不 登 校 に 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏


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起 立 性 調 節 障 害( OD )は 学 童 期 や 中 高 生 に み ら れ る 疾 患( 症 候 群 )で あ る 。 起 立 時 に 血 圧 を 保 持 す る こ と が で き な く な り、 脳 へ の 循 環 血 液 量 が 減 少 す る た め 発 症 す る 。 起 立 時 に め ま い が し た り、 立 っ て い る と 頭 が ク ラ ク ラ し、 倒 れ そ う に な っ た り す る 。 ま た 嫌 な こ と が あ る と 気 持 ち が 悪 く な る 。 午 前 中 は 調 子 が 悪 く、 し ば し ば 頭 痛 や 腹 痛 が 出 現 す る 。 起 立 性 の 循 環 障 害 だ け で は、 説 明 が つ か な い 徴 候 が 認 め ら れ る 。

こ れ ら は、 こ こ ろ( 自 律 神 経 や ホ ル モ ン ) の 失 調 な ど に 原 因 を 求 め ざ る を 得 な い 。 小 児 期 か ら 思 春 期 に お け る、 自 律 神 経 失 調 症 と 考 え ざ る を 得 な く な る 。 罹 患 率 は 小 学 生 で 5-10 %、 中 学 生 で 10-20 % と も い わ れ、 意 外 に ポ ピ ュ ラ ー な 疾 患 で あ る 。 起 床 が つ ら く 午 前 中 は 体 が ス ッ キ リ し な い た め、 本 人 の 意 思 に 反 し て、 不 登 校 に 陥 る ケ ー ス も あ る 。 不 登 校 は な に も 「 い じ め 」 だ け と は 限 ら な い 。

中 学 生 の 女 子 。 2 ヶ 月 以 上 前 か ら と く に 誘 因 な く 体 調 不 良 と な っ た 。 立 っ て い る と 頭 が ク ラ ク ラ し、 倒 れ そ う に な る た め、 8 週 間 前 に 公 立 病 院 の 小 児 科 を 受 診 。 OD を 疑 わ れ 低 血 症 治 療 薬 を 投 与 さ れ も 効 果 な し 。 と き ど き 頭 痛 や 腹 痛 や 嘔 気 や の ぼ せ も 出 現 す る 。 頭 痛 は 曇 り や 雨 の 日 に 悪 化 す る 。 朝 礼 や 人 混 み な ど で は、 空 気 が 入 っ て 来 な い よ う な 息 苦 し さ が 現 れ る 。 水 を 飲 む と 良 く な る 。 朝 は 体 が だ る く 起 床 が つ ら い 。

1 週 間 に 1 回 は 学 校 を 休 む 。 不 感 は な い が イ ラ イ ラ す る 。 睡 眠 は 良 好 だ が、 生 理 痛 が 8 ヶ 月 前 か ら ひ ど く な っ て き て つ ら い 。 脈 は 80 で 細 滑 弦、 両 尺 弱 。 舌 は 淡 紅、 薄 白 苔 。 腹 部 は 筋 力 充 実 し、 動 悸 や 腹 直 筋 の 緊 張 は み ら れ な い 。 邪 気 が 上 逆 し、 清 気 が 脳 に 到 達 し な い 。 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 を 投 与 。 再 診( 10 日 後 )、 調 子 が 良 く な っ た 。 服 用 3 日 で ほ と ん ど 症 状 消 失  人 混 み で 頭 が 重 く な る 程 度 と な っ た

「 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 」 は 『 保 嬰 撮 要 』 に あ る 「 抑 肝 散 」 に、 本 邦 で 陳 皮 と 半 夏 を 加 え、 常 用 処 方 と し て 用 い ら れ て き た 。 抑 肝 散 に 湿 痰( 濁 )を 除 く 力 が 加 わ り、 湿 濁 に 侵 さ れ や す い 日 本 人 に 適 し て い る も の と 思 わ れ る 。 神 経 症 や ノ イ ロ ー ゼ、 小 児 の 夜 泣 き や 癇 癪 持 ち や 不 眠 症 な ど の よ う に、 精 神 が 興 奮 し て い る 状 態 に 使 用 す る 。 認 知 症 の BPSD に も 使 用 さ れ る 。

抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 は 朮 ・ 茯 苓 ・ 陳 皮 で 脾 胃 の 働 き を 高 め、 湿 濁 を 除 く 。 柴 胡 と 川 芎 は 気 血 の 流 れ を 疎 通 し、 脳 に 清 気 を 昇 ら せ る 。 清 気 の 上 達 は、 気 血 の 鬱 滞 が 疎 通 さ れ た こ と で 得 ら れ る の で あ る 。 釣 藤 鈎 は 鬱 滞 し 化 火 し た 肝 気( 肝 火 )を 冷 や し、 脳 に 上 逆 す る 肝 火 を 降 ろ す 。 こ の 昇 清 ‐ 降 火 が シ ナ ジ ー と し て 働 き、 脳 の 働 き が 正 常 に 行 わ れ る 。

OD の 頻 用 処 方 に 補 中 益 気 湯 が あ る 。 人 参 と 黄 耆 で 補 気 し、 柴 胡 と 升 麻 と 黄 耆 で 清 気 を 昇 ら せ る 。 補 中 益 気 湯 は 虚 証 や 気 が 不 足 し て い る 者 に 用 い る た め、 気 を 発 散 さ せ る 働 き の あ る 柴 胡 や 升 麻 は、 少 量 の 使 用 に 止 め て い る 。 一 方、 抑 肝 散 加 陳 皮 半 夏 の 柴 胡 の 作 用 は、 本 来 は 気 の 鬱 滞 を 疎 通 す る た め で、 昇 清 は 二 次 的 に 得 ら れ る も の で あ る 。 し か し エ キ ス 製 剤( ツ ム ラ )の 柴 胡 の 量 は 1 日 量 7.5 g 中 2 ㌘ と 少 な い 。

こ れ は 抑 肝 散 証 で は 肝 火 が 上 逆 し 擾 乱 し て い る た め、 疎 通( 疏 散 )が 強 い と、 火 を ま す ま す 炎 上 さ せ る こ と に な る た め、 火 に 油 を 注 が な い た め の 配 慮 と 思 わ れ る 。 だ が 日 本 人 の 場 合 は、 慢 性 的 な 病 態 で あ れ ば、 少 量 の 柴 胡 で あ っ て も、 気 の 鬱 滞 を 疎 通 す る こ と が で き る の か も し れ な い 。 尚、 今 回 の よ う な 小 児 期 の 不 登 校 で は、 柴 胡 桂 枝 湯 と の 鑑 別 が 必 要 に な る 。 柴 胡 桂 枝 湯 は OD の 頻 用 処 方 で あ る 。

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ゴ キ ち ゃ ん が 漢 方 薬 に (ToT)/~~~


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飽 食 の 時 代 。 食 べ 物 番 組 が 多 い 。 以 前 は ゲ テ モ ノ 番 組 も あ っ て、 タ レ ン ト が キ ャ ー キ ャ ー 大 騒 ぎ す る の が 好 評 を 博 し て い た 。 ハ チ や ゴ キ ブ リ や ウ ジ 虫 の 唐 揚 げ や 佃 煮 な ど も が で て き た 。 ヒ ト が 食 す る に は 似 つ か わ ぬ も の だ が、 食 物 連 鎖 を 考 え る と、 ヒ ト も 間 接 的 に は 昆 虫 を 食 べ て い る こ と に な る 。 ゲ テ モ ノ 料 理、 単 な る 好 奇 心 に と ど ま ら ぬ、 な に が し か の 必 然 性 を 感 じ る 。

中 医 学 で は 日 本 に は 少 な い 動 物 性 生 薬( 血 肉 有 情 )が し ば し ば 用 い ら れ る 。 そ の 中 に は な ん と 昆 虫 が 多 い の で あ る 。 古 来 よ り 瘀 血 を 除 く 薬 と し て、 抵 当 丸大 黄 庶 虫 丸 が あ る が、 前 者 に は ア ブ( 虻 虫 )と ヒ ル( 水 蛭 )が、 後 者 に は ゴ キ ブ リ( 庶 虫 )も 含 ま れ て い る 。 ア ブ と ゴ キ ブ リ は メ ス が 用 い ら れ る 。 ♀ に 特 有 の ホ ル モ ン が 関 与 す る の か? 動 物 性 生 薬 は 植 物 性 生 薬 に 比 べ 作 用 が 峻 烈 な た め、 気 を 損 耗( 消 耗 )し や す い 。 そ の た め 単 な る 生 理 不 順 や 生 理 痛 な ど で は 使 用 さ れ な い 。

日 本 で 使 わ れ る 駆 瘀 血 薬 は、 主 に 桃 の 種( 桃 仁 )と ベ ニ バ ナ( 紅 花 )で あ る 。 下 剤 と し て 使 用 さ れ る 大 黄 も 強 力 な 駆 瘀 血 薬 で あ る 。 酒 で 蒸 し て 炒 っ て 炭 化 し 少 量 服 用 す る と、 婦人 科 の 止 血 剤 と し て 働 く 。 血 余 炭 を ご 存 じ で あ ろ う か 。 人 の 頭 髪 を 焼 い た も の で、 中 国 で は 止 血 薬 と し て 使 用 さ れ て い る 。 炭 化 す る と 止 血 効 果 を 現 わ す 。 た だ 駆 瘀 血 薬 に は 流 産 の 危 険 が あ る た め、 妊 婦 に は 原 則 使 用 禁 止 で あ る 。 紅 花 は 江 戸 時 代 に は 堕 胎 薬( 稽 留 流 産 )と し て 使 わ れ て い た

失 笑 散 と い う 笑 い 出 し そ う な 名 の 薬 が あ る 。 ガ マ の 穂( 蒲 黄 )、 ム サ サ ビ の 糞 便( 五 霊 脂 )の 二 味 よ り な る 。 駆 瘀 血 作 用 が あ る た め、 ガ ン の 疼 痛 な ど に 中 国 で は 頻 用 さ れ る。 動 物 の フ ン ま で も ク ス リ と な る の だ 。 と こ ろ が 驚 い た こ と に、 人 中 黄 と い っ て、 ヒ ト の 糞 便 も 漢 方 薬 と し て 用 い ら れ て い た の で あ る 。 解 毒 作 用 が あ る ら し い 。 犬 猫 が 糞 を 舐 め て い る 姿 を よ く 見 る 。 大 国 主 命 が 身 ぐ る み 剥 ぎ 取 ら れ た 因 幡 の 白 兎 を、 蒲 黄 で 包 ん で あ げ た の は、 ガ マ の 穂 に は 止 血 作 用 が あ る た め だ 。

中 国 で は ミ ミ ズ( 地 竜 )や サ ソ リ( 全 蝎 )や ム カ デ( 蜈 蚣 )が、 顔 面 神 経 麻 痺 に 用 い ら れ る 。 動 物 性 薬 は 病 巣 深 く 侵 入 す る 。 そ の た め 神 経 麻 痺 を も 治 す こ と が で き る 。 地 竜 の 解 熱 作 用 は ア ス ピ リ ン に 優 る と も い う 。 顔 面 神 経 麻 痺 に 地 竜 が 著 効 し た の だ が、 強 い 冷 え を 訴 え ら れ た 経 験 が あ る 。 昆 虫 の ハ ン ミ ョ ウ の 抗 が ん 作 用 も 注 目 さ れ て い る 。 飽 食 の 時 代 。 運 動 不 足 も 重 な り、 体 内 に 不 要 な も の が 排 除 さ れ ず、 堆 積 さ れ て 行 く 。 こ れ ら が 生 活 習 慣 病 の 原 因 と な り、 ひ い て は が ん や 心 筋 梗 塞 や 脳 卒 中 の 引 き 起 こ す 。 現 代 こ そ、 ゲ テ モ ノ が 必 要 な 時 代 だ 。


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火 は 血 を 妄 迫 し (ToT)/~~~


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症 例 は 50 代 の 女 性 。 数 年 前 か ら 高 血 圧 を 指 摘 さ れ る も 放 置 。 2 ヶ 月 前 に、 ご 主 人 を 病 気 で 亡 く し て い る 。 そ の た め 不 安 感 が 出 現 し、う つ 的 と な っ た 。 1 ヶ 月 前 よ り 耳 閉 感 と 腰 か ら 下 肢 に か け て つ れ る 感 じ が 出 現 。 整 形 外 科 を 受 診 し、 鎮 痙 薬 と 安 定 剤 を 服 用 し て い る 。 床 に 入 る と 胸 が ド カ ド カ し て 眠 れ な い 。 の ぼ せ る 。 顔 貌 は 抑 う つ 状 。

漢 方 治 療 を 希 望 し 来 院 。 血 圧 190 / 110 。 脈 は 100、 細 滑 弦、 左 尺 無 力 。 舌 は 暗 紅、 薄 白 苔、 全 体 に 化 燥 。 陰 虚 陽 亢 と 考 え、 玄 参 5、 山 茱 萸 6、 芍 薬 6、 牡 丹 皮 6、 麦 門 冬 6、 百 合 6、 知 母 9、 黄 柏 4、 茯 苓 6、 遠 志 4、 蓮 肉 5、 酸 棗 仁 15 ( す べ て 保 険 適 応 ) を 投 与 す る 。

1 週 間 後、 う そ の よ う に 明 る い 顔 に な っ た 。 初 診 時 よ り 安 定 剤 は 中 止 し て い る が、 不 安 感 や う つ 状 態 が よ く な っ た 。 動 悸 も な く 眠 れ る 。 驚 い た こ と に 下 肢 の つ れ る 感 じ も な く な っ た 。 血 圧 は 160 / 90 。 脈 は 84、 沈 細 。 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 初 診 3 週 間 後、 耳 閉 感 が ま だ 少 し あ る が、 他 の 症 状 は 消 失 。 血 圧 132 / 90、 脈 も 80 と 改 善 。 前 方 の 玄 参、 蓮 肉 を 中 止 し、 乾 地 黄 7、 黄 耆 4 を 加 え る 。 体 調 は 元 通 り に な っ た 。

女 性 は 月 経 や 分 娩 ・授 乳 が あ る た め、 男 性 に 比 べ 陰 血( 体 の 構 成 物 質 )が 不 足 が ち と な る 。 加 齢 と と も に 陰 血 は さ ら に 不 足 す る よ う に な る 。 そ の た め、 閉 経 は 陰 血 の 損 耗 を 防 ぐ と い う 意 味 で は 合 目 的 で あ る 。 し か し 年 齢 と と も に 基 礎 代 謝 は 低 下 す る 。 女 性 は 閉 経 後 も 男 性 に 比 し、 陰 血 不 足 に 起 因 す る 疾 患 の ハ イ リ ス ク な の で あ る 。

体 の 構 成 成 分 が 不 足 す る( 痩 せ る )と、 代 償 機 転 が 働 き、 血 肉 の 素 を 吸 収 し、 そ の 素 材 を 用 い、 体 の 修 復 が 行 わ れ る 。 こ の た め 体 内 の 熱 産 生( 代 謝 )が 亢 進 す る 。 こ れ が 陰 虚 内 熱 の 本 態 で あ る 。 こ の 熱 産 生 が 異 常 に 亢 進 し た、 病 的 状 態 を 陰 虚 陽 亢 と 規 定 す る 。 熱( 火 )が 上 昇 し を 衝 く と 動 悸 が 出 現 し た り、 血 圧 が 上 昇 す る 。 ま た 心( 陰 )に 鎮 座 す る 「 神 」 が 不 寧 と な る と( 神 不 守 舎 )、 不 安 ・ い ら い ら ・ 焦 燥 感 や 不 眠 が 出 現 す る 。

火 を 鎮 火 す る た め に は 黄 柏 や 知 母 が 必 要 に な る( 標 治 )。 し か し 熱( 火 )の 産 生 は 陰 血 が 不 足 し た 結 果 で あ る た め、 滋 陰 養 血 を 主 と し、 清 熱 を 従 と す る( 滋 陰 清 熱 ) 。 こ れ を 本 治 と い う 。 “ 臭 い も の に は 蓋 ” 式 の 治 療 で は い け な い 。


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「 認 知 症 」 は 改 善 す る (@^^)/~~~



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米 国 で は 認 知 症 患 者 が 減 少 し て い る 」 と い う サ プ ラ イ ズ を 以 前 報 告 し た 。 わ が 国 で は 2012 年 の 時 点 で 認 知 症 患 者 が 462 万 人 で あ っ た が、 2025 年 に は 700 万 人 に な る も の と 推 計 さ れ て い る 。 急 激 な 増 加 で あ る 。 戦 後 生 ま れ の 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 と な る た め で、 2025 年 問 題 と し て 国 家 的 戦 略 が 必 要 と さ れ る 。 一 方 で、 米 国 で は 認 知 症 の 有 病 率 が、 2000 年 で 11.6 %、 2012 年 に は 8.8 % と 減 少 し て い る の だ 。 日 本 は 米 国 と 肩 を 並 べ る 世 界 の 先 進 国 で あ る 。 厚 労 省 の 推 計 の よ う に、 2025 年 に は 認 知 症 患 者 が、 700 万 人 と 倍 近 く も 増 え る の だ ろ う か 。

認 知 症 の 前 段 階 の 認 知 機 能 障 害 を MCI( 軽 度 認 知 障 害 )と い う。 約 400 万 人 が 該 当 す る と さ れ る 。 こ れ ら の ひ と び と を 認 知 症 に 進 行 さ せ ず、 現 状 維 持、 あ わ よ く ば 少 し で も 改 善 す る こ と が で き れ ば、 認 知 症 患 者 を 大 幅 に 減 少 さ せ る こ と が 可 能 と な る 。 認 知 症 患 者 を 改 善 さ せ る こ と が 困 難 な 現 況 を 考 え る と、 多 少 は 現 実 的 手 段 と 考 え ら れ ま い か 。 そ ん な 折、 国 立 長 寿 医 療 セ ン タ ー か ら ビ ッ グ サ プ ラ イ ズ が も た ら さ れ た 。 MCI の 半 数 近 く が 正 常 範 囲 に 戻 っ た と い う の だ ~

愛 知 県 大 府 市 の 住 民 約 4200 人 の 認 知 機 能 を 2011 年 か ら 4 年 間 追 跡 調 査 し た 。 調 査 対 象 に 認 知 症 患 者 は 含 ま れ て い な い 。 研 究 当 初、 約 740 人 が MCI と 診 断 さ れ た が、 4 年 後 に は そ の 46 % が 正 常 に 復 し て い た 。 一 方、 4 年 間 に 認 知 症 と 診 断 さ れ た 人 の 割 合 は、 MCI で 14 %、 正 常 者 で は 5 % で あ っ た 。 MCI で は 正 常 者 に 比 べ 認 知 症 に な る 確 率 が 高 い の は 当 然 で あ る が、 MCI の 46 % が 正 常 な 認 知 機 能 に 回 復 し て い た こ と に は お ど ろ き で あ る 。 こ れ は 認 知 機 能 障 害 が 初 期 の 段 階 で は、 正 常 な 認 知 機 能 に 回 復 す る 可 能 性 を 意 味 す る 。

神 経 病 理 学 的 な 改 善 に つ い て は 不 明 で あ る が、 お そ ら く 否 定 的 と 思 わ れ る 。 し か し 臨 床 的 な 回 復 は、 正 常 な 生 活 の 継 続 ・ 維 持 を 意 味 す る 。 青 天 井 の 医 療 費 の 増 大 や 介 護 パ ワ ー の 不 足 の 問 題 も、 一気 に 解 決 に 向 か う こ と に な る 。 問 題 は 如 何 に す れ ば、 MCI の 段 階 で 認 知 機 能 を 回 復 さ せ る こ と が で き る か だ 。 お そ ら く 生 活 習 慣 ( 食 事 ・ 睡 眠 ・ 運 動 ・ ス ト レ ス な ど ) の 見 直 し に あ る と 考 え る 。 そ れ は 脳 内 に 老 廃 物 Aβ が 沈 着 す る こ と が、 認 知 症 を 発 症 さ せ 進 行 さ せ る か ら だ 。

