 。 川 が 干 上 が っ て い る よ う 場 合 だ 。


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夜 に 病 む (ToT)/~~~ 「 エ ・ ア ロ ー ル 」



京都鴨川納涼床 四条大橋より祇園白川. 三条通から華頂道がスポット






iPhone の dマ ガ ジ ン を み て い た ら、 エ ・ ア ロ ー ルと い う 文 字 が 目 に 飛 び 込 ん で き た 。 『 週 刊 文 春 』 9 月 21 日 号 の 林 真 理 子 さ ん の 「 夜 ふ け の な わ と び 」 の タ イ ト ル で あ る 。 フ ラ ン ス の 故 ミ ッ テ ラ ン 大 統 領 が、 自 身 の 不 倫 問 題 を 訊 か れ た と き、 発 し た 言 葉 で あ る 。 「 そ れ が、 ど う し た の 」 と い う 意 味 で あ る 。 不 倫 し た っ て 他 人 に は、 何 の 迷 惑 も か け て な い じ ゃ な い 。 で も、 ♂ ♀ 間 の プ ラ イ バ シ ー は、 知 り た い 覗 き た い ~~~

世 の 中 あ ま り に 不 倫 報 道 で 騒 ぎ 過 ぎ 。 渡 辺 淳 一 氏 の ベ ス ト セ ラ ー 「 失 楽 園 」 の 当 時 な ら、 こ ん な バ ッ シ ン グ は 起 こ ら な か っ た と 思 う 。 禁 断 の 果 実 に 触 れ た い 欲 望 は、 ア ダ ム と イ ブ の 時 代 か ら、 皆 が 持 ち 合 わ せ て い る 。 そ れ を 渡 辺 淳 一 氏 が 代 弁 し て く れ た の だ 。 氏 が 亡 く な っ て か ら 3 年、 日 本 は す っ か り 変 わ っ て し ま っ た 。 ひ と を 引 き ず り 下 ろ し、 そ れ で も 飽 き 足 ら ず 。 心 も 懐 も 貧 し く な っ て し ま っ た 。

高 齢 の 女 性 。 16 年 前 に 胃 癌 の た め 胃 を 全 摘 し て い る 。 1 年 前 に 転 倒 し 大 腿 骨 頚 部 を 骨 折 し た 。 手 術 を 受 け た が 骨 折 部 位 の 痛 み が 去 ら ず、 歩 行 も 不 安 定 で あ る た め、 再 手 術 を 受 け た 。 そ の 後 は 痛 み が 軽 減 し 杖 歩 行 が で き る よ う に な っ た の で あ る が、 3 ヶ 月 前 か ら 睡 眠 中 に 骨 折 部 位 か ら 膝 関 節 に か け て の、 熱 感 を と も な う 疼 痛 が 生 じ る よ う に な っ た 。 消 炎 鎮 痛 剤 の 投 与 を 受 け る の だ が、 一 向 に 効 果 が み ら れ な い た め 漢 方 治 療 を 希 望 し 受 診 。

胃 全 摘 を 受 け て い る た め 少 食 で、 体 は か な り 痩 せ て い る 。 疲 れ や す く 無 理 が き か な い 。 便 秘 気 味 で あ る 。 口 が 渇 き 冷 た い も の を 好 む 。 と き ど き 顔 が ほ て る 。 寝 つ き は よ い の だ が、 痛 み で 1 晩 に 3 ~ 4 回 目 を 覚 ま す 。 痛 み は 冷 や す と 多 少 は 楽 に な る 。 日 中 の 疼 痛 は 軽 い 。 血 圧 は 正 常 。 脈 は 90 で 沈 弦 で 有 力 。 両 尺 脈 は 沈 細 弱 。 舌 は 暗 紅 で 鏡 面 舌 を 呈 す る 。 陰 血 虧 損 ・ 血 脈 瘀 阻 と 考 え、 疎 経 活 血 湯 加 減 を 煎 剤 で 投 与 。 2 週 間 後、大 分 楽 に な っ た た め、 疎 経 活 血 湯 エ キ ス に 変 更 。 4 週 間 後 に は 疼 痛 が 消 失 し た 。

患 者 は 胃 全 摘 後 か ら 痩 せ が 目 立 つ よ う に な っ た 。 加 え て 高 齢 で あ る 。 舌 を 診 て も 陰 血 不 足 の 状 態 が 長 く つ づ い て い る 。 そ こ に 骨 折 ・ 打 撲 に よ り、 周 辺 の 筋 肉 組 織 へ の 血 脈 も 損 傷 さ れ た 。 筋 肉 は 体 重 の 約 30 % を 占 め 血 液 に 富 む 組 織 で あ る 。 陰 血 の 不 足 し た 状 態 に 血 流 不 利 も 加 わ る と、 筋 肉 組 織 は 容 易 に ダ メ ー ジ を 受 け る こ と に な り、 虚 血 性 炎 症 を 発 症 す る 。 さ ら に 虚 血 で は 瘀 血 が 生 じ や す い た め( 血 虚 血 瘀 )、 炎 症 に 拍 車 が か か る 。

陰 血 不 足( 虚 血 )や 瘀 血 に よ る 疼 痛 は、 夜 間 や 安 静 時 に 悪 化 す る副 交 感 神 経 が 優 位 と な る 夜 間 や 安 静 時 に は、 筋 組 織 の 循 環 血 液 量 は 低 下 し て い る 。 虚 血 や 瘀 血 が あ れ ば 尚 更 で あ る 。 治 療 は 滋 陰 養 血、 活 血 化 瘀 と な る 。 代 表 処 方 が 疎 経 活 血 湯 で あ る 。 四 物 湯 + 桃 仁 ・ 牛 膝 に 袪 風 湿 薬 と 利 水 薬 を 加 え た 形 と な っ て い る 。 末 梢 循 環 不 全 で は 浮 腫 を み ら れ る 場 合 も 多 い 。 疎 経 活 血 湯 に は そ れ に 対 す る 配 慮 も な さ れ て い る が、 浮 腫 の 有 無 は 本 質 で は な い 。


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『 サ ン デ ー 毎 日 』 の ト ピ ッ ク ス 「 糖 質 制 限 ダ イ エ ッ ト で 死 亡 率 2 割 上 昇 」 の ダ イ ジ ェ ス ト


台風18号一過 翌朝の虹 (京都市西南方向)昇り虹↑(東山三十六峰南嶺)






サ ン デ ー 毎 日 』 10 月 1 日 号 で “ 近 藤 誠 ” 医 師 が、 「 糖 質 制 限 ダ イ エ ッ ト 」 の 危 険 性 に 警 告 を 発 し て い た 。 近 藤 氏 が 根 拠 と し て い る の が、 米 ハ ー バ ー ド 大 学 な ど の 研 究 チ ー ム が、 20 年 以 上 に も わ た り 追 跡 調 査 し た 「 大 規 模 コ ホ ー ト 研 究 」 で あ る 。 参 加 者 は 男 性 が 医 療 関 係 者、 女 性 は ナ ー ス で、 そ れ ぞ れ 5 万 人 と 12 万 人 と、 他 に 類 を み な い 大 規 模 な コ ホ ー ト 研 究 で あ る 。 調 査 研 究 対 象 者 は、 BMI で 男 性 25~26、 女 性 24 前 後( 米 国 で は BMI 30 以 上 が 肥 満 )と、 糖 質 制 限 の 差 し 迫 っ た 必 要 性 の な い、 太 り 過 ぎ で な は い 普 通 の 人 た ち で あ る 。

そ し て そ の 結 果 が、 『 サ ン デ ー 毎 日 』 の サ ブ タ イ ト ル に あ る よ う に、 死 亡 率 が 「 肉 食 中 心 で は、 3 割 以 上 に 急 上 昇 」 で あ っ た 。 具 体 的 に は 参 加 者 を、 摂 取 カ ロ リ ー に 占 め る 糖 質 の 割 合 が 多 い 順 か ら、 各 グ ル ー プ を 1 か ら 10 ま で ナ ン バ リ ン グ し( 1 が 糖 質 の 割 合 が 最 高 で、 数 が 増 え る ほ ど 割 合 が 減 少 し、10 で 糖 質 が 最 低 の グ ル ー プ と な る )、 各 群 の 死 亡 率 を 比 較 検 討 し た 。 男 性 の 場 合、 糖 質 を 制 限 す れ ば す る ほ ど 死 亡 率 が 上 昇 し 、 糖 質 制 限 を 最 も 強 力 に 行 な っ て い る グ ル ー プ( 10 )で は、 全 死 亡 率 が 2 割 も 高 く な っ て い た。

全 死 亡 率 だ け で は な い 。 が ん心 血 管 疾 患 に よ る 死 亡 率 も、 糖 質 制 限 ダ イ エ ッ ト で は 格 段 に 高 か っ た の だ 。 さ ら に 肉 食 を 中 心 と し て い る グ ル ー プ で 比 較 し た と こ ろ、 糖 質 制 限 フ リ ー の 1 群 に 比 べ 、糖 質 制 限 を 厳 し く 行 な っ て い た 9 群 で は、 32 % も 死 亡 率 が 上 昇 し て い た の で あ る 。 糖 質 制 限 を 厳 し く し、 動 物 性 脂 肪 を 多 く 摂 る ほ ど、 死 亡 率 が 高 ま る の で あ る 。 著 者 は 過 激 な 糖 質 制 限 食( 高 脂 肪 食 )の 危 険 性 を 繰 り 返 し 述 べ て き た 。 ダ イ エ ッ ト の 必 要 が な い 人 た ち に、 糖 質 制 限 は 非 常 に 危 険 な の で あ る 。

と く に 過 激 な 糖 質 制 限 な ど は 論 外 だ 。 近 藤 氏 が 述 べ る よ う に 寿 命 を 縮 め る  糖 質 を ほ と ん ど 摂 取 し な い た め、 血 糖 値 が 上 昇 せ ず、 糖 か ら エ ネ ル ギ ー を 産 生 で き な く な る 。 こ の た め 筋 肉 を 分 解 し、 糖 を 生 成 す る こ と に な る( 糖 新 生 )。 筋 肉 の 少 な い 高 齢 者 で は、 マ イ ル ド な 糖 質 制 限 で も 危 険 と な る 。 痩 せ て い る 糖 尿 病 で は 何 を か 言 わ ん や 。 糖 質 制 限 ダ イ エ ッ ト は、 コ ン ト ロ ー ル 不 良 の 肥 満 な 糖 尿 病 患 者 の、 緊 急 避 難 的 手 段 に 過 ぎ な い 。 減 量 で き て も、 筋 肉 が 痩 せ て は、 元 も 子 も な い 。 糖 質 制 限 は 糖 尿 病 を 急 速 に 悪 化 さ せ る 。

高 脂 肪 食 で は 異 所 性 脂 肪 が 大 量 に 沈 着 し、 脂 肪 毒 性 を 発 揮 し 臓 器 に 多 大 な 傷 害 を 与 え る 。 膵 臓 で は イ ン ス リ ン 分 泌 細 胞 の ア ポ ト ー シ ス( 細 胞 死 )が 生 じ る 。 さ ら に、 糖 を ほ と ん ど 摂 取 し な い 過 激 な 糖 質 制 限 食 を 行 う と、 膵 臓 の β 細 胞 は 廃 用 性 萎 縮 を き た す 。 糖 尿 病 は 改 善 す る ど こ ろ か、 悪 化 の 一 途 を た ど る 。 糖 質 制 限 を 断 罪 す る ユ ニ ー ク な ブ ロ グ が あ る 。 糖 質 制 限 派 の 医 師 の 発 言 を 紹 介 し て い た 。 「 糖 質 セ イ ゲ ニ ス ト の β 細 胞 は 休 養 充 分 で 元 気 い っ ぱ い な の で す 」 と 能 天 気 で あ る  糖 負 荷 試 験 を 受 け る と、 そ の 値 に 驚 愕 す る こ と で あ ろ う

週 刊 ポ ス ト 』 に つ づ き 『 サ ン デ ー 毎 日 』 も、 糖 質 制 限 の 危 険 性 を 報 じ て い る 。 国 民 の 健 康 を 憂 慮 し て の 報 道 で あ り、 ま さ に マ ス メ デ ィ ア の 責 務 を 果 た し た 英 断 と 称 賛 し た い 。 い よ い よ 糖 質 制 限 も 四 面 楚 歌 の 様 相 で す


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『 週 刊 ポ ス ト 』 の 「 糖 質 制 限 で 糖 尿 病 に な る 」 を 読 み 解 く


おめん高台寺店 糖質は脳を進化させる西利の漬物寿司 京都駅地下1F ザ・キューブ店






iPhone の dマ ガ ジ ン に よ る と、 『 週 刊 ポ ス ト 』 9 月 22 日 号 に 「 糖 質 制 限 す る と 糖 尿 病 に な る 」 と の、 セ ン セ ー シ ョ ナ ル な 記 事 が 掲 載 さ れ て い た 。 著 者 が 今 ま で に 発 し て き た 警 告 の ダ イ ジ ェ ス ト に す ぎ な い の だ が、 マ ス コ ミ も 糖 質 制 限 の 危 険 性 を 看 過 で き な い と 考 え る よ う に な っ た 。 自 然 界 で エ ネ ル ギー 源 と し て 容 易 に 得 る こ と が で き る の が 糖 質 で あ る 。 ヒ ト は 血 液 中 の 糖 を 筋 肉 に 取 り 込 み、 生 命 を 維 持 す る た め に 必 要 な エ ネ ル ギ ー を 得 て い る 。 脂 肪 や タ ン パ ク 質 を 摂 取 し て も、 血 糖 値 は ほ と ん ど 上 昇 し な い 。

し か し、 糖 質 を 制 限 し た 場 合、 不 足 す る エ ネ ル ギ ー は、 タ ン パ ク 質 や 脂 肪 か ら 得 な け れ ば な ら な い 。 タ ン パ ク 質 は ア ミ ノ 酸 に 分 解 さ れ た 後、 糖 新 生 に よ り 糖 を 生 成 し、 エ ネ ル ギ ー( ATP ) を 産 生 す る こ と に な る 。 筋 肉 の 形 成 に 利 用 さ れ た も の を、 再 び ア ミ ノ 酸 に 分 解 し、 糖 を 生 成 す る と い う 過 程 を 経 る 。 脂 肪 は β 酸 化 に よ り ア セ チ ル CoA を 生 成 し、 TCA サ イ ク ル に 送 り、 酸 化 的 リン 酸 化 を 経 て ATP を 産 生 す る 。 し か し、 イ ン ス リ ン は 脂 肪 酸 の “ β 酸 化 ” に 対 し “ 抑 制 的 ” に 働 く 。 エ ネ ル ギ ー は “ 糖 か ら 得 よ ” と の 神 の 啓 示 で あ る 。

ポ ス ト で は 「 糖 質 制 限 に お け る 糖 新 生 の 危 険 性 」 を 指 摘 す る 。 糖 新 生 が 盛 ん に な れ ば、 エ ネ ル ギ ー を 産 生 す る 場 で あ る 筋 肉 が 萎 縮 す る 。 筋 肉 を 構 成 す る ア ミ ノ 酸 が 糖 の 生 成( 新 生 )に 必 要 だ か ら だ 。 筋 肉 量 と 血 糖 値 は 逆 相 関 す る 。 筋 肉 が 減 少 す れ ば 糖 尿 病 は 悪 化 す る 。 高 齢 者 で は と く に 危 険 と な る 。 さ ら に サ ル コ ペ ニ ア に よ る 転 倒 や 寝 た き り の リ ス ク も 高 ま る 。 ポ ス ト で は 「 糖 質 制 限 で は イ ン ス リ ン の 分 泌 が 低 下 す る 」 と も 指 摘 。 糖 を 摂 取 し な い と、 膵 臓 は イ ン ス リ ン を 分 泌 し な く な り、 廃 用 性 萎 縮 が 生 じ る 。 糖 尿 病 は 悪 化 す る 。 使 わ な い と 錆 び る の で す ぞ

週 刊 ポ ス ト は 「 糖 質 制 限 で 動 物 性 の タ ン パ ク 質 や 脂 質 を 増 や す と 糖 尿 病 に つ な が る 」 と も 述 べ る 。 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 と な る た め、 全 身 の 血 管 の 炎 症 を 引 き 起 こ し、 心 筋 梗 塞 や 脳 梗 塞 や が ん な ど の 原 因 と な る 。 ま た 大 量 の 脂 肪 は 異 所 性 脂 肪 と な り、 脂 肪 毒 性 を 引 き 起 こ す た め、 糖 尿 病 を 悪 化 さ せ る 。 ポ ス ト の 記 事 は プ ロ ロ ー グ で 糖 尿 病 パ ラ ド ッ ク ス を 挙 げ て い る 。 こ こ 10 年 間、 炭 水 化 物 の 摂 取 は 減 少 し て い る 。 な の に 糖 尿 病 は 逆 に 増 加 し て い る と い う 。 過 食 は い け な い が、 糖 質 は 糖 尿 病 の 抑 制 に 働 く

人 類 が 農 耕 を 開 始 し 数 千 年 に も な る 。 糖 毒 性 を 唱 え る な ら、 人 類 は と っ く に 滅 亡 し て い た は ず だ 。 し か し 事 実 は 異 な る 。 人 類 は 滅 亡 す る ど こ ろ か、 文 明 を 築 き 進 化 を 遂 げ て い る 。 そ し て そ れ は 加 速 度 的 と な っ て い る 。 糖 質 制 限 は 人 類 の 進 化 に 逆 行 す る  ケ ト ン 体 は 生 理 的 な 状 態 で は 無 用 の 長 物 。 飢 餓 の よ う な 非 常 時 に の み 使 わ れ る 。


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神 不 守 舎 (ToT)/~~~


夕暮れの羽田空港より都心を望むゲートブリッジ上空を羽田発ジェット通過






石 田 純 一 氏 の 名 セ リ フ 「 不 倫 は 文 化 」 。 芸 能 界 顔 負 け、 政 界 の 不 倫 文 化 が 大 炎 上  政 界 の ジ ャ ン ヌ ダ ル ク、 民 進 党 の 山 尾 議 員 ま で も が 。 ご 主 人 と お 子 さ ん も あ る と い う 。 不 倫 は 高 く つ く 。 が、 浮 気 に は 効 能 が あ る ら し い 。 「 上 沼 ・ 高 田 の ク ギ ズ ケ 」 に よ る と、 浮 気 で 得 ら れ る 精 神 的 満 足 感 は 4,493 万 に 価 す る と い う 。 一 方、 代 償 と な る 慰 謝 料 は 50 ~ 200 万 に 過 ぎ な い と い う の だ 。 差 し 引 き す る と、 浮 気 は “ 得 ” と い う こ と に な る 。 さ て さ て ~~~

40 代 女 性 。 3 年 前 に 精 神 の 不 調 を 来 た し、 心 療 内 科 か ら 抗 う つ 薬安 定 剤睡 眠 薬 を 投 与 さ れ た 。 当 初 は 改 善 が み ら れ 安 定 が 得 ら れ て い た が、 1 年 前 に 家 庭 内 の ト ラ ブ ル の た め 再 び 悪 化 。 い ろ い ろ 薬 を 変 え る も 改 善 な い た め、 精 神 科 に 転 院 と な っ た 。 抗 精 神 病 薬 も 投 与 さ れ た が 全 身 の 虚 脱 感 が 強 く な り、 漢 方 治 療 を 希 望 し 来 院 。

顔 貌 は 無 欲 状 で 抑 揚 の な い 小 声 で 話 す 。 胸 が ス ッ キ リ せ ず 胃 が 痞 え て い る よ う で、 食 欲 が な い 。 便 秘 で ス ッ キ リ 出 な い 。 眠 剤 で 眠 れ る が 起 床 が つ ら い 。 な ん と か 這 い 起 き て 食 事 の 支 度 し て い る 。 頭 が ボ ー ッ と し て い て 新 聞 や 本 が 読 め な い 。 日 中 は 横 に な っ て い る こ と が 多 い 。 不 安 感 も あ る が、 倦 怠 感 と 無 気 力 な の が 一 番 つ ら い 。

血 圧 正 常 。 脈 は 90、 滑 弦、 尺 脈 は 沈 細 。 舌 は 偏 紅 で や や 大、 白 苔 が 目 立 つ 。 暑 が り で の ぼ せ も あ る が、 手 足 は 異 常 に 冷 え る 。 多 汗 だ 。 月 経 は 24 日 前 後 で、 出 血 量 が 多 い 。 血 塊 も 目 立 つ が、 痛 み は 軽 い 。 病 は 肝 気 鬱 結 か ら 発 し て い る 。 香 附 子 7、 桂 皮 6、 芍 薬 9、 牡 丹 皮 9、 桃 仁 7、 半 夏 9、 天 南 星 7、 茯 苓 9、 竹 茹 9、 陳 皮 6、 厚 朴 6、 遠 志 6、 枳 実 3、 黄 連 3、 山 梔 子 9、 甘 草 3、 竜 骨 ・ 牡 蠣 各 9、 大 黄 3( す べ て 保 険 調 剤 )を 投 与 。

初 診 か ら 2 週 間 後、 胸 や 胃 の 不 快 が か な り 楽 に な り 食 欲 が で て き た 。 体 の だ る さ も 何 と な く 楽 に な っ て き た 。 抗 精 神 病 薬 は 中 止 し、 抗 う つ 薬 と 睡 眠 剤 の み 服 用 し て い る 。 4 週 間 後、 ほ て り や 発 汗 も 減 っ て き た が、 少 し 動 く と 疲 れ が で て 気 力 が 低 下 す る 。 清 気 を 脳 に 上 げ る た め( 升 提 )、 柴 胡 3、 黄 耆 6 を 追 加 す る 。 6 週 間 後、 気 力 が で て 頭 も ス ッ キ リ し た 。 そ の 後 も 加 減 方 を 服 用 し 順 調 に 経 過 し て い る 。

病 は 生 来 の 要 因( 内 因 )に 外 因 が 加 わ り 発 症 す る 。 本 例 は ス ト レ ス が 引 き 金 と な り 肝 気 鬱 結 が 生 じ、 脾 胃 の 機 能 が 抑 圧 さ れ 痰 飲 が 産 生 さ れ た 。 肝 気 鬱 結 が 長 引 い た た め、 肝 気 が 痰 飲 を 伴 い 上 逆 し た( 痰 濁 上 擾 )。 こ の た め、 心 の 清 竅 が 痰 飲 に よ り 蒙 蔽 さ れ( 蒙 蔽 心 竅 )、 清 気 が 心 に 輸 布 さ れ な く な っ た 。 心 陽 が 不 足 す る と、 神 が 安 寧 を 得 ら れ な く な り( 神 不 守 舎 )、 精 神 症 状 が 発 症 し た の で あ る 。

治 療 は 疏 肝 理 気 し、 痰 飲 を 排 除 し、 清 気 を 心( 脳 )に 到 達 さ せ る 。 さ ら に 鬱 熱 を 瀉 す 。 本 例 で 用 い た 処 方 は 滌 痰 湯( 半 夏 ・ 胆 南 星 ・ 菖 蒲 ・ 竹 筎 ・ 茯 苓 ・ 陳 皮 ・ 枳 実 ・ 人 参 ・ 甘 草 ・ 生 姜 ・ 大 棗 )加 減 。 滌 痰 湯 は 理 気 化 痰 の 基 本 方 剤 。 黄 連 ・ 山 梔 子 ・ 大 黄 は 鬱 熱 を 清 熱 瀉 火 す る 。 香 附 子 は 疏 肝 解 鬱 し、遠 志 は 開 竅 醒 脳 し 脳 の 働 き を 活 性 化 す る 。 怪 病 や 奇 病 は が 原 因 の こ と が 多 い 。


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ス ト レ ス 社 会 の 落 と し 子 「心 因 性 疼 痛 」


trattoria sette ハイアット リージェンシー 京都いつもの お呼ばれで~す(*^_^*)2017/9/3





牛肉料理は久しぶり (@^^)/~~~ 2017/9/3






痛 み の 原 因 は 3 つ に 大 別 さ れ る 。 炎 症 や 外 傷 に よ り 発 症 す る も の( 侵 害 受 容 性 疼 痛 )、 神 経 が 直 接 障 害 さ れ る こ と で 発 症 す る も の( 神 経 障 害 性 疼 痛 )、 明 ら か な 炎 症 や 神 経 の 障 害 な ど が 認 め ら れ ず、 心 因 に よ り 発 症 し た と 考 え ら れ る も の( 心 因 性 疼 痛 )の 3 つ で あ る 。 こ の 中 で 心 因 性 疼 痛 は 消 炎 鎮 痛 薬 に 反 応 せ ず、 心 理 ・ 精 神 的 ア プ ロ ー チ が 加 え ら れ な い と、 慢 性 化 し 難 治 性 の 疼 痛 と な る 場 合 が 多 い 。 現 代 医 学 で 効 果 が な く、 漢 方 治 療 を 希 望 す る の が こ の タ イ プ で あ る 。

現 代 ス ト レ ス 社 会 で は 心 因 性 疼 痛 が 増 加 す る の は 自 然 の 理 で あ る 。 交 感 神 経 が 緊 張 状 態 に 置 か れ る と、 骨 格 筋 が 異 常 に 緊 張 し、 さ ら に は 細 小 動 脈 も 収 縮 す る た め、 虚 血 性 炎 症 が 生 じ る 。 ス ト レ ス で は 扁 桃 体 な ど の 大 脳 辺 縁 系 の 働 き も 活 発 と な る た め、 疼 痛 刺 激 に 対 す る 中 枢 神 経 の 感 受 性 が 亢 進 す る 。 ま た 炎 症 で 産 生 さ れ る サ イ ト カ イ ン は、 大 脳 辺 縁 系 に も 働 き、 疼 痛 域 値 を 低 下 さ せ る 。 そ の た め 疼 痛 に 対 す る 感 受 性 は さ ら に 高 ま る 。 心 身 と も に 疲 れ は て、 ス ト レ ス は 益 々 増 幅 さ れ、 病 状 は 悪 化 を 繰 り 返 し、 不 可 逆 的 と な っ て い く 。

心 因 性 疼 痛 は ま さ に 現 代 病 で あ る 。 そ の 意 味 で、 柴 胡 剤香 蘇 散 が、 難 治 性 疼 痛 に 有 効 な こ と は 理 解 で き よ う 。 最 近 は 柴 胡 剤 の 中 で も 四 逆 散 に よ る 治 療 報 告 が 多 く な っ て い る 。 四 逆 散 は ス ト レ ス( 肝 気 鬱 結 )に よ る 疼 痛 に 奏 功 し、 腹 診 で 腹 直 筋 の 緊 張 や 胸 脇 苦 満 を 認 め る こ と が 特 徴 で あ る 。 人 前 で 異 常 に 緊 張 す る と か、 手 掌 に ベ ッ タ リ 汗 を か く と か、 胸 毛 も 参 考 に な る 。 神 経 が リ ラ ッ ク ス で き る と、 筋 肉 の 緊 張 が 和 ら ぎ、 末 梢 の 循 環 は 回 復 し、 疼 痛 は 消 失 す る 。

四 逆 散 が 難 治 性 疾 患 で あ る 線 維 筋 痛 症 に 奏 功 し た と の 報 告 も あ る 。 四 逆 散 で 肝 気 が 疎 通 す れ ば、 「 気 は 血 の 帥 」 で あ る た め、 血 の 流 通 も 改 善 す る 。 筋 肉 は 体 重 の 約 30 % を 占 め、 常 に 体 を 支 え、 収 縮 運 動 を 行 な う た め、 血 液 の 需 要 が 多 く、 虚 血 に よ る 傷 害 を 受 け や す い 。 柴 胡 剤 だ け で は 力 不 足 の 場 合 は、 桂 枝 茯 苓 丸 な ど の 活 血 化 瘀 薬 の 併 用 も 必 要 に な る 。 以 前、 著 者 は 柴 胡 桂 枝 湯 加 味 が 著 効 し た 線 維 筋 痛 症 の 症 例 を 報 告 し、 筋 肉 の 虚 血 が 線 維 筋 痛 症 の ト リ ガ ー と 指 摘 し た 。

し か し、 線 維 筋 痛 症 が 難 治 化 す る の に は、 川 上 に あ た る 大 脳 辺 縁 系 の、 異 常 な 興 奮 状 態 が 存 在 し て い る 。 大 脳 辺 縁 系 は、 不 快 な 心 的 状 態 を 生 み だ し、 疼 痛 を 増 幅 し、 新 た な 疼 痛 ル ー ト を も 形 成 す る 。 そ の 意 味 で は、 線 維 筋 痛 症 は 典 型 的 な 心 因 性 疼 痛 と い え よ う 。 こ こ ろ を 鍛 え て い な け れ ば、 世 間 の 荒 波 は 乗 り 越 え て は 行 け ま せ ん 。


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李 東 垣 の 「 陰 火 」 を 消 す : 補 中 益 気 湯


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格 子 か ら 薄 日 が 零 れ る、 昼 な お 暗 き 京 の 町 家 。 細 い 路 地 に 軒 を 連 ね、 京 の 陰 翳 が 一 層 引 き 立 つ 。 千 年 の 古 の み や こ 京 都 。 歓 楽 街 の 光 に も そ の 闇 を 引 き ず る 。 歴 史 の 鬼 た ち が 厳 寒 に 隠 れ、 人 の こ こ ろ に も 影 を 落 と す。 い け ず の 血 が 受 け 継 が れ、 今 を 生 き る 人 び と に 重 く 伸 し 掛 か る 。 観 光 客 の 雑 踏 だ け が 明 る く 響 き 渡 る 。

日 本 東 洋 医 学 雑 誌 第 68 巻 第 3 号 2017 年 p 227~230 に、 補 中 益 気 湯 が 奏 功 し た 剥 脱 性 口 唇 炎 の 1 例 が 報 告 さ れ て い た 。 31 歳 の 女 性 で 産 後 に 発 症 し た も の で、 帰 耆 建 中 湯 や 十 全 大 補 湯 が 無 効 で、 補 中 益 気 湯 で 著 効 が 得 ら れ た も の で あ る 。 脈 や 腹 証 な ど か ら 産 後 の 気 血 不 足 と 考 え、 帰 耆 建 中 湯 や 十 全 大 補 湯 を 投 与 し た の だ が 無 効 で あ っ た 。 で は 補 中 益 気 湯 が 効 い た の は な ぜ か  答 え は、 気 血 不 足 で は な か っ た か ら で あ る 。

『 脾 胃 論 』 巻 中 ・ 飲 食 勞 倦 所 傷 始 為 熱 中 論 に 「 飲 食 失 節、 寒 溫 不 適、 則 脾 胃 乃 傷 。 喜 怒 憂 恐、 損 耗 元 氣 。 既 脾 胃 氣 衰、 元 氣 不 足、 而 心 火 獨 盛 。 心 火 者、 陰 火 也 。 ・ ・ ・ 」 と あ る 。 こ れ は、 脾 胃 の 機 能 が 低 下 し 気 の 産 生 が 不 足 す る と、 心 の 働 き を 高 め 血 行 を 促 進 し、 気 の 産 生 を 高 め よ う と す る 。 こ れ は 生 理 的 で 代 償 的 な 働 き な の だ が、 心 気 の 産 生 が 生 理 的 範 疇 を 超 え る と、 生 体 に 災 い を 与 え る 心 火陰 火 ) と な る 。 李 東 垣 の 云 う 心 火 は、 肝 鬱 に よ り 生 じ る 一 般 的 な 心 火 と は 異 な る 。 脾 胃 気 衰 を 回 復 さ せ る た め に、 心 が 機 能 を 亢 進 さ せ て 生 じ た 熱 産 生 で あ る 。 陰 火 論 に は 誤 り が 多 い 。

陰 火 は 脾 胃 の 内 傷 に よ り 生 じ た も の で あ る 。 こ の た め に 用 意 さ れ た の が 補 中 益 気 湯 。 上 記 の 症 例 の 場 合、 口 唇 炎 の 原 因 は、 脾 胃 の 虚 損 に よ り 発 し た 陰 火 に あ っ た 。 脾 胃 の 働 き を 助 け、 正 気 を 上 達 さ せ れ ば、 陰 火 は 自 然 と 消 滅 す る 。 清 熱 剤 な ど は 不 要 で 却 っ て 誤 治 と な る 。 朮 ・ 陳 皮 ・ 大 棗 ・ 甘 草 ・ 生 姜 で 脾 胃 を 賦 活 し、 当 帰 で 血 を 養 い 血 脈 を 通 じ、 人 参 ・ 黄 耆 で 気 を 産 じ、 柴 胡 ・ 升 麻 ・ 黄 耆 で 気 を 昇 ら す 。 補 中 益 気 湯 は 全 身 に 気 を 布 達 す る 力 に 優 れ、 特 異 的 で あ る 。

補 中 益 気 湯 は 昇 提 作 用 を 有 す る た め、 脱 肛 や 痔 の 脱 出 や 子 宮 脱 な ど 下 に も 有 効 で あ る 。 入 口 に も 出 口 に も 効 く 方 剤 は 他 に も あ る 。 以 前 紹 介 し た 乙 字 湯 だ 。 口 周 囲 の 皮 膚 疾 患 や、 肛 門 や 陰 部 の 疾 患 に 有 効 で あ る 。 構 成 生 薬 も 柴 胡 ・ 升 麻 ・ 当 帰 ・ 甘 草 が 共 通 す る 。 虚 実 の 差 が あ る が、 両 剤 が上 下 の “ 口 ” に 有 効 な の は、 柴 胡 ・ 升 麻 の 升 堤 作 用 に よ る も の 考 え ら れ る 。 だ が、 両 剤 を 柴 胡 剤 と 捉 え る と、 他 の 考 え が 浮 か ぶ 。 口 と 肛 門 ・ 陰 部 は 表 裏 の 狭 間、 半 表 半 裏で あ る 。 半 表 半 裏 に は 柴 胡 剤 。 今 後 の 課 題 と す る 。