老 廃 物 は 睡 眠 中 に 排 除 さ れ る た め、 良 質 の 睡 眠 が 必 要 に な る 。 適 度 な 運 動 は 血 行 を 促 進 す る た め、 老 廃 物 の 排 除 に は 欠 か せ な い 。 海 馬 の 神 経 細 胞 の 長 期 記 憶 保 持 の た め に は、 ア ス ト ロ サ イ ト に 蓄 積 さ れ て い る “ グ リ コ ー ゲ ン ” 由 来 の 乳 酸 が 重 要 な 働 き を す る 。 御 飯 は 3 食 欠 か せ な い 。 そ の 意 味 か ら も 過 激 な 糖 質 制 限認 知 症 の ハ イ リ ス ク と 考 え る べ き だ ~  ス ト レ ス は 活 性 酸 素 を 増 加 さ せ る た め 避 け る べ き 。 神 経 細 胞 が 死 滅 す る 。

漢 方 薬 で は 甘 麦 大 棗 湯 や 五 苓 散 や 当 帰 芍 薬 散 な ど、 さ ら に は 六 味 地 黄 丸 や 八 味 地 黄 丸 な ど の 滋 陰 薬 も 認 知 症 の 予 防 に 有 用 と 考 え る 。


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湿 熱 型 皮 膚 病 2 題


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妻 が 奥 様 と お 知 り 合 い に な っ た こ と か ら、 御 主 人 様 か ら 京 都 一 の 中 華 料 理 店 に ご 招 待 さ れ た 。 そ こ で 出 て き た の が 写 真 の キ ッ ピ ン ア ワ ビ 。 キ ッ ピ ン ア ワ ビ と は、 戦 前 か ら 本 場 中 国 に も 輸 出 さ れ て い る、 最 高 級 の ア ワ ビ の こ と 。 【 ア ワ ビ 】 は 漢 方 薬 に も な る 。 産 地 は 三 陸 海 岸 に あ る 三 陸 町 吉 浜 で あ る 。 キ ッ ピ ン を 吉 品 と 思 っ て い る 方 が い る が、 吉 浜 を 意 味 す る 。 中 国 人 の 店 長 も 吉 品 と 誤 解 し て い た 。

著 者 は 30 代 後 半 か ら 7 年 間、 岩 手 県 三 陸 町 の 無 医 村 に 勤 務 し た 。 三 陸 町 の 名 は 三 村 ( 綾 里 ・ 越 喜 来 ・ 吉 浜 ) が 合 併 し た こ と に 由 来 す る 。 三 陸 町 は そ の 後 大 船 渡 市 と 合 併 し て い る 。 三 陸 海 岸 で 採 れ る ア ワ ビ は エ ゾ 鮑 ( 黒 鮑 ) で、 漁 期 が 冬 場 で あ る た め、 身 が 引 き 締 ま り、 さ ら に 旨 味 を 増 す 。 そ れ を 屋 外 で 寒 風 に 晒 し 乾 燥 さ せ、 太 陽 の エ ネ ル ギ ー を 蓄 積 し た 乾 鮑 は、 山 海 の 珍 味 と 呼 ぶ に 相 応 し い 。

症 例 1 : 20 代 女 性 。 全 身 に 紅 色 膨 疹 ( 蕁 麻 疹 ) が 出 現 し 治 ら な い 。 皮 膚 科 か ら 抗 ヒ ス タ ミ ン 薬 を 投 与 さ れ て い る が、 薬 を 中 止 す る と 発 疹 が 出 現 す る 。 も う 3 年 近 く も 服 用 し て い る 。 便 秘 で あ る も 食 欲 良 好 。 脈 は 70 で 滑 。 舌 は 淡 紅 で、 薄 白 苔 あ り 。 茵 蔯 蒿 湯 エ キ ス 7.5 g を 投 与 。 数 日 で 蕁 麻 疹 が 出 現 し な く な っ た 。 1 ヶ 月 服 薬 し 中 止 す る も 再 発 は み ら れ な い 。

症 例 2 : 70 代 女 性 。 20 年 以 上 も 乳 房 下 か ら 上 腹 部 に か け て の 広 範 な 発 疹 が 治 ら な い 。 皮 膚 科 の ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 塗 っ て い る の で、 痒 み は 耐 え ら れ る が、 発 疹 の 改 善 は ま っ た く み ら れ な い 。 発 疹 は 紅 色 を 呈 し 触 れ る と 熱 感 が あ る 。 「 も う 治 ら な い と 諦 め て は い る 」 と 言 う が、 漢 方 治 療 を 勧 め る 。

食 欲 よ く 便 通 も 良 好 。 胸 焼 け が と き ど き あ る 。 脈 は 80 で 滑 偏 弦 。 舌 は 暗 紅 で 白 苔 に 被 わ れ る 。 茵 蔯 蒿 湯 エ キ ス 7.5 g と 黄 連 解 毒 湯 エ キ ス 7.5 g を 投 与 す る 。 2 週 間 後、 痒 み が な く な っ た 。 紅 斑 も か な り 薄 く な っ て い る 。 予 想 以 上 の 改 善 で あ る 。 そ の 後 も 同 剤 を 続 け、 8 週 間 服 用 し た 時 点 で 完 治 と し た 。 再 発 は な い 。 胃 が ス ッ キ リ す る よ う に な っ た、 と も 。

湿 熱 が 日 本 人 の 皮 膚 病 の 原 因 の 多 く を 占 め る 。 欧 米 人 と 比 べ る と 体 質 や 飲 食 の 習 慣 や 胃 腸 の 働 き の 違 い は 明 ら か で、 胃 ( 脾 ) に 湿 熱 が 形 成 さ れ や す い 。 胃 に 湿 熱 が 貯 留 す る と、 「 膈 」 を 通 じ て 肌 に 表 出 す る こ と に な り、 皮 膚 炎 と し て 表 現 さ れ る の だ 。 茵 蔯 蒿 湯 は “ 湿 熱 ” を 除 く 代 表 的 方 剤 で あ り、 黄 疸 や 皮 膚 疾 患 に 多 用 さ れ る 。 熱 が 著 し い 場 合 は 黄 連 解 毒 湯 を 加 え る 。

蕁 麻 疹 や 乾 癬 や 掌 蹠 膿 疱 症 に、 茵 蔯 蒿 湯茵 蔯 五 苓 散 を 使 用 す る 機 会 は 多 い 。 今 日、 難 治 性 皮 膚 疾 患 が 増 え て い る 。 こ れ ら は 飽 食 の 時 代 の 落 と し 子 で あ る 。 過 剰 な エ ネ ル ギ ー の 摂 取 ( 飽 食 )、 そ れ に 加 え 労 働 環 境 の 変 化 に よ る エ ネ ル ギ ー 消 費 ( 発 散 ) の 減 少 。 生 活 習 慣 病 や 奇 怪 な 皮 膚 病 の 増 加 は、 漢 方 的 に は “ 湿 熱 ” の 停 滞 ( 貯 留 ) に 起 因 す る 場 合 が 多 い の だ 。


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煎 じ 薬 で 五 十 肩 も 簡 単 に 治 る (@^^)/~~~


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      岸 壁 の 母  菊 池 章 子

一 歩 家 を で れ ば 役 者 に 変 身 。 自 分 に 与 え ら れ た 役 に 徹 し、 観 衆 に 感 動 を 与 え る 。 役 者 は プ ロ で あ る 。 日 々 精 進 し 技 を 磨 く の で あ る 。 そ の 【 技 】 こ そ ひ と び と に 生 き る パ ワ ー を 与 え る 。 わ れ わ れ は 天 賦 の 使 命 を 携 え 前 進 す る の だ

(1) 50 代 女 性 。 3 週 間 前、 右 肩 の 運 動 制 限 と 痛 み を 自 覚 。 次 第 に 症 状 が 悪 化 。 5 日 前 か ら 疼 痛 の た め、 夜 中 に な ん ど も 目 が 覚 め る 。 も と も と 寝 つ き は 悪 い 。 元 気 な 方 で、 疲 れ や 冷 え は 感 じ な い 。 食 欲 も 良 好 。 咽 喉 が 乾 く 。 便 秘 で あ る 。 血 圧 正 常 。 脈 は 76 で 沈 細、 按 じ て無 力 。 舌 は 淡 紅、 少 苔 で 乾 燥 。 陰 血 不 足 に よ り 肩 周 囲 の 筋 脈 を 養 う こ と が で き な い 。

乾 地 黄 7、 当 帰 7、 芍 薬 7、 麦 門 冬 7、 栝 楼 根 7、 桂 皮 7、 知 母 5、 黄 耆 6、 茯 苓 6、 威 霊 仙 4、 木 瓜 4、 酸 棗 仁 12、 大 黄 3 ( 後 下 )す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 1 週 間 後、 痛 み が 2 日 で 治 ま っ た 。 肩 の 動 き も 自 由 に な り 痛 み も 感 じ な い 。 ビ ッ ク リ し た、 と 述 べ る 。 陰 血 が 不 足 す る と、 肩 関 節 周 囲 の 筋 や 腱 の 滋 養 が 枯 燥 す る た め、 疼 痛 や 運 動 制 限 が 出 現 す る 。 陰 血 不 足 の 治 療 は 漢 方 の 独 壇 場 で 本 領 発 揮 だ 。 滋 陰 養 血 に よ り 著 効 が 得 ら れ た 。

(2) 50 代 男 性 。 半 年 前 に 左 の 肩 関 節 痛 が 出 現 。 こ こ 数 週 間、 酒 宴 が 続 い た た め か、 挙 上 困 難 と 疼 痛 が 悪 化 し た 。 降 圧 剤 を 服 用 中 。 食 欲、 便 通 良 好 。 睡 眠 も 良 い が、 寝 汗 を か く こ と が あ る 。 痛 み は 入 浴 で も 改 善 し な い 。 天 気 が 悪 い と よ り 痛 む 。 脈 は 72 で 滑 。 舌 は 暗 紅 で、 苔 が 微 黄 で 厚 い 。 湿 熱 が 筋 脈 を 阻 塞 し た た め 疼 痛 が 発 症 し た 。

二 朮 湯 エ キ ス 製 剤 を 2 週 間 分 投 与 す る も 変 化 な し 。 そ こ で、 葛 根 9、 芍 薬 9、 防 已 9、 蒼 朮 9、 薏 苡 仁 15、 木 通 6、 知 母 9、 竜 胆 4、 独 活 4、 威 霊 仙 4、 甘 草 3す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 2 週 間 後、 痛 み が 楽 に な り 肩 が 回 る よ う に な っ た 。 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 ほ と ん ど 痛 み が な く な っ た 。 さ ら に 2 週 間 分 の 投 与 で 完 治 。 余 分 な 水 ( 病 理 産 物 ) が 肌 肉 に 停 滞 す る と、 必 要 な 気 血 水 の 流 れ が 阻 滞 さ れ、 筋 や 腱 へ の 栄 養 が 枯 渇 す る た め 疼 痛 が 発 症 す る 。

漢 方 で の 疼 痛 の 因 果 関 係 が 不 通 則 痛、 治 療 原 則 は 通 則 不 痛 で あ る 。 寒 冷 に 暴 露 す る と 血 脈 が 収 縮 し 気 血 が 不 通 と な る た め、 手 足 に し び れ や 痛 み が 生 じ る 。 温 め る と 血 流 が 再 開 し 症 状 は 消 え る 。 非 生 理 的 な 水 が 停 滞 し て も、 血 脈 は 圧 迫 ・ 閉 塞 さ れ 疼 痛 が 出 現 す る 。 血 脈 が 枯 渇 す る 陰 血 不 足 や、 血 脈 が よ ど む 瘀 血 で も、 同 じ よ う に 疼 痛 が 引 き 起 こ さ れ る 。 病 因 病 理 を 見 極 め 治 療 を 施 せ ば、 難 治 性 疼 痛 も 容 易 に 解 決 す る 。 四 逆 散 が 著 効 し た 五 十 肩 も ご 参 照 く だ さ い 。


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危 険 だ ら け の 過 激 な 糖 質 制 限 食 (T_T)


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原 始 の 時 代、 生 命 は ミ ト コ ン ド リ ア と 共 生 し、 効 率 的 な エ ネ ル ギ ー 産 生 シ ス テ ム を 獲 得 し た 。 そ の 後、 生 物 は 急 速 進 化 を 遂 げ、 高 等 生 物 が 誕 生 す る こ と に な っ た 。 そ の よ う な 共 進 化 関 係 が、 腸 内 フ ロ ー ラ と 宿 主 の 間 に も 存 在 す る 。 昨 今、 食 物 繊 維 を 原 料 ( エ サ ) と し て、 腸 内 細 菌 が 作 り 出 す 物 質 に、 医 学 的 関 心 が 集 ま っ て い る 。 特 に 注 目 さ れ て い る の が、 脂 肪 酸 の 代 謝 を 活 発 に し、 肥 満 を 防 ぐ 働 き が あ る 短 鎖 脂 肪 酸 で あ る 。 イ ン ス リ ン の 分 泌 を 促 進 す る、 イ ン ク レ チ ン の 分 泌 も 促 進 す る 。 イ ン ク レ チ ン の 1 つ、 GLP-1 の 受 容 体 刺 激 薬 は、 糖 尿 病 の 注 射 治 療 薬 と し て 使 用 さ れ て い る 。

し か し、 共 生 と 言 っ て も 宿 主 が 不 利 益 を 受 け る 場 合 も 多 い 。 2014 年 6 月、 順 天 大 学 と ヤ ク ル ト 中 央 研 究 所 の 共 同 研 究 グ ル ー プ が、 衝 撃 的 な 研 究 発 表 を し た 。 糖 尿 病 患 者 の 血 液 中 に 生 き た 腸 内 細 菌 が い た、 と い う の だ( 腸 内 フ ロ ー ラ 10 の 真 実, NHK ス ペ シ ャ ル 取 材 班 ) 。 正 常 者 で も ま れ に 生 き た 細 菌 が 見 つ か る が、 糖 尿 病 患 者 で は そ の 7 倍 も 多 い 。 糖 尿 病 で は 腸 の バ リ ア 機 能 が、 障 害 さ れ て い る た め だ 。 さ ら に だ、 以 前 お 話 し た LPS( エ ン ド ト キ シ ン / 内 毒 素 )の 血 中 濃 度 も、 糖 尿 病 患 者 で は 高 値 を 示 す 。 高 脂 肪 食 で LPS が 高 値 と な る の は、 よ く 知 ら れ た エ ビ デ ン ス で あ る 。 こ れ で は 大 変 な こ と が 起 こ る  そ れ は ~

過 激 な 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 だ か ら で あ る 。 こ の よ う な 食 事 を 行 っ て い る 糖 尿 病 の 方 々 は、 す で に 血 中 の LPS 濃 度 が 高 い の だ が、 そ れ に ま た ま た 大 量 の 脂 肪 を 食 す る 。 LPS の 値 は う な ぎ 上 り に 高 値 を 呈 す る 。 LPS は マ ク ロ フ ァ ー ジ や 樹 状 細 胞 の 表 面 に 存 在 す る TLR( Toll-like recepter )を 活 性 化 し、 種 々 の 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 放 出 し、 全 身 の 血 管 内 皮 細 胞 の 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 血 管 の 炎 症 は イ ン ス リ ン 抵 抗 性 を 高 め る( 糖 尿 病 の 悪 化 )だ け で な く、 虚 血 性 心 疾 患 や 脳 梗 塞 な ど の 血 管 死 の 原 因 と な る 。 高 脂 肪 食 は が ん の ハ イ リ ス ク で も あ る 。

現 代 ス ト レ ス 社 会 で は 精 神 に 変 調 を き た し や す い 。 些 細 な こ と で 不 安 に な っ た り、 落 ち 込 ん だ り、 イ ラ イ ラ し た り、 攻 撃 的 に な っ た り、 と き に は 鬱 積 し た エ ネ ル ギ ー を 爆 発 さ せ る 方 も い る 。 傷 害 事 件 に で も 発 展 す れ ば 大 変 だ 。 ク レ ー マ ー で 教 育 現 場 も 混 乱 し て い る と い う 。 こ れ に は、 昨 今 の 飽 和 脂 肪 酸 の 多 い 食 事 や ジ ャ ン ク フ ー ド が、 関 与 し て い る も の と 思 わ れ る 。 食 事 の 変 化 と と も に、 腸 内 フ ロ ー ラ も 変 化 す る 。 メ ン タ ル ヘ ル ス は 腸 内 細 菌 に コ ン ト ロ ー ル さ れ て い る と も 言 え よ う 。 糖 尿 病 に は “ う つ ” が 高 率 に 合 併 す る 。 過 激 な 糖 質 制 限 は 精 神 面 に も 悪 影 響 を 与 え る 。 と く に 痩 せ て い る 方高 齢 者 に は、 非 常 ~~~ に 危 険 だ

行 き 過 ぎ た 糖 質 制 限 の 推 奨 は、 ビ ジ ネ ス( 宣 伝 広 告 )と 考 え た 方 が よ い 。 患 者 さ ん の た め と 言 い な が ら、 自 分 の 利 益 に 専 念 し て い る 方 も い る 。 極 端 な 糖 質 制 限 は 飢 餓 と 同 じ で、 痩 せ る の は 当 た り 前 。 で も 糖 代 謝 の 要 で あ る 筋 肉 が 痩 せ 衰 え て は、 糖 代 謝 は 完 全 に 崩 壊 す る 。 痩 せ て( skinny )、 風 と と も に 去 り ぬ ~~~ で は

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唐 辛 子 ( カ プ サ イ シ ン ) で 片 頭 痛 を 治 す

東京駅丸の内口東京の下町「谷中ぎんざ」






塩 は 味 を 引 き 立 た せ 料 理 を 旨 く す る 。 塩 味 は 甘 味 と 同 じ 舌 の 先 で 感 じ、 う ま み と 油 味 は 奥 で 感 じ る 。 舌 先 の 味 覚 は 顔 面 ( 鼓 索 ) 神 経、 奥 は 舌 咽 神 経 が 支 配 す る 。 と こ ろ が 味 の 刺 激 が 強 す ぎ る と、 三 叉 神 経 を 刺 激 す る こ と に な る 。

唐 辛 子 の 辛 味 は カ プ サ イ シ ン 受 容 体 ( TRPV1 ) を 刺 激 す る 。 TRPV1 は 痛 み や 熱 刺 激 を 三 叉 神 経 を 通 し て 大 脳 に 伝 え る 。 ブ ー ム の 激 辛 は 味 覚 で は な く、 too hot な 痛 み 刺 激 な の だ 。 汗 を 流 し、 咳 を し、 鼻 水 を 垂 ら し な が ら 食 べ る、 マ ゾ ヒ ズ ム で あ る 。 こ れ ら は 三 叉 神 経 か ら の 刺 激 が、 迷 走 神 経 や 舌 咽 神 経 を 介 し て 生 じ る 反 射 な の だ 。

陳 さ ん の マ ー ボ 豆 腐 を、 汗 を た ら し、 咳 込 み な が ら 食 べ た 。 こ の 刺 激 が 病 み つ き に な る の で あ る 。 ヒ ト は 生 来 マ ゾ ヒ ス テ ィ ッ ク な の か? 病 み つ き は 脳 か ら 分 泌 さ れ る オ ピ オ イ ド が 原 因 ら し い 。 痛 み 刺 激 は、 大 脳 皮 質 感 覚 野 の ほ か、 扁 桃 体 に も 伝 え ら れ、 そ の 後 → 視 床 下 部 → 下 垂 体 へ と 伝 え ら れ、 β - エ ン ド ル フ ィ ン が 分 泌 さ れ る 。 β - エ ン ド ル フ ィ ン は、 鎮 痛 作 用 を 有 す る 快 感 ホ ル モ ン で あ る 。 ド ー パ ミ ン も 病 み つ き に は 関 係 す る は ず な の だ が 。