PS : 厳 密 に は 入 口 と 出 口 で は な い が、 口 唇 の 乾 燥 を 目 安 に 温 経 湯 を 用 い、 潰 瘍 性 大 腸 炎 に 奏 功 し た 経 験 が あ る 。 潰 瘍 性 大 腸 炎 が 近 年 急 増 し て い る こ と に 鑑 み、 追 記 し た 次 第 で あ る 。


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酸 棗 仁 湯 は メ ラ ト ニ ン の 分 泌 を 促 進 す る


東本願寺御影堂門 (境内より)東本願寺烏丸通りからの京都タワー






『 金 匱 要 略 』 の 「 酸 棗 仁 湯 」 の 条 文 に は 「 虚 労、 虚 煩、 眠 る を 得 ず、 酸 棗 湯 こ れ を 主 る 」 と あ る 。 ツ ム ラ の 使 用 目 的 に は、 体 力 が 低 下 し た 人 で、 心 身 と も に 疲 労 し て、 不 眠 を 訴 え る 場 合 に 用 い る と あ る 。 疲 労 困 憊 し て い る の に、 神 経 が 却 っ て 高 ぶ っ て い て 眠 れ な い 場 合 の 方 剤 と さ れ る 。 し か し、 こ れ だ け で は さ っ ぱ り 酸 棗 仁 湯 の 証 が 捉 え ら れ な い 。 し か も、 不 眠 は common disease で あ る た め か、 学 会 や 文 献 な ど で の 報 告 も 少 な い 。 そ の よ う な 制 限 さ れ た 中、 文 献 的 検 討 を 行 っ た の で 私 見 を 開 陳 す る 。

ま ず 興 味 を 引 か れ た の が、 酸 棗 仁 湯 の 夜 間 せ ん 妄 に 対 す る 効 果 で あ る 。 「 酸 棗 仁 湯 が 有 効 で あ っ た 奇 声 を 主 徴 と す る 夜 間 せ ん 妄 の 2 症 例 」 と 題 す る 臨 床 報 告 が あ っ た 。せ ん 妄 と は 錯 覚 や 幻 視 ・ 幻 覚 や 妄 想 や 興 奮 や 異 常 行 動 な ど の 不 穏 状 態 が 出 現 す る 病 態 で あ る 。 な か に は 不 穏 状 態 の な い 傾 眠 傾 向 を 示 す だ け の も の も あ る が 。 脳 波 で は 徐 波 と 呼 ば れ る ゆ っ く り し た 波 の 混 入 が 認 め れ ら れ、 意 識 レ ベ ル が 低 下 し た 状 態 で あ る 。 脳 は ウ ト ウ ト 眠 っ て い る の に、 錯 乱 状 態 に あ る と い う 奇 妙 な 状 態 に あ る 。

せ ん 妄 は 高 齢 者( 認 知 症 )に 多 く 認 め ら れ、 パ ー キ ン ソ ン 病 の 薬 や 抗 コ リ ン 薬 や 抗 不 安 薬 ・ 睡 眠 導 入 剤 や う つ 病 の 薬 や ス テ ロ イ ド 等 々 で も 引 き 起 こ さ れ る 。 抗 不 安 薬睡 眠 導 入 剤 で も 誘 発 さ れ る と な る と、 薬 物 治 療 に 躊 躇 し、 治 療 に 難 儀 す る 場 合 が 多 く な る 。 そ の よ う な 中、 ロ ゼ レ ム が せ ん 妄 に 有 効 と の 報 告 を 見 出 し た 。 抗 コ リ ン 剤 に よ り 誘 発 さ れ る せ ん 妄 は、 レ ム 睡 眠 行 動 障 害( RBD )と 同 様 の ポ リ グ ラ フ を 示 す と い う 。 両 者 の 間 に は 共 通 し た 機 序 が 想 定 さ れ る 。 ロ ゼ レ ム と 酸 棗 仁 湯 の 薬 理 に も 共 通 性 が あ り そ う だ 。

夢 を み て い る レ ム 睡 眠 時 は、 金 縛 り の よ う な 状 態 で あ る 。 筋 肉 を 動 か す こ と が で き な い 。 そ れ が RBD で は 大 声 を あ げ た り、 手 足 を 激 し く 動 か し た り、 起 き あ が っ て 暴 れ た り も す る 。 悪 夢 が 実 際 の 言 動 と な っ て 現 れ て い る よ う だ 。 悪 夢 に 酸 棗 仁 湯 が 有 効 と の 報 告 が あ る 。 RBD と せ ん 妄 は オ ー バ ー ラ ッ プ し て い る よ う に 思 わ れ る 。 ロ ゼ レ ム は 視 交 叉 上 核 の 体 内 時 計 に 働 き、 松 果 体 か ら メ ラ ト ニ ン を 分 泌 さ せ、 サ ー カ デ ィ ア ン リ ズ ム を 正 常 に 働 か せ る 。 夜 間 の 睡 眠 の 質 を 高 め、 日 中 は 覚 醒 へ と 導 く 。 夜 間 せ ん 妄 で は 日 中 に 傾 眠 を み る 。

酸 棗 仁 湯 は 体 内 時 計 に 働 き、 睡 眠 - 覚 醒 の リ ズ ム を 回 復 し、 レ ム 睡 眠 の 質 を 高 め、 悪 夢 を 改 善 し、 夜 間 せ ん 妄 に も 奏 功 す る 」 と 考 え る 。 こ れ は 著 者 の 愚 見 で あ る が、 ロ ゼ レ ム の 睡 眠 作 用 に 酸 棗 仁 湯 に 類 似 す る 作 用 を 想 定 し て い る と 思 わ れ る 研 究 が あ っ た( 健 常 者 に お け る 酸 棗 仁 湯 の メ ラ ト ニ ン へ の 影 響 に つ い て の 検 討 : 予 備 的 研 究 )。 ま た、 真 偽 の ほ ど は 不 明 だ が、 生 薬 の 酸 棗 仁( な つ め )に メ ラ ト ニ ン 様 の 作 用 を 示 唆 す る サ イ ト が あ っ た 。 興 味 深 い 問 題 で あ り、 今 後 の 研 究 課 題 と 考 え て い る 。


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睡 眠 薬 で 認 知 症 が 改 善 (@^^)/~~~


五花街の1つ宮川町の町家風レストランさか東山高台寺周辺の路地裏通り






良 質 の 睡 眠 は エ ネ ル ギ ッ シ ュ な 生 活 に 欠 か せ な い 。 し か し 現 実 に は 睡 眠 障 害 に 悩 ま さ れ る 方 が 多 く、 平 成 25 年 国 民 健 康 ・ 栄 養 調 査 に よ る と、 男 性 の 37.7 %女 性 の 43.0 % が 睡 眠 の 質 に 満 足 し て い な い 。 睡 眠 不 足 に 伴 う 日 中 の 眠 気 は、 労 働 作 業 効 率 を 低 下 さ せ る だ け で な く、 労 働 災 害 や 交 通 事 故 と い っ た 人 身 事 故 を 引 き 起 こ す 。 睡 眠 障 害 が 慢 性 的 と な る と、 高 血 圧 や 糖 尿 病 や 肥 満 や う つ 病 な ど の 生 活 習 慣 病 の 原 因 と な る 。

健 康 保 険 組 合 の 健 康 情 報 デ ー タ( レ セ プ ト )に よ る と、 年 齢 別 の 睡 眠 薬 の 処 方 率 は、40 ~ 44 歳 で 4.6 %、 45 ~ 49 歳 で 5.2 %、 50 ~ 54 歳 で 6.3 %、 65 ~ 69 歳 で 9.4 % で あ る 。 現 在 、 睡 眠 薬 の 主 流 は 「 ベ ン ゾ ジ ア ゼ ピ ン 系 睡 眠 薬 」 で あ る 。 脳 の 活 動 を 抑 制 す る 働 き の あ る GABA-A 受 容 体 に 結 合 し て 睡 眠 に 導 く 。 こ の 系 統 の 睡 眠 薬 に は、 筋 肉 の 緊 張 を 低 下 さ せ る 働 き も あ る た め、 転 倒 な ど の 危 険 が 生 じ る 。 そ の 危 険 を 少 な く し た も の が 「 非 ベ ン ゾ ジ ア ゼ ピ ン 系 睡 眠 薬 」 で あ る の だ が 。

2014 年 11 月、 こ れ ら GABA-A 受 容 体 作 動 薬 と 異 な る 睡 眠 薬 が、 世 界 に 先 駆 け て 日 本 で 発 売 さ れ た 。 「 オ レ キ シ ン 受 容 体 拮 抗 薬 」 の ベ ル ソ ラ ム で あ る 。 オ レ キ シ ン と は 脳 の 視 床 下 部 で 産 生 さ れ る 神 経 ペ プ チ ド で、 覚 醒 作 用食 欲 増 進 作 用 を 併 せ 持 つ 。 ヒ ト は オ レ キ シ ン の 働 き で 目 覚 め、 食 事 を と り、 日 常 生 活 を 開 始 す る 。 こ の オ レ キ シ ン の 産 生 を 抑 制 し 睡 眠 に 導 く の が ベ ル ソ ラ ム で あ る 。

し か し、 こ れ ら 3 系 統 の 睡 眠 薬 は、 脳 の 活 動 を 抑 制 し 鎮 静 化 す る も の で、 睡 眠 は 二 次 的 に 得 ら れ る も の で、 自 然 の 睡 眠 と は ほ ど 遠 い 。 GABA-A 受 容 体 作 動 薬 は、眠 り の 深 さ を 浅 く し、 REM 睡 眠 も 減 少 さ せ、 悪 夢 も 多 く す る 。 オ レ キ シ ン 受 容 体 拮 抗 薬 も 悪 夢 が 多 い と い う 。 自 然 な 睡 眠 が 得 ら れ る 薬 は な い の だ ろ う か。 メ ラ ト ニ ン が あ る で は な い で す か 。 メ ラ ト ニ ン は 脳 の 松 果 体 や 体 内 の 様 々 な 器 官 で も 合 成 さ れ る 睡 眠 ホ ル モ ン で、 サ ー カ デ ィ ア ン リ ズ ム を 調 整 す る 。

ヒ ト は 加 齢 と と も に 睡 眠 が 浅 く な り、 睡 眠 薬 の 服 用 も 増 え る 。 こ れ は メ ラ ト ニ ン の 減 少 に 起 因 す る 。 70 歳 以 上 で は 小 児 期 の 1/10 に も 減 少 す る 。 こ の 睡 眠 ホ ル モ ン、 認 知 障 害せ ん 妄う つ 病骨 粗 鬆 症、 そ し て が ん な ど へ の 治 療 効 果 も 多 数 報 告 さ れ て い る 。 と く に 2025 年 に は 700 万 人 に も 達 す る と 言 わ れ る 認 知 症 こ れ に 対 す る 治 療 効 果 に は 注 目 が 集 ま る 。 そ こ で こ こ で 思 い 出 し て い た だ き た い こ と が あ る 。 ア ル ツ ハ イ マ ー 病 の 原 因 と な る Aβ な ど の 脳 内 老 廃 物 は、睡 眠 中 に 脳 か ら 排 除 さ れ る、 と い う こ と を 。

メ ラ ト ニ ン は 自 然 な 睡 眠 を も た ら す た め、 脳 内 の 老 廃 物 が ス ム ー ズ に 排 除 さ れ、 認 知 機 能 の 老 化 を 防 止 す る 。 脳 だ け で は な い、 全 身 の 細 胞 を 活 性 化 す る 。 他 に も 未 知 の 生 理 的 機 能 を 有 し て い る も の と 考 え ら れ る 。 メ ラ ト ニ ン 受 容 体 を 刺 激 し メ ラ ト ニ ン を 分 泌 し、 眠 り に 導 く 睡 眠 薬 が ロ ゼ レ ム で あ る 。 ロ ゼ レ ム は 武 田 製 薬 が 世 界 に 先 駆 け て 開 発 し た 画 期 的 な 新 薬 で あ る 。 認 知 機 能 障 害せ ん 妄 を 有 す る 者 に も 有 効 で、 高 齢 者 の 第 一 選 択 薬 と い う の が 著 者 の 印 象 だ 。 自 律 神 経 が ら み に も 良 い よ う で す よ ~~~

PS : ロ ゼ レ ム酸 棗 仁 湯 の 薬 効 に 類 似 性 を 感 じ る 。 後 日、 報 告 す る 。


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糖 質 制 限 で 糖 尿 病 が 悪 化 す る (ToT)/~~~


五山の送り火「鳥居形」嵯峨曼荼羅山 2017/8/16五山の送り火「大文字」東山如意ヶ嶽






血 糖 値 を 上 昇 さ せ る の は 糖 質 だ け、 だ か ら 糖 質 制 限 が 糖 尿 病 の 食 事 に 最 適 。 イ ン ス リ ン は 肥 満 ホ ル モ ン、 だ か ら イ ン ス リ ン の 分 泌 を 抑 え る 糖 質 制 限 が、 肥 満 ダ イ エ ッ ト に 理 想 的 。 現 代 の よ う な 飽 食 の 時 代 に は、 誘 惑 に 満 ち た ス イ ー ツ を 控 え め に す る の は 正 し い 。 し か し 糖 質 を 30 g/日 に も 制 限 す る、 と い う 過 激 な 考 え は 危 険 で あ る 。 カ ロ リー の 大 部 分 を 脂 質 に 依 存 す る こ と に な る 。 高 脂 肪 食 は 全 身 の 炎 症 を 惹 起 し、 心 筋 梗 塞 ・ 狭 心 症、 脳 梗 塞、 が ん、 糖 尿 病 な ど の 生 活 習 慣 病 を 引 き 起 こ す 。

誘 惑 を 断 ち、 辛 い 糖 質 制 限 を 行 っ て い る の に、 糖 尿 病 が 悪 化 す る と 言 う の か  高 脂 肪 食 は 腸 内 フ ロ ー ラ を 撹 乱 す る た め ( dysbiosis )、 腸 内 の 善 玉 菌 が 減 少 し、 悪 玉 菌 で あ る グ ラ ム 陰 性 菌 が 増 殖 し、 リ ポ 多 糖 ( LPS = エ ン ド ト キ シ ン ) の 産 生 が 増 加 す る 。 こ の “ LPS ” が 血 中 の 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 増 加 さ せ、 全 身 の 血 管 の 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 さ ら に 糖 尿 病 で は 腸 管 の 上 皮 細 胞 の 透 過 性 が 亢 進 し て い る た め、 LPS が 体 内 に 容 易 に 侵 入 す る 。 い ま 話 題 の Leaky gut で あ る 。

ヒ ト は 考 え る 葦 で あ る 。 文 明 の 進 化 は 脳 の 働 き に 依 存 す る 。 脳 の 重 量 は 体 重 の 2 % に 過 ぎ な い の だ が、 エ ネ ル ギ ー の 消 費 は 全 エ ネ ル ギ ー の 20 % に も 及 ぶ 。 こ れ は 安 静 時 の こ と で 頭 を 使 え ば さ ら に 増 え る 。 主 食 の 栄 養 素 で あ る 糖 質 は、 脳 血 管 関 門 を 容 易 に 通 過 で き、 脳 の 活 動 に 途 切 れ な く 供 さ れ る 。 脳 の 海 馬 で の 長 期 記 憶 の 維 持 に は グ リ コ ー ゲ ン が 必 須 で あ る 。 過 激 な 糖 質 制 限 を 行 う と、 成 績 が ガ タ 落 ち と な る 。 脂 肪 は 脳 血 管 関 門 を 通 過 す る こ と は で き な い 。

糖 尿 病 な の で 糖 質 を 断 つ 。 本 末 転 倒 で あ る 。 糖 尿 病 で は 血 中 の ブ ド ウ 糖 の 利 用 が で き な い 。 細 胞 へ の 糖 の 供 給 が 不 足 し て い る 。 糖 を 利 用 で き る よ う に す る こ と が 第 一 義 で あ る 。 糖 を 細 胞 に 取 り 込 み、 エ ネ ル ギ ー に 転 換( 燃 焼 / 異 化 )す る の だ 。 だ が、 糖 尿 病 で は イ ン ス リ ン 抵 抗 性 や イ ン ス リ ン の 不 足 に よ り、 糖 の 取 り 込 み が で き な い 状 態 に あ る 。 し か し 生 体 に は イ ン ス リ ン が 働 か な く て も、 糖 を 利 用 で き る イ ン ス リ ン 非 依 存 性 の 経 路 が 存 在 す る 。

ヒ ト で の エ ネ ル ギ ー の 産 生 は 80 % が 骨 格 筋 で 行 う 。 筋 肉 の 収 縮 運 動 は、 AMP 活 性 化 プ ロ テ イ ン キ ナ ー ゼ( AMPK )の 働 き を 活 発 に し、 イ ン ス リ ン に 依 存 せ ず に、 筋 肉 細 胞 内 の GLUT 4 を 細 胞 膜 へ ト ラ ン ス ロ ケ ー シ ョ ン し、 血 中 の 糖 を 細 胞 内 に 取 り 込 み、 エ ネ ル ギ ー( ATP )に 変 換 で き る 。 筋 ト レ を 行 え ば イ ン ス リ ン の 働 き が 悪 く て も、 糖 を ATP に 転 換 で き る た め、 高 血 糖 が 改 善 し、 イ ン ス リ ン 抵 抗 性 や イ ン ス リ ン 分 泌 能 が 回 復 し、 糖 尿 病 の 完 治 も 夢 で は な い  儲 け 主 義 の 糖 質 制 限 ビ ジ ネ ス で、 お 金 を な く し て は い け ま せ ん 。