食 事 の 美 味 し さ は 味 覚 や 食 感 だ け で な く、 に お い も 関 与 す る 。 鼻 を つ ま ん で 食 事 を す る と、 美 味 し さ が が 感 じ ら れ な い 。 風 味 ( flavor ) と い う も の だ 。 flaor ( に お い ) と sovor ( 味 ) の 合 成 語 と い う 。 食 事 は 目 で 見、 に お い を か ぎ、 想 像 を た く ま し く し て 楽 し む も の だ 。 だ が こ の 嗅 覚、 ア ル ツ ハ イ マ ー 病パ ー キ ン ソ ン 病 で は 早 期 か ら 障 害 さ れ る ら し い 。 こ れ じ ゃ、 踏 ん だ り 蹴 っ た り で は あ り ま せ ん か ~~~

片 頭 痛 の 発 症 に は、 TRPV1 の 関 与 が 明 ら か に な っ て き た 。 脳 の 硬 膜 に 生 じ た 微 小 な 炎 症 が、 硬 膜 に 存 在 す る TRPV1 受 容 体 を 介 し、 三 叉 神 経 に 伝 え ら れ る た め 発 症 す る と い う 。 そ こ で TRPV1 受 容 体 の ア ン タ ゴ ニ ス ト ( 拮 抗 薬 ) が、 片 頭 痛 発 作 に 有 効 と の こ と だ 。 こ れ は 以 前 紹 介 し た、 「 立 効 散 の 片 頭 痛 に 対 す る 有 効 性 」 に 矛 盾 す る よ う に 感 じ る 。 立 効 散 の 鎮 痛 効 果 は 細 辛 に 因 る と こ ろ が 大 き い か ら だ 。 だ が 細 辛 の 主 成 分 は カ プ サ イ シ ン で あ る 。 確 か に 矛 盾 す る 。

し か し、 カ プ サ イ シ ン は TRPV1 受 容 体 を 刺 激 し 疼 痛 を 引 き 起 こ す の だ が、 一 方 で TRPV1 受 容 体 の 過 分 極 ( 不 応 期 ) を 生 じ さ せ る 。 つ ま り TRPV1 受 容 体 を 痛 み 刺 激 に 反 応 さ せ な く す る の だ 。 既 に カ プ サ イ シ ン ゲ ル の 有 効 性 を 示 す 報 告 が み ら れ る 。 細 辛 の 薬 効 も TRPV1 受 容 体 の 過 分 極 に 因 る も の と 考 え た い 。 呉 茱 萸 は 漢 方 用 生 薬 中、 最 強 の TRPV1 活 性 化 能 を 示 す と い う 。 呉 茱 萸 湯 が 片 頭 痛 に 有 効 な の も 頷 け る 。

Korean red pepper に は AMPK や PPAR-γ を 活 性 化 す る 働 き も あ る 。 こ れ ら は 筋 肉 内 に お い て、 イ ン ス リ ン と は 異 な る 経 路 で、 血 糖 を 筋 肉 内 に 取 り 込 み、 エ ネ ル ギ ー と し て 利 用 す る 。 イ ン ス リ ン を 必 要 と せ ず 糖 を 利 用 で き る 。 唐 辛 子 に は 肥 満 や 糖 尿 病 を 予 防 す る 効 果 が 存 在 す る こ と に な る 。 た だ 筋 ト レ に は こ れ 以 上 の 効 果 が あ る こ と も お 忘 れ な く 。 穀 類 ( で き れ ば 未 精 製 ) を 摂 取 し、 運 動 を 行 い、 筋 肉 を 鍛 え る 。 過 激 な 糖 質 制 限 は 生 命 を 縮 め ま す よ ~

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が ん 治 療 「 血 痺 」 を 治 す


銀座東芝ビル東芝ビルの跡地に Tokyu Plaza Ginza






地 方 の 夜 の 街 は 静 寂 に 包 ま れ て い る 。 こ れ で も 4 ∼ 5 年 前 ま で は、 建 設 ( 土 建 ) 業 者 で に ぎ わ っ て い た 。 親 睦 ゴ ル フ や 視 察 旅 行 と 称 す る 勉 強 会、 帰 っ て 来 て か ら は 反 省 会、 で あ る 。 こ れ が お 決 ま り の ド ン ち ゃ ん 騒 ぎ で、 ほ か の 客 へ の 配 慮 な ど 微 塵 も な か っ た 。 お 互 い に 接 待 費 ( 経 費 ) で 落 と し て い る の で、 ふ と こ ろ を 気 に す る 必 要 も な か っ た 。

ど れ ほ ど の 公 共 事 業 費 が、 尿 と と も に 消 え 去 っ た こ と か 。 し か し そ れ は、 遠 い 過 去 の お 話 。 カ ウ ン タ ー に は 中 年 夫 婦 が い る だ け 。 垂 れ 流 し は 急 速 に 収 束 し た 。 キ リ ギ リ ス は 消 え 往 き、 夜 の 街 は 不 況 の 闇 に 飲 み こ ま れ て い る 。 あ ち こ ち か ら 恨 み 節 が 聞 か れ て 来 る が、 周 り の だ れ も 憐 れ む 者 は い な い 。 誰 も が 自 業 自 得 と 冷 淡 に 囁 き 合 っ て い る 。 こ れ は 小 泉 政 権 時 の 妻 の 実 家 が あ る 大 船 渡 市 の お 店 で の こ と 。

60 代 男 性 。 1 年 前 に 膵 臓 癌 が 発 見 さ れ る も 手 術 不 能 の た め、 抗 が ん 剤 の 点 滴 を 受 け て い る 。 体 重 が 20 kg も 減 少 し る い 痩 が 著 し く、 食 欲 も 低 下 し て き た た め 漢 方 治 療 も 希 望 し 受 診 。 血 圧 90 / 60 。 脈 は 78、 細 滑、 按 じ て 無 力 。 舌 は 暗 紅、 潤、 白 苔 が 目 立 つ 。 胃 部 が 痞 え る 感 じ で 食 欲 が な い 。 左 腹 部 が と き ど き 痛 く な る 。 便 は 軟 ら か い 。 睡 眠 は 良 い が 起 床 が つ ら い 。 体 が だ る く 冷 え る 。 黄 疸 は み ら れ な い 。

脾 陽 虚、 血 脈 瘀 阻、 気 鬱 ( 気 滞 ) と 弁 証 し、 六 君 子 湯 エ キ ス 剤 5 g、 安 中 散 5 g、 香 蘇 散 5 g を 投 与 す る 。 2 週 間 後、 顔 色 が 明 る く な っ て き た 。 胃 も ス ッ キ リ し て 食 欲 も 出 て き た 。 痛 み も あ ま り 起 こ ら な い 。 初 診 4 週 後、 体 の だ る さ も 楽 に な っ て き た 。 初 診 8 週 後、 体 重 が 2 kg 増 え た 。 そ の 後 も 経 過 観 察 中 で あ る が、 今 の と こ ろ 痛 み の コ ン ト ロ ー ル も 良 好 で あ る 。

が ん が あ る 程 度 進 行 す る と、 気 が 虧 損 す る た め、 闘 病 力 が 低 下 す る 。 そ の た め、 血 の 推 進 力 ( 気 は 血 の 帥 ) は 低 下 し、 血 流 は 鬱 滞 す る 。 す る と 「 不 通 則 痛 」 と い う こ と で、 疼 痛 が 出 現 す る 。 気 の 産 生 を 高 め る た め 六 君 子 湯 を 用 い た 。 安 中 散 は 体 内 を 温 め 血 流 を 改 善 す る 。 さ ら に 構 成 生 薬 の 延 胡 索 は、 ケ シ 科 の 植 物 で あ り、 ( ケ シ で は な い が ) 鎮 痛 作 用 を 有 す る 。 香 蘇 散 に は 気 を 疎 通 す る 働 き が あ る た め、 気 血 の 流 れ を 促 進 す る 。 柴 胡 剤 は 疏 散 作 用 が 強 く、 気 を 損 耗 す る 危 険 が あ る た め、 本 例 で は マ イ ル ド な 香 蘇 散 を 使 用 し た 。

が ん の 治 療 の 主 役 は 現 代 医 学 で あ る 。 漢 方 の 役 割 は 生 体 の 抗 病 能 力 の 増 強、 鎮 痛 の 補 助 作 用 で あ る 。 エ ネ ル ギ ー 代 謝 を 活 発 に し 免 疫 力 を 高 め る 。 鎮 痛 は 「 通 則 不 痛 」 の 原 則 に 則 り、 活 血 化 瘀 を 行 う 。 近 代 の 名 医 張 錫 純 は 「 虚 労 を 治 す と き に は、 血 が 痺 し て 行 ら な く な る の を 防 ぐ べ き 」 と 述 べ て い る 。 が ん で は 生 体 が 虚 し て い る 場 合 が 多 い た め、 活 血 化 瘀 ( 血 流 促 進 ) は 闘 病 に 有 益 に 働 く 。 た だ 活 血 化 瘀 、 と く に 虚 し て い る 場 合 は、 気 を 損 耗 す る 危 険 が あ る こ と を 忘 れ て は な ら な い 。


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異 病 同 治. 同 病 異 治 (;一_一)


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「 キ チ ン と し た 病 院 で 診 て も ら っ た の 」 叔 母 ・ 叔 父 や 小 姑 か ら、 嫁 が 訊 か れ る 言 葉 で あ る 。 普 段 は い な い 兄 嫁 た ち も、 こ れ に 加 担 す る 。 姑 や 舅 の 容 態 が 悪 化 で も し た ら、 嫁 の せ い と で も 言 い た げ だ 。 丸 投 げ し な が ら 八 つ 当 た り ( イ ジ メ ) 。 家 で 看 取 る と 決 め て て も、 板 ば さ み の 嫁 の と る 道 は 最 期 は 救 急 車 で 送 り 出 す 。 こ の よ う な シ ー ン を 何 度 も 見 て き た 。 国 が 声 高 に 叫 ん で も、 在 宅 介 護 は 土 台 ム リ 。 権 利 は 主 張 す る け れ ど、 痛 い こ と は 聞 こ え ま せ ん 。 こ の 国 で ま と も な 議 論 は で き ま せ ん 。

異 病 同 治 。 異 な る 病 を 同 じ 治 療 法 で 治 す こ と を い う 。 喘 息 も 腰 痛 も 湿 熱 が 原 因 で あ る 場 合 が 多 い 。 治 療 は 清 熱 化 痰 と な る 。 一 方、 同 病 異 治 と い う 言 葉 も あ る 。 喘 息 は 湿 熱 だ け で な く、 陰 虚 や 気 虚 や 瘀 血 で も 発 症 す る 。 さ ら に 黄 帝 内 経 に 「 五 臓 六 腑 皆 能 令 人 咳 非 独 肺 矣 」 と あ る よ う に、 咳 は 肺 だ け の 問 題 で は な く、 五 臓 六 腑 が 互 い に 関 連 し 合 い 発 症 し 得 る 。 異 病 同 治、 同 病 異 治 と も、 漢 方 で は 日 常 的 で あ る 。

50 代 の 男 性 。 1 ヶ 月 前 腰 痛 出 現 し 歩 け な く な る 。 整 形 外 科 で 腰 椎 ヘ ル ニ ア ( L 4-5 )と 診 断 さ れ 治 療 ( 消 炎 鎮 痛 剤 と 理 学 療 法 ) を 受 け る も 改 善 な し 。 10 日 前 よ り 夜 に 喘 鳴 を と も な う 咳 が 出 現 し て 眠 れ な い 。 現 在 糖 尿 病 で 加 療 中 。 以 前 か ら カ ゼ を 引 く と 喘 息 が 起 き や す い 。 腰 を か ば う よ う に し て や っ て 来 た 。 脈 は 80 で 滑 弦 有 力 。 舌 は 暗 紅 で 苔 が 厚 い 。

処 方 は、 麻 杏 甘 石 湯小 胸 陥 湯 加 減 と し た 。 麻 黄 5、 杏 仁 7、 芍 薬 9、 牡 丹 皮 9、 半 夏 7、 茯 苓 9、 括 楼 仁 9、 防 已 9、 枳 実 5、 生 甘 草 3、 乾 生 姜 1、 石 膏 40 ( 先 煎 ) ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 2 週 間 後、 普 通 に 歩 け る よ う に な っ た 。 咳 も 止 ま っ た が、 痰 が ま だ で る 。 杏 仁 と 半 夏 を 9 に、 石 膏 も 50 に 増 量 し、 防 已 を 厚 朴 4 に 変 更 。 2 週 間 後、 喘 息 も 完 治 し た た め 治 療 を 終 了 。 そ の 後 も 再 発 な し 。

本 例 は 肥 満 タ イ プ の 糖 尿 病 患 者 。 飲 食 の 節 制 で き ず、 定 期 的 な 運 動 も 行 わ な い 。 こ の タ イ プ に は 症 状 が な く て も、 湿 熱 が 潜 在 し て い る も の で あ る 。 湿 熱 が 顕 在 化 し、 肺 の 宣 散 粛 降 作 用 を 阻 害 す る と 喘 息 が、 腰 に 下 注 し 気 血 の 運 行 を 阻 滞 す る と 腰 痛 が 出 現 す る 。 ま た、 肺 の 宣 散 粛 降 作 用 は 横 隔 膜 の 上 下 運 動 に 比 定 さ れ る た め、 宣 散 粛 降 が 阻 害 さ れ る と、 三 焦 水 道 の 流 通 も 阻 害 さ れ、 湿 熱 を 悪 化 さ せ る こ と に な る 。

急 ぎ 宣 散 粛 降 を 回 復 さ せ、 化 痰 清 熱 す る 必 要 が あ る 。 麻 黄 は 宣 散 に、 杏 仁 ・ 石 膏 は 粛 降 に 働 く 。 半 夏 ・ 茯 苓 ・ 括 楼 仁 は 肺、 防 已 は 腰 と 肺 の 両 方 の 湿 熱 を 除 く 。 芍 薬 は 筋 の 緊 張 を 緩 め、 牡 丹 皮 は 血 中 の 熱 を 排 除 す 。 石 膏 は 気 分 の 熱 を 冷 ま す 。 治 療 が 当 を 得 て 著 効 が 得 ら れ た 。 尚、 今 回 の 喘 息 に は 整 形 で 投 与 さ れ た 消 炎 鎮 痛 薬 の 影 響 も 考 え ら れ る 。 脳 梗 塞 の 予 防 薬 と し て、 医 師 か ら 投 与 さ れ た ア ス ピ リ ン で 喘 息 発 作 が 発 症 し、 亡 く な っ た 高 齢 の 御 婦 人 を 知 っ て い る

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難 治 性 「 片 頭 痛 」 の 治 療


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介 護 施 設 は 高 齢 者 で 溢 れ か え る 。 な か に は 介 助 や 介 護 を 必 要 と し な い ほ ど 元 気 な 方 も い る 。 巷 で は、 「 手 の か か ら な い 方 に は、 誘 い の 手 を 差 し 伸 べ、 救 い の 手 が 必 要 な 方 か ら は、 手 を 引 い て い る 」 と の 声 も 聞 か れ る 。 入 所 を 断 ら れ 介 護 地 獄 に 陥 っ て い る 家 庭 も 見 聞 さ れ る 。 ど ん な に 理 念 が す ば ら し い も の で あ っ て も、 評 価 は 現 場 で 下 さ れ る 。 「 戦 略 は 細 部 に 宿 る 」 と ~~~

30 代 女 性 。 思 春 期 よ り 片 頭 痛 も ち 。 半 年 前 か ら 仕 事 の ス ト レ ス の た め か 頭 痛 が 悪 化 し て き た 。 と く に 生 理 前 か ら 生 理 中 に ひ ど く な る た め 鎮 痛 剤 を 乱 用 し て し ま う 。 数 ヶ 月 前 か ら は 起 床 時 に 体 も だ る く な り 気 力 が 湧 か な い 。 今 ま で い ろ い ろ な 医 療 機 関 を 受 診 し た が 改 善 し な い 。 眠 り は 良 い 。 胃 が 弱 く も た れ や す く、 疲 れ や す い 。 手 足 が 冷 え る 。 頭 痛 は ガ ン ガ ン し、 音 や 光 で 悪 化 し、 嘔 気 を 伴 う 。 生 理 は 規 則 的 。 血 圧 正 常 。 脈 は 80、 沈 細、 按 じ て 無 力 。 舌 は 淡 紅、 白 苔 で 被 わ れ る 。

脾 胃 の 機 能 が 低 下 し て い る た め 湿 濁 が 産 生 さ れ、 清 気 を 脳 に 搬 送 す る 心 下 - 膈 - 胸 の 国 道 ① 号 線 を 塞 い で い る 。 こ の た め 気 力 が 低 下 し だ る さ を 感 じ る 。 さ ら に と き ど き 病 理 産 物 で あ る 湿 濁 が、 Route 1 を 逆 走 し 脳 に 上 逆 す る た め、 激 し い 頭 痛 が 出 現 す る 。 治 療 は 袪 湿 化 痰 ・ 昇 清 降 濁 し、 清 気 を 脳 に 上 達 さ せ 湿 濁 を 降 ろ す 。 柴 胡 3、 香 附 子 5、 細 辛 3、 川 芎 4、 羗 活 3、 半 夏 5、 茯 苓 6、 蒼 朮 6、 陳 皮 3、 黄 耆 6、遠 志 4、 生 姜 1、 生 甘 草 2 ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 2 週 間 後、 頭 痛 は 著 明 に 改 善 し、 鎮 痛 剤 を 使 用 す る こ と が な く な っ た。

湿 濁 は 半 夏 ・ 茯 苓 ・ 蒼 朮 ・ 陳 皮 で 排 除 す る 。 胃 で 産 生 さ れ る 清 気 を 脳 に 運 搬 す る の は、 柴 胡 ・ 細 辛 ・羗 活・ 黄 耆 の 働 き で あ る 。 『 神 農 本 草 経 』 に は 細 辛 の 働 き に つ い て 、「 頭 痛 脳 動 を 治 し、 九 竅 を 利 す 」 と あ る よ う に、 「 体 の 隅 々 ま で 気 を 通 し、 頭 痛 ・ 眩 暈 を 治 す こ と が で き る 」 の で あ る 。 川 芎 に つ い て は 「 風 が 脳 に 入 り 頭 痛 す る も の を 治 す 」 と あ り、 頭 痛 の 妙 薬 で あ る 。 遠 志 は 化 痰 し 清 気 を 布 達 し、 脳 を 賦 活 す る 。

本 邦 の 頭 痛 も ち は、 約 3,000 万 人 と 言 わ れ る 。 筋 緊 張 型 頭 痛 が 一 番 多 く、 次 い で 偏 頭 痛 で 約 840 万 人 が 罹 患 し て い る と 推 測 さ れ て い る 。 片 頭 痛 の 特 効 薬 で あ る ト リ プ タ ン が 使 用 さ れ る よ う に な っ た が、 効 果 が 不 十 分 な ケー ス も 多 い 。 鎮 痛 薬 を 離 せ な く な る と、 痛 み を 感 じ る 閾 値 が 低 下 し、 頭 痛 が 頻 繁 に 発 症 す る こ と に な る ( 薬 物 乱 用 頭 痛 ) 。

ト リ プ タ ン の ノ ン レ ス ポ ン ダ ー に は、 エ キ ス 製 剤 な ら、 立 効 散呉 茱 萸 湯柴 胡 桂 枝 湯 な ど。 現 代 医 学 で は、 デ パ ケ ンク ロ ル プ ロ マ ジ ン と い う 選 択 肢 が あ る  著 者 は 難 治 性 の 片 頭 痛 に 抑 肝 散釣 藤 散竹 筎 温 胆 湯 が 著 効 し た 経 験 も も つ 。


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高 脂 肪 食 ( ケ ト ン 食 ) は な ぜ 短 命 か (ToT)/~~~


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体 を 動 か す こ と の 少 な い、 飽 食 の 時 代 に 暮 ら す 現 代 人 。 健 康 維 持 に は 運 動食 事 が 大 切 と な る 。 か と 言 っ て、 イ ン ス リ ン を 肥 満 ホ ル モ ン と 断 罪 す る よ う な、 過 激 な 糖 質 制 限 食 は 厳 禁 だ 痩 せ て も 糠 喜 び す る だ け に な る 。 ヒ ト が 生 き て い く 上 で 必 要 な、 エ ネ ル ギ ー 産 生 の 場 で あ る、 筋 肉 が 痩 せ 衰 え て し ま う か ら だ 。 運 動 を せ ず 高 脂 肪 食 を 続 け る と、 膵 臓 の β 細 胞 の ア ポ ト ー シ ス が 促 進 さ れ、 廃 用 性 萎 縮 を き た す 。 糖 尿 病 の 方 な ら、 見 か け の 血 糖 値 は 改 善 し て い て も、 糖 尿 病 は 確 実 に 悪 化 し て い る 。 普 通 に 糖 質 を 食 し た だ け で、 血 糖 測 定 器 は 振 り 切 れ る

過 激 な 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 [] 。 高 脂 肪 食 は 腸 内 フ ロ ー ラ を 撹 乱 す る た め ( dysbiosis )、 腸 内 グ ラ ム 陰 性 菌 の 細 胞 壁 由 来 の リ ポ 多 糖 ( LPS = エ ン ド ト キ シ ン ) の 産 生 が 亢 進 す る 。 さ ら に 高 脂 肪 食 は 腸 管 を 傷 害 し、 透 過 性 を 亢 進 さ せ る た め ( Leaky gut )、 エ ン ド ト キ シ ン は 血 中 に 侵 入 し、 上 昇 す る 。 糖 尿 病 で は 健 常 者 に 比 べ 有 意 に 高 値 を 呈 し、 高 脂 肪 食 摂 取 後 4 時 間 で も 血 中 に 存 在 す る 。 エ ン ド ト キ シ ン は TLR4 (Toll 様 受 容 体 4 ) と 結 合 し、 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン を 放 出 し、 全 身 に 炎 症 を 引 き 起 こ す 。 さ ら に デ オ キ シ コ ー ル 酸 を 増 加 さ せ、 細 胞 老 化 を 引 き 起 こ し、 が ん を 発 症 さ せ る 。 糖 尿 病 は “ が ん ” の ハ イ リ ス ク で あ る 。 糖 尿 病 で 高 脂 肪 食 を 続 け る と ダ ブ ル パ ン チ と な る

要 略 す る と、 糖 尿 病 の 方 が 過 激 な 糖 質 制 限 食 ( 高 脂 肪 食 ) に 嵌 っ て い る と、 糖 尿 病 は さ ら に 悪 化 ・ 進 行 す る こ と に な り、 糖 質 を 摂 取 す る と、 血 糖 が ス カ イ ロ ケ ッ ト の よ う に 上 昇 し、 昏 睡 を 来 た す リ ス ク が 高 ま る 。 こ の た め、 危 険 な ダ イ エ ッ ト か ら、 抜 け 出 す こ と が 困 難 と な り、 悪 循 環 に 陥 る 。 そ も そ も、 糖 質 制 限 食 は 糖 尿 病 患 者 が、 縄 文 人 の 食 事 に 回 帰 し よ う と、 新 縄 文 糖 尿 病 食 ( SJT 食 ) と 名 づ け ら れ た 経 緯 が あ る 。 だ が チ マ ネ 族 で 明 ら か と な っ た よ う に、 古 代 人 の 食 事 は 穀 類 中 心 ( 摂 取 カ ロ リ ー の 72 % が 炭 水 化 物 ) で あ る こ と が 判 明 し て い る 。 チ マ ネ 蔟 は、 虚 血 性 心 疾 患 や 糖 尿 病 と は、ほ と ん ど 無 縁 の 優 等 生 だ

劣 悪 な 生 活 環 境 に 暮 ら す チ マ ネ 蔟 だ が、 平 均 寿 命 は 70 歳 と い う 。 彼 ら が 食 す る 未 精 製 の 穀 類 に は、 生 体 に 有 用 な 物 質 が 多 く 含 ま れ る 。 そ の 中 で も フ ェ ル ラ 酸 は、 認 知 機 能 を 改 善 す る 働 き や 抗 が ん 作 用 や 抗 炎 症 作 用 や 美 白 効 果 や 血 糖 降 下 作 用 な ど を 有 す る 。 一 方、 高 脂 肪 食 に よ り 産 生 さ れ る LPSエ ン ド ト キ シ ン ) は、 糖 尿 病 を 悪 化 さ せ る だ け で は な い 。 健 常 人 の 血 管 内 皮 細 胞 を も 傷 つ け、 心 筋 梗 塞脳 卒 中腎 不 全 の 原 因 と な る 。 LPS、 そ の 基 と な る 高 脂 肪 食、 そ れ が 万 病 の 元 と な る  非 ア ル コ ー ル 性 脂 肪 性 肝 炎 ( NASH ) の 原 因 も エ ン ド ト キ シ ン と い わ れ る 。 高 脂 肪 食 ( ケ ト ン 食 ) の 予 後 は 不 良 で あ る こ と が、 権 威 あ る 米 国 生 理 学 会 誌 に 報 告 さ れ て い る 。 長 寿 食 は や っ ぱ り 伝 統 的 な 日 本 食 で す ね 。

[] 過 激 な 糖 質 制 限 食 は ケ ト ン 食 と ほ ぼ 同 義 と 考 え て よ い 。 そ れ は 食 事 の 可 否 を、 尿 中 や 血 中 の ケ ト ン 体 で 判 定 し て い る か ら で あ る 。

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う つ 病 の 治 療 : 柴 朴 湯 か ら 加 味 逍 遥 散 へ


琵琶湖ツアーは水陸両用車で (長浜市)天気晴朗なれど波高し (琵琶湖/長浜)






京 都 ” は よ そ 者 が 住 む と こ ろ で は な い ( お 大 尽 さ ま は 除 く )、 観 光 に 来 る と こ ろ だ、 と 述 べ た こ と が あ る 。 交 通 マ ナ ー は 最 低、 イ ン フ ラ も 不 備 。 京 町 家 の 保 存 が 叫 ば れ る が、 町 家 の 住 環 境 は 劣 悪 だ 。 “ い け ず ” が 表 す 京 都 の 気 質 。 先 日 の ヘ イ ト ス ピ ー チ も、 然 も あ り な ん  故 郷 岩 手 は い な か だ が、 ひ と は 優 し く 純 朴 だ 。 も ち ろ ん as compared の 話 で は あ る 。 国 際 観 光 都 市 の 名 に 恥 じ ぬ よ う、 た だ た だ 願 う 次 第 で あ る 。 政 治 は い ま を 生 き る 人 び と ( silent majority ) の た め に あ る 。

更 年 期 の 女 性 。 半 年 前 に ご 主 人 を 亡 く さ れ て か ら、 気 力 が 低 下 し 疲 れ や す い 。 急 に イ ラ イ ラ し た り、 不 安 に な っ た り す る 。 顔 貌 は 無 欲 状 で、 寝 つ き が 悪 く、 起 床 も つ ら い 。 体 が 熱 く な っ た り 寒 く な っ た り す る 。 時 々 の ぼ せ て 汗 が で る 。 1 週 間 前 よ り む か つ き が ひ ど く な り、 食 事 が 摂 れ な い 。 咽 喉 の 奥 が 詰 ま る 感 じ が し て 不 快 だ 。 心 下 が 痞 え て 重 苦 し い 。 口 が 渇 き ネ バ ネ バ す る 。 便 は ス ッ キ リ 出 な い 。 血 圧 は 正 常 。 脈 は 80、 沈 細 滑 。 舌 は 淡 紅、 苔 は 白 く 厚 い 。 肝 気 が 鬱 結 し た た め 痰 飲 が 生 じ、 清 気 の 昇 降 が 阻 害 さ れ て い る 。 柴 朴 湯 エ キ ス 7.5 g 投 与 。

1 週 間 後、食 欲 が 出 て き た が、 他 の 症 状 は あ ま り 変 わ ら な い 。 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 気 力 が 出 て き て、イ ラ イ ラ や 不 安 が 少 な く な っ て き た 。 便 通 も 正 常 と な っ た 。 さ ら に 同 方 を 2 週 間 分 投 与 。 5 日 前 に 2 年 ぶ り に 生 理 が 来 た 。 体 調 が 大 部 よ く な っ た が、 舌 が 化 燥 し 少 苔 と な っ て い る。 加 味 逍 遥 散 エ キ ス 5 g に 変 更 。 2 週 間 後、 以 前 か ら の 冷 え が な く な っ た 。 気 力 が 充 実 し、イ ラ イ ラ や 不 安 も な く な っ た 。 そ の 後 1 ヶ 月 ご と に 受 診 し、 症 状 安 定 し て い る 。

柴 朴 湯小 柴 胡 湯半 夏 厚 朴 湯 を 合 方 し た も の で あ る 。 効 能 は 喘 息 や 気 管 支 炎 や 不 安 神 経 症 と あ る が、 ス ト レ ス な ど に よ る 消 化 器 症 状 や 種々の 精 神 症 状 な ど 多 方 面 に わ た り 使 用 さ れ て い る 。 気 の 流 れ が 鬱 滞 す る と、 病 理 産 物 で あ る 痰 飲 が 産 生 さ れ、 病 理 産 物 が 障 害 と な り、 さ ら な る 気 の 鬱 滞 を 招 来 し、 病 態 が 深 刻 化 し 治 り 難 く な る 。 柴 朴 湯 の 一 方 の 構 成 方 剤 で あ る 小 柴 胡 湯 は、 少 陽 三 焦 の 気 ・ 津 の 流 れ を 疎 通 し、 気 の 鬱 滞 を 解 消 し、 清 気 を 心 ・ 脳 に 上 達 さ せ る 。

他 方、 半 夏 厚 朴 湯 に 含 ま れ る 半 夏 ・ 厚 朴 に は、 痰 飲 を 化 し 排 除 す る 働 き が あ る 。 茯 苓 は 心 ( 神 ) に 働 き 安 寧 作 用 を 現 わ す 。 蘇 葉 は 中 焦 ( 脾 胃 ) の 気 の 流 通 を 促 進 す る 。 さ ら に 胸 に 鬱 滞 す る 痰 飲 を 排 除 し、 清 気 の 上 達 を 助 け る 。 小 柴 胡 湯 と 相 俟 っ て、 清 気 の 上 達 を 強 力 に サ ポ ー ト す る 。 蘇 葉 が 含 ま れ る エ キ ス 剤 に は 香 蘇 散参 蘇 飲 が あ る 。

本 例 で は 「 痰 飲 」 が 除 去 さ れ る と と も に、 潜 在 し て い た 肝 の 陰 血 不 足 が 顕 在 化 し て き た 。 エ ン ジ ン を 動 か す に は 燃 料 が 必 要 で あ る 。 そ こ で 肝 ( エ ン ジ ン ) の 燃 料 と な る、 当 帰 ・ 芍 薬 が 含 ま れ る 加 味 逍 遥 散 に 変 更 し た 。 燥 性 の 強 い 生 薬 は 傷 陰 を 来 た す た め、 加 味 逍 遥 散 に は 半 夏 が な く、 疏 散 作 用 の あ る 柴 胡 の 量 も 少 な い 。 小 柴 胡 湯 と 比 べ る と 薬 味 が 重 く な る の だ が 。

PS : 大 勢 訪 れ る 観 光 客 の 足 で、 交 通 イ ン フ ラ が ダ メ ー ジ を 受 け る 。 観 光 客 の 落 と す マ ネ ー を、 こ の 方 面 に 当 て る べ き で は な か ろ う か 。 神 社 仏 閣 に は 是 非 協 力 を お 願 い し た い

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世 界 喘 息 デ ー . 過 去 は 変 え ら れ る (@^^)/~~~


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「 過 去 」 は 変 え る こ と が で き る が、 「 未 来 」 を 変 え る こ と は で き な い 。 過 去 と は 現 在 の 私 の こ こ ろ の 反 映 で あ る 。 過 去 と は い ま の 心 象 そ の も の で あ り、 い ま の 感 情 や 感 傷 に 左 右 さ れ る た め、 い か よ う に も 変 わ る 。 過 去 が 現 在 の 私 を 規 定 す る も の で は な く、 現 在 が 過 去 の 私 を 規 定 す る の だ 。 未 来 と は い ま の 刹 那 の 連 続 の 上 に あ る 。 い ま が 変 わ ら な け ら ば、 未 来 は 変 わ ら な い 。 過 去 を 悔 ん だ り 悩 む こ と は な い 。 い ま を 生 き、 明 る い 未 来 に 船 出 し よ う ~~~

5 月 2 日 は 世 界 喘 息 デ ー ( 5 月 の 第 1 火 曜 日 ) で あ る 。 気 管 支 喘 息 は 吸 入 ス テ ロ イ ド の 登 場 に よ り、 コ ン ト ロ ー ル が 良 好 に な り、 発 作 で 亡 く な る 方 は 減 少 し て き て い る 。 し か し 患 者 数 は む し ろ 増 加 の 一 途 に あ り、 吸 入 ス テ ロ イ ド の 恩 恵 に 浴 せ ず 苦 し ん で い る 方 も 多 い 。 そ の よ う な 方 は 是 非 漢 方 治 療 を 試 み て い た だ き た い 。 ほ と ん ど の ケ ー ス で 完 治 に 導 く こ と が で き る 。 む ろ ん 成 人 の 場 合 も 同 様 で あ る 。

60 代 の 男 性、 3 週 間 前 に か ぜ を 引 い て か ら、 ゼ ー ゼ ー ・ ヒ ュ ー ヒ ュ ー し て 苦 し い 。 近 医 受 診 し 治 療 す る も 改 善 し な い た め 来 院 。 関 節 リ ウ マ チ で メ ド ロ ー ル ( ス テ ロ イ ド 剤 ) 1 錠 服 用 中 。 痰 も 多 く 咽 喉 に か ら む 。 汗 が 出 て 身 体 が ほ て る 。 喘 鳴 が 聞 こ え る 。 脈 は 64 で 滑 。 舌 は 淡 紅、 舌 苔 は 薄 白 。 湿 熱 が 気 道 を 塞 い だ た め 喘 息 が 発 症 し た と 考 え、 麻 黄 5、 芍 薬 9、 杏 仁 9、 半 夏 7、 茯 苓 9、 栝 楼仁 9、 枳 実 4、 陳 皮 5、 桑 白 皮 9、 桔 梗 4、 生 甘 草 5、 石 膏 40 ( 先 煎 ) ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 1 週 間 後、 呼 吸 は 楽 に な っ て 来 た が、 ま だ 痰 が 咽 喉 に 付 着 し 咳 が で る。 傷 陰 ( 陰 虚 ) を 来 た し て い る 。 麻 黄、 芍 薬、 杏 仁、 陳 皮、 桑 白 皮 を 除 き、 玄 参 7、 麦 門 冬 9、 山 茱 萸 9 を 加 え る 。 1 週 間 で 完 治 し た 。

喘 息 の 原 因 を 漢 方 的 に 考 え る と、 痰 飲陰 虚 に 大 別 さ れ る 。 「 痰 飲 」 が 気 道 を 閉 塞 す る と 呼 吸 困 難 ( 喘 息 ) が 出 現 す る ( 津 液 病 ) 。 痰 飲 に は 寒 ・ 熱 の 違 い が あ り、 気 道 に 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン 等 が 多 い ( 炎 症 が 強 い ) 場 合 を 痰 熱 ( 湿 熱 )、 そ れ ほ ど で な い 場 合 を 寒 飲 と 規 定 す る 。 こ れ は 著 者 の 考 え 方 で あ り、 一 般 に は 気 が 乏 し い 場 合 は 寒 飲、 寒 飲 で も 長 び い た 場 合 や 気 が 充 実 し て い る 場 合 を 痰 熱 と 説 明 し て い る 。 一 方、 「 陰 虚 」 で は 気 道 粘 膜 が 燥 性 を 示 す た め、 気 道 粘 液 の 産 生 ・ 分 泌 が 低 下 し、 気 道 の 易 刺 激 性 ( 過 敏 性 ) が 高 ま る 。 腎 陰 を 補 わ な け れ ば な ら な い 。

本 例 は 湿 熱陰 虚 が 併 存 し て い る 状 態 で あ っ た 。 熱 が 物 質 を 乾 燥 さ せ る よ う に、 湿 熱 も 状 況 ( 体 質 ・ 年 齢 ・ 罹 病 期 間 ・ 治 療 薬 な ど ) に よ り 陰 を 傷 ( や ぶ ) る よ う な こ と に な る ( 陰 虚 ) 。 喘 息 の 治 療 で は 痰 熱 を 除 い て も、 最 後 の 段 階 で 滋 陰 を 必 要 と す る 場 合 が あ る 。 そ の よ う な と き、 腎 気 丸 の 類 が 必 要 に な る 。 で も 初 め か ら 滋 陰 薬 を 用 い る と、 湿 熱 ( 痰 熱 ) を 助 長 ( 悪 化 ) さ せ る こ と に な り、 か え っ て 喘 息 を 悪 化 さ せ る 。 熟 慮 を 要 す る 。


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過 激 な 糖 質 制 限 に は 残 念 な 結 果 が (ToT)/~~~


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人 類 の 叡 智 の 源 泉 で あ る 脳 。 そ の 重 量 は 体 重 の 僅 か 2 % に 過 ぎ な い が、 そ の 働 き を 支 え る た め 必 要 な エ ネ ル ギ ー は、 基 礎 代 謝 の 20 % に も 及 ぶ 。 高 度 な 知 的 活 動 で は、 エ ネ ル ギ ー の 需 要 は さ ら に 高 ま る 。 こ の た め 成 長 期 の お 子 さ ん に は 十 分 な 量 の 糖 質 と、 バ ラ ン ス の と れ た 良 質 の 食 事 が 必 要 に な る 。 過 激 な 糖 質 制 限 食 ( ケ ト ン 食 ) は、 脳 の 主 食 で あ る 糖 質 を ほ と ん ど 摂 ら な い、 エ ネ ル ギ ー の 大 部 分 を 脂 質 に 依 存 す る 高 脂 肪 食 で あ る 。 と こ ろ が 脂 肪 は 脳 血 管 関 門 を 通 過 で き な い た め、 肝 臓 で 中 鎖 脂 肪 酸 か ら ケ ト ン 体 を 産 生 し、 そ れ を 脳 細 胞 に 運 搬 し 利 用 す る 。 煩 雑 な 過 程 を 経 て エ ネ ル ギ ー を 確 保 し て い る 。

し か し ケ ト ン 体 を エ ネ ル ギ ー 源 と し て 利 用 す る の は、 飢 餓 や コ ン ト ロ ー ル 不 良 の 糖 尿 病 の よ う に、 非 生 理 的病 的 ) な 場 合 に 限 ら れ る 。 生 命 を 脅 か す 非 常 事 態 で あ る 。 こ れ で は 精 巧 で 精 密 な 脳 は、 そ の 機 能 を 十 分 に 発 揮 す る こ と は で き な い 。 お 子 さ ん の 場 合、 き ち ん と 食 事 を 摂 ら な い と 成 績 不 振 に 陥 る と の 研 究 が あ る 。 糖 質 を ほ と ん ど 摂 ら な い 高 脂 肪 食 で は、 イ ン ス リ ン の 追 加 分 泌 が ほ と ん ど み ら れ な い 。 イ ン ス リ ン を 肥 満 ホ ル モ ン と 目 の 敵 に す る 糖 質 制 限 派 が い る が、 イ ン ス リ ン が 分 泌 さ れ な い と、 血 中 の 脂 肪 酸 を 脂 肪 組 織 に 蓄 え る こ と が で き な く な る 。 そ の 結 果、 糖 質 を 制 限 し た 高 脂 肪 食 で は、 血 液 は 脂 肪 で 満 た さ れ、 白 濁 し ベ ト ベ ト し、 汚 濁 さ れ た 状 態 に な る