血 糖 値 を 上 げ な い た め、 糖 は 避 け、 代 わ り に 脂 肪 を 摂 る 。 イ ン ス リ ン は 肥 満 ホ ル モ ン な の で、 ダ イ エ ッ ト の た め 糖 は い ら な い 。 し か し、 イ ン ス リ ン が 分 泌 し な い と、 脂 肪 酸 は 脂 肪 組 織 に 蓄 え ら れ な い 。 過 剰 な 脂 肪 酸 は ど こ へ 行 く の で す か  あ ち こ ち の 臓 器 に 沈 着 し 異 所 性 脂 肪 に な る の で す ぞ  膵 臓 に 沈 着 す れ ば 糖 尿 病 が 発 症 / 進 行 す る 。 過 激 な 糖 質 制 限 で 脂 肪 を 食 べ 過 ぎ て、 皮 肉 な こ と に 糖 尿 病 が 悪 化 す る  こ れ を 「 脂 肪 毒 性 」 と い う 。 糖 負 荷 試 験 を 受 け る と、 そ の 値 に 驚 愕 す る こ と で あ ろ う 。


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出 口 だ け じ ゃ な い! 入 口 に も 乙 字 湯



東京有楽町晴海通りのJRガード下宮沢賢治の銀河鉄道のモチーフ「めがね橋」






世 界 陸 上 で 日 本 サ ニ ブ ラ ウ ン 200 M 決 勝 7 位、 男 子 4 X 100 M リ レ ー 銅 メ ダ ル 。 だ が 世 界 レ ベ ル で は 黒 人 が 大 活 躍 。 こ れ は 筋 肉 の 構 成 の 違 い に よ る と こ ろ が 大 き い 。 黒 人 の 筋 肉 の 70 % が 白 筋( タ イ プ II 線 維 )、 白 人 は 50~60 %、 そ れ に 対 し 日 本 人 は 70 % が 赤 筋( タ イ プ I )と 言 わ れ る 。 白 筋 は 瞬 発 力 を 発 揮 し 短 距 離 に 有 利、 赤 筋 は 持 久 力 に 働 き 長 距 離 に 有 利 。 ヒ ラ メ は 白 筋 優 位 で す ば や く 獲 物 を 捕 え る、 マ グ ロ は 赤 筋 優 位 で 大 海 原 を 回 遊 す る 。 体 質 も ス ポ ー ツ に 影 響 す る 。

中 年 女 性 。 以 前 か ら 胃 も た れ の た め 少 食 で あ っ た 。 1 週 間 前、 排 便 時 多 量 の 出 血 を 認 め た た め 外 科 受 診 。 内 視 鏡 検 査 で 肛 門 部 に イ ボ 痔 を 認 め た が、 そ れ 以 外 は 回 盲 部 ま で と く に 異 常 は 認 め ら れ な か っ た 。 イ ボ 痔 か ら の 出 血 で し ょ う と の こ と で、 便 秘 に な ら な い よ う 指 導 を 受 け た 。 し か し そ の 後、 長 時 間 立 位 で い る と 肛 門 か ら 痔 が 脱 出 す る よ う に な っ た 。 痔 の 還 納 は 可 能 で あ っ た が 心 配 に な り、 漢 方 治 療 を 希 望 し 受 診 と な っ た 。

便 通 は 以 前 か ら 便 秘 傾 向 で あ っ た が、 ト イ レ で 力 む の が こ わ く な り、 出 て も ほ ん の 少 量 で ス ッ キ リ し な い 。 排 便 時 に 疼 痛 は な い 。 脈 は 沈 細 滑、 舌 は 暗 紅 で 湿 潤 し 胖 大 。 胃 内 停 水 を 認 め る 。 痔 に 対 し て は 乙 字 湯、 胃 内 停 水 を 認 め る た め 五 苓 散 も 投 与 。 服 薬 し た 翌 日 か ら 排 便 が ス ム ー ズ に な り、 胃 も た れ も 消 失 し た 。 そ の 後 は 毎 日 排 便 が み ら れ よ う に な り、 痔 の 脱 出 や 出 血 も み ら れ て い な い 。

本 例 の 痔 疾 の 主 症 状 は 痔 核 の 脱 出 と 出 血 で あ る 。 疼 痛 は み ら れ ず 炎 症 所 見 に 乏 し い 。 乙 字 湯 の 構 成 生 薬 は、 柴 胡、 升 麻、 当 帰、 黄 芩、 甘 草、 大 黄 で あ る 。 脱 出 や 出 血 が 主 体 の 痔 疾 で、 炎 症 所 見 が 軽 い 場 合 の 方 剤 で あ り、 本 例 に マ ッ チ す る 。 柴 胡 ・ 升 麻 の 昇 堤 作 用 で 痔 核 を 還 納 さ せ、 当 帰 で 止 血 す る 。 大 黄 は 排 便 を 促 す 。 痔 は 簡 単 に 言 う と、 静 脈 の 鬱 滞 と そ れ に 伴 う 浮 腫 で あ る 。 本 例 で は 胃 内 停 水 を 認 め た た め 五 苓 散 を 使 用 し た が、 こ れ が 痔 核 の 浮 腫 に も 有 効 に 働 い た も の と 考 え る 。

と こ ろ で、 乙 字 湯 は 出 口 ば か り に 効 く の で は な い 。 入 り 口 に も 効 く の で あ る 。 口 唇 や 周 囲 の 皮 膚 炎 に も 有 効 と さ れ る 。 ★ 著 者 に も 経 験 が あ る 。 二 十 歳 前 の 女 性 で 軽 い ア ト ピ ー で 通 院 し て い た 。 乾 燥 性 の 肌 で 掻 破 痕 が 全 身 に 散 在 性 に 認 め ら れ る 。 押 し 黙 っ て い る こ と が 多 く、 母 親 が い つ も 付 き 添 っ て い た 。 皮 膚 の 乾 燥 や 痒 み は 大 分 改 善 し て い る の だ が、 口 唇 周 囲 の 肌 荒 れ と 痒 み だ け は 執 拗 に 訴 え る 。 乙 字 湯 を 投 与 。 1 カ 月 後 の 診 察 時、 症 状 は 消 失 し て い た 。 そ し て 以 前 よ り も 発 話 が 多 く な っ て い た 。

乙 字 湯 で お 口 の 機 能 も 良 く な っ た の で あ る 。 乙 字 湯 は 柴 胡 剤 で も あ る 。 柴 胡 は 肝 気 の 流 通 を 改 善 し、 黄 芩 は 肝 鬱 に よ る 化 火 を 清 す 。 自 律 神 経 を リ ラ ッ ク ス す る 働 き が 想 定 さ れ る 。 皮 膚 病 の 外 用 薬 使 用 後 に 発 症 す る 精 神 疾 患 に も 有 用 と さ れ る 。 口 周 囲 や 肛 門 周 囲 ・ 陰 部 の 皮 膚 病、 自 律 神 経 を 病 む ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎、 著 者 は こ れ ら に 対 す る 選 択 肢 の 1 つ に 乙 字 湯 を 推 奨 す る 。 乙 字 湯 は 中 心( こ こ ろ )に も 効 き そ う だ


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前 白 血 病 状 態 「骨 髄 異 形 成 症 候 群」


明治10年創業の銀座二葉鮨ビルのなかに昭和20年代の木造建築が






先 月 昼、 銀 座 「 二 葉 鮨 」 を 初 め て 訪 れ て み た 。 お 店 は 周 囲 か ら 隔 絶 し た 古 い 木 造 建 築 。 暖 簾 を く ぐ る と、 遠 い 昔 の 懐 か し い 情 景 が 目 に 入 っ て き た 。 創 業 は 明 治 10 年、 い ま の 店 舗 は 昭 和 20 年 代 の も の と い う 。 5 代 目 当 主 の 握 り は 丹 念 で 隙 が な い 。 甘 く な く 酢 の 利 い た 好 み の 味 だ 。 5 貫 づ け の 真 子 に は 感 銘 。 時 期 な ら 10 貫 づ け も 握 る と か 。 ま た 来 よ ー ッ と 。

7 0 代 初 め の 男 性 。 5 年 前 に 全 身 倦 怠 感 出 現 し た た め 総 合 病 院 を 受 診 。 血 液 内 科 を 紹 介 さ れ 骨 髄 生 検 や 染 色 体 の 検 査 を 受 け、 骨 髄 異 形 成 症 候 群 と 診 断 さ れ た 。 治 療 は 骨 髄 移 植 し か な い と 言 わ れ 経 過 観 察 と な っ た 。 し か し 倦 怠 感 が 持 続 す る た め、 知 人 の 紹 介 で 漢 方 治 療 を 希 望 し 受 診 と な っ た 。 以 前 か ら 尿 酸 値 が 高 く ア ロ プ リ ノ ー ル を 服 用 し て い る の だ が、 受 診 時 は痛 風 発 作 を 発 症 し て い た 。 母 趾 基 部 が 発 赤 腫 脹 し、 疼 痛 で 歩 行 が 困 難 な 状 態 で あ っ た 。 漢 方 的 に は 湿 熱 が 母 趾 部 に 下 注 し て い る も の と 診 断 。 

治 療 は 清 熱 化 瘀 化 痰 と す る 。 麻 黄 5、 芍 薬 9、 牡 丹 皮 9、 桃 仁 5、 忍 冬 藤 9、 知 母 9、 黄 耆 9、 人 参 3、 蒼 朮 9、 茵 陳 蒿 15、 木 通 6、 甘 草 2、 生 姜 0.5、 石 膏 35( 先 煎 )を 投 与( す べ て 保 険 で 処 方 ) 。 ア ロ プ リ ノ ー ル は 重 篤 な 副 作 用 と し て 再 生 不 良 性 貧 血 が あ る た め、 本 人 希 望 も あ り 中 止 と し た 。 2 週 間 後 に は 痛 風 発 作 は 消 失 。 そ こ で 本 格 的 に 骨 髄 異 形 成 症 候 群 の 治 療 を 行 う こ と に し た 。

舌 に 白 膩 苔 が 満 布 し て い る が 、 全 体 に 化 燥 し て い る 。 お 酒 が 大 好 き な た め か、 湿 熱 が 停 滞 し て い る の だ が、 熱 の た め 傷 津 さ れ、 陰 津 が 不 足 し た 状 態 に 変 化 し て い る 。 治 療 は 滋 陰 養 血 を 主 と し、 化 痰 を 従 と し 補 気 を 兼 ね た 。 補 気 剤 で あ る 人 参 ・ 黄 耆 に は 免 疫 力 を 高 め る 働 き が あ る が、 黄 耆 に は 骨 髄 の 造 血 能 の 回 復 を 促 進 す る 働 き が あ る た め、 骨 髄 異 形 成 症 候 群 や 再 生 不 良 性 貧 血 に は 必 須 の 生 薬 と な る 。 処 方 は、 柴 胡 3 、乾 地 黄 6、 玄 参 4、 麦 門 冬 6、 当 帰 6、 芍 薬 6、 五 味 子 6、 人 参 3、 黄 耆 8、 茵 陳 蒿 5、 陳 皮 4、 大 棗 6 と し た( す べ て 保 険 調 剤 )。

そ の 後、 上 記 の 加 減 方 を 3 年 間 服 用 し、 エ キ ス の 参 耆 剤 に 変 更 し 服 用 し て い る 。 骨 髄 異 形 成 症 候 群 の 欧 米 で の 5 ~ 10 年 生 存 率 は 10 ~ 20 % と さ れ る が、 診 断 か ら か れ こ れ 5 年 に も な る の だ が、 貧 血 や 白 血 球 数 も 改 善、 毎 日 お 酒 も 楽 し ん で い る 。 仕 事 も 年 齢 以 上 の 働 き で、 と き に は 重 労 働 も こ な し て い る 。 が ん 医 療 は 現 代 医 学 が 主 戦 場 で あ る 。 進 行 が ん で も 治 療 に よ り 寛 解 と 悪 化( 一 進 一 退 )を 繰 り 返 し な が ら、 し ば ら く 小 康 状 態 を 得 る こ と も 珍 し く な い 。 漢 方 は あ く ま で も 補 助 で あ り、 過 剰 に 評 価 し て は い け な い 。 本 例 は 白 血 病 に は 未 だ 移 行 し て い な い 病 態 で あ る 。


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頻 用 処 方 「 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 」 を 使 い こ な す


京都五花街の1つ宮川町で舞子さんに遭遇 7/29「祇園祭宵山」人人で通れない 7/16










 祇 園 よ り 京 都 ら し い 宮 川 町

症 例 1 : 70 代 女 性 。 以 前 か ら 頭 が ボ ワ ー ッ と し ス ッ キ リ し な い の だ が、 2 週 間 前 か ら ひ ど く な っ た 。 表 情 が 硬 く 暗 い 。 食 欲 ・ 便 通 は 問 題 な い 。 睡 眠 は 眠 剤 を 服 用 中 。 顔 が ほ て り た り、 の ぼ せ た り し や す い 。 口 が 乾 き や す い 。 足 は 冷 え る 。 首 か ら 上 に よ く 汗 を か く 。 動 悸 は な い が、 背 中 が 時 々 ド カ ド カ す る 。 肩 こ り あ り 。 不 安 感 が あ り、 気 分 が ス ッ キ リ し な い 。 脈 は 80 で 細 滑 弱 。 舌 は 暗 紅 で 少 苔、 化 燥 。 典 型 的 な 症 状 と 考 え、 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 を 投 与 。 1 週 間 後、 頭 が ス ッ キ リ し て き た 。 の ぼ せ も 減 少 。 表 情 が 明 る く な り、 話 し 方 が 穏 や か に な っ た 。

症 例 2 : 50 代 女 性 。 以 前 か ら 便 秘 傾 向 で あ っ た が、 数 日 前 か ら 下 痢 と な り、 胃 痛 も 出 現 。 胃 痛 は 以 前 か ら 時 々 み ら れ、 薬 が 効 き に く く、 治 る の に 時 間 が か か る 。 神 経 を 使 う 方 だ 。 脈 は 76 沈 細 滑 で 有 力 。 舌 は 淡 紅 で 白 薄 苔 み ら れ 潤 。 腹 診 で 心 下 痞 鞭、 心 下 支 結、 右 に 軽 い 胸 脇 苦 満 を 認 め る 。 腹 力 4/5 。 柴 胡 桂 枝 湯五 苓 散 を 投 与 。 1 週 間 後、 胃 痛 消 失 。 下 痢 も 止 ま っ た が、 便 が ス ッ キ リ 出 な い 。 の ぼ せ、 首 上 の 汗、 肩 こ り を 認 め る 。 寝 つ き が よ く な い 。 神 経 を 使 う 方 だ 。 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 を 投 与 。 2 週 間 後、 便 通 が ス ッ キ リ 出 る よ う に な っ た 。 の ぼ せ や 汗 や 肩 こ り も 改 善 。 睡 眠 も 少 し は 良 く な っ て き た 。

柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 の 構 成 生 薬 は、 柴 胡、 黄 芩、栝 楼 根、 桂 皮、 牡 蛎、 甘 草、 乾 姜 で あ る 。 半 夏 が な く、 栝 楼 根 が 含 ま れ て い る 点 が、 小 柴 胡 湯 や 柴 胡 桂 枝 湯 や 大 柴 胡 湯 な ど の 「 柴 胡 剤 」 と は 異 な る 。 半 夏 の 働 き は 化 痰 で あ り、 栝 楼 根 は 生 津 で あ る 。 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 証 に は 痰 飲 が 存 在 せ ず、 津 液 が 不 足 し て い る こ と が 分 か る 。 柴 胡 と 黄 芩 は 上 記 の 柴 胡 剤 と 同 様 に み ら れ る こ と か ら、 肝( 胆 )気 が 鬱 滞 し、 少 陽 は 熱 を 帯 び て い る 。 し か し 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 に は 辛 温 の 乾 姜 も 含 ま れ る 。 中 ・ 下 焦 に は 寒 邪 も 存 在 し て い る こ と に な る 。 桂 枝 に は 清( 正 )気 を 上 達 し、 邪 気 を 降 ろ す 働 き が あ る 。

以 上 を 踏 ま え 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 を 考 察 す る と、 痰 飲 が な く 津 液 が 不 足 し て い る 体 内 環 境 に あ っ て、 肝 気 が 鬱 滞 し た た め、 気 が 火/熱 と 化 し、 邪 と な っ て 上 衝 し た 場 合 の 方 剤 と な る 。 頭 痛 ・ の ぼ せ ・ 首 上 の 発 汗 ・ 動 悸 ・ 胸 悶 ・ イ ラ イ ラ ・ 不 安 ・ 不 眠 ・ 肩 こ り な ど、 熱 性 の 症 状 が み ら れ る 。 柴 胡 は 肝 気 を 疎 泄 し、 黄 芩 は 少 陽 の 熱 を 清 し、 栝 楼 根 で 津 液 を 補 い 潤 し、 桂 枝 で 上 衝 を 降 ろ し 清 気 を 布 達 す る 。 牡 蛎 は 陰/津 を 補 い 気 の 上 昇 を 降 ろ す 。 下 半 身 は 寒 性 に 傾 く た め 乾 姜 で 温 め る 。 症 例 2 で は 上 熱 の 症 状 が 認 め ら れ た が、 胃 痛 や 便 秘 や 下 痢 は 冷 え の 症 状 で あ っ た 可 能 性 が 大 。 当 初 か ら 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 の 証 で あ っ た

柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 は 喘 息 に も 有 効 で あ る 。 多 汗 で 肥 満 の 自 律 神 経 の 女 性 に 著 効 し た 経 験 を も つ 。 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 に は 小 柴 胡 湯 や 柴 胡 桂 枝 湯 に 含 ま れ る 人 参 が な い 。 本 方 の 適 用 は、 著 者 の 経 験 で は、 世 間 で 言 わ れ る よ う な、 「 虚 証 」 の 方 は 意 外 と 少 な い よ う に 感 じ て い る 。


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糖 質 制 限 で 成 績 ガ タ 落 ち (ToT)/~~~


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過 激 な 糖 質 制 限 を 行 な っ て い る も の が、糖 負 荷 試 験 を 受 け る と、 そ の 結 果 に 驚 愕 す る こ と で あ ろ う 。 血 糖 値 が sky rocket の よ う に 上 昇 し て い る か ら で あ る 。 糖 質 を と ら な い 食 事 は、 必 然 的 に 高 脂 肪 食 と な る た め、 糖 尿 病 は 悪 化 す る 。 糖 を と ら な い た め の 見 か け 上( virtual )の 改 善 だ っ た の だ 。 浦 島 太 郎 と 気 づ い た 時 は も う 遅 い

「 高 齢 者 」 が 糖 質 制 限 を 行 う と 特 に 危 険 で あ る 。 高 齢 者 で は 糖 質 中 心 の 食 事( 炭 水 化 物 85 % )が、 イ ン ス リ ン 分 泌 β 細 胞 の 働 き & イ ン ス リ ン の 作 用 効 率 が と も に、 炭 水 化 物 41 % の 食 事 に 比 べ 良 好 で あ っ た 。 昔 は 老 夫 婦 が 日 の 丸 弁 当( ご 飯 の 真 ん 中 に 梅 干 し )片 手 に 野 良 仕 事 に 精 を だ し て い た 。 米( 糖 質 )と 肉 体 労 働  筋 肉 増 強 で エ ネ ル ギ ー を 効 率 よ く 生 み 出 す 。 厳 し い 糖 質 制 限 食( 高 脂 肪 食 )は、血 中 の 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 増 加 さ せ、 全 身 の 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 老 化 を 加 速 さ せ、 寿 命 を 縮 め る 。 と く に 糖 尿 病 で は、 全 身 の 炎 症 が 顕 著 に 現 れ る 。

炎 症 は イ ン ス リ ン の 働 き を 低 下 さ せ る 。 イ ン ス リ ン 抵 抗 性 を 高 め る 。 過 激 な 糖 質 制 限 を 続 け て い く と、 糖 尿 病 は 際 限 な く 悪 化 し て い く 。 悪 し き 糖 質 制 限 食( 高 脂 肪 食 ・ ケ ト ン 食 )か ら 抜 け 出 せ な く な る 。 飢 餓 状 態 を 人 工 的 に つ く る に 等 し い ダ イ エ ッ ト で、 糖 尿 病 が 改 善 し て い る わ け じ ゃ な い 。 む し ろ 悪 化 す る 。 姑 息 で 上 塗 り な 方 法 で は な く、 筋 肉 を 鍛 え る べ き だ 。 今 年 の 欧 州 糖 尿 病 学 会 誌 Diabetologia に よ る と、 筋 肉 量 と 糖 尿 病 の リ ス ク の 間 に は 逆 相 関 が 存 在 す る と い う 。 「 筋 肉 が 減 少 す る と 糖 尿 病 が 悪 化 す る 」 と い う の が エ ビ デ ン ス で あ る 。

高 脂 肪 食 は 脳 の 発 達 障 害 を 引 き 起 こ す 。 こ れ だ け で も 大 変 な こ と な の に、 脳 で 糖 が 不 足 す る と、 長 期 記 憶 が 障 害 さ れ る と い う の だ 。 脳 内 の “ 血 管 ‐ ア ス ト ロ サ イ ト ‐ 神 経 細 胞 ” は、 1 つ の 機 能 的 コ ン パ ー ト メ ン ト を 形 成 し て い る の だ が、 ア ス ト ロ サ イ ト は 蓄 積 し て い る グ リ コ ー ゲ ン か ら 乳 酸 を 産 生 し、 神 経 細 胞 に ト ラ ン ス ポ ー ト し、 海 馬 に お け る 長 期 記 憶 の 形 成 に 利 用 す る 。 糖 が 不 足 す る と グ リ コ ー ゲ ン も 不 足 す る た め、 記 憶 の 保 持 に 必 須 な 乳 酸 が 産 生 さ れ な く な る 。 糖 質 制 限 を し て い る と 成 積 は 急 降 下  お 母 さ ん 昔 の 偉 く な っ た 人 は み な、 ご 飯 を 食 べ て 育 っ た ん で す よ 。 朝 食 を 抜 く と 成 績 不 振 に 陥 る と の 報 告 も あ る ん で す 。


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治 ら な い ・ 治 せ な い 「 ア ト ピ ー 」 (ToT)/~~~  



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40 代 男 性 。 小 学 入 学 前 か ら の 全 身 性 の ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 で 通 院 中 。 ス テ ロ イ ド 軟 膏 と 抗 ヒ ス タ ミ ン 薬 を 服 用 し て い た が、 症 状 の 改 善 が な い た め、 数 か 月 前 か ら ス テ ロ イ ド の 経 口 薬 が 開 始 さ れ た 。 し か し 症 状 は 一 進 一 退 の た め 紹 介 で 受 診 と な っ た 。 脈 は 80 で 滑、 有 力 。 舌 は 暗 紫 紅、 白 膩 苔 で 被 わ れ る 。 食 欲 は 良 好、 二 便 も 正 常 。 睡 眠 は よ く な い 。 皮 膚 は 全 体 に 粗 造 で 乾 燥 し 暗 赤褐 色 に 変 色 し て い る 。 四 肢 に は イ ボ(結 節)状 に 隆 起 し た 病 変 が 多 数 認 め ら れ、 痒 み が ひ ど く 掻 く と 出 血 す る 。 顔 は ほ て り、 汗 か き で あ る が、 口 渇 は そ れ ほ ど で は な い 。

湿 熱 が 内 蘊 し、 は け 口 を 求 め 肌 表 に 游 溢 し、 皮 膚 を 薫 蒸 し て い る 。 湿 熱 の 一 部 は 血 分 に も 波 及 し て い る 。 こ の た め 四 肢 は 結 節 性 痒 疹 と 化 し て い る 。 治 療 は 化 痰 清 熱 が 中 心 で あ る 。 蒺 梨 子 9、 芍 薬 9、 牡 丹 皮 9、 半 夏 9、 茯 苓 9、 栝 楼 仁 15、 枳 実 6、 黄 連 5、 山 梔 子 9、 夏 枯 草 9、 黄 柏 9、 甘 草 5( 処 方 は す べ て 保 険 適 用 )を 投 与 。 2 週 間 後、 痒 み が 減 少 し 皮 膚 の ガ サ ガ サ も 改 善 し て き た 。 四 肢 の ボ コ ボ コ し た 結 節 性 病 変 も 少 な く な っ て き た 。 釣 藤 鈎 10( 後 下 )を 前 方 に 加 え る 。 4 週 間 後、 さ ら に 改 善 し て き た 。 ス テ ロ イ ド の 経 口 が 中 止 と な っ た 。 顔 が 多 少 赤 い 。 石 膏 30 を 前 方 に 加 え る 。 そ の 後 順 調 に 経 過 し 略 治 と な っ た

飽 食 の 時 代 に 暮 ら す 現 代 人 は、 過 食 に よ り 胃 に 湿 濁 と 熱 が 停 滞 し、 湿 熱 を 形 成 し や す い 状 況 に あ る 。 湿 熱 が 陽 明 の 表 で あ る 肌 膚 に 游 溢 し、 皮 膚 を 燻 蒸 す る と、 皮 膚 炎 と し て 顕 性 化 し て く る 。 皮 膚 は 熱 の た め 赤 黒 く 変 色 し、 湿 の た め 湿 潤 し 隆 起 性 病 変 も 形 成 す る 。 熱 が 血 分 に 及 ぶ と 出 血 し や す い 。 湿 は 直 接 神 経 を 刺 激 し、 熱 は 風 を 呼 ぶ た め、 痒 み が ひ ど く な る 。 炎 症 が 長 引 く と 陰 血 が 損 耗 し 皮 膚 の 乾 燥 が 著 し く な る 。 本 例 は 傷 陰 ま で は 進 ん で は い ず、 湿 熱 が 主 因 の ア ト ピ ー で あ る 。 治 療 は 痰 を 化 し、 熱 を 清 す る こ と に あ る 。 痒 み が ひ ど い の は 風 に よ る も の と 言 わ れ る が、 ア ト ピ ー の 場 合、 風 は 外 邪 で は な く 体 内 で 生 じ た “ 内 風 ” で あ る 場 合 が 圧 倒 的 に 多 い 。

袪 風 薬 で あ る 防 風 や 荊 芥 は、 風 火 を 煽 る た め、 皮 膚 症 状 を 悪 化 さ せ る 危 険 が あ る 。 そ こ で 本 例 で は 釣 藤 鈎 を 用 い 熄 風 し た 。 最 近 皮 膚 病 の 痒 み に 抑 肝 散 が 有 効 と の 報 告 が 散 見 さ れ る 。 釣 藤 鈎 は 興 奮 性 神 経 伝 達 物 質 で あ る グ ル タ ミ ン 酸 を 抑 制 す る た め、 認 知 症 の 異 常 行 動 や 不 眠 や 痒 み に も 奏 功 す る 。 胃 に 湿 熱 が 存 在 す る 状 況 で は、 胸 ・ 膈 ・ 心 下 に も 湿 熱 が 存 在 す る 。 袪 湿 清 熱 し 湿 熱 が 除 去 さ れ る と、 胃 気 が 全 身 に 布 達 さ れ、 抗 病 能 力 が 高 ま り 治 癒 を 促 進 す る 。 小 陥 胸 湯( 半 夏 ・ 栝 楼 仁 ・ 黄 連 )は 胸 ~ 膈 の 湿 熱 を 排 除 す る 。 本 例 で 用 い た 漢 方 薬 は 小 陥 胸 湯 加 味 方 と 見 做 す こ と も で き る 。 病 邪 を 除 く だ け で な く、 正 気 を 流 通 さ せ る、 こ れ が 漢 方 の 極 意 で あ る 。

ア ト ピ ー と 言 え ば、 も う 20 年 も 前 に 診 察 し た 小 さ な 女 の 子 の こ と を、 と き ど き 思 い 出 す 。 ア ト ピ ー は 「 治 ら な い / 治 せ な い 」、 こ の よ う な 状 況 に な っ た の は、 一 体 だ れ の せ い な の か


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五 苓 散 の 季 節 到 来


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40 代 の 男 性 。 こ の と こ ろ の 猛 暑 の た め、 例 年 に 比 し 水 分 摂 取 や ビ ー ル の 量 が 多 い 。 そ の た め か 水 様 の 下 痢 が 続 い て い る 。 排 便 後 ス ッ キ リ す る た め 気 に は 留 め て い な か っ た 。 5 日 前 イ ワ シ の 刺 身 を 食 べ て か ら 胃 が も た れ、 夜 中 に 胃 液 の 逆 流 を 感 じ る よ う に な っ た 。 胃 薬 を 服 用 し た が 改 善 が な い 。 昨 日 か ら は み ぞ お ち に 物 が 痞 え て い る よ う で、 ス ッ キ リ せ ず 食 欲 が な く な っ た 。

発 熱 ・ 悪 寒 は な い 。 暑 く て 喉 が 乾 く が 飲 み た く な い 。 飲 ん だ ら 口 に 逆 流 し て き そ う だ 。 患 者 は 生 来 健 康 で、 ガ ッ チ リ し た 体 格 。 血 圧 正 常 。 脈 は 64 で 沈 滑 。 舌 は 暗 紅 で 歯 痕(+)、 苔 は 白 滑 。 水 飲 が み ぞ お ち に 停 滞 ・ 貯 留 し た も の と 考 え 五 苓 散 エ キ ス を 投 与 し た 。 後 日、 奥 さ ん か ら 漢 方 薬 を 1 包 服 用 し た だ け で 翌 朝 に は 良 く な っ た、 と の 報 告 を 受 け た 。 五 苓 散 は 浮 腫( 水 停 )の 治 療 薬 で あ る こ と は よ く 知 ら れ て い る が、 効 能 は こ れ だ け に と ど ま ら な い 。

『 傷 寒 論 』 第 156 条 に 「 本 以 下 之, 故 心 下 痞, 与 瀉 心 湯, 痞 不 解, 其 人 渇 而 口 燥 煩, 小 便 不 利 者, 五 苓 散 主 之 」 と あ る 。 「 下 し た 後、 み ぞ お ち が 痞 え る 場 合 は、 甘 草 瀉 心 湯 を 与 え な さ い 。 痞 え ( 水 痞 ) が と れ ず、 口 が 渇 い て、 小 便 が 少 な い の で あ れ ば、 五 苓 散 を 投 与 し な さ い 」 と の 指 示 で あ る 。

さ ら に、 第 159 条 に 「 傷 寒, 服 湯 薬, 下 利 不 止, 心 下 痞 鞕, 服 瀉 心 湯 已 。 復 以 他 薬 下 之, 利 不 止, 医 以 理 中 与 之, 利 益 甚 。 理 中 者, 理 中 焦, 此 利 在 下 焦, 赤 石 脂 禹 余 糧 湯 主 之 。 復 不 止 者, 当 利 其 小 便 」 と あ る 。 「 寒 に 傷 ら れ、 下 痢 し、 み ぞ お ち が 痞 え る と き は、 甘 草 瀉 心 湯 を 投 与 す べ き で あ る の に、 他 の 薬 を 与 え た た め に 下 痢 が 良 く な ら な い 。 理 中 湯 や 赤 石 脂 禹 余 糧 湯 を 与 え て も だ め な 場 合、 水 飲 を 小 便 か ら 去 る 五 苓 散 を 投 与 す べ き で あ る 」 と い う 意 味 で あ る 。 み ぞ お ち が 痞 え て 下 痢 す る 場 合 「 五 苓 散 証 」 が 意 外 と 多 い 。

ま た、 第 74 条 に は 「 水 入 則 吐 者, 名 曰 水 逆, 五 苓 散 主 之 」 と あ る が、 心 下 の 水 飲 が 著 し い と “ 噴 水 状 ” の 嘔 吐 が 現 れ る こ と を 述 べ て い る 。 五 苓 散 は 冷 た い ド リ ン ク 類 を 多 飲 す る “ 夏 場 ” の 特 効 薬 で あ る 。 だ が、 冬 期 の 下 痢 に も 有 効 で あ る 。 ノ ロ ウ イ ル ス に よ る 感 染 性 胃 腸 炎、 そ う 霍 乱 病 で あ る 。 ほ か に も 「 頭 痛 」 や 「 め ま い 」 や 「 浮 腫 」 や 「 PMS 」 や 「 筋 肉 痛 」 な ど な ど に 広 く 用 い ら れ て い る 。


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脊 椎 管 狭 窄 症 に 八 味 地 黄 丸 + 疎 経 活 血 湯


縁切り 縁結び「安井金比羅宮」京都 旧花街 島原 の 角屋






糖 尿 病 の 中 肉 中 背 の 後 期 高 齢 者 の 御 婦 人 。 脊 椎 管 狭 窄 症 が あ る た め、 100 m ほ ど 歩 く と 下 肢 の し び れ と 痛 み が 生 じ、 立 ち 止 ま り 小 休 止 し な け れ ば な ら な い( 間 欠 性 跛 行 ) 。 病 院 で 手 術 を 奨 め ら れ て い る 。

食 事 は な る べ く 炭 水 化 物 を 摂 ら な い よ う に し( 糖 質 制 限 )、 お 魚 を 沢 山 食 べ て い る 。 薬 は 服 用 し て い な い が、 血 糖 の 指 標 で あ る HbA1c は 6 台 前 半 と 安 定 し て い る 。 食 欲 ・ 便 通 良 好 。 寝 付 き も よ い が、 夜 間 尿 が 多 い 。 尿 失 禁 は な い 。 血 圧 は 正 常 。 脈 は 88 滑 有 力 。 舌 は 暗 紅、 少 苔 で 湿 潤 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 あ り 。 腹 壁 は 薄 く、 正 中 芯 を 認 め る 。 臍 傍 に 動 悸 を 触 れ る 。 浮 腫 な し 。 