以 前、 太 古 の 時 代 の 狩 猟 は 命 が け で、 獣 の 肉 は 希 少 で 貴 重 な た め、 普 段 は 木 の 実 や 根 菜 類 な ど、 炭 水 化 物 中 心 の 食 事 と 想 定 し た 。 そ の 考 え が ど う も 確 か ら し い の で あ る 。 南 米 ボ リ ビ ア の ア マ ゾ ン 川 流 域 に 古 く か ら 住 む チ マ ネ 族 を 対 象 と し た コ ホ ー ト 研 究文 末 に 掲 載 中 ) に よ る と、 彼 ら の 食 事 は 『 摂 取 カ ロ リ ー に 占 め る 脂 質 の 割 合 は 14 % と 低 く、 糖 分 ( 蔗 糖 な ど の 甘 味 料 ) の 摂 取 も 非 常 に 少 な く、 ω3 脂 肪 酸 や 食 物 線 維 ( 穀 類 ) は 多 く 摂 取 し て い る 』 の で あ る 。 先 史 時 代 の 人 類 の 主 食 は 炭 水 化 物 ( 摂 取 カ ロ リ ー 72 % )で あ っ た 。 運 動 に 関 し て も、 1 日 の 平 均 歩 数 は 39 歳 ま で は 2 万 歩、 40 歳 以 上 で も 1 万 5000 歩 で あ っ た 。

以 上 の よ う な 生 活 様 式 の チ マ ネ 族 と、 米 国 内 に 暮 ら す 他 民 族 に お い て、 冠 動 脈 の 石 灰 化 を 比 較 検 討 し た 研 究 が 行 わ れ た 。 40 歳 以 上 の チ マ ネ 族 で は 705 人 中 596 人 ( 85 % ) に 石 灰 化 は 認 め ら れ な か っ た 。 チ マ ネ 族 で は 冠 動 脈 疾 患 の リ ス ク が 非 常 に 低 い こ と が 判 明 し た 。 さ ら に 肥 満 や 高 血 圧 や 高 血 糖 も ほ と ん ど 認 め ら れ な か っ た 。 穀 物 を 主 食 と し、 体 を 出 来 る だ け 動 か す 。 こ れ が 心 血 管 系 の ア ク シ デ ン ト を 防 ぐ 健 康 的 な 日 常 生 活 で あ る 。 過 激 な 糖 質 制 限 は こ の 真 逆 に あ る 。 糖 質 制 限 を 行 う と 総 死 亡 率 が 高 ま る と 報 告 さ れ て い る 。

さ ら に 注 目 す べ き は、 「 過 激 な 糖 質 制 限 食 」 で あ る 「 ケ ト ン 食 」 の 予 後 に つ い て、 決 定 的 な 結 果 が も た ら さ れ て い た の だ 。 糖 質 制 限 推 進 派 の 方 々 に は、 非 常 に 残 念 な 結 果 と な っ た 。 予 後 不 良 と 判 明 し た の で あ る  世 界 有 数 の 医 学 雑 誌 『 米 国 生 理 学 会 誌 』 に 掲 載 さ れ た 研 究 論 文 で 明 ら か と な っ た 。 日 本 語 で 「 長 期 ケ ト ン 食 は 耐 糖 能 が 悪 化 し、 膵 β 細 胞 は 減 少 す る 」 と 題 し 解 説 し て い る ブ ロ グ が あ る 。 ご 参 考 に し て く だ さ い 。

チ マ ネ 族 を 対 象 と し た コ ホ ー ト 研 究

 冠動脈疾患(CAD)の発症は、現代的な生活様式と関連しているといわれる。米・University of MissouriのRandall C. Thompson氏らは、南米・ボリビアのアマゾン川流域に古くから住むチマネ族を対象としたコホート研究の結果を第66回米国心臓病学会年次学術集会(ACC 2017、3月17~19日、ワシントンD.C.)で報告。大半の住民に冠動脈の石灰化(CAC)が見られず、石灰化指数(CACS)は米国の多民族コホート研究(MESA)の数値と比較して著明に低いことが示された。

食事、運動習慣、非喫煙などがCADリスクの低下要因
 このコホート研究は、University of New Mexicoがチマネ族を対象に行っている健康と人類学に関するプロジェクト(Tsimane Health and Life History Project)の一環として行われた。
 対象は40歳以上のチマネ族705人で、コレステロール値、血圧、空腹時血糖値、喫煙頻度などを測定するとともに、CTによってCACSを評価した。
 その結果、596人(約85%)にはCACが認められなかった。また、対象をCACSが0および100超の群に分け、同様に層別化したMESAのデータと比較すると、CACSが100超の群はチマネ族全体では約3%で、MESAの群の約10分の1、80歳時点での割合も約8%でMESAの群の約51%と比較して低かった(図)。

図. チマネ族のコホート研究およびMESAにおける年齢別CACS (略)

(Lancet 2017年3月17日オンライン版)
 Thompson氏はチマネ族の食習慣や運動習慣について触れ、「平均的な摂取カロリーにおいて脂質の占める割合が約14%と低く※、糖分の摂取量も非常に少ないが、ω3脂肪酸や食物繊維は多く摂取している」と説明した。
 運動習慣については、「農作業や狩猟、家事、育児などの活動に1日のおよそ4〜7時間を費やし、日中動かずにいる時間は10%に満たない」と述べた。ちなみに、一般的な都市生活を送る人は、起きている時間の半分以上はほぼ身体を動かしていないという。
 また、チマネ族の1日における平均歩数は、39歳までは約2万歩、40歳以上でも約1万5,000歩前後に達することも示した。さらに、チマネ族では喫煙習慣がほぼないことも補足された。
 これらを踏まえて同氏は、「チマネ族では心臓病の発症要因となる炎症がよく見られるが、そういった問題を抱えていても、食習慣や生活習慣、喫煙習慣のなさなどによりCADリスクは非常に低いといえる。多くの人々にとって、チマネ族のようなライフスタイルはCADリスクを避ける方策になりうる」と総括した。
※わが国の食事摂取基準(2015年版)では、摂取総カロリーに占める割合は20〜30%とされている。


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な ぜ? 粟 が 胃 風 湯 に あ る の

東寺五重の塔と散りゆく桜. 4/16/2017弘法大師「身は高野、心は東寺におさめをく」






潰 瘍 性 大 腸 炎 の 虚 証 に 用 い ら れ る 方 剤 に 胃 風 湯 が あ る 。 構 成 生 薬 は 、 当 帰 ・ 芍 薬 ・ 川 芎 ・ 人 参 ・ 白 朮 ・ 茯 苓 ・ 桂 枝 ・ 粟 で あ る 。 当 帰 芍 薬 散 か ら 沢 瀉 を 除 き、 人 参 ・ 桂 枝 ・ 粟 ( ア ワ ) を 加 え た 生 薬 構 成 と な っ て い る 。 血 お よ び 三 焦 の 流 通 を 促 進 し、 胃 腸 の 働 き も 増 進 す る 働 き が 想 定 さ れ る の だ が、 粟 に つ い て の 働 き に 言 及 す る 文 献 が 見 当 た ら な い 。 粟 の 薬 効 が 不 明 な た め か、 粟 を 除 い て 使 用 し て い る も の も 見 ら れ る 。 イ ネ 科 の 穀 物 で あ る 粟 に、 生 薬 と し て の 薬 理 作 用 が 果 た し て 存 在 す る の だ ろ う か 。

し か し 漢 方 エ キ ス 製 剤 の 中 に も イ ネ 科 の 穀 物 が 含 ま れ て い る も の が 存 在 す る 。 白 虎 加 人 参 湯 の 粳 米、 甘 麦 大 棗 湯 の 小 麦 で あ る 。 と も に 精 製 前 の も の が 用 い ら れ る 。 精 製 前 の イ ネ や 小 麦 の 種 子 に は フ ェ ノ ー ル 性 化 合 物 で あ る フ ェ ル ラ 酸 が 多 く 含 ま れ て い る 。 フ ェ ル ラ 酸 に は 種 々 の 薬 理 作 用 が 報 告 さ れ て い る が、 ト ピ ッ ク と な る の が 認 知 症 を 改 善 さ せ る 働 き で あ ろ う 。 フ ェ ル ラ 酸 は コ ウ ノ メ ソ ッ ド で 喧 伝 さ れ て い る 健 康 食 品 の 主 要 成 分 で あ る 。 こ の 健 康 食 品 は 未 精 製 米 を 精 製 し た 後 に で き る 米 ぬ か か ら 製 造 さ れ る 。

話 が そ れ て し ま っ た 。 本 題 に 戻 ろ う 。 潰 瘍 性 大 腸 炎 に 対 す る “ 粟 ” の 薬 効 で あ る が、 上 記 か ら 推 測 す る と フ ェ ル ラ 酸 の 効 能 と 考 え て よ い の で は な か ろ う か 。 米 ぬ か 中 に は、 植 物 性 ス テ ロ ー ル と フ ェ ル ラ 酸 が エ ス テ ル 結 合 し た、 γ-オ リ ザ ノ ー ル が 多 く 含 ま れ て い る 。 こ の γ-オ リ ザ ノ ー ル を 潰 瘍 性 大 腸 炎 モ デ ル 動 物 に 経 口 投 与 す る と、 潰 瘍 性 大 腸 炎 が 顕 著 に 抑 制 さ れ た、 と の 報 告 が 見 い だ さ れ た 。 こ れ が 胃 風 湯 に 粟 が 含 ま れ て い る 理 由 と 考 え ら れ る 。

そ こ で、 著 者 も 当 帰 芍 薬 散 桂 枝 人 参 湯 が 奏 功 し て い た 潰 瘍 性 大 腸 炎 の 患 者 に、 米 ぬ か を 毎 日 小 さ じ 1 杯、 服 用 す る よ う 指 示 し た と こ ろ、 さ ら な る 効 果 を 示 し た 症 例 を 経 験 し た 。 私 見 例 と 同 様 の 症 例 を 検 索 し た と こ ろ 「 粟 を 加 味 し た 後 に、 粘 血 便 が 著 明 に 減 少 し た 潰 瘍 性 大 腸 炎 の 一 例 」 が ヒ ッ ト し た 。 こ の 報 告 は、 第 60 回 日 本 東 洋 医 学 会 関 東 甲 信 越 支 部 学 術 総 会 で の、 東 京 女 子 医 大 東 洋 医 学 研 究 所 池 田 郁 雄 ら に よ る も の で あ る 。 「 粟 の 役 割 は フ ェ ル ラ 酸 に よ る 抗 炎 症 作 用 に あ る 」 と の 著 者 の 仮 定 が、 確 信 に 変 わ っ た の で あ る 。

と こ ろ で 半 夏 秫 米 湯 と い う 方 剤 が あ る 。 半 夏 と 粟 の 二 剤 で 構 成 さ れ て い る 。 効 能 は 不 眠 症 で あ り、 粟 に 含 ま れ る フ ェ ル ラ 酸 の 働 き に よ る も の と 考 え ら れ る 。 粟 は 自 律 神 経 系 に 作 用 し、 免 疫 系 を 介 し、 二 次 的 に 潰 瘍 性 大 腸 炎 の 治 癒 促 進、 に 働 く の で は な か ろ う か 。 い ず れ に せ よ、 漢 方 薬 に 含 ま れ る 粟 ・ 粳 米 ・ 小 麦 な ど の 研 究 が 急 が れ る

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ア ト ピ ー の 叫 び : も と の 肌 に 戻 し て


東京スカイツリー&隅田川&さくら並木ぽかぽか陽気の東京 (4/12/2017)










20 代 の 男 性 。 生 後 よ り の ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 。 ス テ ロ イ ド 軟 膏 で 安 定 し た 状 態 で あ っ た が、 高 校 に 入 学 し て か ら 悪 化 。 顔 が 紅 色 ( 赤 鬼 状 ) と な り、 グ ジ ュ グ ジ ュ と 滲 出 液 が 噴 き 出 る よ う に な っ た 。 顔 以 外 の 皮 膚 も 暗 紅 色 調 を 呈 し 発 疹 も 出 現 し、 掻 く と 滲 出 液 が 出 る よ う に な っ た 。 ス テ ロ イ ド の 内 服 と ス テ ロ イ ド 軟 膏 の 全 身 塗 布 で 浸 出 液 は 止 ま っ た が、 皮 膚 は く す み、 乾 燥 肥 厚 し、 ガ サ ガ サ ・ ボ コ ボ コ し た 粗 造 な 状 態 と な っ た 。 掻 く と 多 少 の 滲 出 は ま だ み ら れ る 。 ス テ ロ イ ド の た め か 黒 色 の 色 素 沈 着 も 目 立 つ 。

本 人 は 皮 膚 科 の 治 療 を 諦 め、 最 近 は 保 湿 剤 の み で ス テ ロ イ ド は 使 っ て い な い 。 漢 方 治 療 を 希 望 し 来 院 。 元 気 が よ く、 食 欲 も 便 通 も よ い 。 運 動 し た り 入 浴 後 は 痒 み が ひ ど く な る 。 体 は ほ て る 方 で、 寒 が り で は な い 。 血 圧 正 常 。 脈 は 74、 細 滑 有 力 だ が 尺 脈 が 弱 い 。 舌 は 暗 紅 で 薄 白 苔 ( + ) 。 腹 部 と 背 中 に 発 疹 が み ら れ る が、 ほ と ん ど の 皮 膚 は 焼 け 野 原 の よ う で、 暗 褐 色 を 呈 し、 乾 燥 し、 粗 造 で ボ コ ボ コ と 隆 起 し て い る 。 湿 熱 の 停 滞 も あ る の だ が、 現 況 の 課 題 は 破 壊 さ れ た 皮 膚 の イ ン フ ラ の 再 構 築 に あ る 。

治 療 は 陰 血 の 補 給 と 内 熱 の 鎮 火 で あ る ( 滋 陰 清 熱 ) 。 蒺 藜 子 7、 玄 参 7、 天 花 粉 9、 芍 薬 9、 牡 丹 皮 9、 桃 仁 7、 知 母 9、 黄 柏 9、 薏 苡 仁 15、 甘 草 3、 牡 蠣 10 ( 先 煎 ) ( 全 て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 2 週 間 後、 痒 み が 軽 く な っ て き た 。 顔 の 一 部 が 白 く な っ て い る 。 前 方 処 方 。 初 診 4 週 間 後、 顔 全 体 の 暗 紅 色 が か な り 薄 く な っ て き た 。 前 方 に 連 翹 9 を 加 え る 。 初 診 8 週 後、 発 疹 が ほ と ん ど み ら れ な い 。 皮 膚 の ボ コ ボ コ も 減 っ て い る 。 そ の 後 も 治 療 を 続 け、 半 年 後 に は ツ ル ツ ル し た 白 い 肌 に な っ た  そ の 時 点 で 治 療 を 終 了 し た の だ が、 5 年 経 過 す る も 再 発 な し 。

本 例 は 難 治 性 と 思 わ れ た が 治 療 に よ く 反 応 し た 。 ス テ ロ イ ド 治 療 を し ば ら く 中 止 し て い た の が “ 幸 ” し た も の と 思 わ れ る 。 玄 参 ・ 天 花 粉 ・ 牡 蠣 で 滋 陰 ( 水 ) し、 か つ 皮 膚 の ボ コ ボ コ を 軟 堅 散 結 し、 皮 膚 の 再 構 築 を 主 導 す る 。 芍 薬 ・ 牡 丹 皮 ・ 桃 仁 は 血 脈 を 通 じ さ せ 血 行 を 改 善 し、 皮 膚 の 構 築 の 素 材 を 運 搬 し 皮 膚 を 再 構 築 す る 。 内 熱 は 皮 膚 を 燻 蒸 し 皮 膚 を 破 壊 す る た め 清 熱 剤 を 加 え、 蒺 藜 子 で 熄 風 し 痒 み を 除 い た 。 ア ト ピ ー の 治 療 は 煎 じ 薬 で な け れ ば 手 こ ず る こ と が 多 い 。


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悲 し い 結 末 . 夭 折 の 天 才 棋 士


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今 か ら 16、7 年 前、 29 歳 の 若 さ で 亡 く な っ た 天 才 棋 士、 村 山 聖 八 段 を 描 い た 小 説 「 聖 の 青 春 」 を 読 ん だ 。 強 烈 な 感 動 を お ぼ え た の だ が そ の 後、 TV で 2 時 間 ド ラ マ と し て 放 送 さ れ、 再 び 深 い 感 銘 に 耽 っ た の で あ る 。 聖 を 演 じ た の が 藤 原 竜 也 で あ っ た 。 死 の 床 に あ っ て も 最 期 ま で 将 棋 の 棋 譜 を 読 み 続 け る 壮 絶 な シ ー ン に は、 皆 が 泣 か さ れ た 。

そ の 彼 の 生 涯 を 松 山 ケ ン イ チ が 演 じ 映 画 化 さ れ、 昨 年 11 月 に 封 切 り さ れ た 。 NHK で も 特 別 番 組 が 放 送 さ れ た 。 難 病 ( ネ フ ロ ー ゼ 症 候 群 ) と 闘 い な が ら も、 名 人 を 目 指 す と い う 過 酷 な 戦 い に 挑 戦 し 続 け て き た 彼 の 生 き ざ ま 。 常 人 の 及 ぶ と こ ろ に あ ら ず 。 た だ た だ 頭 が 下 が る 思 い で あ る 。 「 聖 の 青 春 」 は 読 む ひ と の 心 に、 鮮 烈 な 熱 き 思 い を 沸 き 立 た さ せ て く れ る 。

幼 き 頃 か ら ネ フ ロ ー ゼ で 免 疫 抑 制 剤 を 使 用 し て い た こ と で 膀 胱 癌 を 併 発 し、 帰 ら ぬ ひ と と な っ た 村 山 聖 。 血 尿 を 主 治 医 ( 東 京 の 某 医 大 ) に 訴 え て い た の に 放 置 さ れ、 ふ る さ と 広 島 の 病 院 で ガ ン が 発 見 さ れ た と き に は、 す で に 手 遅 の 状 態 と な っ て い た 。 予 期 さ れ た 結 末 な の か も し れ な い が、 読 ん で い る う ち に 主 治 医 に 対 し、 激 し い 憤 り を お ぼ え た の を 記 憶 す る 。

こ れ と 同 じ よ う な 話 を 聞 い た 。 ウ エ ジ ナ ー 肉 芽 腫 の 20 代 の 娘 さ ん の 症 状 が は か ば か し く な く、 東 京 の 専 門 病 院 に 転 院 と な っ た 。 精 密 検 査 の 結 果 は ガ ン が 全 身 に 転 移 し 手 の 施 し 様 が な い と の 説 明 で あ っ た 。 癌 研 有 明 病 院 の セ カ ン ド オ ピ ニ オ ン も 同 じ で あ っ た 。 そ の 話 を 父 親 か ら 伺 っ て い る と き、 あ の シ ー ン が 脳 裏 に 浮 か ん で き た 。 「 膀 胱 癌 じ ゃ な か っ た ん で す か 」 と 問 う と、 「 そ う で す 。 ウ エ ジ ナ ー の 治 療 で 免 疫 力 が 低 下 し た た た め、 ガ ン が 発 症 し た そ う で す ・ ・ ・ 」 と  本 例 は 論 文 と し て 報 告 さ れ て い ま す