疎 経 活 血 湯八 味 地 黄 丸 を 投 与 。 服 薬 す ぐ に は 変 化 は 認 め ら れ な か っ た が、 有 害 事 象 な い た め 服 薬 を 継 続 。 数 カ 月 後 に は 痛 み と し び れ が 軽 減、 立 ち 止 ま る こ と な く、 歩 行 が で き る よ う に な っ た 。 食 事 も 糖 質 制 限 食 を 中 止 し、 三 食 穀 類( 朝 夕 は 玄 米 ・ 昼 に 全 粒 粉 パ ン )を 食 べ る よ う に し、 和 菓 子 も 楽 し ん で い る が、 Hb A1c は 6 台 の 前 半 の ま ま で 安 定 し て い る 。 歩 行 状 態 に 満 足 で き る の で、 手 術 は し な い こ と に し た 。 益 々 お 元 気 に な ら れ た 。

年 齢 と と も に 腎 陰 は 虧 損 し て く る 。 さ ら に 女 性 の 場 合 は、 月 経 や 出 産 や 授 乳 な ど で 肝 腎 の 陰 血 が 不 足 す る 。 八 味 地 黄 丸 は 腎 の 陰 陽 と も に 補 う 。 疎 経 活 血 湯 は 陰 血 が 不 足 し た た め、 骨 ・ 筋 肉 を 養 う こ と が で き な い 場 合 の 処 方 。 陰 血 が 不 足 す る と、 血 脈 が 満 た さ れ な い た め、 血 流 は 勢 い を 失 い 淀 む 。 疎 経 活 血 湯 に は 陰 血 を 補 う 四 物 湯 に 駆 瘀 血 薬 が 加 え ら れ て い る 。 本 剤 に 含 ま れ る 袪 風 湿 薬 は、 血 流 障 害 に と も な う 二 次 的 な 浮 腫 を 除 く た め で あ る 。

高 齢 者 の 脊 椎 管 狭 窄 症 に は 疎 経 活 血 湯 + 八 味 地 黄 丸 や 六 味 丸 が 奏 功 す る 場 合 が 多 い 。 先 日 も 腰 が 弱 く な り 歩 行 も お ぼ つ か な く な っ て き た 80 代 の 男 性 が、 こ の 処 方 で 足 元 が し っ か り さ れ 覇 気 も で て き た 。 高 齢 者 以 外 の 脊 椎 管 狭 窄 症 で は、 ス ト レ ス が 影 響 す る こ と も 多 く、 柴 胡 剤 が 必 要 と な る ケ ー ス も 多 い 。 著 者 は 四 逆 散群 発 頭 痛 が 改 善 し た 経 験 も も つ 。

本 例 で は 症 状 が 改 善 し、 体 調 が 非 常 に よ く な っ た の は、 漢 方 薬 だ け で な く、 玄 米全 粒 粉 パ ン が 寄 与 し た も の と 思 わ れ る 。 エ ネ ル ギ ー 産 生 の 場 で あ る 「 筋 肉 」 は、 ブ ド ウ 糖( 糖 質 )を 利 用 し 効 率 の 良 い 働 き が 得 ら れ る 。 糖 質 を 摂 ら な い と 見 か け の 血 糖 値 は 改 善 す る が、 筋 肉 は 痩 せ 衰 え、 糖 尿 病 は 取 り 返 し の つ か な い 状 態 に 陥 る 。 患 者 さ ん は 糖 質 制 限 を 中 止 し 活 動 的 に な っ た  糖 質 制 限 を 続 け て い け ば サ ル コ ペ ニ ア が 待 っ て い た ~  人 類 を 進 化 さ せ た の は 糖 質 で あ る 。


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「 雨 乞 い 」 に 捧 げ る : 知 母 と 黄 耆


醍醐寺の五重の塔世界遺産「醍醐寺」三宝院庭園






70 代 の 女 性 。 数 ヶ 月 前 か ら 体 調 が す ぐ れ な い た め 数 ヶ 所 の 医 療 機 関 を 受 診 。 血 液 検 査、 X 線 検 査、 心 電 図、 CT ス キ ャ ン な ど を 受 け 治 療 す る も 改 善 な し 。体 が だ る く 疲 れ や す い 。 横 に な っ て い た い 。 体 が 浮 い て い る 感 じ が し て、 歩 い て い る と フ ラ フ ラ す る 。 時 々 の ぼ せ る 。 血 圧 は 140 / 80 。 脈 は 66 で 滑、 両 尺 弱、 左 尺 細 。 舌 は 淡 紅、 化 燥 し 剥 苔 あ り 。

陰 虚 陽 亢 で あ る 。 治 療 は 陰 を 補 い 火 を 消 す 。 乾 地 黄 7、 玄 参 5、 麦 門 冬 6、 五 味 子 5、 括 楼 根 6、 山 茱 萸 5、 芍 薬 5、 人 参 3、 知 母 6、 貝 母 4、 大 棗 3、 牡 蠣 6 ( 先 煎 )( す べ て 保 険 調 剤 )を 投 与 。 10 日 後、 症 状 改 善 。 疲 れ と の ぼ せ は ほ と ん ど 消 失 。 肩 が 痛 い 。 葛 根 7 を 加 え、 五 味 子 を 除 く 。 20 日 後、 ゴ ー ゴ ー 耳 鳴 り が す る 。 桂 枝 3、 黄 耆 5 を 加 え、 玄 参、 貝 母、 人 参 を 除 く 。 14 日 後、 耳 鳴 り は ほ ぼ 消 失 。 身 体 が 元 に 戻 っ た 。

患 者 は じ っ と し て い ら れ な い 働 き 者 。 い わ ゆ 陰 虚 体 質 で あ る 。 そ こ に 無 理 が た た り、 “ 陰 ” が 急 速 に 不 足 す る よ う に な っ た 。 そ こ で 陰 血 の 吸 収 ・ 産 生 を 促 進 さ せ る た め、 代 償 的 に エ ネ ル ギ ー 代 謝 を 亢 進 さ せ る 必 要 に 迫 ら れ た 。 こ れ が 恒 常 化 し た も の が 陰 虚 陽 亢 で あ る 。 乾 地 黄、 玄 参、 麦 門 冬 の 組 み 合 わ せ は 増 液 湯、 麦 門 冬、 五 味 子、 人 参 の 組 み 合 わ せ が 生 脈 散 で あ 。 陰 虚 が 長 引 け ば 正 気 も 不 足 す る( 陰 損 及 陽 )こ と に な る た め 人 参 が 必 要 と な る 。

陰 虚 陽 亢 で は 火( 陽 )が 上 亢 し、 の ぼ せ ・ め ま い ・ 頭 痛 ・ 耳 鳴 り な ど が 出 現 す る た め、 山 茱 萸、 五 味 子、 芍 薬、 牡 蠣 で 気 を 収 斂 し た 。 張 錫 鈍 は 黄 耆 と 知 母 の 組 み 合 わ せ を、 「 黄 耆 の 働 き は、 雨 が 降 ろ う と す る と き に 上 昇 す る 陽 気 で あ り、 知 母 は 雨 が 降 ろ う と す る と き 四 合 す る 陰 雲 で あ る 」 と 述 べ て い る 。 慈 雨 に よ り 大 地( 人 体 )が 潤 い、 生 命 が 甦 る 。

陰 虚 陽 亢 で は 火 が 上 昇 す る た め、 頭 が フ ワ フ ワ し た り、 体 が 浮 い て い る よ う な 感 じ や、 の ぼ せ た 感 じ が 出 現 す る 。 陰 の 不 足 は 月 経 や 出 産 を 経 験 す る 女 性 や 高 齢 者 に 多 く み ら れ る 。 長 命 で 元 気 な 高 齢 者 が 増 え る に つ れ、 陰 虚 陽 亢 は 日 常 的 に 経 験 さ れ る 。 一 方、 同 じ よ う な 症 状 は 湿 熱 で も み ら れ る 。 飽 食 の 時 代、多 く の 人 び と に 湿 熱 が 伏 在 し て い る の で あ る 。 陰 虚 陽 亢 と 湿 熱 は 漢 方 か ら み た 現 代 病 と 言 え そ う だ 。


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「 卵 か け ご 飯 」 で 糖 尿 病 が 良 く な る (@^^)/~~~


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糖 尿 病 の 中 年 男 性 。 運 動 を し な け れ ば い け な い と 思 っ て き た の だ が、 若 い こ ろ か ら の 膝 関 節 痛 の た め で き ず に い た 。 と こ ろ が、 卵 黄 か ら つ く ら れ る 健 康 食 品 を 服 用 す る よ う に な り、 嘘 の よ う に 痛 み が 消 失 し た 。 い ま で は 下 腿 に 重 り を つ け 膝 関 節 の 屈 伸 運 動( 筋 ト レ )を お こ な っ て い る 。 当 然 HbA1c は 改 善 著 し い こ の 健 康 食 品、 iHAタ マ ゴ サ ミ ン )と い う の だ が、 な ん と 京 都 の ベ ン チ ャ ー 企 業 フ ァ ー マ フ ー ズ の 創 製 な の だ 。 京 都 に は 日 本 電 産 を は じ め、 京 セ ラ ・ 村 田 製 作 所 ・ 島 津 製 作 所 ・ ロ ー ム ・ 新 日 本 製 薬 ・ オ ム ロ ン ・ ワ コ ー ル ・ 宝 酒 造 な ど な ど、 日 本 を 代 表 す る 一 流 企 業 が 目 白 押 し で あ る 。

閑 話 休 題 。 朝 食 に 卵 を と る と 空 腹 を 感 じ な く な る、 と い う 研 究 結 果 が あ る 。 消 化 管 か ら 分 泌 さ れ る ホ ル モ ン に グ レ リ ンペ プ チ ド YY( PYY )が あ る の だ が、 前 者 は 食 欲 を 増 進 さ せ、 後 者 に は 食 欲 を 抑 制 す る 働 き が あ る 。 卵 に は こ の PYY の 分 泌 を 高 め る 働 き が あ る 。 糖 尿 病 に は も っ て こ い の 食 品 で は な い か 。 さ ら に、 よ く 噛 ん で 食 事 を と る と GLP-1 と PYY の 分 泌 が 亢 進 す る と い う の で あ る 。 GLP-1 は イ ン ス リ ン の 分 泌 を 促 進 す る 働 き を も つ ホ ル モ ン 「 イ ン ク レ チ ン 」 で あ り、 GLP-1 受 容 体 作 動 薬 は 糖 尿 病 治 療 薬( 皮 下 注 射 )と し て 使 用 さ れ て い る 。

糖 尿 病 患 者 は 毎 日 卵 を 食 べ、 よ く 噛 ん で、 筋 ト レ を 行 う 。 も ち ろ ん 3 度 の 主 食( 炭 水 化 物 )も 欠 か せ な い 。 過 激 な 糖 質 制 限 な ど に 嵌 れ ば、 生 き て 行 く た め に 必 要 な エ ネ ル ギ ー を 確 保 で き な い た め、 大 量 の 脂 肪 を 摂 取 し な け れ ば な ら な く な る( 高 脂 肪 食 ) 。 エ ネ ル ギ ー 産 生 の 場 で あ る 筋 肉 に 脂 肪 が 沈 着 し、 グ リ コ ー ゲ ン が 不 足 す る た め、 筋 肉 の 代 謝 機 能 が 衰 え、 糖 を 利 用 で き な く な る 。 糖 代 謝 は 崩 壊 す る 。 さ ら に 怖 い こ と は、 脳 の ア ス ト ロ サ イ ト の グ リ コ ー ゲ ン も 不 足 す る た め、 長 期 記 憶 の 形 成 に 必 要 な 乳 酸 を、 海 馬 の 神 経 細 胞 に ト ラ ン ス ポ ー ト で き な く な る 。

こ れ は 考 え る 葦 に と っ て 大 問 題 で あ る 。 そ う 糖 質 を 制 限 す る と 認 知 機 能 が 低 下 す る( 世 界 屈 指 の 医 学 雑 誌 Cell に 掲 載 )。 さ ら に 運 動 の 持 久 力 も 低 下 す る こ と が 判 明 し た の だ 。 ヒ ト の 高 次 脳 機 能 を 維 持 す る た め に は、 ブ ド ウ 糖 か ら 転 化 さ れ る グ リ コ ーゲ ン が 必 須 で あ る 。 ケ ト ン 体 は、 神 経 細 胞 が 正 常 の 機 能 を 失 っ た( 傷 害 さ れ た )場 合、 利 用 さ れ る 災 害 用 の 代 替 エ ネ ル ギ ー に 過 ぎ な い 。 神 経 細 胞 は 生 理 的 な 状 態 で は、 ケ ト ン 体 を 利 用 し な い 。 人 間 の 尊 厳 の 源 で あ る 「 脳 」、 生 存 に 必 要 な エ ネ ル ギ ー を 産 生 す る 「 筋 肉 」、 と も に 糖 質 が 十 分 に 供 給 さ れ な け れ ば 機 能 不 全 に 陥 る  

過 激 な 糖 質 制 限 食 の 危 険 性 が、 徐 々 に 浸 透 し て き て い る 。 当 然 の 成 り 行 き と 考 え て い る 。 こ の 食 事 を 続 け て 行 く と、 サ ル コ ペ ニ ア で 苦 し む こ と が、 容 易 に 想 像 さ れ る か ら で あ る 。 極 端 な ダ イ エ ッ ト の 喧 伝 は、 金 の た め の 商 売 と 考 え た 方 が よ い 。 人 類 を 進 化 さ せ て き た の は 穀 物 で あ る 。 卵 に 多 く 含 ま れ る レ シ チ ン は、 脳 の 機 能 を 高 め、 認 知 症 を 予 防 す る 。 美 味 し い 「 卵 か け ご 飯 」 で、 健 康 を 維 持 し、 人 生 を 謳 歌 し ま し ょ う  や せ 我 慢 す る と ス ト レ ス で、 血 糖 値 が 益 々 上 が り ま す よ ~

PS : 以 前 の グ レ リ ン に 関 す る ブ ロ グ も ご 参 照 く だ さ い 


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不 登 校 に 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏


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起 立 性 調 節 障 害( OD )は 学 童 期 や 中 高 生 に み ら れ る 疾 患( 症 候 群 )で あ る 。 起 立 時 に 血 圧 を 保 持 す る こ と が で き な く な り、 脳 へ の 循 環 血 液 量 が 減 少 す る た め 発 症 す る 。 起 立 時 に め ま い が し た り、 立 っ て い る と 頭 が ク ラ ク ラ し、 倒 れ そ う に な っ た り す る 。 ま た 嫌 な こ と が あ る と 気 持 ち が 悪 く な る 。 午 前 中 は 調 子 が 悪 く、 し ば し ば 頭 痛 や 腹 痛 が 出 現 す る 。 起 立 性 の 循 環 障 害 だ け で は、 説 明 が つ か な い 徴 候 が 認 め ら れ る 。

こ れ ら は、 こ こ ろ( 自 律 神 経 や ホ ル モ ン ) の 失 調 な ど に 原 因 を 求 め ざ る を 得 な い 。 小 児 期 か ら 思 春 期 に お け る、 自 律 神 経 失 調 症 と 考 え ざ る を 得 な く な る 。 罹 患 率 は 小 学 生 で 5-10 %、 中 学 生 で 10-20 % と も い わ れ、 意 外 に ポ ピ ュ ラ ー な 疾 患 で あ る 。 起 床 が つ ら く 午 前 中 は 体 が ス ッ キ リ し な い た め、 本 人 の 意 思 に 反 し て、 不 登 校 に 陥 る ケ ー ス も あ る 。 不 登 校 は な に も 「 い じ め 」 だ け と は 限 ら な い 。

中 学 生 の 女 子 。 2 ヶ 月 以 上 前 か ら と く に 誘 因 な く 体 調 不 良 と な っ た 。 立 っ て い る と 頭 が ク ラ ク ラ し、 倒 れ そ う に な る た め、 8 週 間 前 に 公 立 病 院 の 小 児 科 を 受 診 。 OD を 疑 わ れ 低 血 症 治 療 薬 を 投 与 さ れ も 効 果 な し 。 と き ど き 頭 痛 や 腹 痛 や 嘔 気 や の ぼ せ も 出 現 す る 。 頭 痛 は 曇 り や 雨 の 日 に 悪 化 す る 。 朝 礼 や 人 混 み な ど で は、 空 気 が 入 っ て 来 な い よ う な 息 苦 し さ が 現 れ る 。 水 を 飲 む と 良 く な る 。 朝 は 体 が だ る く 起 床 が つ ら い 。

1 週 間 に 1 回 は 学 校 を 休 む 。 不 感 は な い が イ ラ イ ラ す る 。 睡 眠 は 良 好 だ が、 生 理 痛 が 8 ヶ 月 前 か ら ひ ど く な っ て き て つ ら い 。 脈 は 80 で 細 滑 弦、 両 尺 弱 。 舌 は 淡 紅、 薄 白 苔 。 腹 部 は 筋 力 充 実 し、 動 悸 や 腹 直 筋 の 緊 張 は み ら れ な い 。 邪 気 が 上 逆 し、 清 気 が 脳 に 到 達 し な い 。 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 を 投 与 。 再 診( 10 日 後 )、 調 子 が 良 く な っ た 。 服 用 3 日 で ほ と ん ど 症 状 消 失  人 混 み で 頭 が 重 く な る 程 度 と な っ た

「 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 」 は 『 保 嬰 撮 要 』 に あ る 「 抑 肝 散 」 に、 本 邦 で 陳 皮 と 半 夏 を 加 え、 常 用 処 方 と し て 用 い ら れ て き た 。 抑 肝 散 に 湿 痰( 濁 )を 除 く 力 が 加 わ り、 湿 濁 に 侵 さ れ や す い 日 本 人 に 適 し て い る も の と 思 わ れ る 。 神 経 症 や ノ イ ロ ー ゼ、 小 児 の 夜 泣 き や 癇 癪 持 ち や 不 眠 症 な ど の よ う に、 精 神 が 興 奮 し て い る 状 態 に 使 用 す る 。 認 知 症 の BPSD に も 使 用 さ れ る 。

抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 は 朮 ・ 茯 苓 ・ 陳 皮 で 脾 胃 の 働 き を 高 め、 湿 濁 を 除 く 。 柴 胡 と 川 芎 は 気 血 の 流 れ を 疎 通 し、 脳 に 清 気 を 昇 ら せ る 。 清 気 の 上 達 は、 気 血 の 鬱 滞 が 疎 通 さ れ た こ と で 得 ら れ る の で あ る 。 釣 藤 鈎 は 鬱 滞 し 化 火 し た 肝 気( 肝 火 )を 冷 や し、 脳 に 上 逆 す る 肝 火 を 降 ろ す 。 こ の 昇 清 ‐ 降 火 が シ ナ ジ ー と し て 働 き、 脳 の 働 き が 正 常 に 行 わ れ る 。

OD の 頻 用 処 方 に 補 中 益 気 湯 が あ る 。 人 参 と 黄 耆 で 補 気 し、 柴 胡 と 升 麻 と 黄 耆 で 清 気 を 昇 ら せ る 。 補 中 益 気 湯 は 虚 証 や 気 が 不 足 し て い る 者 に 用 い る た め、 気 を 発 散 さ せ る 働 き の あ る 柴 胡 や 升 麻 は、 少 量 の 使 用 に 止 め て い る 。 一 方、 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 の 柴 胡 の 作 用 は、 本 来 は 気 の 鬱 滞 を 疎 通 す る た め で、 昇 清 は 二 次 的 に 得 ら れ る も の で あ る 。 し か し エ キ ス 製 剤( ツ ム ラ )の 柴 胡 の 量 は 1 日 量 7.5 g 中 2 ㌘ と 少 な い 。

こ れ は 抑 肝 散 証 で は 肝 火 が 上 逆 し 擾 乱 し て い る た め、 疎 通( 疏 散 )が 強 い と、 火 を ま す ま す 炎 上 さ せ る こ と に な る た め、 火 に 油 を 注 が な い た め の 配 慮 と 思 わ れ る 。 だ が 日 本 人 の 場 合 は、 慢 性 的 な 病 態 で あ れ ば、 少 量 の 柴 胡 で あ っ て も、 気 の 鬱 滞 を 疎 通 す る こ と が で き る の か も し れ な い 。 尚、 今 回 の よ う な 小 児 期 の 不 登 校 で は、 柴 胡 桂 枝 湯 と の 鑑 別 が 必 要 に な る 。 柴 胡 桂 枝 湯 は OD の 頻 用 処 方 で あ る 。

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ゴ キ ち ゃ ん が 漢 方 薬 に (ToT)/~~~


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飽 食 の 時 代 。 食 べ 物 番 組 が 多 い 。 以 前 は ゲ テ モ ノ 番 組 も あ っ て、 タ レ ン ト が キ ャ ー キ ャ ー 大 騒 ぎ す る の が 好 評 を 博 し て い た 。 ハ チ や ゴ キ ブ リ や ウ ジ 虫 の 唐 揚 げ や 佃 煮 な ど も が で て き た 。 ヒ ト が 食 す る に は 似 つ か わ ぬ も の だ が、 食 物 連 鎖 を 考 え る と、 ヒ ト も 間 接 的 に は 昆 虫 を 食 べ て い る こ と に な る 。 ゲ テ モ ノ 料 理、 単 な る 好 奇 心 に と ど ま ら ぬ、 な に が し か の 必 然 性 を 感 じ る 。

中 医 学 で は 日 本 に は 少 な い 動 物 性 生 薬( 血 肉 有 情 )が し ば し ば 用 い ら れ る 。 そ の 中 に は な ん と 昆 虫 が 多 い の で あ る 。 古 来 よ り 瘀 血 を 除 く 薬 と し て、 抵 当 丸大 黄 庶 虫 丸 が あ る が、 前 者 に は ア ブ( 虻 虫 )と ヒ ル( 水 蛭 )が、 後 者 に は ゴ キ ブ リ( 庶 虫 )も 含 ま れ て い る 。 ア ブ と ゴ キ ブ リ は メ ス が 用 い ら れ る 。 ♀ に 特 有 の ホ ル モ ン が 関 与 す る の か? 動 物 性 生 薬 は 植 物 性 生 薬 に 比 べ 作 用 が 峻 烈 な た め、 気 を 損 耗( 消 耗 )し や す い 。 そ の た め 単 な る 生 理 不 順 や 生 理 痛 な ど で は 使 用 さ れ な い 。

日 本 で 使 わ れ る 駆 瘀 血 薬 は、 主 に 桃 の 種( 桃 仁 )と ベ ニ バ ナ( 紅 花 )で あ る 。 下 剤 と し て 使 用 さ れ る 大 黄 も 強 力 な 駆 瘀 血 薬 で あ る 。 酒 で 蒸 し て 炒 っ て 炭 化 し 少 量 服 用 す る と、 婦人 科 の 止 血 剤 と し て 働 く 。 血 余 炭 を ご 存 じ で あ ろ う か 。 人 の 頭 髪 を 焼 い た も の で、 中 国 で は 止 血 薬 と し て 使 用 さ れ て い る 。 炭 化 す る と 止 血 効 果 を 現 わ す 。 た だ 駆 瘀 血 薬 に は 流 産 の 危 険 が あ る た め、 妊 婦 に は 原 則 使 用 禁 止 で あ る 。 紅 花 は 江 戸 時 代 に は 堕 胎 薬( 稽 留 流 産 )と し て 使 わ れ て い た

失 笑 散 と い う 笑 い 出 し そ う な 名 の 薬 が あ る 。 ガ マ の 穂( 蒲 黄 )、 ム サ サ ビ の 糞 便( 五 霊 脂 )の 二 味 よ り な る 。 駆 瘀 血 作 用 が あ る た め、 ガ ン の 疼 痛 な ど に 中 国 で は 頻 用 さ れ る。 動 物 の フ ン ま で も ク ス リ と な る の だ 。 と こ ろ が 驚 い た こ と に、 人 中 黄 と い っ て、 ヒ ト の 糞 便 も 漢 方 薬 と し て 用 い ら れ て い た の で あ る 。 解 毒 作 用 が あ る ら し い 。 犬 猫 が 糞 を 舐 め て い る 姿 を よ く 見 る 。 大 国 主 命 が 身 ぐ る み 剥 ぎ 取 ら れ た 因 幡 の 白 兎 を、 蒲 黄 で 包 ん で あ げ た の は、 ガ マ の 穂 に は 止 血 作 用 が あ る た め だ 。

中 国 で は ミ ミ ズ( 地 竜 )や サ ソ リ( 全 蝎 )や ム カ デ( 蜈 蚣 )が、 顔 面 神 経 麻 痺 に 用 い ら れ る 。 動 物 性 薬 は 病 巣 深 く 侵 入 す る 。 そ の た め 神 経 麻 痺 を も 治 す こ と が で き る 。 地 竜 の 解 熱 作 用 は ア ス ピ リ ン に 優 る と も い う 。 顔 面 神 経 麻 痺 に 地 竜 が 著 効 し た の だ が、 強 い 冷 え を 訴 え ら れ た 経 験 が あ る 。 昆 虫 の ハ ン ミ ョ ウ の 抗 が ん 作 用 も 注 目 さ れ て い る 。 飽 食 の 時 代 。 運 動 不 足 も 重 な り、 体 内 に 不 要 な も の が 排 除 さ れ ず、 堆 積 さ れ て 行 く 。 こ れ ら が 生 活 習 慣 病 の 原 因 と な り、 ひ い て は が ん や 心 筋 梗 塞 や 脳 卒 中 の 引 き 起 こ す 。 現 代 こ そ、 ゲ テ モ ノ が 必 要 な 時 代 だ 。


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火 は 血 を 妄 迫 し (ToT)/~~~


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症 例 は 50 代 の 女 性 。 数 年 前 か ら 高 血 圧 を 指 摘 さ れ る も 放 置 。 2 ヶ 月 前 に、 ご 主 人 を 病 気 で 亡 く し て い る 。 そ の た め 不 安 感 が 出 現 し、う つ 的 と な っ た 。 1 ヶ 月 前 よ り 耳 閉 感 と 腰 か ら 下 肢 に か け て つ れ る 感 じ が 出 現 。 整 形 外 科 を 受 診 し、 鎮 痙 薬 と 安 定 剤 を 服 用 し て い る 。 床 に 入 る と 胸 が ド カ ド カ し て 眠 れ な い 。 の ぼ せ る 。 顔 貌 は 抑 う つ 状 。

漢 方 治 療 を 希 望 し 来 院 。 血 圧 190 / 110 。 脈 は 100、 細 滑 弦、 左 尺 無 力 。 舌 は 暗 紅、 薄 白 苔、 全 体 に 化 燥 。 陰 虚 陽 亢 と 考 え、 玄 参 5、 山 茱 萸 6、 芍 薬 6、 牡 丹 皮 6、 麦 門 冬 6、 百 合 6、 知 母 9、 黄 柏 4、 茯 苓 6、 遠 志 4、 蓮 肉 5、 酸 棗 仁 15 ( す べ て 保 険 適 応 ) を 投 与 す る 。

1 週 間 後、 う そ の よ う に 明 る い 顔 に な っ た 。 初 診 時 よ り 安 定 剤 は 中 止 し て い る が、 不 安 感 や う つ 状 態 が よ く な っ た 。 動 悸 も な く 眠 れ る 。 驚 い た こ と に 下 肢 の つ れ る 感 じ も な く な っ た 。 血 圧 は 160 / 90 。 脈 は 84、 沈 細 。 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 初 診 3 週 間 後、 耳 閉 感 が ま だ 少 し あ る が、 他 の 症 状 は 消 失 。 血 圧 132 / 90、 脈 も 80 と 改 善 。 前 方 の 玄 参、 蓮 肉 を 中 止 し、 乾 地 黄 7、 黄 耆 4 を 加 え る 。 体 調 は 元 通 り に な っ た 。

女 性 は 月 経 や 分 娩 ・授 乳 が あ る た め、 男 性 に 比 べ 陰 血( 体 の 構 成 物 質 )が 不 足 が ち と な る 。 加 齢 と と も に 陰 血 は さ ら に 不 足 す る よ う に な る 。 そ の た め、 閉 経 は 陰 血 の 損 耗 を 防 ぐ と い う 意 味 で は 合 目 的 で あ る 。 し か し 年 齢 と と も に 基 礎 代 謝 は 低 下 す る 。 女 性 は 閉 経 後 も 男 性 に 比 し、 陰 血 不 足 に 起 因 す る 疾 患 の ハ イ リ ス ク な の で あ る 。

体 の 構 成 成 分 が 不 足 す る( 痩 せ る )と、 代 償 機 転 が 働 き、 血 肉 の 素 を 吸 収 し、 そ の 素 材 を 用 い、 体 の 修 復 が 行 わ れ る 。 こ の た め 体 内 の 熱 産 生( 代 謝 )が 亢 進 す る 。 こ れ が 陰 虚 内 熱 の 本 態 で あ る 。 こ の 熱 産 生 が 異 常 に 亢 進 し た、 病 的 状 態 を 陰 虚 陽 亢 と 規 定 す る 。 熱( 火 )が 上 昇 し を 衝 く と 動 悸 が 出 現 し た り、 血 圧 が 上 昇 す る 。 ま た 心( 陰 )に 鎮 座 す る 「 神 」 が 不 寧 と な る と( 神 不 守 舎 )、 不 安 ・ い ら い ら ・ 焦 燥 感 や 不 眠 が 出 現 す る 。

火 を 鎮 火 す る た め に は 黄 柏 や 知 母 が 必 要 に な る( 標 治 )。 し か し 熱( 火 )の 産 生 は 陰 血 が 不 足 し た 結 果 で あ る た め、 滋 陰 養 血 を 主 と し、 清 熱 を 従 と す る( 滋 陰 清 熱 ) 。 こ れ を 本 治 と い う 。 “ 臭 い も の に は 蓋 ” 式 の 治 療 で は い け な い 。


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「 認 知 症 」 は 改 善 す る (@^^)/~~~



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米 国 で は 認 知 症 患 者 が 減 少 し て い る 」 と い う サ プ ラ イ ズ を 以 前 報 告 し た 。 わ が 国 で は 2012 年 の 時 点 で 認 知 症 患 者 が 462 万 人 で あ っ た が、 2025 年 に は 700 万 人 に な る も の と 推 計 さ れ て い る 。 急 激 な 増 加 で あ る 。 戦 後 生 ま れ の 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 と な る た め で、 2025 年 問 題 と し て 国 家 的 戦 略 が 必 要 と さ れ る 。 一 方 で、 米 国 で は 認 知 症 の 有 病 率 が、 2000 年 で 11.6 %、 2012 年 に は 8.8 % と 減 少 し て い る の だ 。 日 本 は 米 国 と 肩 を 並 べ る 世 界 の 先 進 国 で あ る 。 厚 労 省 の 推 計 の よ う に、 2025 年 に は 認 知 症 患 者 が、 700 万 人 と 倍 近 く も 増 え る の だ ろ う か 。

認 知 症 の 前 段 階 の 認 知 機 能 障 害 を MCI( 軽 度 認 知 障 害 )と い う。 約 400 万 人 が 該 当 す る と さ れ る 。 こ れ ら の ひ と び と を 認 知 症 に 進 行 さ せ ず、 現 状 維 持、 あ わ よ く ば 少 し で も 改 善 す る こ と が で き れ ば、 認 知 症 患 者 を 大 幅 に 減 少 さ せ る こ と が 可 能 と な る 。 認 知 症 患 者 を 改 善 さ せ る こ と が 困 難 な 現 況 を 考 え る と、 多 少 は 現 実 的 手 段 と 考 え ら れ ま い か 。 そ ん な 折、 国 立 長 寿 医 療 セ ン タ ー か ら ビ ッ グ サ プ ラ イ ズ が も た ら さ れ た 。 MCI の 半 数 近 く が 正 常 範 囲 に 戻 っ た と い う の だ ~

愛 知 県 大 府 市 の 住 民 約 4200 人 の 認 知 機 能 を 2011 年 か ら 4 年 間 追 跡 調 査 し た 。 調 査 対 象 に 認 知 症 患 者 は 含 ま れ て い な い 。 研 究 当 初、 約 740 人 が MCI と 診 断 さ れ た が、 4 年 後 に は そ の 46 % が 正 常 に 復 し て い た 。 一 方、 4 年 間 に 認 知 症 と 診 断 さ れ た 人 の 割 合 は、 MCI で 14 %、 正 常 者 で は 5 % で あ っ た 。 MCI で は 正 常 者 に 比 べ 認 知 症 に な る 確 率 が 高 い の は 当 然 で あ る が、 MCI の 46 % が 正 常 な 認 知 機 能 に 回 復 し て い た こ と に は お ど ろ き で あ る 。 こ れ は 認 知 機 能 障 害 が 初 期 の 段 階 で は、 正 常 な 認 知 機 能 に 回 復 す る 可 能 性 を 意 味 す る 。

神 経 病 理 学 的 な 改 善 に つ い て は 不 明 で あ る が、 お そ ら く 否 定 的 と 思 わ れ る 。 し か し 臨 床 的 な 回 復 は、 正 常 な 生 活 の 継 続 ・ 維 持 を 意 味 す る 。 青 天 井 の 医 療 費 の 増 大 や 介 護 パ ワ ー の 不 足 の 問 題 も、 一気 に 解 決 に 向 か う こ と に な る 。 問 題 は 如 何 に す れ ば、 MCI の 段 階 で 認 知 機 能 を 回 復 さ せ る こ と が で き る か だ 。 お そ ら く 生 活 習 慣 ( 食 事 ・ 睡 眠 ・ 運 動 ・ ス ト レ ス な ど ) の 見 直 し に あ る と 考 え る 。 そ れ は 脳 内 に 老 廃 物 Aβ が 沈 着 す る こ と が、 認 知 症 を 発 症 さ せ 進 行 さ せ る か ら だ 。

老 廃 物 は 睡 眠 中 に 排 除 さ れ る た め、 良 質 の 睡 眠 が 必 要 に な る 。 適 度 な 運 動 は 血 行 を 促 進 す る た め、 老 廃 物 の 排 除 に は 欠 か せ な い 。 海 馬 の 神 経 細 胞 の 長 期 記 憶 保 持 の た め に は、 ア ス ト ロ サ イ ト に 蓄 積 さ れ て い る “ グ リ コ ー ゲ ン ” 由 来 の 乳 酸 が 重 要 な 働 き を す る 。 御 飯 は 3 食 欠 か せ な い 。 そ の 意 味 か ら も 過 激 な 糖 質 制 限認 知 症 の ハ イ リ ス ク と 考 え る べ き だ ~  ス ト レ ス は 活 性 酸 素 を 増 加 さ せ る た め 避 け る べ き 。 神 経 細 胞 が 死 滅 す る 。