ス テ ロ イ ド は 免 疫 を 抑 制 す る 。 外 用 薬 で あ っ て も 局 所 ( 皮 膚 ) の 免 疫 力 は 低 下 す る 。 全 身 に タ ッ プ リ 大 量 に 塗 っ て い る と、 感 染 症 だ け で な く 皮 膚 の 治 癒 力 の 低 下 を 引 き 起 こ す こ と は 疑 い が な い 。 現 状 の ア ト ピー 性 皮 膚 炎 の 治 療 は、 ま さ に こ の ハ イ リ ス ク な 治 療 法 な の で あ る 。 そ れ に ス テ ロ イ ド の 使 用 は ス テ ロ イ ド 依 存 症 を つ く る 。 医 師 ( 医 療 ) が 依 存 症 を 作 り 出 し て い る 。 こ れ は ス テ ロ イ ド 以 外 に 治 療 手 段 を も た な い、 医 師 の ス テ ロ イ ド 依 存 に よ る も の だ


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汗 が 出 な い 「 コ リ ン 性 蕁 麻 疹 」


祇園白川. 婚礼用の写真撮影 (4/5/2017)京の4月は“都をどり”. 祇園甲部歌舞練場










中 学 時 代、 関 連 の な い 個 別 の 事 項 を、 断 片 的 に つ な ぎ 合 わ せ、 自 分 に 都 合 の よ い ス ト ー リ ー を つ く り、 さ も 真 実 の よ う に 話 す 同 級 生 が い た 。 し ま い に は 自 分 が つ く っ た 虚 偽 な の に、 自 分 で も 真 偽 の 程 が あ や ふ や に な っ て い た 。 似 た 類 の あ や し い 話 で、 国 中 が 大 騒 ぎ と な っ て い る 。 マ リ オ ネ ッ ト の よ う に 踊 ら さ れ て は い ま せ ん か 。

症 例 : 37 歳 女 性 。 主 訴 : 体 が 温 ま る と 痒 く な る 。 汗 が 出 な い 。 既 往 歴 : 中 学 生 の 頃, 全 身 に 蕁 麻 疹 が 何 度 か 出 現 。 現 病 歴 : 20 歳 頃 か ら 汗 が 少 な い よ う に 感 じ て い た が, こ こ 数 年 は 夏 で も 汗 を か か な い よ う に な っ た 。 痒 み は 2 年 前 の 3 月 か ら 4 月 に か け 多 少 気 に な る 程 度 で あ っ た が, 昨 年 か ら 悪 化 し, 3 月 か ら 6 月 に か け 軽 い 運 動 や 入 浴 や 熱 い 飲 食 な ど で, 全 身 に 熱 が こ も っ た 感 じ と な り, 顔 を 除 く 全 身 に 痒 み を 感 じ る よ う に な っ た 。

皮 膚 に 明 ら か な 発 疹 を 認 め ず, 痒 み は 体 の 冷 却 や 冷 飲 で 20 ~ 30 分 す る と 消 え る 。 し か し 今 年 は ひ ど く, 2 月 末 か ら 部 屋 の 暖 房 や 直 射 日 光, 10 分 程 度 の 歩 行 で 痒 み が 出 現 す る よ う に な っ た め, 2015 年 5 月 8 日 受 診 と な っ た 。

現 症 : 身 長 157 cm, 体 重 48 kg 。 食 欲 ・ 便 通 良 好 。 寝 つ き は 良 い が, 布 団 の 中 で 暑 く な る と, 痒 さ で 覚 醒 す る 。 寝 汗 は な い 。 口 渇 は な い が 冷 飲 を 好 む 。 生 理 は 順 調 。 漢 方 医 学 的 所 見 : 脈 は 62/分 で 細 滑 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 苔 に 被 わ れ, 軽 い 歯 痕 あ り 。 舌 下 静 脈 の 怒 張 な し 。 腹 力 4/5 で 右 に 胸 脇 苦 満 を 認 め る 。 動 悸 は 触 れ な い 。

治 療 経 過 : 白 虎 加 人 参 湯 と 麻 杏 薏 甘 湯 を 投 与 。 2 週 間 後 の 再 診 時, 服 薬 か ら 1 週 間 で 歩 行 や 入 浴 中 の 痒 み が 改 善 す る も, 30 分 ほ ど 歩 く と 痒 み が 出 現 し, 相 変 わ ら ず 汗 は 出 な い と い う 。 麻 杏 薏 甘 湯 を 越 婢 加 朮 湯 に 変 更 。 数 日 服 用 後, 30 分 ほ ど 歩 い て い た ら 汗 が 出 た 。 そ の 後, 痒 み は 現 れ な く な り, 発 汗 も 認 め ら れ る よ う に な っ た 。

考 察 : 本 例 の 病 因 病 機 は, 体 内 の 熱 産 生 の 亢 進 に 反 し, 発 汗 と い う 生 理 現 象 が 出 現 し な い た め, 鬱 熱 が 皮 膚 に 貯 留 し た と 結 合 し, 湿 熱 が 産 生 さ れ, 痒 み が 発 症 し た も の と 考 え ら れ る 。 蕁 麻 疹 は 認 め ら れ て い な い が, 減 汗 性 コ リ ン 性 蕁 麻 疹 に 類 似 す る 病 態 と 思 わ れ る 。 そ こ で 白 虎 加 人 参 湯 と 越 婢 加 朮 湯 を 投 与 し 著 効 を 得 た 。

他 方, 本 例 の 無 汗 は 後 天 性 で 他 に 明 ら か な 原 因 疾 患 が 存 在 せず , 蕁 麻 疹 も 認 め ら れ な い こ と よ り, 特 発 性 後 天 性 無 汗 症 が 疑 わ れ る 。 本 症 と 減 汗 性 コ リ ン 性 蕁 麻 疹 は, 蕁 麻 疹 の 有 無 の 違 い だ け で, 漢 方 的 に は 無 汗 に 伴 う 湿 熱 を 原 因 と す る 同 一 疾 患 と 考 え ら れ る 。


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糖 質 制 限 が 人 類 を 滅 ぼ す


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  消 え た 昭 和 の レ ガ シ ー in Ginza

炭 水 化 物 が 人 類 を 滅 ぼ す、 と い う 過 激 な 本 が あ っ た 。 以 前 読 ん で み た の だ が、 人 類 を 進 化 さ せ て き た 穀 類 が、 な ぜ 人 類 を 滅 ぼ す の か ? 意 味 不 明 で あ っ た 。 著 者 の 頭 の 構 造 を 疑 っ て し ま っ た 。 ヒ ト の 生 活 環 境 は 文 明 の 進 化 と 共 に 変 化 し て き た 。 肉 体 労 働 が 減 少 し デ ス ク ワ ー ク が 増 え、 食 品 の 増 産 ・ 改 良 で 豊 か な 食 事 生 活 を 手 に 入 れ る こ と が で き る よ う に な っ た 。 ひ い て は 今 日 の 生 活 習 慣 病 が 蔓 延 す る 結 果 と な っ た 。 炭 水 化 物 に そ の 責 任 を 転 化 す る の は 御 門 違 い で あ ろ う 。

主 食 が 穀 類 で な く 肉 や 魚 で あ れ ば 良 い の か そ れ で は 食 物 連 鎖 の 構 図 か ら 分 か る よ う に、 食 料 不 足 と な る の は 明 ら か で、 人 類 の 発 展 ・ 進 化 は あ り 得 な か っ た 。 炭 水 化 物 が 人 類 を 進 化 さ せ た の で あ る 。 現 代 の よ う に エ ネ ル ギ ー 消 費 ( 発 散 ) が 少 な く、 豊 か な 食 事 を 楽 し む こ と が で き る 環 境 で は、 糖 質 を タ ン パ ク 質 や 脂 質 中 心 の 食 事 に 代 え て も 同 じ こ と で あ る 。 い や 糖 質 を 厳 格 に 制 限 す れ ば ( 過 激 な 糖 質 制 限 食 )、 エ ネ ル ギ ー は 主 に 脂 質 か ら と る 食 事 と な る ( 高 脂 肪 食 ) 。 却 っ て 危 険 と な る 。 ポ ジ テ ィ ブ な 糖 尿 病 対 策 が 必 要 と な る 。

ヒ ト は 誕 生 か ら 何 百 万 年 も の 間、 狩 猟 ( 肉 食 ) 中 心 の 生 活 で あ っ た 。 農 耕 ( 糖 質 ) 中 心 の 生 活 と な っ た の は、 僅 か 数 千 年 前 の こ と で あ る 。 こ の よ う に 話 す 糖 質 制 限 推 進 派 が い る 。 糖 尿 病 の 元 凶 は 糖 質 に あ る と の 主 張 で あ る 。 そ れ で あ れ ば、 農 耕 を 開 始 し た 数 千 年 前 に す で に、 糖 毒 と な る 糖 尿 病 の た め、 人 類 は 絶 滅 の 危 機 に 瀕 し て い た は ず で あ る だ が 事 実 は 異 な る 。 糖 尿 病 患 者 が 急 激 に 増 加 し た の は、 こ こ 2 0 ~ 30 年 前 の こ と で あ る 。

近 代 の 鷹 狩 り や hunting を み て も、 獣 を 捕 ま え る の は 難 し い 。 ま し て、 太 古 の 時 代 に は 命 が け で、 獣 の 肉 は 希 少 で 貴 重 な タ ン パ ク 源 で あ っ た は ず だ 。 普 段 は 木 の 実 や 根 菜 類 な ど、 炭 水 化 物 中 心 の 食 事 で あ っ た と 思 わ れ る 。 時 代 を 経 て、 野 山 を 駆 け 回 る 狩 猟 生 活 か ら、 定 住 の 農 耕 生 活 へ と 一 大 転 換 。 次 第 に 食 料 の 供 給 は 安 定 し 豊 富 に な り、 肉 体 中 心 の 労 働 環 境 も 変 化 し て い っ た 。 そ し て 今 日 の グ ル メ 社 会 / 情 報 化 時 代 を 迎 え た 。

糖 尿 病 が 爆 発 的 に 増 加 し て い る 。 こ れ は 己 の 不 摂 生、 不 甲 斐 な さ に よ る 。 こ れ を 棚 上 げ に し、 炭 水 化 物 を 人 身 御 供 に す る と は 。 男 ら し く な く 卑 怯 で あ る 。 人 類 の 叡 智 を 育 ん で き た の は 糖 質 で あ る 。 数 千 年 の 時 を へ て 来 た 漢 方 薬 も 穀 物 ・ 炭 水 化 物 か ら 構 成 さ れ て い る 。 過 激 な 糖 質 制 限 食 は 高 脂 肪 食 で 危 険 が い っ ぱ い な の だ 。 本 稿 で 述 べ て い る 糖 質 制 限 と は 過 激 な 糖 質 制 限 の こ と で、 マ イ ル ド な 糖 質 制 限 の こ と で は な い 。 飽 食 の 時 代 に は ロ ー カ ー ボ diet は む し ろ 推 奨 さ れ る 。 た だ 運 動 ( 筋 ト レ ) も 忘 れ な い で ~


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ア ト ピ ー が ツ ル ツ ル に (@^^)/~~~


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東 京 や 京 都 の 漢 方 専 門 医 療 機 関 を 見 聞 し、 非 常 に 残 念 に 思 っ た こ と が あ る 。そ れ は ア ト ピ ー の 診 療 に つ い て で あ る 。 治 療 の 主 役 が ス テ ロ イ ド で、 漢 方 薬 は 脇 役 に す ぎ な い こ と が 多 か っ た こ と だ 。 増 悪 時 の 一 時 的 な 使 用 な ら 理 解 も で き る が、 漢 方 治 療 を 看 板 に 掲 げ な が ら、 治 療 の 主 体 が ス テ ロ イ ド と は 。 な か に は ス テ ロ イ ド を タ ッ プ リ 使 用 す る よ う 指 導 し て い た と こ ろ も あ っ た 。 ス テ ロ イ ド 離 脱 を 目 指 し て 訪 れ る 患 者 さ ん は 多 い の だ が、 そ れ で は 詐 欺 で は な い か 。 日 本 の 漢 方 医 療 の 暗 部 を 知 っ た 思 い が す る 。

30 代 の 男 性 。 生 後 直 ぐ よ り ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 で あ っ た が、 軽 い た め か 放 置 し て い た 。 し か し 会 社 に 入 社 し た こ ろ よ り 悪 化 し た た め 皮 膚 科 を 受 診 し ス テ ロ イ ド 軟 膏 の 使 用 を 開 始 。 当 初 は 改 善 が 認 め ら れ て い た が、 そ の 後 は 症 状 が 一 進 一 退 の た め、 半 年 前 か ら ス テ ロ イ ド 軟 膏 を 中 止 し、 顔 に は 保 湿 剤 を 使 用 し て い た 。 受 診 時、 顔 や 首 は 赤 く ( 紅 皮 様 皮 膚 炎 化 )、 局 所 的 に ジ ク ジ ク 滲 出 が 認 め ら れ た 。 四 肢 や 体 は 暗 褐 色 調 で ガ サ ガ サ し、 散 在 性 に 発 疹 や 糜 爛 が 見 ら れ た 。 脈 は 80 で 滑 弦、 両 尺 弱 。 舌 は 暗 紅 で 白 苔 (+)。

食 欲 や 便 通 は 良 好 。 神 経 質 で 緊 張 し や す い 。 の ぼ せ や す く、 暑 い 所 で は 顔 か ら 滲 出 が 生 じ る 。 口 渇 や 口 粘 が 認 め ら れ、 冷 た い も の を 欲 す る 。 疲 れ や す く 寝 汗 が 出 る 。 湿 熱 型 の ア ト ピ ー で、 瘀 血 を 伴 い、 多 少 気 の 不 足 が み ら れ る 。 蒺 藜 子 7、 芍 薬 7、 牡 丹 皮 7、桃 仁 5、 白 朮 9、 薏 苡 仁 20、 枳 実 3、 夏 枯 草 7、 連 翹 9、黄 耆 9、生 甘 草 3 ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。 4 週 間 後 、多 少 顔 の 赤 み が 和 ら ぎ 痒 み が 減 少 。 前 方 に 金 銀 花 9 を 加 味 。 4 週 間 後、 顔 の 赤 み ・ 滲 出 ・ 痒 み が 著 明 に 改 善 。 お 風 呂 に 入 っ て も、 の ぼ せ な く な っ た 。 さ ら に 釣 藤 鈎 9 を 追 加 。

そ の 後 も 加 減 方 で 順 調 に 改 善 し、 肌 が 白 く ツ ル ツ ル と な り 正 常 化 し た た め、 治 療 を 1 年 4 ヶ 月 で 中 止 し た 。 2 年 経 過 す る も 再 発 は な い 。 治 療 は 清 熱 化 痰 ・ 袪 風 熱 ・ 活 血 化 瘀 で あ る 。 特 記 す る べ き こ と は、 の ぼ せ た り 緊 張 し た り す る こ と が な く な り、 自 分 に 自 信 が も て る よ う に な っ た こ と だ 。 長 年 の 悩 み で あ っ た ア ト ピ ー か ら 解 放 さ れ た こ と に も よ ろ う が、 全 身 性 の 皮 膚 炎 を 原 因 と す る 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン の 精 神 状 態 へ の 関 与 も 考 え な く て は な ら な い 。 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン は 大 脳 辺 縁 系 ( 扁 桃 体 ) に 作 用 し 不 安 感抑 う つ 症 状 を 引 き 起 こ す か ら で あ る 。

「 病 は 気 か ら 」 と 言 わ れ る が、 こ の 気 の 流 通 を 促 進 す る 作 用 が 漢 方 薬 の 本 領 で あ る 。 漢 方 薬 は 身 体 と 心 の 両 面 ( 心 身 一 如 ) を ケ ア す る こ と が で き る 。 漢 方 薬 は 自 然 治 癒 に 近 い 治 療 効 果 を 現 す こ と が で き る 。 現 代 ま で 数 千 年 も の 間 脈 々 と 受 け 継 が れ て き た 所 以 で あ る 。 我 々 に は こ の 世 界 的 文 化 遺 産 を 発 展 ・ 継 承 し て い く べ き 責 任 が あ る 。


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「 認 知 症 」 患 者 が 減 少 (@^^)/~~~


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厚 生 労 働 省 の 発 表 に よ る と、 日 本 の 認 知 症 患 者 数 は 2012 年 の 時 点 で 462 万 人、 65 歳 以 上 の 高 齢 者 の 約 7 人 に 1 人 と 推 計 さ れ て い る 。 認 知 症 の 前 段 階 と さ れ る 軽 度 認 知 障 害 ( MCI ) は 約 400 万 人 と 推 計 さ れ、 合 わ せ る と、 高 齢 者 の 約 4 人 に 1 人 が 認 知 症 or 認 知 機 能 障 害 者 と な る 。 2025 年 の 予 測 で は、 認 知 症 患 者 数 は 700 万 人 前 後 に 達 す る と 考 え ら れ て い る 。 日 本 の 人 口 構 成 比 で 重 き を 占 め る、 わ れ わ れ 団 塊 の 世 代 が、 75 歳 以 上 と な る の が 2025 年 だ か ら で あ る 。 こ れ を 2025 年 問 題 と 称 し 国 家 的 戦 略 が 練 ら れ て い る 。

高 齢 化 社 会 を 迎 え る 一 方 で、 少 子 化 の 問 題 も か か え る 日 本 。 認 知 症 の 介 護 に は 非 常 な マ ン パ ワ ー を 必 要 と す る 。 こ の た め 少 子 化 社 会 で は 二 重 の 負 担 が 強 い ら れ る こ と に な る 。 と こ ろ が で あ る、 そ ん な 中、 米 国 か ら、 信 じ が た い サ プ ラ イ ズ が 舞 い 込 ん で 来 た 。 こ の レ ポ ー ト は 65 歳 以 上 の 高 齢 者 を 対 象 と し、 2000 年 と 2012 年 に 認 知 機 能 を 調 査、 比 較 検 討 し た コ ホ ー ト 研 究 で あ る 。 米 国 衛 生 研 究 所 ( NIH ) が 後 ろ 盾 と な っ て お り、 信 頼 性 が 担 保 さ れ た 研 究 と 考 え ら れ る 。

結 果 は、 認 知 症 の 有 病 率 は 2000 年 で 11.6 %、 2012 年 で 8.8 % で あ り、 2012年 で 明 ら か に 認 知 症 患 者 数 が 減 少 し て い た 。 こ の 減 少 に 寄 与 し た 要 因 と し て、 教 育 年 数 が 有 意 差 を 以 て 示 さ れ た ( 2000 年 で 11.8 年、 2012 年 で 12.7 年 ) 。 高 学 歴 ほ ど 認 知 症 に な り に く い、 と い う の が エ ビ デ ン ス で あ る 。 確 か に 頭 を 使 う ほ ど 脳 の 可 塑 性 が 高 ま り、 神 経 細 胞 間 の ネ ッ ト ワ ー ク が 強 化 さ れ る 。 脳 ト レ も 認 知 症 を 予 防 す る 1 つ の ツ ー ル な の か も し れ な い 。 し か し 年 齢 と と も に 脳 も 老 化 す る た め、 ア ミ ロ イ ド β 蛋 白 質 ( Aβ ) は 沈 着 す る 。 そ れ を 防 ぐ こ と は で き る の か

脳 ト レ で Aβ の 沈 着 を 防 ぐ こ と が で き る か は 不 明 で あ る 。 た だ Aβ が 沈 着 し て も、 認 知 症 の 発 症 を 遅 ら せ る こ と は 可 能 と 考 え る 。 き ん さ ん ・ ぎ ん さ ん は 病 理 学 的 に は、 末 期 の ア ル ツ ハ イ マ ー 病 で あ っ た と 言 わ れ る 。 し か し TV か ら 受 け る 印 象 で は、 認 知 症 と は 思 わ れ な い 言 動 で あ っ た 。 知 的 刺 激 は、 認 知 症 が 発 現 し て い て も、 発 症 さ せ な い 可 能 性 が あ る 。 現 段 階 で は 断 定 で は な く、 期 待 で は あ る の だ が 。

現 時 点 で Aβ を 沈 着 さ せ な い 方 法 は、 昨 年 元 旦 に 述 べ た Aβ の 排 泄 路 の 流 通 を 促 進 さ せ る こ と で あ る 。 排 泄 路 に 関 す る 研 究 は 急 速 に 進 ん で き て い る  た だ、 脳 内 老 廃 物 の 排 除 に は 良 質 な 睡 眠 が 欠 か せ な い 。 Aβ は 主 に 夜 間 に 脳 か ら 排 除 さ れ る か ら で あ る 。

厚 労 省 の 推 計 で は、 2025 年 に は 認 知 症 患 者 が 700 万 人 に 達 す る が、 そ の 時 点 で 団 塊 の 世 代 が 75 歳 以 上 の 高 齢 者 と な っ て い る 。 こ の 世 代 か ら 大 学 進 学 率 が 急 速 に 高 ま っ て き た 。 日 本 で も 認 知 症 が 減 少 す る と い う、 想 定 外 の サ プ ラ イ ズ が 起 き る か も し れ な い  そ の た め に は 著 者 を 含 む ベ ビ ー ブ ー マ ー が、 頭 を 鍛 え る 責 務 を 負 う こ と に な る


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「 ド ク タ ー X 」 恵 比 寿 に 「 芍 薬 レ デ ィ ー ス ク リ ニ ッ ク 」 開 業 (@^^)/~~~


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米 倉 涼 子 主 演 「 ド ク タ ー X 」 の モ デ ル と う わ さ の 疋 田 裕 美 先 生 が、 4 月 5 日 恵 比 寿 で 開 業 し ま す 。 ク リ ニ ッ ク 名 は 「 芍 薬 レ デ ィ ー ス ク リ ニ ッ ク 恵 比 寿 」 で す 。 漢 方 も 縦 横 に 駆 使 し 最 新 の 医 療 を 行 い ま す 。 彼 女 は 聡 明 な ド ク タ ー で す 。 以 上 著 者 の 個 人 的 お 知 ら せ で し た 。

人 類 は 穀 物 を 生 産 す る よ う に な り 急 速 な 進 化 を 遂 げ て き た 。 食 料 が 安 定 的 に 供 給 さ れ る よ う に な る と、 人 口 が 増 加 し コ ミ ュ ニ テ ィ が 形 成 さ れ、 集 団 生 活 を 律 す る た め の 規 則 や 規 範 が 整 備 さ れ、 コ ミ ュ ニ テ ィ は よ り 複 雑 な 社 会 へ と 発 展 し て い っ た 。 そ れ に 順 応 す る か の よ う に、 ヒ ト の 頭 脳 も 高 度 な 進 化 を 遂 げ、 今 日 の 文 明 ・文 化 を も た ら す よ う に な っ た 。 数 百 万 年 に も 及 ぶ 狩 猟 か ら 農 耕 へ の 生 活 環 境 の 一 大 転 換 を、 安 定 的 な エ ネ ル ギ ー 源 の 確 保 と い う 現 象 と し て だ け で な く、 穀 物 に 含 ま れ る 化 学 物 質 の 観 点 か ら も、 捉 え る べ き で は な か ろ う か 。

穀 類 に は フ ェ ノ ー ル 類 が 豊 富 に 含 ま れ る 。 こ れ ら は 肉 や 魚 ( 狩 猟 ) か ら は 得 る こ と の で な い 有 益 な 化 学 物 質 で あ る 。 と く に フ ェ ル ラ 酸 は 認 知 症 を 改 善 さ せ る ほ ど の 働 き が あ り、 健 康 食 品 と し て も 市 販 さ れ、 一 部 の 医 師 の 日 常 診 察 に も 用 い ら れ 効 果 を 上 げ て い る 。 コ ウ ノ メ ソ ッ ド の 中 心 を な す も の で あ る 。 さ ら に フ ェ ル ラ 酸 は 抗 ガ ン 作 用血 糖 降 下 作 用美 肌 効 果 も 有 す る 。 女 性 の 米 糠 パ ッ ク は フ ェ ル ラ 酸 の 効 能 で あ ろ う 。 潰 瘍 性 大 腸 炎 の 炎 症 抑 制 効 果 も 報 告 さ れ て い る 。 フ ェ ル ラ 酸 は 米 糠 や フ ス マ に 大 量 に 含 ま れ る 。 安 価 で あ る の が 嬉 し い 。

と こ ろ が で あ る 。 人 類 の 進 化 を も た ら し た 穀 類 を、 目 の 敵 に す る よ う な ダ イ エ ッ ト が、 一 部 で も て は や さ れ て い る 。 長 年 食 さ れ て き た 穀 類 は、 ス イ ー ツ や 清 涼 飲 料 水 な ど と 異 な り、 糖 尿 病 の 原 因 な ど に は な り 得 な い 。 そ れ な の に、 己 の 食 生 活 や 運 動 不 足 な ど を 顧 み ず、 主 食 ( 穀 類 ) を 人 身 御 供 と す る と は 。 過 激 な 糖 質 制 限 は エ ネ ル ギ ー の 大 部 分 を 脂 質 に 依 存 す る 高 脂 肪 食 で あ る 。 高 脂 肪 食動 脈 硬 化 だ け で な く、 癌 細 胞 の 増 殖 や 転 移 を 引 き 起 こ す 。 さ ら に は、 不 安 や 記 憶 障 害 や 反 復 動 作 な ど の、 脳 の 炎 症 徴 候 が 出 現 す る 。 糖 質 制 限 を 行 う と 通 常 に 比 べ、 総 死 亡 率 が 高 ま る と も 報 告 さ れ て い る 。 自 分 を 律 す る ポ ジ テ ィ ブ で 健 康 的 な 糖 尿 病 対 策 を 行 う べ き で あ ろ う 。


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掌 蹠 膿 疱 症 の 治 療 は ア ト ピ ー よ り 楽 々 (@^^)/~~~


銀座ダイヤモンドシライシ (銀座1丁目)皇居前広場 (丸ビル35Fから. 2017/4/5)










50 代 の 女 性 。 10 年 以 上 も 掌 蹠 膿 疱 症 に 苦 し ん で い る 。 知 人 の 紹 介 で 掌 蹠 膿 疱 症 で 有 名 な ク リ ニ ッ ク を 受 診 し た 。 そ こ で の 治 療 は ビ オ チ ン ( ビ タ ミ ン H ) の 服 用 と ス テ ロ イ ド 軟 膏 の 塗 布 。 3 年 間 も 治 療 に 通 っ た が 効 果 が ま っ た く な か っ た 。 当 方 の う わ さ を 聞 い て や っ て 来 た 。

膿 疱 が 手 掌 に 散 在 し、 足 蹠 ( 底 ) に は 集 族 し て い る 。 手 掌 ・ 足 裏 の 皮 膚 は 暗 赤 色 を 呈 し、 表 面 が ツ ル ツ ル し 光 沢 を 放 つ が、 皮 膚 全 体 が ブ ヨ ブ ヨ し た 感 じ で あ る 。 ス テ ロ イ 軟 膏 の 副 作 用 と 思 わ れ る 。 湿 熱 に よ る 掌 蹠 膿 疱 症 と 診 断 し、 麻 黄 5、 芍 薬 9、 茯 苓 7、 茵 蔯 蒿 15、 黄 耆 4、 枳 実 3、 連 翹 6、 益 母 草 9、 生 甘 草 3、 石 膏 20 ( 先 煎 ) ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。

2 週 間 後、 手 掌 ・ 足 底 の 膿 疱 が 消 失 。 足 底 の 皮 膚 が 厚 く 張 っ て い た 感 じ が な く な っ た 。 足 底 の 感 覚 が 戻 っ て き た 。 足 底 の 湿 熱 が 除 か れ た た め で あ る 。 本 人 治 療 効 果 に 感 嘆 ・ 感 激  漢 方 治 療 の 開 始 当 初 か ら ビ オ チ ン と ス テ ロ イ ド 軟 膏 は 中 止 。 3 年 間 も 効 果 の な い 治 療 を 継 続 し、 貴 重 な 時 間 と お 金 を ム ダ に し て き た 。 病 気 に よ る 心 身 の 負 担 も 大 変 な も の で あ っ た ろ う 。

本 例 で 用 い た 治 療 薬 は 越 婢 湯 加 減 と な ろ う か 。 麻 黄 は 肺 の 宣 散、 芍 薬石 膏 は 肺 の 粛 降 を 高 め、 皮 膚 に 停 滞 す る 湿 熱 を 膀 胱 に 下 ろ す 。 茯 苓、 茵 蔯 蒿、 益 母 草 も 余 分 な 水 を 排 除 す る 。 連 翹石 膏 は 抗 炎 症 作 用 を 有 す る 。 益 母 草 に は 瘀 血 を 除 く 作 用 も あ る 。 枳 実 は 膿 疱 内 の 湿 熱 を 破 り 取 り 除 く 。 枳 実芍 薬排 膿 散 及 湯 の 構 成 生 薬 で も あ る 。 黄 耆 は 化 膿 性 炎 症 に 効 果 を 発 揮 す る 。

「 神 農 本 草 経 」 の 黄 耆 の 条 文 に は、 「 治 癰 疽 久 敗 瘡.排 膿 止 痛.大 風 癩 疾.五 痔 鼠 瘻.補 虚.小 兒 百 病 」 と あ り、 化 膿 性 炎 症 へ の 効 能 が 述 べ ら れ て い る 。 黄 耆 に は 気 を 補 う 作 用 や 水 を 除 く 働 き が あ る 。 難 治 性 の 皮 膚 疾 患 や 慢 性 化 膿 性 疾 患 に 有 効 。 著 者 の 頻 用 生 薬 と な っ て い る 。

掌 蹠 膿 疱 症 は 10 年 以 上 も 昔、 マ ス コ ミ が 女 優 の 奈 美 悦 子 さ ん を 取 り 上 げ 有 名 に な っ た 。 彼 女 が 通 っ た 医 療 機 関 は 門 前 市 を な し て い た と い う 。 本 例 も 同 様 の ク リ ニ ッ ク に 3 年 も 通 っ た の だ が 無 効 で あ っ た 。 難 治 性 疾 患 が 現 代 医 学 で 簡 単 に 治 る よ う な 場 合 は、 注 意 が 必 要 だ 花 粉 症 が 注 射 1 本 で 治 る、 と ブ ー ム に な っ た こ と が あ る 。 注 射 は 持 続 型 の ス テ ロ イ ド で あ っ た 。 そ の 後 禁 止 と な っ て い る 。

漢 方 で は 掌 蹠 膿 疱 症 は 短 期 決 戦 で あ る 。 長 引 く よ う な ら 他 を 探 す べ き だ 。 漢 方 医 の 腕 は 精 神 疾 患皮 膚 疾 患 の 治 療 を み れ ば、 一 目 瞭 然 で あ る 。 ア ト ピ ー は お 断 り と い う 漢 方 家 が い る が、 腕 は 推 し て 知 る べ し  漢 方 の 看 板 を 降 ろ し て い た だ き た い も の で あ る


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男 だ け が 罹 る イ ン フ ル エ ン ザ (ToT)/~~~



東京スカイツリー 2011/10/2213






イ ン フ ル エ ン ザ も や っ と 下 火 に な っ て き た 。 と こ ろ で 自 律 神 経 失 調 症 で 医 療 機 関 を 訪 れ る の は、 女 性 が 圧 倒 的 に 多 い で す よ ね 。 で は 風 邪 の 場 合 は  不 思 議 と 男 性 が 多 い の で あ る 。 男 性 は 逞 し い た め、 風 邪 如 き で は 病 院 を 訪 れ な い か と 思 い き や、 そ う で は な い 。 man flu と い う phrase が あ る 。 flu と は イ ン フ ル エ ン ザ の こ と で あ る が、 「 彼 man flu よ 」 と い う 表 現 は、 イ ン フ ル エ ン ザ に 罹 っ た こ と を 意 味 し な い 。 男 性 は 単 な る 風 邪 症 状 な の に、 イ ン フ ル エ ン ザ に 罹 っ た よ う に、 大 袈 裟 に 述 べ る ( exaggerate ) こ と を 揶 揄 し て い る の だ 。 男 性 は 女 性 と 比 較 す る と、 極 め て 小 心 者 ( 臆 病 者 ) な の か も し れ な い  彼 女 に man flu と 言 わ れ な い よ う、 気 を つ け よ ~ ッ と 。

イ ン フ ル エ ン ザ 治 療 薬 「 リ レ ン ザ 」 吸 入 後、 中 学 生 が 転 落 死 し た と の 報 道 が 以 前 あ っ た 。 リ レ ン ザ は 小 児 科 で の 頻 用 処 方 で あ る 。 ち な み に 大 人 で は イ ナ ビ ル、 透 析 患 者 で は 腎 で の 薬 剤 代 謝 が 低 下 し て い る た め タ ミ フ ル 1 錠 で 治 療 が 済 む 。 以 前 か ら イ ン フ ル エ ン ザ 治 療 薬 ( タ ミ フ ル ) と 若 年 者 の 異 常 行 動 と の 関 連 が 指 摘 さ れ て き た 。 こ の た め 10 歳 以 下 の 未 成 年 の 患 者 に は、 原 則 タ ミ フ ル の 投 与 は 控 え る よ う に 指 示 さ れ て い る 。 し か し 薬 を 服 用 し て い な く て も、 異 常 行 動 は 発 症 す る と も 言 わ れ る 。 タ ミ フ ル に 責 任 が あ る の か 検 討 し て み た い 。

異 常 行 動 は 10 歳 前 後 の 男 子 に 多 い ( 平 均 9,44 歳、 男 子 68 %、 女 子 32 % ) 。 異 常 行 動 の 発 症 は 発 熱 後 1 日 以 内 31 %2 日 目 49 %、 3 日 目 17 %、 4 日 目 以 降 1~2 % で、 2 日 目 ま で に 80 % 以 上 も 出 現 す る こ と に な る 。 こ の 時 期 は 生 体 内 で TNF-α、 IL-6、 IL-1 な ど の 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン が 誘 導 さ れ る 時 期 に 一 致 す る 。 サ イ ト カ イ ン は イ ン フ ル エ ン ザ に 対 す る 生 体 防 御 を 推 進 さ せ る 一 方、 タ ン パ ク 質 分 解 酵 素 で あ る ト リ プ シ ン や MMP-9 の 発 現 を 誘 導 す る 。 こ れ ら は 血 管 内 皮 細 胞 を 傷 害 し、 血 管 の 透 過 性 を 亢 進 さ せ る リ ス ク を 有 す る 。 脳 で は 脳 浮 腫 ・ 脳 圧 亢 進 が 生 じ、 精 神 神 経 症 状 や 意 識 障 害 を 引 き 起 こ す こ と に な る 。

タ ミ フ ル を 服 用 し 異 常 行 動 で 亡 く な っ た ケ ー ス の 報 告 で は、 脳 内 か ら タ ミ フ ル は 検 出 さ れ て い な い 。 イ ン フ ル エ ン ザ で も 安 全 と さ れ る 解 熱 薬 ア セ ト ア ミノ フ ェ ン の 服 用 後、 異 常 行 動 が 出 現 し た と の 報 告 も あ る 。 む ろ ん 何 も 服 薬 し て い な く て も 異 常 行 動 は 出 現 し て い る 。 イ ン フ ル エ ン ザ に susceptiblity の 高 い 臓 器 が 脳 と 肺 で あ る 。 そ し て 強 力 な 感 染 症 で あ る flu で は、 免 疫 防 衛 シ ス テ ム の 一 環 で あ る 炎 症 性 サ イ ト カ イ ン の 発 現 も 大 量 と な る 。 サ イ ト カ イ ン が 中 枢 神 経 に 影 響 を 与 え る こ と は よ く 知 ら れ て い る 。 生 体 側 の 特 性 に よ っ て は、 異 常 行 動 が 出 現 し て も 不 思 議 で は な い 。 判 決 は 「 タ ミ フ ル Not guilty」 で は な か ろ う か


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オ ト コ ♂ の 更 年 期 障 害


NISSAN CROSSING (銀座4丁目交差点)かわづさくらが満開 (東京八重洲. 2017/4/5)






前 回、 花 粉 症 の 漢 方 治 療 に つ い て 述 べ た が、 即 効 薬 を 話 す の を 失 念 し て い た 。 そ れ が 意 外 や 意 外 ワ セ リ ン な の で あ る  か な り の 確 率 で 花 粉 症 を 予 防 で き る 。 安 価 で あ り 一 度 は お 試 し あ れ ~~~

女 性 の 更 年 期 障 害 は よ く 知 ら れ て い る が、 男 性 の 更 年 期 障 害 も 遅 れ ば せ な が ら マ ス コ ミ に も 取 り 上 げ ら れ る よ う に な っ て き た 。 男 性 ホ ル モ ン ( テ ス ト ス テ ロ ン ) の 低 下 に よ り 精 神 症 状 が 現 れ る の だ が、 テ ス ト ス テ ロ ン が 少 な い こ と が あ な が ち 悪 い こ と ば か り と は 言 え な い 。 マ イ ホ ー ム パ に な っ て く れ 家 庭 円 満 に 貢 献 す る 。 た だ 御 主 人 に は そ れ ほ ど 出 世 は 期 待 で き な い か も し れ ま せ ん ネ 。

50 代 男 性 。 5 年 前 か ら 不 安 感 や イ ラ イ ラ が 出 現 。 顔 が ほ て り、 の ぼ せ が ひ ど く、 一 瞬 フ ラ ッ と し て 倒 れ そ う な る 。 寝 つ き も 悪 く 寝 汗 も か く 。 頭 が 重 く ス ッ キ リ し な い 。 顔 が 赤 い が 生 気 が な い 。 責 任 感 の つ よ い 地 方 公 務 員 。 脈 は 70、 滑 弦 。 舌 は 淡 紅 で 薄 白 苔 。 天 麻 6、 釣 藤 鈎 9 ( 後 下 )、 芍 薬 7、半 夏 6、 白 朮 9、 竹 茹 9、 天 南 星 4、陳 皮 3、 枳 実 5、 遠 志 4、 黄 連 5、 山 梔 子9、 生 甘 草 9 ( す べ て 保 険 適 用 ) を 投 与 。

2 週 間 後、 の ぼ せ、 不 安 感、 イ ラ イ ラ が ほ と ん ど 消 失 。 安 定 剤 を 中 止 。 4 週 間 後、 気 力 が 充 実 し て き た 。 睡 眠 剤 は 半 量 に 減 薬 。 6 週 間 後、 別 人 の よ う な 精 悍 な 顔 つ き と な る 。 眠 剤 も 中 止 し 漢 方 の み と し た が、 体 調 良 好 で 以 前 に も 増 し、 バ リ バ リ 仕 事 に 邁 進 で き る よ う に な っ た 。

本 例 が 現 代 医 学 的 に 男 性 の 更 年 期 障 害 ( LOH 症 候 群 ) で あ っ た か 不 明 だ が、 症 状 が 女 性 の 更 年 期 症 状 に 類 似 し、 年 齢 的 に も ホ ル モ ン の 転 換 期 で あ る 。 そ し て よ り 重 要 な こ と は、 更 年 期 障 害 の 精 神 症 状 に 対 し、 女 性 ホ ル モ ン は ほ と ん ど 無 力 で あ る と い う こ と だ 。 こ れ は 男 性 で も 同 じ こ と 。 ホ ル モ ン 補 充 療 法 よ り 漢 方 治 療 の 適 用 と な る 。

本 例 は 男 性 ホ ル モ ン の 転 換 期 に み ら れ る 気 の う つ 滞 ( 肝 う つ ) に よ り、 少 陽 三 焦 の 流 通 が 阻 滞 し 湿 熱 が 産 生 さ れ た 。 湿 熱 は 肝 う つ に よ り 生 じ た 内 風 と と も に 上 昇 し、 中 枢 神 経 系 に 衝 突 し 擾 乱 す る よ う に な り、 精 神 症 状 や 不 眠 や の ぼ せ な ど が 発 症 し た も の と 思 わ れ る 。