漢 方 薬 で は 甘 麦 大 棗 湯 や 五 苓 散 や 当 帰 芍 薬 散 な ど、 さ ら に は 六 味 地 黄 丸 や 八 味 地 黄 丸 な ど の 滋 陰 薬 も 認 知 症 の 予 防 に 有 用 と 考 え る 。


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湿 熱 型 皮 膚 病 2 題


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妻 が 奥 様 と お 知 り 合 い に な っ た こ と か ら、 御 主 人 様 か ら 京 都 一 の 中 華 料 理 店 に ご 招 待 さ れ た 。 そ こ で 出 て き た の が 写 真 の キ ッ ピ ン ア ワ ビ 。 キ ッ ピ ン ア ワ ビ と は、 戦 前 か ら 本 場 中 国 に も 輸 出 さ れ て い る、 最 高 級 の ア ワ ビ の こ と 。 【 ア ワ ビ 】 は 漢 方 薬 に も な る 。 産 地 は 三 陸 海 岸 に あ る 三 陸 町 吉 浜 で あ る 。 キ ッ ピ ン を 吉 品 と 思 っ て い る 方 が い る が、 吉 浜 を 意 味 す る 。 中 国 人 の 店 長 も 吉 品 と 誤 解 し て い た 。

著 者 は 30 代 後 半 か ら 7 年 間、 岩 手 県 三 陸 町 の 無 医 村 に 勤 務 し た 。 三 陸 町 の 名 は 三 村 ( 綾 里 ・ 越 喜 来 ・ 吉 浜 ) が 合 併 し た こ と に 由 来 す る 。 三 陸 町 は そ の 後 大 船 渡 市 と 合 併 し て い る 。 三 陸 海 岸 で 採 れ る ア ワ ビ は エ ゾ 鮑 ( 黒 鮑 ) で、 漁 期 が 冬 場 で あ る た め、 身 が 引 き 締 ま り、 さ ら に 旨 味 を 増 す 。 そ れ を 屋 外 で 寒 風 に 晒 し 乾 燥 さ せ、 太 陽 の エ ネ ル ギ ー を 蓄 積 し た 乾 鮑 は、 山 海 の 珍 味 と 呼 ぶ に 相 応 し い 。

症 例 1 : 20 代 女 性 。 全 身 に 紅 色 膨 疹 ( 蕁 麻 疹 ) が 出 現 し 治 ら な い 。 皮 膚 科 か ら 抗 ヒ ス タ ミ ン 薬 を 投 与 さ れ て い る が、 薬 を 中 止 す る と 発 疹 が 出 現 す る 。 も う 3 年 近 く も 服 用 し て い る 。 便 秘 で あ る も 食 欲 良 好 。 脈 は 70 で 滑 。 舌 は 淡 紅 で、 薄 白 苔 あ り 。 茵 蔯 蒿 湯 エ キ ス 7.5 g を 投 与 。 数 日 で 蕁 麻 疹 が 出 現 し な く な っ た 。 1 ヶ 月 服 薬 し 中 止 す る も 再 発 は み ら れ な い 。

症 例 2 : 70 代 女 性 。 20 年 以 上 も 乳 房 下 か ら 上 腹 部 に か け て の 広 範 な 発 疹 が 治 ら な い 。 皮 膚 科 の ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 塗 っ て い る の で、 痒 み は 耐 え ら れ る が、 発 疹 の 改 善 は ま っ た く み ら れ な い 。 発 疹 は 紅 色 を 呈 し 触 れ る と 熱 感 が あ る 。 「 も う 治 ら な い と 諦 め て は い る 」 と 言 う が、 漢 方 治 療 を 勧 め る 。

食 欲 よ く 便 通 も 良 好 。 胸 焼 け が と き ど き あ る 。 脈 は 80 で 滑 偏 弦 。 舌 は 暗 紅 で 白 苔 に 被 わ れ る 。 茵 蔯 蒿 湯 エ キ ス 7.5 g と 黄 連 解 毒 湯 エ キ ス 7.5 g を 投 与 す る 。 2 週 間 後、 痒 み が な く な っ た 。 紅 斑 も か な り 薄 く な っ て い る 。 予 想 以 上 の 改 善 で あ る 。 そ の 後 も 同 剤 を 続 け、 8 週 間 服 用 し た 時 点 で 完 治 と し た 。 再 発 は な い 。 胃 が ス ッ キ リ す る よ う に な っ た、 と も 。

湿 熱 が 日 本 人 の 皮 膚 病 の 原 因 の 多 く を 占 め る 。 欧 米 人 と 比 べ る と 体 質 や 飲 食 の 習 慣 や 胃 腸 の 働 き の 違 い は 明 ら か で、 胃 ( 脾 ) に 湿 熱 が 形 成 さ れ や す い 。 胃 に 湿 熱 が 貯 留 す る と、 「 膈 」 を 通 じ て 肌 に 表 出 す る こ と に な り、 皮 膚 炎 と し て 表 現 さ れ る の だ 。 茵 蔯 蒿 湯 は “ 湿 熱 ” を 除 く 代 表 的 方 剤 で あ り、 黄 疸 や 皮 膚 疾 患 に 多 用 さ れ る 。 熱 が 著 し い 場 合 は 黄 連 解 毒 湯 を 加 え る 。

蕁 麻 疹 や 乾 癬 や 掌 蹠 膿 疱 症 に、 茵 蔯 蒿 湯茵 蔯 五 苓 散 を 使 用 す る 機 会 は 多 い 。 今 日、 難 治 性 皮 膚 疾 患 が 増 え て い る 。 こ れ ら は 飽 食 の 時 代 の 落 と し 子 で あ る 。 過 剰 な エ ネ ル ギ ー の 摂 取 ( 飽 食 )、 そ れ に 加 え 労 働 環 境 の 変 化 に よ る エ ネ ル ギ ー 消 費 ( 発 散 ) の 減 少 。 生 活 習 慣 病 や 奇 怪 な 皮 膚 病 の 増 加 は、 漢 方 的 に は “ 湿 熱 ” の 停 滞 ( 貯 留 ) に 起 因 す る 場 合 が 多 い の だ 。


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煎 じ 薬 で 五 十 肩 も 簡 単 に 治 る (@^^)/~~~


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      岸 壁 の 母  菊 池 章 子

一 歩 家 を で れ ば 役 者 に 変 身 。 自 分 に 与 え ら れ た 役 に 徹 し、 観 衆 に 感 動 を 与 え る 。 役 者 は プ ロ で あ る 。 日 々 精 進 し 技 を 磨 く の で あ る 。 そ の 【 技 】 こ そ ひ と び と に 生 き る パ ワ ー を 与 え る 。 わ れ わ れ は 天 賦 の 使 命 を 携 え 前 進 す る の だ

(1) 50 代 女 性 。 3 週 間 前、 右 肩 の 運 動 制 限 と 痛 み を 自 覚 。 次 第 に 症 状 が 悪 化 。 5 日 前 か ら 疼 痛 の た め、 夜 中 に な ん ど も 目 が 覚 め る 。 も と も と 寝 つ き は 悪 い 。 元 気 な 方 で、 疲 れ や 冷 え は 感 じ な い 。 食 欲 も 良 好 。 咽 喉 が 乾 く 。 便 秘 で あ る 。 血 圧 正 常 。 脈 は 76 で 沈 細、 按 じ て無 力 。 舌 は 淡 紅、 少 苔 で 乾 燥 。 陰 血 不 足 に よ り 肩 周 囲 の 筋 脈 を 養 う こ と が で き な い 。

乾 地 黄 7、 当 帰 7、 芍 薬 7、 麦 門 冬 7、 栝 楼 根 7、 桂 皮 7、 知 母 5、 黄 耆 6、 茯 苓 6、 威 霊 仙 4、 木 瓜 4、 酸 棗 仁 12、 大 黄 3 ( 後 下 )す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 1 週 間 後、 痛 み が 2 日 で 治 ま っ た 。 肩 の 動 き も 自 由 に な り 痛 み も 感 じ な い 。 ビ ッ ク リ し た、 と 述 べ る 。 陰 血 が 不 足 す る と、 肩 関 節 周 囲 の 筋 や 腱 の 滋 養 が 枯 燥 す る た め、 疼 痛 や 運 動 制 限 が 出 現 す る 。 陰 血 不 足 の 治 療 は 漢 方 の 独 壇 場 で 本 領 発 揮 だ 。 滋 陰 養 血 に よ り 著 効 が 得 ら れ た 。

(2) 50 代 男 性 。 半 年 前 に 左 の 肩 関 節 痛 が 出 現 。 こ こ 数 週 間、 酒 宴 が 続 い た た め か、 挙 上 困 難 と 疼 痛 が 悪 化 し た 。 降 圧 剤 を 服 用 中 。 食 欲、 便 通 良 好 。 睡 眠 も 良 い が、 寝 汗 を か く こ と が あ る 。 痛 み は 入 浴 で も 改 善 し な い 。 天 気 が 悪 い と よ り 痛 む 。 脈 は 72 で 滑 。 舌 は 暗 紅 で、 苔 が 微 黄 で 厚 い 。 湿 熱 が 筋 脈 を 阻 塞 し た た め 疼 痛 が 発 症 し た 。

二 朮 湯 エ キ ス 製 剤 を 2 週 間 分 投 与 す る も 変 化 な し 。 そ こ で、 葛 根 9、 芍 薬 9、 防 已 9、 蒼 朮 9、 薏 苡 仁 15、 木 通 6、 知 母 9、 竜 胆 4、 独 活 4、 威 霊 仙 4、 甘 草 3す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 2 週 間 後、 痛 み が 楽 に な り 肩 が 回 る よ う に な っ た 。 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 ほ と ん ど 痛 み が な く な っ た 。 さ ら に 2 週 間 分 の 投 与 で 完 治 。 余 分 な 水 ( 病 理 産 物 ) が 肌 肉 に 停 滞 す る と、 必 要 な 気 血 水 の 流 れ が 阻 滞 さ れ、 筋 や 腱 へ の 栄 養 が 枯 渇 す る た め 疼 痛 が 発 症 す る 。

漢 方 で の 疼 痛 の 因 果 関 係 が 不 通 則 痛、 治 療 原 則 は 通 則 不 痛 で あ る 。 寒 冷 に 暴 露 す る と 血 脈 が 収 縮 し 気 血 が 不 通 と な る た め、 手 足 に し び れ や 痛 み が 生 じ る 。 温 め る と 血 流 が 再 開 し 症 状 は 消 え る 。 非 生 理 的 な 水 が 停 滞 し て も、 血 脈 は 圧 迫 ・ 閉 塞 さ れ 疼 痛 が 出 現 す る 。 血 脈 が 枯 渇 す る 陰 血 不 足 や、 血 脈 が よ ど む 瘀 血 で も、 同 じ よ う に 疼 痛 が 引 き 起 こ さ れ る 。 病 因 病 理 を 見 極 め 治 療 を 施 せ ば、 難 治 性 疼 痛 も 容 易 に 解 決 す る 。 四 逆 散 が 著 効 し た 五 十 肩 も ご 参 照 く だ さ い 。


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危 険 だ ら け の 過 激 な 糖 質 制 限 食 (T_T)


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原 始 の 時 代、 生 命 は ミ ト コ ン ド リ ア と 共 生 し、 効 率 的 な エ ネ ル ギ ー 産 生 シ ス テ ム を 獲 得 し た 。 そ の 後、 生 物 は 急 速 進 化 を 遂 げ、 高 等 生 物 が 誕 生 す る こ と に な っ た 。 そ の よ う な 共 進 化 関 係 が、 腸 内 フ ロ ー ラ と 宿 主 の 間 に も 存 在 す る 。 昨 今、 食 物 繊 維 を 原 料 ( エ サ ) と し て、 腸 内 細 菌 が 作 り 出 す 物 質 に、 医 学 的 関 心 が 集 ま っ て い る 。 特 に 注 目 さ れ て い る の が、 脂 肪 酸 の 代 謝 を 活 発 に し、 肥 満 を 防 ぐ 働 き が あ る 短 鎖 脂 肪 酸 で あ る 。 イ ン ス リ ン の 分 泌 を 促 進 す る、 イ ン ク レ チ ン の 分 泌 も 促 進 す る 。 イ ン ク レ チ ン の 1 つ、 GLP-1 の 受 容 体 刺 激 薬 は、 糖 尿 病 の 注 射 治 療 薬 と し て 使 用 さ れ て い る 。

し か し、 共 生 と 言 っ て も 宿 主 が 不 利 益 を 受 け る 場 合 も 多 い 。 2014 年 6 月、 順 天 大 学 と ヤ ク ル ト 中 央 研 究 所 の 共 同 研 究 グ ル ー プ が、 衝 撃 的 な 研 究 発 表 を し た 。 糖 尿 病 患 者 の 血 液 中 に 生 き た 腸 内 細 菌 が い た、 と い う の だ( 腸 内 フ ロ ー ラ 10 の 真 実, NHK ス ペ シ ャ ル 取 材 班 ) 。 正 常 者 で も ま れ に 生 き た 細 菌 が 見 つ か る が、 糖 尿 病 患 者 で は そ の 7 倍 も 多 い 。 糖 尿 病 で は 腸 の バ リ ア 機 能 が、 障 害 さ れ て い る た め だ 。 さ ら に だ、 以 前 お 話 し た LPS( エ ン ド ト キ シ ン / 内 毒 素 )の 血 中 濃 度 も、 糖 尿 病 患 者 で は 高 値 を 示 す 。 高 脂 肪 食 で LPS が 高 値 と な る の は、 よ く 知 ら れ た エ ビ デ ン ス で あ る 。 こ れ で は 大 変 な こ と が 起 こ る  そ れ は ~

過 激 な 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 だ か ら で あ る 。 こ の よ う な 食 事 を 行 っ て い る 糖 尿 病 の 方 々 は、 す で に 血 中 の LPS 濃 度 が 高 い の だ が、 そ れ に ま た ま た 大 量 の 脂 肪 を 食 す る 。 LPS の 値 は う な ぎ 上 り に 高 値 を 呈 す る 。 LPS は マ ク ロ フ ァ ー ジ や 樹 状 細 胞 の 表 面 に 存 在 す る TLR( Toll-like recepter )を 活 性 化 し、 種 々 の 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 放 出 し、 全 身 の 血 管 内 皮 細 胞 の 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 血 管 の 炎 症 は イ ン ス リ ン 抵 抗 性 を 高 め る( 糖 尿 病 の 悪 化 )だ け で な く、 虚 血 性 心 疾 患 や 脳 梗 塞 な ど の 血 管 死 の 原 因 と な る 。 高 脂 肪 食 は が ん の ハ イ リ ス ク で も あ る 。

現 代 ス ト レ ス 社 会 で は 精 神 に 変 調 を き た し や す い 。 些 細 な こ と で 不 安 に な っ た り、 落 ち 込 ん だ り、 イ ラ イ ラ し た り、 攻 撃 的 に な っ た り、 と き に は 鬱 積 し た エ ネ ル ギ ー を 爆 発 さ せ る 方 も い る 。 傷 害 事 件 に で も 発 展 す れ ば 大 変 だ 。 ク レ ー マ ー で 教 育 現 場 も 混 乱 し て い る と い う 。 こ れ に は、 昨 今 の 飽 和 脂 肪 酸 の 多 い 食 事 や ジ ャ ン ク フ ー ド が、 関 与 し て い る も の と 思 わ れ る 。 食 事 の 変 化 と と も に、 腸 内 フ ロ ー ラ も 変 化 す る 。

メ ン タ ル ヘ ル ス は 腸 内 細 菌 に コ ン ト ロ ー ル さ れ て い る と も 言 わ れ る 。 糖 尿 病 に は “ う つ ” が 高 率 に 合 併 す る 。 過 激 な 糖 質 制 限 は 精 神 面 に も 悪 影 響 を 与 え る 。 と く に 痩 せ て い る 方高 齢 者 に は、 非 常 ~~~ に 危 険 だ

行 き 過 ぎ た 糖 質 制 限 の 推 奨 は、 ビ ジ ネ ス( 宣 伝 広 告 )と 考 え た 方 が よ い 。 患 者 さ ん の た め と 言 い な が ら、 自 分 の 利 益 に 専 念 し て い る 方 も い る 。 医 師 が 実 質 的 オ ー ナ ー の ネ ッ ト 通 販 も あ る  ま さ に 利 益 誘 導 で あ る 。 過 激 な 糖 質 制 限 は 飢 餓 と 同 じ で、 痩 せ る の は 当 た り 前 。 で も 糖 代 謝 の 要 で あ る 筋 肉 が 痩 せ 衰 え て は、 糖 代 謝 は 完 全 に 崩 壊 す る 。 痩 せ て( skinny )、 風 と と も に 去 り ぬ ~~~ で は

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