治 療 は 平 肝 熄 風、 化 痰 清 熱 と し た 。 天 麻釣 藤 鈎 で 肝 気 の う つ 結 を 疎 通 し、 内 風 を 熄 風 す る 。 芍 薬 は 柔 肝 し 肝 気 の 疎 通 を 助 け る 。 半 夏 ・ 白 朮 ・ 竹 茹 ・ 天 南 星 ・ 陳 皮 は 湿 痰 を 袪 湿 化 痰 し、 黄 連 ・ 山 梔 子 は 清 熱 化 痰 す る 。 と く に 竹 茹遠 志 の 化 痰 作 用 は、 精 神 症 状 に 対 し す ぐ れ た 働 き を 有 す る 。 枳 実 は 気 の う つ 結 を 破 り、 気 の 流 通 を 促 進 す る 。 巻 き 上 が る 内 風 を 熄 し、 湿 熱 ( 病 理 産 物 ) を 除 け ば、 清 気 が 脳 内 を 巡 り、 精 神 症 状 は 自 ず と 消 え 去 る の で あ る 。


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花 粉 症 の medicine chest


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ウ ー マ ン パ ワ ー さ く 裂  さ て さ て ・ ・ ・

イ ン フ ル エ ン ザ 警 報 発 令 中 だ が、 今 年 は 暖 冬 で 花 粉 症 の 到 来 が 早 ま り そ う だ 。 最 近 は 眠 気 の 少 な い 抗 ヒ ス タ ミ ン 薬 が 開 発 さ れ、 さ ら に 鼻 閉 に も 有 効 な 偽 エ フ ェ ド リ ン を 含 む 抗 ヒ ス タ ミ ン 薬 も 処 方 で き る よ う に な っ た 。 抗 ヒ ス タ ミ ン 薬 ( H1 受 容 体 拮 抗 薬 ) は 抗 コ リ ン 作 用 が あ る た め、 ど う し て も 鼻 閉 を 悪 化 さ せ る 傾 向 が あ る 。 鼻 閉 に も 効 く デ ィ レ グ ラ は、 そ の 点 で は 画 期 的 だ 。 そ う は 言 っ て も 抗 ヒ ス タ ミ ン 薬 に 敏 感 で 服 用 に 耐 え ら れ な い 方 も 多 い 。 そ う い う 方 に は 漢 方 薬 が 最 適 だ 。

以 前 、山 本 巌 先 生 が 小 青 竜 湯麻 黄 附 子 細 辛 湯 が ア レ ル ギ ー 性 鼻 炎 に 即 効 す る と 話 さ れ た 。 小 青 竜 湯 に は 麻 黄 ・ 桂 枝 ・ 芍 薬 ・ 五 味 子 ・ 半 夏 ・ 細 辛 ・ 乾 姜 ・ 甘 草、 麻 黄 附 子 細 辛 湯 に は そ の 名 の 通 り 麻 黄 ・ 附 子 ・ 細 辛 が 含 ま れ る 。 こ れ ら の 生 薬 は 温 熱 作 用 が 強 い た め、 鼻 粘 膜 の 血 流 が 促 進 さ れ、 粘 膜 の 浮 腫 が 排 除 さ れ る 。 こ の た め 鼻 腔 の 通 り が 楽 に な り、 鼻 水 も 減 少 す る 。 頓 服 で 服 用 す る と 即 効 す る の だ が、 鼻 炎 が 長 引 く と、 新 た な 問 題 が 生 じ る 。

花 粉 症 ( 炎 症 ) が 長 引 く と 鼻 粘 膜 が 熱 化 す る た め、 小 青 竜 湯 や 麻 黄 附 子 細 辛 湯 な ど の 辛 温 薬 を 服 用 し て い る と、 火 に 油 を 注 ぐ こ と に な る 。 鼻 汁 は 粘 性 と な り、 鼻 閉 が ひ ど く な り、 熱 感 を 覚 え る よ う に な る 。 そ し て 鼻 粘 膜 が 乾 燥 す る た め、 花 粉 の 刺 激 に 敏 感 に 反 応 す る よ う に な り、 炎 症 を 生 じ や す く す る 母 地 を 形 成 す る 。 花 粉 症 を 治 そ う と し、 症 状 を 悪 化 さ せ て し ま う と い う 事 態 が 生 じ 得 る 。 医 療 機 関 を 訪 れ る 花 粉 症 は 圧 倒 的 に 熱 性 が 多 い 。

劉 河 間 ( 金 元 四 大 家 の 一 人 ) は、 今 で い う ア レ ル ギ ー 性 鼻 炎 と 思 わ れ る 鼻 炎 症 状 に 対 し、 「 寒、 皮 毛 を 傷 ( や ぶ ) れ ば 奏 理 ( そ う り ) 蜜 を 致 し、 熱 気 弗 鬱 ( ふ つ う つ ) し て 病 愈 々 ( い よ い よ ) 甚 だ し き を 知 ら ん や 」 ( 素 問 玄 機 原 病 式 ) と 述 べ て い る 。 「 風 寒 に よ っ て 鼻 炎 症 状 が 出 現 す る よ う に み え る が、 実 は 熱 が 原 因 で あ っ て、 風 寒 の 邪 に よ っ て 気 が 収 斂 さ れ 発 散 さ れ な く な る た め ( 鬱 熱 が 生 じ )、 症 状 を さ ら に 悪 化 さ せ て い る に 過 ぎ な い 」 と 看 破 し て い る 。

鼻 閉 や 鼻 の 熱 感 ・ 乾 燥 感 や 口 渇 な ど の 熱 化 症 状 が 出 現 す れ ば 越 婢 加 朮 湯 の 出 番 で あ る 。 熱 化 が 著 し け れ ば 白 虎 加 人 参 湯 や 桔 梗 石 膏 を 加 え る 。 熱 化 が 持 続 し 陰 分 を 傷 る ( 傷 陰 ) よ う に な る と 辛 夷 清 肺 湯 の 出 番 だ 。 熱 化 が 著 し け れ ば 上 記 と 同 じ く 石 膏 を 加 え る 。 胃 熱 が 鼻 粘 膜 に 上 達 ・ 薫 蒸 し、 鼻 炎 が 発 症 し て い る 場 合 は、 黄 連 湯升 麻 葛 根 湯 や 葛 根 湯 加 桔 梗 石 膏 な ど を 考 慮 す る 。

小 児 期 は リ ン パ 系 が 未 発 達 で、 思 春 期 は 反 抗 期 ( 気 鬱 ) で あ る た め、 三 焦 の 運 行 不 利 が 生 じ や す い 。 そ の た め 柴 胡 剤 で あ る 柴 胡 桂 枝 湯 が 有 効 な こ と が 多 い 。 気 鬱 が 著 し け れ ば 柴 胡 剤香 蘇 散川 芎 茶 調 散半 夏 厚 朴 湯 の 合 方 を 考 え る 。


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“ VX ” は 怖 い. で は 認 知 症 の 治 療 は ~


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前 回、 薬 は 使 い 方 に よ っ て は 毒 に も な る こ と を 話 し、 認 知 症 薬 の 副 作 用 で 苦 し め ら れ て い る 患 者 さ ん が 多 い 可 能 性 を 指 摘 し た 。 で は ど う す れ ば よ い の か、 な に か よ い 治 療 法 は な い の か 。 コ ウ ノ メ ソ ッ ド で は フ ェ ル ラ 酸 を 主 成 分 と す る 健 康 食 品 の エ ク セ レ ン ト な 治 療 効 果 を 喧 伝 し て い る 。 フ ェ ル ラ 酸米 ぬ かふ す ま に 多 く 含 ま れ る 。 安 価 で い ろ い ろ 有 益 な 効 能 を 有 す る た め、 日 常 的 に こ れ ら を 利 用 し て み る こ と が 考 え ら れ る 。 漢 方 薬 で あ れ ば 小 麦 が 主 成 分 の 甘 麦 大 棗 湯 が 思 い 浮 か ぶ 。

認 知 症 で 一 番 多 い ア ル ツ ハ イ マ ー 病 は、 脳 内 に 長 年 に わ た り Aβ ( ア ミ ロ イ ド β タ ン パ ク 質 ) が 大 量 に 沈 着 蓄 積 す る こ と で、 脳 神 経 細 胞 が 傷 害 さ れ 発 症 す る 。 正 常 者 で も Aβ は 日 常 的 に 産 生 さ れ て い る の だ が、 睡 眠 中 に 脳 内 か ら 排 泄 さ れ 肝 臓 で 代 謝 ( 無 毒 化 ) さ れ る 。 そ こ で Aβ を 脳 内 か ら 排 除 す る 算 段 が 考 え ら れ る 。 そ れ に は ま ず 睡 眠 の 質 を よ く す る こ と が 必 要 と な ろ う 。 漢 方 薬 に は 副 次 的 効 果 も あ る た め、 酸 棗 仁 湯 ・ 抑 肝 散 ・ 甘 麦 大 棗 湯 な ど の 使 用 が 考 え ら れ る 。

脳 内 に は リ ン パ 管 が 存 在 し な い が、 脳 血 管 の 周 囲 に は リ ン パ 管 に 相 当 す る、 脳 脊 髄 液 を 運 搬 排 泄 す る シ ス テ ム が 存 在 す る 。 こ れ ら は 脳 血 流 量 に 比 例 し て 運 搬 量 が 増 加 す る た め、 脳 血 管 の 流 れ を ス ム ー ズ に す る 必 要 が 生 じ る 。 脳 血 管 性 認 知 症 に 使 用 さ れ る 抗 血 小 板 薬 が ア ル ツ ハ イ マ ー 病 で も 有 効 と い う 。 こ れ は 脳 血 流 の 改 善 に よ る だ け で な く、 脳 脊 髄 液 の 循 環 を 促 進 し、 脳 内 か ら Aβ を 排 泄 す る こ と が、 ア ル ツ ハ イ マ ー 病 の 改 善 に 大 い に 関 与 し て い る 証 左 と 考 え ら れ る 。

で は 脳 内 の 老 廃 物 Aβ の 排 泄 を 促 進 す る 漢 方 薬 は あ る の だ ろ う か  ア ク ア ポ リ ン 4 の 働 き を 阻 害 し、 脳 浮 腫 や 脳 脊 髄 液 減 少 症 に 有 効 と さ れ る、 五 苓 散 が ま ず 頭 に 浮 か ぶ 。 さ ら に 五 苓 散四 物 湯 と を 足 し た よ う な 当 帰 芍 薬 散 に は、 脳 内 の 水 の 代 謝 を 改 善 し、 脳 血 流 も 増 加 さ せ る 働 き が 期 待 さ れ る 。 水 代 謝 の 観 点 か ら は 猪 苓 湯 も 考 え ら れ る 。 た だ こ れ ら は 短 期 に お い て は 効 果 は 期 待 で き ず、 長 期 間 の 観 察 が 必 要 だ 。


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「 VX ガ ス 」 と 「 ア ル ツ ハ イ マ ー 病 」


京都伏見の城南宮しだれ梅はほぼ満開のようだ





京の梅林といえば, 北野天満宮か城南宮「紅椿






以 下 は 以 前 の ブ ロ グ か ら の 引 用 で あ る ➜ 「 少 子 高 齢 化 が 進 む 日 本、 認 知 症 患 者 は す で に 300 万 人 を 超 え た 。 国 の 医 療 経 済 的 負 担 も さ る こ と な が ら、 患 者 を 介 護 す る 家 族 の 苦 し み は ま さ に 地 獄、 介 護 地 獄 で あ る 。 こ の 裏 に は 日 本 の 認 知 症 医 療 の 貧 弱 さ が あ る 。 著 者 は 7 年 前 ブ ロ グ で、 ド ネ ペ ジ ル が 認 知 症 患 者 の 周 辺 症 状 を 悪 化 さ せ て い る 可 能 性 を 指 摘 し た 。 ド ネ ペ ジ ル が 興 奮 の 元 凶 な の だ 。

症 状 出 現 か ら 1 年 ぐ ら い で あ れ ば、 ド ネ ペ ジ ル は 認 知 機 能 の 改 善 に 働 く 。 し か し、 そ の 後 は 効 果 は 期 待 し 難 く、 薬 剤 に よ る 副 作 用 だ け が 前 面 に 現 わ れ、 本 人 や 家 族 を 苦 し め る よ う に な る 。 ア リ セ プ ト の 功 罪 と 言 わ れ る が、 進 行 す れ ば “ 効 ” は ほ と ん ど な い と 言 っ て よ い 。 こ れ に は 認 知 症 薬 の 少 量 投 与 を 認 め な い 保 険 医 療 制 度 も 関 与 す 。

認 知 症 は 変 性 疾 患 で 進 行 を 止 め る こ と は で き な い 。 脳 神 経 細 胞 間 の ネ ッ ト ワ ー ク が 破 壊 さ れ る た め、 興 奮 性 の 抑 制 が 効 か な く な る 。 ド ネ ペ ジ ル は 脳 内 の ア セ チ ル コ リ ン 濃 度 を 増 大 さ せ る た め、 興 奮 性 を 助 長 す る 。 周 辺 症 状 が 出 現 ・ 悪 化 す る 。 こ れ を 医 師 が ア ル ツ ハ イ マ ー 病 の 悪 化 と 考 え 薬 を 増 量 。 症 状 は さ ら に 悪 化 。 そ れ な ら と 精 神 病 薬 を 加 え る 。 薬 は 増 え る が 症 状 は 悪 化 。 最 悪 だ が こ れ が 現 実 だ 」 。

ア セ チ ル コ リ ン を 増 加 さ せ る ア ル ツ ハ イ マ ー 病 治 療 薬 の 副 作 用 は、 胃 腸 症 状 や 精 神 症 状 だ け で は な い 。 生 命 に か か わ る 重 大 な 副 作 用 が あ る の だ 。 そ れ が 以 前 ブ ロ グ で 紹 介 し た コ リ ン 作 動 性 ク リ ー ゼ で あ る 。 診 断 上 の ポ イ ン ト は 瞳 孔 が 針 先 ほ ど に “ 縮 小 ” し て い る こ と で あ る 。 視 野 が 暗 く て 物 が 見 え に く く な る 。 有 機 リ ン 化 合 物 ( 農 薬 や サ リ ン ) の 中 毒 で み ら れ る 特 徴 で あ る 。 こ れ は 死 後 も 続 く 。 著 者 は 農 薬 自 殺 の ケ ー ス で、 こ の 特 異 的 な 所 見 を 検 分 し た 経 験 が あ る 。

有 機 リ ン 化 合 物 は ア セ チ ル コ リ ン エ ス テ ラ ー ゼ の 働 き を 阻 害 し、 体 内 の ア セ チ ル コ リ ン を 増 加 さ せ る 。 ド ネ ペ ジ ル と 類 似 の 働 き で あ る た め、 ア ル ツ ハ イ マ ー 病 治 療 薬 で サ リ ン と 同 様 の 症 状 が 出 現 す る こ と が あ り 得 る 。 ア ル ツ ハ イ マ ー 病 の 治 療 は 匙 加 減 と 心 得 な け れ ば な ら な い 。 と く に 高 齢 者 で は 薬 物 に 対 す る 耐 性 が 低 い の だ か ら 。 今 回 世 界 を 震 撼 さ せ た 金 正 男 氏 殺 害 に 使 用 さ れ た VX ガ ス も 有 機 リ ン 化 合 物 で あ る 。 た だ し そ の 毒 性 は サ リ ン の 比 で は な い と 言 わ れ て い る 。 以 上 緊 急 報 告 で し た ~~~


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運 動 は ポ ジ テ ィ ブ ↑ 糖 質 制 限 は ネ ガ テ ィ ブ ↓


年越し家庭料理2三陸“大船渡”からウニが届きました






戦 後 を ま だ 引 き ず っ て い た ガ キ の 頃 と 比 べ る と、 今 日 の 飽 食 の 時 代 は ス イ ー ツ に あ ふ れ か え る 。 よ ほ ど 気 を 引 き 締 め て い な い と、 誘 惑 に 身 を 任 せ、 メ タ ボ に 足 を す く わ れ、 身 を 滅 ぼ す こ と に な る 。 糖 質 を 制 限 す る の は 時 代 の 趨 勢 で あ る 。 で も 糖 質 を 20〜30 g / 日 と い う 過 激 と し か 言 い よ う が な い 糖 質 制 限 は 認 容 で き る も の で は な い 。

こ の 食 事 の 問 題 は、 生 命 を 維 持 す る た め の エ ネ ル ギ ー の ほ と ん ど を、 脂 質 か ら 得 る 高 脂 肪 食 と い う 点 で あ る 。 こ こ が 糖 尿 病 治 療 薬 SGLT2 阻 害 薬 と の 違 い な の だ 。 高 脂 肪 食 は : 腸 内 細 菌 叢 を 撹 乱 し 免 疫 力 を 低 下 さ せ る、 イ ン ス リ ン の 抵 抗 性 を 悪 化 さ せ る、 体 内 に 慢 性 炎 症 を 引 き 起 こ す、 動 脈 硬 化 を 進 展 さ せ る、 が ん を 発 生 ・ 増 殖 さ せ る 母 地 を つ く る、 そ し て お 子 さ ん の 学 業 不 振 も 招 く、 な ど な ど 生 体 に と っ て 不 利 益 な こ と ば か り で あ る 。

糖 質 を ほ と ん ど 摂 取 し な け れ ば 糖 質 不 足 と な る か ら、 糖 尿 病 と い え ど も 見 た 目 の 血 糖 値 は 以 前 ほ ど 上 昇 し な い ( た だ ケ ト ン 体 を 産 生 す る こ と を 目 的 と す る 過 激 な 糖 質 制 限 食 は、 イ ン ス リ ン 分 泌 不 足 の 場 合 は 危 険 を 伴 う ) 。 で も こ れ は 飢 餓 の よ う な 非 常 時 の エ ネ ル ギ ー 代 謝 で あ り、 ネ ガ テ ィ ブ な 面 が 多 く 推 奨 す る こ と は で き な い 。 生 体 本 来 の 筋 肉 で を 利 用 す る 手 段 を 考 え る こ と が 正 道 で あ ろ う 。 筋 肉 を 増 や し 糖 代 謝 機 能 を 増 強 す る 運 動 が 重 要 と 考 え る 。

運 動 を 行 う と、 筋 肉 細 胞 内 の GLUT4 を 細 胞 膜 へ ト ラ ン ス ロ ケ ー シ ョ ン し、 血 中 の 糖 を 細 胞 内 に 取 り 込 み、 エ ネ ル ギ ー ( ATP ) の 産 生 が 活 発 と な る 。 こ の 働 き は イ ン ス リ ン を 必 要 と せ ず、 筋 収 縮 ( 運 動 ) が AMPK を 活 性 化 さ せ る こ と に よ り 行 わ れ る 。 ま た 運 動 後 に も イ ン ス リ ン に 対 す る GLUT4 の 反 応 が 増 強 さ れ る 効 果 が 持 続 し、 筋 肉 に お け る 糖 利 用 が 活 性 化 さ れ る 。 で も、 そ れ だ け で は な い の だ

さ ら に GLUT4 の 数 も 増 加 す る た め、 筋 を 鍛 え れ ば 糖 代 謝 を 著 明 に 改 善 さ せ る こ と が で き る の だ 。 イ ン ス リ ン 抵 抗 性 の 糖 尿 病 の 段 階 で は 完 治 が 期 待 で き る  糖 を 利 用 で き な い か ら、 糖 を 摂 ら な い の で は な く、 糖 を 利 用 で き る よ う 努 力 ( 運 動 ) す る 。 糖 質 制 限 と は 違 い ポ ジ テ ィ ブ な 方 法 で あ る 。 糖 質 を 避 け て ば か り い る と 膵 臓 の β 細 胞 は 怠 け、 益 々 使 い も の に な ら な く な り ま す よ 汗 を 流 さ な き ゃ ネ ~


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